2022/02/11 のログ
■リス > 「は、ふ。」
そろそろ長湯をし過ぎたのだろうか。
肌はほんのりと紅くなっていて、頭が熱くなってきた、竜だから人よりは熱には強いはずだが。
ずっとお風呂に入って居れば、熱くなってしまうのだろう。
このままでは逆上せて倒れてしまうかもしれないからと、少女はふらりと立ち上がる。
確か、水風呂は在ったはず、と。
ふらふらしながら、水風呂の方へ行って、躰を冷やして。
それから、脱衣所へと移動して、体をふいて服を着て。
温泉から出ていくのだった――――
ご案内:「九頭龍の水浴び場/ふたなり浴場」からリスさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にキールさんが現れました。
■キール > 広い湯船を満たす透明な湯。
湯床は岩を切り出した平らな板が敷き詰められており、その合わせ目からはポコポコと細かい気泡が吹きあがり肌を擽る。
そんな湯に浸かりながら湯船の中央に置かれた大きな岩に背を預け、寛ぐ男。
分厚い胸板に太い首と鍛え上げられた体。
身長に比すると浅いため、湯から出ているのは胸から上。
時折尻を滑らせ肩まで使ったり、手酌で湯を掬い肩や首に擦り込んでいる。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にアライダさんが現れました。
■アライダ > ペタペタと足音をさせて無警戒に歩く女が一人。
腕に覚えがあるのか、別段に周囲を警戒する様子はない。
男が先客としてくつろいでいる姿は、ちょうど岩が影になって見つけられなかったらしく、軽く身体を洗い終えるとちゃぽりと湯に浸かる。
時間で性別ごとの入場を区切っているのか、そもそも混浴なのかは知らないが、温泉の利用について従業員に確認したところ「どうぞお寛ぎくださいね」と聞かされていたため、肌をくすぐる気泡に、時折みじろぎしながらも、リラックスした様子で空を眺めていた。
■キール > 寛いでいると、湯や気泡が立てる音に混ざる足音。
そして、自身が浸かっている湯船に来客があったことが水音と、波で分かる。
どんな者かと岩陰から少し顔を覗かせればグラマラスな、戦場の匂いを纏う女。
男の傍には氷と、その中で冷やされている酒瓶の入った舟。
舟を岩影になっている自分の傍から相手が見える様に船尾を指で押し出してから顔を出し。
「よぉ。 良かったら一緒に酒でも飲みながら愉しまないか?」
リラックスし、空を見上げる女に声をかけた。
■アライダ > 思いがけない声に、ぱっと正面を見る。
その視界にまず映ったのは、酒瓶を乗せた船。
女が男の入る湯に来たことに対して、相手に妙な臆面がないのを声色から聞き取れば、詫びるのも逆に無粋かと考えて、こくりと頷いた。
「愉しそうな誘いありがとう。……ご相伴に預からせてもらおうか」
ちゃぽりと湯を揺らして立ち上がり、相手の方へ近付いていく。
裸体を晒すことに恥じらいはあまり無い、戦場では男に裸体を見られることを気にするゆとりもそう無かったせいだろう。
特に、戦場を渡り歩いてきたと体躯で語るような男を前にすれば、野営地にいた頃のことを鮮明に思い出せる。
男の正面に腰を下ろし、酒瓶を手にして、まずは相手に一献というように、注ぎ口を向けた。
■キール > 舟を押し出し、声を掛ければ女の頭が動き目線が空から舟、そして自分へと向けられる。
相手が誘いに応え、惜しげも無く裸体を晒しながらこちらに近づいてくる。
それにより起きた波が酒瓶の入った舟をゆらゆらと揺らしていく。
相手が男を見る様に女も相手を見る。
鍛えられた太腿に尻やお腹、そして歩く度に揺れる胸を持つ褐色の肌の女。
「一人で暇をしていたからな。 あぁ、俺はキールだ。」
酒瓶を手にした相手が男に注ぎ口を向ければ受ける様に大きめの猪口を舟から取りその中に注いででもらいながらの自己紹介。
次は自分の番と相手から酒瓶を受け取り、次ぎ口を相手に向ける。
舟の上には男と同じサイズの大きめの猪口、普通の猪口、小さめの猪口と氷の上に置かれている。
■アライダ > 自分の体を眺める相手の視線に、初めてぞくりと背筋が震える。
ただ視界に入るのであれば気にすることはない。だが、兵士としてではなく、女として見られるのであれば、話は少し別だ。
胸の先が緊張するように、ツンと立つ。
それでも表情は変えないまま、普通の猪口を手に取り、相手の注いでくれる酒を受け取った。
「キールか。……はじめまして。あたしはアライダ。傭兵稼業なんだ」
手短に名乗る。
こくりと流し込めば、喉を伝う冷酒が心地よい。
ふぅ、と、思わず息がこぼれる。
「……あぁ……。これは旨いな……。温泉の中の酒がこんなに良いなんて知らなかった。よく冷えてる」
猪口はすぐに空になる。差しつ差されつを繰り返すうち、心地よさげな笑みがこぼれただろう。
■キール > 肉付きの良い女で戦場の匂いを感じたと思えば向けた視線に反応する様にツンと立つその存在についつい視線が向けられる。
男の正面に腰を下ろす相手の顔を眺めながら酒を注がれ、注ぎ返し。
「よろしく。 傭兵稼業か。 まぁ 俺は冒険者をやったり傭兵をやったり、護衛をしたりいろいろだな。」
相手が飲むのに合わせて、男も酒を楽しんでいく。
冷酒は米から作られたという透明な酒。
キリっとした味わいと芳醇な香り、後口は僅かに甘く、後を引く。
度数は強く、湯の中で温められ血の巡りの良くなった体だと、あっという間に回るかもしれないが、巨躯の男は頑丈なため、水の様に楽しんでいる。
「だろう? 贅沢な楽しみだ。 ただ、一人だと少し味気ないがな。 今はアライダのお陰で格別だ。」
心地よさげな笑みを浮かべる相手を見れば、つい女が欲しくなり湯の中で男根が僅かに固くなるが船を挟んだ相手の視界に映るかどうか、揺らめく水面の反射でさらに見辛いであろうが男は気にしない。
「だが、いい女をただ見ているだけというのも味気が無いな。」
そう小さくつぶやくと腰を浮かし、女のすぐ隣へと移動し始める男。
巨体が動けば波が立ち、倒れないまでも酒を摘んだ舟を波が打ち、チャプ、と音を立て揺らしていく。
相手が逃げなければ、隣に腰を下ろし、女の肩に腕を伸ばし男の分厚い胸へと引き寄せようとする。
逃げようとすれば、立ち上がるその足を大きな手がさっとつかむことになるだろう。
■アライダ > 「似たような感じだ。金が必要になればダンジョンにも潜るし、用心棒もやる。……なんだ、同業同士だな」
屈託なく笑いながら、後を引く酒の味が癖になったようで、ついつい、先へ先へと酒を飲み続けてしまう。
「格別か…。それは嬉しい、……。ダメだ、ちょっと調子に乗って飲みすぎた……あたしもう、のぼせたかもしれない」
湯の温度と酒と、女として見られる感覚がないまぜになっていく。
「……旨い酒だった、ほんとに…。あとで、買った場所……」
そう尋ねようとした視界に、主張し始めた男根が映る。
女として意識される感覚と、雄としての相手に惹かれる感覚に、こくりと思わず喉を鳴らした。
相手が隣へ来れば、くらくらとし始めた身体を預けるようにどさりと体重を預けた。
色欲が、じわじわと湧いてきて、身体を撫でるような気泡のひとつひとつがもどかしい。秘部の敏感な場所をくすぐる泡に、ぴく、と身体が跳ねる。
「……キール」
名前を呼ぶ声に、上ずった色が滲んだ。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からアライダさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にアライダさんが現れました。
■キール > 「そのようだな。」
楽し気な笑みを返しながら、早いペースで酒を飲む相手を見ながら、むくりと鎌首を擡げ始める男根。
「そのようだが、湯の中での酒は回るのが早いからな。 回りやすいぞ?」
楽しげに笑いながら手の中の猪口を揺らしてから酒の香りを楽しんでから、一口。
視界の端に男根を治めたのか、小さく揺れる喉の動きを眺めながら、隣に腰を下ろし、肩を抱き寄せる。
鍛えながらも柔らかい女の体が分厚く硬い男の胸板へと倒れる様に身を預け、体を揺らしながら上擦った声で自身の名前を囁かれる。
そんな女の体を抱きながら、猪口を舟に詰められた氷の上に置き、氷を撫でて手を少し冷やしてから、女の首元を撫でる。
氷によって冷えた水を纏う指先で女の頸動脈を指先で、親指で先程揺れた喉なぞりながら顎先へと手を滑らせ、湯と酒で火照った女の肌の熱を男は感じながら顎先へとたどり着いた指で上を向かせる。
自然と絡み合う視線。
女を求めぎらつく猛禽染みた鋭い男の瞳が相手を見つめ。
「アライダ。」
肩に回した腕ががっちりと女の体を捕らえ、低い声で女の名前を囁いてから顔を近づけその唇を奪おうとする。
唇を重ねれば太い舌を女の口内にねじ込ませながら、顎に添えたひんやりとした手で女の横顔を包む様に撫でていく。
■アライダ > 冷えた手に触れられて、ビクッ、と分かりやすく身体が跳ねる。
急所に近い頸動脈を無防備に触れられて、命を握られるのに近い緊張と、男に触れられる興奮で、また脚が震えた。
男の導きに従って、顎先を、すっとキールへ向けた。
相手の首の後ろへ手をかけて、軽く引き寄せようとする。
与えられる口づけを、欲しいがままに貪った。
横顔を撫でてくれる手付きが気持ちよくて、自然と呼吸が乱れていく。
劣情がうずいて仕方ない。
熱が火照って仕方ない。
男がくれる快楽が、酒にせよ、指先にせよ、心地よくて虜になっている。
「……キール、……、悪い、が、付き合ってほしい……」
褐色の肌でわかりにくいかもしれないが、頬がすでに紅潮している。
どろりと溶けた愛液が、しとどに秘部を濡らしている。
「…………まぐわってくれ」
相手の耳元に唇を寄せて、そっと囁いた。
■キール > 冷やした指先で首に触れれば跳ねる女の体。
男の武骨な指先が滑り咽と頸動脈という命に近い場所を愛撫するように滑り顎先を上げさせる。
首の後ろに手を掛けられ軽く引き寄せられるが、巨躯の男の体は小動もせず、相手から近ずく格好になる。
交わす口づけ、先ほどまで飲んでいた酒の甘みを楽しむように互いに貪る様に舌を絡め、男の指先が目尻や蟀谷を擽り掌で頬を包み撫でていく。
湯の中で火照った女の柔肌を感じながら僅かに離れた唇。
耳元に唇を寄せ囁かれれば、クツリと笑い、その頬に口付けを落とし囁きかける。
「随分と積極的だな。 安心しろ。アライダ、俺もそのつもりだ…。 たっぷりと、アライダの全てを俺が貪ってやる。」
囁き頬を擽ってから愉しげに笑みを浮かべ、男の口は首筋へと滑り、大きな口を開け女の喉を横から軽く噛み頸動脈を締めていく。
頬を撫でていた手一度離してから舟の中の氷を一つとり、湯の中へ。
手中に収めた氷を女の褐色の胸元に押し当ててから豊かな胸のふくらみを撫で、ツンと立った乳首を転がしてから軽く揉み、手はさらに下へ。
鍛えられた腹を撫でてから揺らめく足の付け根。
湯とは異なる愛液を滲ます秘所にごろりとした氷を押し付け転がす様に上下に揺らし、陰核が押しつぶされ転がされていく。
■アライダ > 相手の身体に、自分の体重を預けてぎゅっとしがみつく。
敏感になった身体は快楽に小さく震えているも、目は男をまっすぐに見据えたままだった。
目尻やこめかみを撫でる優しい手付きに、ふ、と表情がほどけて、とろける。
口の中に残る、酒と、相手の柔らかい味。こくりと喉を鳴らして飲みこんだところで、甘い囁きが与えられた。
小さく頷いた矢先、首筋にビリビリするような痛みが走る。
「っ、……ふ、……ぁ、あ゛ッ……♡」
少し濁りを残した甘い声が溢れる。
痛みと、急所を襲われる感覚と、与えられる熱量に、理性が一瞬に焼けそうになる。
相手の肩に爪を立てた瞬間、ひんやりとした感覚が与えられた。
氷で肌を撫で回されているのだと気が付き、余計に興奮が高まった。
自分の旨を弄ぶような仕草に、もどかしさが募ってしまう。
少し腰を動かして、相手の手にぎゅっと胸を押し付けながら、異種返しのように、相手の首筋に軽くカリ、と噛み付いた。
相手の指先が腹筋をなでおろし、自分の陰核を氷で押しつぶしてくる。
体感したことのない快楽に、背中が不自然に引きつって震えた。
「ぁ、……っ、んっ、……♡ ッ、……やばい、キール……、ビリビリする……っ」
酒気を帯びた吐息をこぼしながら、自分でも軽く腰を上下させる。
未知の心地よさに、じんわりと涙が滲んだ。
■キール > 与えるのは小さな快楽や触れ合い。
重ねる口づけと、指先で感じる女の滑らかな肌と柔らかな頬。
絡み合い、貪りあう舌が立てる水音を楽しんで。
離れた唇頬に重なり囁き、そのまま下へ。
急所を襲えば響く甘くくぐもった嬌声。
その刺激に肩に爪を立てられるが男の分厚い皮膚にわずかに喰い込むのみ。
そして、首筋に噛みつかれればそのじゃれ付きを楽しみ機嫌よく揺れる男の体。
相手が舌で男の頸動脈を擽れば力強い脈動が伝わるだろう。
押し付け返される胸を潰しながら軽く氷を治めた手のひらで撫でてから下へと滑る。
鍛えられた腹筋を指先で撫で楽しんでから秘所に押し付け陰核を氷で押しつぶしなぞり上げればひきつり震えながらも、自身の手の動きに合わせるように腰を上下させるアライダの秘所に氷を転がし、火照った体に鋭い刺激で犯していく。
悲鳴のような嬌声を聞きながら、男は噛み締めた喉が言葉を紡いだことによる振動を楽しみ、大きな舌でぬると喉を舐り吸い立て、絞め、緩めと女の脳に回る血流さえ犯していく。
「んっ ぢゅ… ちゅ… ふふ。 どうした? まだ始まったばかりだぞ?」
相手が体を揺する度にぱちゃぱちゃと響く水音と小刻みな波を楽しみながら氷を食い込ませる様に押し付け転がしたかと思えば、軽く当て撫でる様に滑らせていく。
氷で一瞬冷やされるが、手が動けばそこを再び温める湯と男の指先の熱。
喉を食み時折噛みながら囁いた後、肩に回した手を滑らせ、ムッチリとしたよく鍛えられた尻を揉みながら抱き寄せ、湯の中で組んだ男の太腿の上に滑らせながら男の胸板で女を包み込み押しつぶしていく。
抱き上げお横の体に向かい横坐させられた女の脇腹には男の強直がごりと押し付けられ体に押し込まれていく。
まだ半立ちながらも、鬼とオークの血の混じった巨躯の男の体、男根は常人離れした熱と太さ、そして硬さを持っている。
一方で手の中の氷は湯と二人の熱で溶けアライダの親指大になったそれ、しとどに愛液を溢れさせる秘所の中に中指で押し込んでいく。
「かぷ… ぢゅ… くく。 アライダがどんな風に啼くのかが楽しみだ…これからもっと、たっぷりと可愛がってやるぞ…」
ころりとした異物と男の太く長い指が中に潜り込み、深くまで氷を押し付けながら膣内をかき回し女を雌に変えるべく、女の理性を焼き払う様に喉を絞め、緩め、容赦なくせめていく。
■アライダ > 頭の奥がぼうっとする。
命のやり取りが巧い男なんだろう。首を直接占めるのではなく、噛み締め、舌で押し込み、脳の動きを鈍くさせられているのが分かる。
ただでさえ酒の周りで頭がぼうっとしているのに、そんなことまでされれば身体の自由はたやすく失われる。
反面で、身体に与えられる快楽への感度は高まっていくばかりだ。
相手の分厚い舌が肌をなぞっていくたびに、じれったいばかりの熱が下肢をしとどに濡らしていく。
「気持ち、良くて……、お前に、酔ってるんだ、今……」
腹部に押し当てられた剛直は、人間のそれとは大きく異なっていた。
何者なのだろうと相手の顔を見つめるも、答えが得られるはずもない。
じゅぷんっ、と氷の残りと相手の指を飲み込んでしまえば、熱と冷気のギャップに、思わずキツく内側を締め付けてしまった。
「んっ、……ぁあ……ふ、……っ、んぅ♡ あ、ぅ……ぁ、ぁあんッ♡」
鍛えられた腹筋が、また不規則に震えてしまう。
相手が奥をかき回すたび、温泉の湯とは違う液体が相手の指に絡みついていっただろう。
容赦のない責めに、女の表情はすっかり、甘くとろけてしまっている。
捕まるところや、自分の体の確かさを確認するように、相手の首筋に何度も吸い付いた。
柔らかな肉が、相手の手の中で何度も形を変える。
押し付けられた剛直へ指を伸ばし、湯の潤滑を借りてくちゅくちゅと扱き上げた。
自分ばかりが心地よくなっているのも違うだろう。
片手で上下にこすり、もう一方の手で亀頭の割れ目をこすりながら、相手の耳元や首筋に、何度もキスを落としていく。
「……これ。中に入れたら、壊れるんじゃないの……」
そう囁く声には、恐怖というより、好奇心と色欲が垣間見えるだろう。
■キール > 脳をも蕩けさせながらたっぷりと喉を愛撫し、食み、吸い付く男。
その肌の感触は熱く、下肢を愛撫する指や掌に柔らかくなっていく女の体を全身で愉しむ男。
囁かれた言葉に笑い。
「随分と可愛い事を言ってくれる。 これは男として答えなければな…」
笑ながら、秘所の中に氷を押し込めば熱と冷気のギャップにぎちぎちと指が締め付けられる。
その締め付けられる秘所を出し入れする指で撫で、中の氷を転がし、子宮口の周りを転がしたり、絡みつく膣に押し当て滑らせていく。
男の手淫によって漏れる甘い吐息を楽しみながら指に感じるとろとろの中をかき回し掌で恥丘ごと、陰核をすり潰し転がしていく。
そんな折、女の手強直に触れ、扱き先端を転がし始めれば、竿に浮かぶ血管が上下に揺れる手を擽り亀頭の先からは先走りがぬるりとあふれ出し女の細指に絡みつく。
首筋に吸い付かれ、耳元に寄せられる唇に男も応える様に褐色の肌を食み、舐り吸い上げながら、好奇心と色欲を垣間見せながらもすっかり甘く蕩けた女の顔を見つめる。
相手が体を寄せる度に柔らかな女の胸が毬のように男の分厚い胸板の上で潰れ転がり、ツンと張った乳首を硬い筋肉で転がしていく。
「あぁ、壊れるかもしれんな… それに、俺の男以外で物足りなくなるかもしれんぞ?」
等と笑いながらぐりっと強く指の腹で子宮口を愛撫し、尻を揉んでいた手を滑らせ脇腹を撫で上げていく。
「さて、もう準備は良いな。 アライダも興味津々のようだし、入る所を見せてやろう」
そう囁くと、片手を脇の下に差し込み女の体を支え、もう片手子宮口を深くまで押し上げる様にねじ込みながら、秘所を愛撫するために股座に差し込んだ男の手で相手の身体を支え、湯の水を纏いながら女の体を抱き上げる。
二人の体を包んでいた湯はざばぁっと音を立てた気のように流れ落ち、男は抱き上げた女を二人が背にしていた温泉の中に設置されている岩棚の上に座らせる。
そこで初めて直に相手の目に触れる剛直、男の臍の位置を超え、鳩尾と臍の中間辺りまでの長さ。
太さも男根というよりも棍棒の様にも見えるかもしれない。
中央がやや膨らみなだらかな直線を作り、亀頭はややえらを張り、カリの所は抉れ何か所の場所で容易に抜けなくなっている凶器のようなそれを見せつける。
「これから、たっぷりとアライダの体の中をかき回して犯したくて武者震いしているぞ…」
と、囁きながら秘所から糸引く指を抜き、何処まで入るか見やすくするようにまずは女の下腹に押し付けようとする。
押し付ければこれから女の中に入れるこてぇの歓喜の声を上げる様にびくっびくっと震え、鈴口から涎の様に水に先走りを交じらせながら擦り付けた褐色の肌へと雫がトロリと落ちていく。
■アライダ > こんな時、なんと言って女は甘えるのだろうと思う。
美しい絹をまとい、髪を結い上げ、丁寧に化粧を施した女は、どんな言葉で褒美をねだるのだろう。
ちゅぽんっ、と甘やかな音を立てて、自分の膣から相手の指が抜き出されていく。
岩の上に横たわらされて見上げれば、筋骨隆々の男が雄々しく笑んでいた。捕食者の目。強者の目。
自分の胸を、くにゅりと自分で揉み潰す。
与えられる刺激に期待するように、相手の先走りをまとった指で、ちゅくちゅくと陰核に触れて、潤滑を促す。
支度なら整っていた。
すっかり凶器のようになった男根を受け入れられるよう、身体はぐちゅぐちゅに溶け切っている。
自分の腹に押し付けられた陰茎がそそり立ち、だらだらと先走りをこぼしているのを見ただけで、また背筋が震えた。
自分の奥、どこまで届くか示すように、下腹に押し付けられた陰茎を、もう一度、手で捉えて、亀頭を中心にしごいていく。
「…………頼む。焦らさないで…………」
酒気まじりの桃色吐息をこぼして、キールの姿を見上げる。
岩の上に持ち上げられる前、とっさに手を伸ばして、酒瓶を手にとった。
酒瓶を傾け、もう一方の腕で、自分の胸を抑え込み、くっきりとした谷間を浮かせる。
自らの身体を盃に変えて、たゆりと、柔肉の杯を相手へ捧げる。
「……お前ばかりシラフで、狡いんだ……、お前も、溶けちまえ」
そうささやきながら、ふは、と、わずかに笑みをこぼした。
■キール > 丁寧に飾った女も好きだが、今相対する戦士のような女も男の好みであるのは確か。
岩の上に座らせ、笑みを向ければ、自身の指でぬらし、ほぐしていく様に見せつける男根はびくりと跳ねる。
そして、だらだらと先走りを零しながら下腹に押し付ける陰茎。亀頭に絡みつくその指先を先走りで汚しながら、指に絡みつかせていく。
「くく、いきなり入れたらそれこそ壊れるだろう?」
等と言葉を返したときに女が冷えた酒瓶を片手にしながら豊かな胸を抑え込み深い谷間を作る。
その中に注ぎ満たされる酒を楽し気に見詰める男の瞳は尚もギラリと鈍い光を帯びる。
立ち上る女の匂いに湯で温められた胸によって酒の匂いもさらに強くなる。
「くく、俺を酔い、蕩けさせてくれ。
あぁ、これから中に入れるからな、零さないでくれよ。 楽しみにしているのだからな」
そう囁きながらこちらを見詰めながら笑みを向ける相手の唇に自身の唇を重ね軽く啄んでから顔を離し、トロトロの濡れた秘所に亀頭を押し当てる。
竿に片手を添え、押し込めばたっぷりと愛撫し解した秘所でもミヂリと、軋んだ音が響くやもしれない。
だが、男はそこで待つことも辞める事もない互いの求めるままに腰を進め、さらに深くへと亀頭を捻じ込み竿を飲み込ませていく。
肉槍は女の中に広げると締め付ける膣口を撫でる様に竿が滑り、表面に複雑に浮かぶ血管がこりこりと膣口を刺激し、絡みつく中から愛液が押し出され男の竿を粘度の高い愛液で濡らしていく。
そして、男根の中央のふくらみを超えたあたりで、男は音が作り出した柔肉の盃に顔を寄せぢゅ、ぢゅと吸い舌でたゆっと揺れる柔らかい胸を舐り吸いながらアライダのしなやかな腰を掴み勢い良く男根を捻じ込んでいく。
その衝撃はズドンっとアライダの体を内側から殴りつけるかのように響き、中では子宮口に押し付けられた鈴口をと亀頭やねじ込まれる竿の長さによって膣が伸び、子宮が潰され女の胃や内臓を下から上に突き上げていく。
■アライダ > 相手から与えられる口づけに、素直に応じていく。
唇を開いて、ちゅ、ちゅ、と何度も相手の舌に吸い付いていくうち、くちゅりと陰核と陰茎が触れ合う音がした。
始まるのだと、考えただけで全身がゾクゾクと粟立つ。
ただのまぐわいではない、これから壊されるほど犯されるのだと、腹を括る。
それなのに、どこか愉しむような自分が居た。
決して、生娘じゃない。戦場でのうっぷんを晴らすように、獣じみた情欲をぶつけ合ったことなどいくらでもある。それなのに、自分の身体の奥をギチギチと押し広げられる感覚に、ひぅ、と、息が詰まった。
「ッ、……は、……っ、く……ん゛ッ、ぁああッ……!?」
奥までねじ込まれた瞬間、身体がぐっと弓なりに反った。
胸を抑える手が緩みそうになり、また双丘が揺れる。
下肢に与えられた熱が、自分の奥を壊していくのが分かった。
愛液が相手の陰茎にじゅくじゅくと絡みついていくが、それでも、内側を擦り上げられる感覚が緩むことはない。
「あ゛……ッ♡ ぁ、ぁああッ゛! 奥……ッ、壊れ……っ、……♡」
自分の身体を盃として、相手が酒をすすってくれるのが心地よい。
何度も胸を舐め上げられるのが気持ちよくて、相手の肩に額を預けた。
膣はひくひく震えながら、いっそうねだるように相手の竿に絡みつき、しつこいほどに扱き上げていく。
ぽたぽたと、結合部の間から愛液がこぼれていき、湯と混ざっていく。
相手の屈強な身体に抱きつきたくなる。だが、相手が自分の盃を飲み干してくれるまで、片腕を動かすわけにはいかない。そんな愚かしい従順さを抱えながらも、自分の奥ごと壊すような衝撃を受け止め、快楽を引きずり出されつつある。
子宮口を押しつぶされ、何度も亀頭でこすられるたび、とめどなく嬌声がこぼれる。
身体をがっちりと抱き込まれてしまえば、逃げ場のなさに危険を告げる警鐘が鳴る。
相手が一度腰を動かすたびに、太ももがぴくんと跳ねた。軽くイっているのは、膣の痙攣やとめどなく溢れる喘ぎ声で、相手にも一目瞭然だっただろう。
■キール > 普通であれば、怯え逃げるのが常であろうが、むしろ壊れる事すら楽しむような女の表情を男は楽し気に見詰めながら愛液でトロトロになった秘所の入口をミヂミヂ、ギチギチと押し広げていけば、喉が鳴り、体が弓なりに反らされる。
絡み付く膣を竿で撫で上げ、中から女の体を壊すかの様に摺り上げていく男根。
中をゴリゴリとかき回しながら壊し、自身の事を刻み込むかのように震え強請る様に絡みつく膣を竿で摺り上げぎちぎちと絡みつく締め付けに応える。
強調される寄せられた胸が作る深い盃に口を落し舐り吸い上げればあっという間に空になってしまうが、豊かな胸に残滓として残る酒をすすり、舌でぬるりと舐めあげれば僅かに感じる女の塩気。
それがまた酒の味を際立たせていく。
「おぉ、上等な器だ。 酒も猪口で飲むのとは別の上手さだ。 それに、そそる喘ぎ声と、ギチギチと絡みつく中も気持ち良いぜ」
がっちりとした下顎を空になった器に押し付けながら囁き、顔を上げれば相手に飲み切ったことが伝わるだろう。
子宮口を押し上げ、鈴口を擦り付けながら亀頭で揺らし、子宮ごと圧し潰す。
女の腰を掴む男の指が食い込みがっちりと固定をすると杭でも打ち込むかのように腰を打ち据えていく。
その度に二人の腰がぶつかり、湯や愛液が弾け、内側から何度も何度も女の体を叩き、その度に女の下腹部がボコりと膨らむ。
女が付く度に達しようと、そこでやめる事はせずにむしろ絶頂により蠢く秘所を更に蹂躙し、時に亀頭を押し付け潰した子宮を揺らし責め立てていく。
「アライダそう簡単に果てるなよ? 俺もっ 我慢して─ 溜まってるんだからな。 ほら、俺の形を覚えられるようにしっかり下腹に、力をっ込めろっ!」
ゴッ、グヂュ、ミヂ、鈍い音と粘着質な音、そして何かが壊れる音を響かせながら懸命に扱き上げる膣の動きに竿の血管を脈打たせ、力強く中で揺れながらあふれる先走りを溢れる膣に混じらせながらごりごりとカリや亀頭で絡みつく膣壁を犯していく。
もし、相手が重なる絶頂に気絶しそうになれば胸の頂を噛み、ツンと立った乳首に刺激を送ったり、肩に噛み跡が残る程に噛みついたり、震える太ももや尻を平手で叩き乾いた音を響かせ意識を引き戻そうとするだろう。
そして、相手が耐えようと男の首筋や肩に噛みついても、分厚い男の皮膚を破る事は出来ず、むしろ腰を叩きつけられ、突き上げられる力が強くなっていく。
■アライダ > 中を激しくこじ開けられ、ねじ伏せられていく感覚に、快楽で涙がこぼれていく。
はくはくと口を開閉させながらビクビクと体を震わせる姿を見れば、自分の意思や理性で身体をどうこう出来る領域とは程遠い状況にあると、ひと目で分かっただろう。
生殺与奪を握られているという点では、獲物と何ら変わらない。
体の奥がごちゅりと開かれて、ぐぷぐぷと危うい音が腹部からこぼれてくる。
気をやりそうになるたび、胸の先をつままれて甘ったるい声が漏れた。
「んっ、ぁ、♡ あ、ッ、……ぅ、ぁ」
鍛えられた腹筋を、下から陰茎がごりゅごりゅと押し上げてくる。
子宮を何度も潰されて犯される感覚に、呼吸が苦しくなって目の前が真っ白になる。
膣に力をギュッと込めて、男が果てるよう促す。
そうする間にも、何度も絶頂を迎えるせいで、男に絡みつく媚肉が細かに痙攣してしまう。
「あ゛ッ、……ひ、ぁぅ、……ぁああ♡ 気持ち、……ッ、ぁ、……♡」
ぷしゃ、と、不意に潮がこぼれた。
一度こぼれだすと、決壊してしまったようにとめどなく、結合部を濡らし続ける。
「……イって、いい……? キール、……甘イキ、ばっかり、……で、……っ」
あつい、どろどろしたものを、奥に、直接注いで欲しい。
そうねだるように、相手の耳元に囁いた。
■キール > 中を抉じ開け突き上げれば、揺らめく女の口と、震える体。蹂躙し、ねじ伏せる様にごづっと突き上げ粘着質な水音を響かせる。
気絶しそうになる度に胸の先を摘み、吸い上げたりしながら引き戻し、鍛え抜かれた腹筋を内側から押し上げ責め立てていく。
そして男の言葉に従順に膣を締め、男の子種を求める動きと痙攣し竿を撫で上げる感触と亀頭に絡みつく膣に中の男根はいきり立ち、びくびくと熱く震える。
男の短く吐き出される獣じみた吐息と女の熱く絡みつく様な甘い嬌声。
何度も突き上げる内に下肢を濡らすぬるりとした潮。
止めどなく溢れるそれを受けながら、耳元に唇を囁く女の言葉に小さく笑い。
片手で女の腰を掴んだままもう片手、涙や汗、唇の端から零れた涎でドロドロに溶けた女の横顔を包み込む様に撫で。
「いいぞ。 よく頑張ったなアライダ… 中に… たっぷり出してやるからな。 っ!!」
男も応える様に囁きながら最後のひと突き。
ズムっと鈍い音を響かせ突き込んでから、子宮口を押し開ける様にさらに亀頭を捻じ込むと、痙攣する膣の中、いきり立ち戦慄いていた男の男根が跳ねる。
ドクドクと熱く脈打ちながら尿道を駆け上がり、亀頭を膨らませ鈴口から大量の男の精が吹き上がり、押し開いた子宮口、潰れた子宮の中に奔流となって吐き出され始める。
その間も注いでいる間は一滴たりとも零さないとばかりに女の腰を掴む指が鍛えられた女の腰を掴み、食い込ませ、がっちりと抑え込んでいく。
子宮の壁を打つ精の奔流は脈動に合わせ中を湯よりも熱く感じさせる大量の精で真っ白に染め上げ潰れた子宮を膨らませていくかのようにたっぷりと常人離れした量が注ぎ込まれていく…。
■アライダ > 熱い精が体の奥へ勢いよく注がれる。白濁が子宮口をこじあけ、子宮壁を犯し尽くしていきながら自分の中を真っ白に染め上げていく。
自分の奥が、すっかりと彼の陰茎の形に変えられてしまったのが分かった。
始まる時と同じように、男の手が頬をなでてくれる。それが、酩酊する意識を絡め取る。
気絶さえ赦さない優しい束縛に、泡立った結合部がきゅんっと締め付けられた。
愛液まじりの白濁が、自分の中で何度もかき回されていく。
相手の陰茎が脈打つたび、気持ち良い場所を擦り上げられて声が漏れる。
まるで戦場の娼婦じみた、あられもない甘ったるい声がほとばしる。
人間離れした量の精液を受け止めたせいで、ぽこりと、下腹部が膨れ上がった。
射精が終わってもなお、身体は与えられる快楽に震え続けていた。
人間、というより、屈強な獣のような量を受け止めきれず、結合部から愛液混じりの精液がたらりとこぼれていく。
「ぁ……♡」
相手の手が自分の臀部や腰をがっちりと掴んでくれたのが、力強くて興奮してしまう。
鍛え上げられた胸板に額を擦り寄せて、ぴくぴくと肩を震わせながら、小さく喘ぎ声を漏らし続けた。
■キール > 大量の精が吐き出され、女の中を真っ白に染め上げていく。
そして、男の膣の価値に伸場された膣。
緩やかに絡みつく様に波立つその中を味わいながら最後の一滴まで注ぎ込みつつ女の顔を柔らかく大きな手で撫でれば、深くまで捻じ込んだ男根の根元がキュンっと締め付けられる。
女の口から零れるあられもなく甘ったるい嬌声と、膣の律動のままに最後の一滴まで注ぎ込む男。
そして、男の中に囚われた女の下腹部が内側に注がれる大量のせいによって膨れ上がったことを男の幾つもの盛り上げられた割れた腹筋で感じながら、
結合部からたらりと混ざり合った蜜を零しながら甘えるように自身の胸板に額を摺り寄せる女の頬や頭を優しく撫で、繋がったまま女の体を抱き上げ、腰から手を離し、女の背をポンポンとあやす様に撫で、涎や、涙を指で拭いながら、男の鍛えぬいた胸板と丸太のような腕で包み込む様に抱きしめ。
再び湯の中に浸かりながら男の胸元に額を寄せる女の頭、艶やかな黒髪にキスを落とし女の名前を低い声で囁きかけ、鍛えられた女の背筋や、腰、ヒクヒクと揺れる肩から指先を撫で男の熱を擦り込んでいく。
「アライダ。いつまでもそうしていたら俺の腕の中でイッた可愛い女のトロトロの顔が見れないだろう?」
と、耳元に口づけを落としながら囁きかけ、最初にふてた時の様に女の細い喉を撫で上げていく。
激しい交わりの後の緩やかな休憩を楽しみながら腕の中の女を包み込んでいく。
■アライダ > ぐったりと、男の腕の中で横たわり、女はぼんやりと目を閉じた。
「……気持ちよかった、……」
まだ身体を優しく撫でてくる指や、自分を抱きしめる腕の屈強さに、意識がふんわりと揺らいでいく。
ありがとう、と囁やこうとしたが、その余裕があったかどうかは曖昧だ。
男の腕の中で、快楽で意識を手放しそうになりながら、女はこくりと、一度小さく頷いた。
■キール > 初めての男との交わりによって意識を手放しそうになっている女。
体力が続けばまだもう少し貪るつもりだったが、気持ちよかったという差社きと共に力弱く頷く女の後ろ頭を撫で。
「ゆっくり休め。」
等と悪戯に笑い、男は女を自分の取った部屋へと連れていく。起きた相手がどうなったかはまた別の話。
■アライダ > 男に自分の体の一切を託して、女の意識がトぶ。
ゆっくりと休め、なんてことばが、まるでねぎらいのように響く。
「ありがとう」
小さく耳元にささやき、女は意識を失った。
部屋の中へと連れて行かれた女がどうなったかは、また別の話――。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からアライダさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からキールさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にファイネアさんが現れました。
■ファイネア > こく、と白い喉が動き、グラスの中の液体を飲んでいく。
ほうと吐く息には少しだけアルコールの匂い。
相変わらず良い酒出してるわね、と考えながらフォークで供された芋をつつく。
すでに湯からは上がり、備え付けの浴衣に着替えて食堂へ。
それが少し前の事。ゆっくりとした調子で酒と食事を楽しんでいる、という所。
ただ浴衣は若干着崩されたようになっており、ちらちらと胸元やふくらはぎが覗く。
歳若いとはいえそんな女が酒を嗜み、艶っぽい吐息を吐いていれば…。
通りかかる、主に男性の熱い視線を受けていた。
本人としてはそれほど気にした風もなく、見たいなら見れば?くらいのもの。
可愛い子でもいれば別なんでしょうけれど、と微かに視線を巡らせる。
眼鏡に叶う者がいれば、声でもかけようかしら?と考えはするが…さて。
■ファイネア > 「ん-…。」
残念ながら、眼鏡に叶う者は今日はいない様子。
しょうがない、と思って立ち上がる。
もうひと風呂浴びてからどうするか考えましょ、と食堂を去って行った。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からファイネアさんが去りました。