2022/04/28 のログ
リス > 「誰かがいれば、良いんだけど……むしろ、雑談だけでも、と思うんだけどねー。」

 ちゃぷん、とお湯を掛けながら、全身を浸からせる少女は、大きなお風呂の中は、足を延ばして休める。
 全身にかけ湯をしてから、肌を温めて、少し大きく呼吸を繰り返す、暖かな吐息を吐き出し、吸い上げる。
 股間は、一寸パワーを持ってしまっている、溜まっているのは理解しているのだけども……。
 まあ、仕方がないと思う所もある。
 白い肌は、ほんのりと温められて桜色に色付いていて。発情をしているのは理解してるけれど。
 流石に、お風呂で自慰行為をして、吐き出すわけにもいかない。
 だから、気を紛らわせてくれる会話相手か。
 若しくは―――確り抱きしめて、吐き出してしまいたい。

 どちらにしろ、少女は人恋しいというのはある。
 忙しかったのもあって、家族とも会えてなかったここ最近。
 家に帰ってもいなかったり寝てたりで寂しい事この上なかったし。

 だから、期待を込めて、湯気の方を、誰かが来ないかな、と見つめるのだった。

ご案内:「九頭龍の水浴び場/ふたなり浴場」にラフィティさんが現れました。
ラフィティ > お湯は苦手、というよりも体が濡れるのが苦手だった。
猫のミレー族である以上、体が濡れるというのはどうしても嫌悪感が残ってしまう。
しかし、お嬢様がそこで一人寂しくいるというのに、自分が行かないわけにはいかない。

しかし、意を決して近寄ろうとしても、どうしても水への嫌悪感以上に、羞恥心が湧き上がってきてしまう。
股間に生えているそれが反応してしまっているけれども、それもまた生理的な現象。

「あ、あの~……。お、お話だけなら、ボクでも…。」

大丈夫かな、と思いながら遠巻きに、ラフィティは大好きなご主人さまに行ってみる。
タオルを巻き付けて、できる限り露出を抑えているのだがそれd目お園、ふくよかな胸と尻尾をごまかすことが出来ない。
胸元を隠し、内またになって前かがみになりつつ、お湯から結構離れたところで、らふぃてくは聞こえるか投下の声で、そういってみた。

静かな場所だ、その声はよく響くだろう。

リス > 「あら、ラフィ。
 無理はしなくてもいいのよ?」

 彼女はお風呂が嫌いなのは、昔から知っている。彼女は自分の個人的な使用人―――というよりも。
 自分が、自分の小遣いで買った奴隷なのだ。
 自分直属の彼女だから、他の奴隷とは毛色が違い、自分の身の回りを任せている。
 よく知る彼女だからこそ、彼女がお風呂が苦手だ。
 だからこそ、彼女からのお話はとても嬉しい事だけど無理をさせたくはないのは、リスの心理だ。

「大丈夫なら、お願いしたい所、だけど。
 お話だけなら、お風呂から出て、行おうか?」

 自分は十分に温まっていたのだから、彼女が苦手で無理な場所に長くいる必要はなさそうだし。
 それに、彼女の苦手意識の現われだ、お風呂から離れての場所なのだ。
 ざぶり、と音を立ててお風呂から立ち上がれば、マナーだから、とタオルの無い肌。
 濡れた肌は水滴を弾いて滑るように落ちていく。
 肌を隠してないから、乳房も、股間にある肉棒も、彼女に見えるだろう。
 リスを見れば、温泉で温まっている股間は、確りと立ち上がっていて。

「とりあえず、部屋に移動して、休憩しながらでも、良いのよ?」

 そうする?少女はにこやかに、問いかける。

ラフィティ > ラフィティは首を横に振った。
出来る限りご主人様のそばに居たいと思っているからこそ、苦手でもなんとか克服しようと思っている。
それに、できるだけきれいにしておきなさいと言われているので。

ご主人様にしてみたら、自分のお小遣いで買ったミレー族を傍に置いているのだ。
そんな自分が、汚い姿で公然にいてはどうしても妙な噂が立ってしまうだろう。
そのまま、お店の評判を落としてしまうことにもなりかねない。

「だ、大丈夫ですっ!れ、練習…練習すればきっと…っ!」

お話だけでもいいのだけれども、やっぱりそばに居たいから。

それにしても、ご主人の身体は本当に綺麗だと思う。
スタイルもよく、そんな彼女が自分と同い年名だなんて信じられないくらいに。

ただ、股間から生えているそれだけは…やっぱり、直視することが出来なくて目をそらしてしまう。
ここのところ、少しでもこっちでも…と思っているのだが。

「あのあのっ……ぼ、ボクもお風呂に入るので、ちょっと見ててください、ですっ」

リス > 「――――そう?」

 彼女は、首を横に振って、自分で何かしらを行おうとしているのが判る。
 無理をして貰いたくはないけれど、彼女が自分から行おうとしている事、自分で克服しようとすることが見て取れる。
 其れに関しては、少女は何も言う事はない、努力に関しては応援することにする。
 彼女の考える通りに、清潔は、身だしなみは必要な事だし、彼女は、それを弁えているのが判るから。

 もともと身ぎれいにしているけれど、お風呂に入って、もっと綺麗になろうとするなら。と。

「それなら、おいで?
 頑張ったなら、何か、ご褒美をあげるわ?」

 くす、と笑うリスは、両手を広げてドウゾおいで、と。
 近づいてくる彼女、一歩、一歩、近づいてくる彼女を待つ少女。
 近づいたら、ちゃんと腕を伸ばして、抱き締めて見せる積りだ。

ラフィティ > 「――――ご褒美、ですかっ!?」

ご褒美、と聞いて頑張らないわけにはいかなかった。
ラフィティは頭の中で何をしてもらおうかといきなりそっちから妄想を始める。

抱きしめてもらってもいいし、頭を撫でてもらうだけでもいい。
ベッドで添い寝も捨てがたいし、などなど、などなど。

しかし、それをもらうためにはまず、このお湯につかるという行為をしなければならないのだ。
意を決し、タオルを外して少しずつ、お湯に近づいていく。

「みゅうぅ~……。」

しかし、やっぱりこの、煙が出ている水はどうにも嫌が先に出る。
入れば気持ちいい、というのは間違いないのだろうけれど、汚れを落とすなら水でも一向にかまわないじゃないか。
毎回、先輩メイドたちにすったもんだの末に洗われているラフィティは、これで疲れをいやす、という行為がどうしても理解できない。

「………えいっ!」

意を決して、ラフィティはお湯の中に飛び込むような形で湯船に入る。
お風呂は、もっと静かに入りましょう。

リス > 「自分から努力をするのだもの。
 その頑張りにご褒美は、必要でしょう?
 嫌いな物に立ち向かうんだから。」

 ね?と首をことりとかしげて笑って見せる、甘く微笑んで、どうぞどうぞ、と。
 しかし、当の本には、何処かに思考を飛ばしているのか、見てない気もするけれど。
 まあ、それはそれでいいや、なんて笑うのだった。

「頑張れ♡、頑張れ♡」

 逡巡している様子の彼女、種族的な苦手が強いのだろう、水に浸かりたくないと思っているのが目に見て取れる。
 それでも、彼女は、自分から言い出しているのだ。
 そして、入ろうとしているのが見て取れるから、応援しながら待つことにして。
 彼女が、同い年、というのが少し信じられないかもしれないくらいに、怖がっている。
 応援の言葉を伝えながら、静かに待っていて。

「わぷっ!」


 ばしゃぁん、と大きな音を立ててはいる彼女。
 飛び込んだので、お湯が大きく自分に掛かったのだ。
 思わず、少女は顔に掛かるお湯に目を白黒させて。
 それでも、湯船に入った彼女に近づいて、優しく抱き留める。

「良く、出来ました。」

 良い子、良い子、と彼女の頭を撫でるリス。

ラフィティ > 「あわっ、あわああああっ…っ!!」

お湯がかかってしまったことを詫びる余裕もなかった。
お尻から生えている尻尾はピンと立ち、お湯の中で暴れまわる。
濡れている、体全身が濡れてしまっている。
このまま溺れてしまうんじゃないか、自分はここで死ぬんだろうか。
そんなことが頭の中で掛け目ぶり、恐怖が全身を覆う。

「あヤァぁぁっ…あ、あうううぅぅ……。」

びぃびぃ泣きながらも、ご主人さまにしがみつく。
本気で怖いものを味わうのは、奴隷市場にいたとき以来だった。

「が、頑張りましたぁ……ボク、頑張ったぁ‥…?」

涙目で、ご主人様を見上げている。
うるうると潤むその目は、決してお湯のせいではないだろう。

リス > 「よし、よし、よし、よし。」

 お風呂なのだし、全身濡れているので、別にお湯がかかった事に関して、リスは特に気にならなかった。
 ぶるぶると震えている彼女、全身を濡らしているのに、震えているのは寒いからではないのだろう。
 怯えているのが判るからこそ、腕を伸ばして優しく彼女の頭を撫でて、抱き締め続ける。

「大丈夫よ、ラフィ。
 大丈夫だから、貴女は、大丈夫、私がいるわ、私がちゃんと抱きしめて、受け止めてあげるから。」

 安心させるように優しく彼女に言葉を囁いて、確りと抱きしめる。
 濡れる肌を包み込むようにして、彼女を撫でる。
 子供のように泣き叫ぶ彼女に背中をポンポンと撫でて、あやして見せた。

「頑張ったわ、大丈夫よラフィ。
 だから、ちゃんとご褒美もあげるから、後でちゃんと相談しよう、ね。
 でも今は、ゆっくりしましょう?」

 そうはいっても、このままお湯に浸からせるのはかわいそうだ。
 だから、お風呂の縁まで彼女を抱きしめたまま連れて移動して、腰を下ろす。
 お風呂の縁に座らせて、小さな彼女を抱き上げる。
 自分の上に座らせる。
 ちゃんと、挿入しないように気を使いながら座らせる。
 足だけお湯を入れる足湯状態にしながら、彼女と共にお風呂を楽しもうと。

 そして、彼女のお風呂克服を見守って、ご褒美は後日、と言う事になったそうな―――

ご案内:「九頭龍の水浴び場/ふたなり浴場」からラフィティさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場/ふたなり浴場」からリスさんが去りました。