2022/03/06 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にセルシアさんが現れました。
セルシア > 朝風呂は、今日一日を過ごす前の癒しである。

なんて言葉は建前。
この時間は人が疎らだから、その時間を狙って入りに来ているのだ。
どうしても人前というのは慣れないし、というのもある。
当たり前の事ではあるが、ここは女風呂、混浴なんてとんでもない。
偶にふたなりの人も入っているらしいが、そんな人は話でしか聞いた事はなく。
少女からすれば噂程度のもの。

腰まで伸びる髪を二つのお団子状に纏め、頭にタオルを乗せ、湯船の中で寛ぐ。
もちろん、目立たない端っこの、更に目立たない隅っこで。
湯気に覆われたこの温泉内、これほど安心出来る場所はない。

セルシア > それでも、どうしても移動しなければならない場所はある。
湯船から上がり、向かう先である洗い場だ。

やはり選ぶのは端っこで、そこにある椅子に腰を下ろす。
まずは髪の毛から、それを終えれば上から下へと順に洗っていく感じに。
シャンプーや石鹸の良い香りを感じながら、泡立てて優しく洗ってゆくのだ。
とはいっても長い髪の為、まず髪の毛を洗っているだけで結構時間が掛かるみたいで。
こんな時、髪の毛の短い人は羨ましいな、とか思ってしまう。
長い髪は自慢なので、切るつもりはないのだけれども。

ちなみに髪を洗う時はシャンプーハット必須。
洗剤が目に入って痛いから、なんて子供みたいな理由とは言えないのだが。
使っている時点でお察しである。

セルシア > 髪を洗えば、次は体を洗い。
体を綺麗にした後は湯船に浸かり再び寛ぐ時間。
そうしてのんびりとした時間を過ごし、温泉を後にするのだった。
また変わらぬ一日を過ごす為に。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からセルシアさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にフェリーチェさんが現れました。
フェリーチェ > 多種多様な湯が楽しめるという宣伝文句に嘘はなかった。
そう心のなかで評したのは、最近色々とあった疲れを癒そうと宿に一泊中の少女である。

真っ白い薄手の浴衣を羽織ったような湯衣姿で踏み入れた場所は、自然の谷底をほぼそのまま利用した温泉。
少女の背丈を超える岩がそこかしこに立ち並び、周囲を囲う崖からは小規模の滝がいくつも流れ込んでいる。
滝によって生じた湯気と飛沫で10m先さえぼやけるモヤが掛かった光景は、幻想的とさえ言える。

そして、自然の風景ばかりでなく温泉施設としても上等なものだった。
華奢な裸足が傷つかないくらいまで削り丸められた岩場は、しっとりと濡れて温泉の暖かさを伝えてくる。
ブドウの房みたいに連なった多数の小池が小区画の湯船となっている。
それぞれの湯船に勢いよく湯が流れ込んでは戻り、それはまるで天然のジャグジーである。

湯衣をたくし上げた少女は、まずは一つの湯船の縁に腰掛けて足湯の要領で温泉に脹脛までを浸ける。
小さな泡と共に緩やかなお湯の流れを感じていると、少女の口から無意識の溜め息が溢れる。

フェリーチェ > じっくりと足を温めたら、次は掛け湯。
手でお湯を掬って、膝、下腹部、お腹全体、胸元、それから肩まで。
白い肌は薄っすらと桃色に移ろい、お湯を吸った湯衣が張り付いて控えめな凹凸も見えてくる。
線が細く局所的には目立たないまでも、まだ幼くわずかに出っ張る下腹や膨らみかけの胸の小山は分かるくらいに……。
無毛の割れ目はたくし上げた湯衣の厚みのおかげで辛うじて見えない。
それから、下腹部には加護の文様もうっすら透けて、白い湯衣越しには薄い水色の様相。

岩と霧のおかげで開放感が有りながらも通常の露天風呂より目隠しが多く、その姿が気になることはない。
なんなら上機嫌の少女は、鼻歌まで歌い出す始末。

「るるるー★〜〜〜〜……ーーっ〜〜〜■△★〜〜♪
 らんららふふ〜んーーーーー〜〜♪」

温泉の滝が飛沫を上げる音に、少女のソプラノがBGMとして加わる。

フェリーチェ > (用意しておいた手紙の文面を間違って二度使ってしまったかのようなデジャブを感じる……まあ良いか)

漂う湯けむりから感じられる程には身体にかけたお湯は熱くない。
けれど、舞い上がった湯気の効果で低温サウナのような心地よさを持続してくれる。
お尻の下から感じられる岩盤の暖かさもまた一役買っているのだろう。
ほどよく火照ってきたところで、腰を捻りながらお湯の中へと身体を滑らせた。

「あ、段差になってる……もう少し深いのかな?
 んっしょっと、はふぅ〜♪」

透明度は高いのだがけぶる湯気で足元まで見えづらく、爪先で探り探り身体を浸していく。
浮いた湯衣を押さえてお腹に添えながら胸元付近まで浸かれば、じんわりと身体の芯まで届くような暖かさ。
思わず頬を緩めて息を吐き、ゆるい傾斜を作った段差に背中を委ねる。

フェリーチェ > 多数ある他の小池から、温泉が流れ込んでは出ていく流れに身体が微かに引っ張られる。
腕を伸ばせば湯衣の袖も流れに乗って水面で波打ち、浸してしまった髪の毛もゆらゆらと一緒にたゆたう様子を見れば、全身から力が抜けていくようだ。
更に腰を前にずらしてもう少し深く潜ってしまえば、支えが微妙になった身体がお湯の流れと一体化したようにすら錯覚する。

「ゆ〜ら〜、ゆら〜、ふぅ〜……わぁ〜……。
 お湯に溶けていっちゃいそぉ〜……♪
 このまま眠ったらとっても素敵な夢が見られるんだろうなぁ、危ないけど」

さっきまで掛け湯をしながら座っていた岩に頭を預け、半分身体を浮かせてすっかりくつろぎモードに入ってしまった。
薄目で見上げても眩しい夕日は目に入らず、白い靄が空を柔和な色合いへ変えている。

フェリーチェ > このままでは本当に寝入るまで長湯をしてしまいそうだ。
名残惜しさを胸中に残しつつ、本日の夕餉への楽しみに心を移ろわせながら少女は温泉をあとにした。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からフェリーチェさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場 混浴露天風呂」にロスマリヌスさんが現れました。
ロスマリヌス > 「ほふー……今日もお仕事がんばりましたぁ」

夜更けの露天風呂には、湯に肩まで浸かり目を細めて満喫する少女の姿があった。
幼げに見える少女が、こんな時間に一人で……というだけでも見る人によっては異様な光景かもしれないが、本当に常軌を逸しているのは湯に浮いた二つの膨らみだ。
明らかに本人の頭より大きなそれは、上半分、もとい三分の一ほどが水面から出ていて、少女はそれを温めるように上から押さえつけている。
そのあまりの自然さに、普通の人物はそれが乳房だと認識するのも難しいかもしれない。

「身体を綺麗にするのはもちろんですけど、お湯に浸かるのは気持ちいいです……うふふ」

そんな異常事態の当人は、ごく当たり前とでも言わんばかりにニコニコと微笑みながら、温かい湯と美しい夜空を満喫していた。

ロスマリヌス > 「ほふぅ……」

しばらく湯に浸かって、まったりとくつろいでいたロスマリヌス。
しかし、どんどん顔が赤くなっているのは、自分の身体の異様さが恥ずかしくなったから……などではなく、

「ふぁっ、の、のぼせちゃいそう……なごりおしいけど、そろそろあがろう、かな……うふふ、今日のお風呂あがりは何を飲もうかなぁ……♪」

湯からあがり、ぺちぺちと足音を立てながら脱衣所へと向かう。
その軽い足取りとともに、盛大に弾む超乳が周囲の視線を集めるのは自然な成り行きではあったが、本人は気にする様子もなさそうだった。

ご案内:「九頭龍の水浴び場 混浴露天風呂」からロスマリヌスさんが去りました。