2021/12/01 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にダソさんが現れました。
■ダソ > 本格的に賑わう前の、真昼間の大浴場。
夜勤明けの仕事人や、夫が帰る前に身を清めに来た子連れの主婦などが訪れて、
その客足も落ち着き、ひとときの無人となった水浴び場…その、床に広がった水たまりがぷるぷると震えて、
徐々に渦巻きながら一箇所に集まり…肌色のスライムの集合体となって立ち上る。
「とぷっ…っ あれが、にんげん、 にんげんの、カラダ、う~んと…うん、しょ、うん、っしょ…っ」
スライム体は、じっくりと観察した人間の身体を真似るように、
一所懸命に粘液を5体へと伸ばし、頭と、足と、腕とを、
最初はヒトデのようなおおざっぱな不格好さで形取り…
自分が思い描いた人間の姿を形成していこうと試みる。
あるいは…この場に居合わせた、何者かの。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からダソさんが去りました。