2022/04/22 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にシャルティアさんが現れました。
シャルティア > 旅館の1F、格安―――寝れればよい、というような窓の外の見晴らしも悪い素泊まりの客室
その素泊まり室が並ぶ奥にある温泉―――の更に奥、温泉目当てではもう人がいくのも面倒だし少々遠い場所にも温泉がある。完全な天然かけながしで温泉自体も広い、鍾乳石のような岩肌に囲まれ、温泉としては最高なのだが―――いかんせん不便というのはそれ以上にきびしいのだ。立地は大事である

さて、そんな秘湯にもなってしまった温泉に珍しくお客がいる。
お客、といってもまだ子供だ
ころころした可愛い顔立ちの少年は足を伸ばし半身浴をしている。少年――というより幼く、少々危なっかしくも見えてしまうような子供だ

「おーんせん♪ おーんせん♪
温泉でー・ぽかぽかなったらー♪ あいすとー、いちご牛乳ー♪」

歌声はきれいなソプラノボイスだ、まさに天使の歌声といっていい。聖歌を歌わせればきっと経験な神父や修道士なら感動もしよう。
――が、歌うのは温泉のうたであり音程もちょっとあやしいだけでなく即興でその場その場で思いついてるだけなので、音程も結構怪しいのだ

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からシャルティアさんが去りました。