2021/11/20 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からミシェルさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にロスマリヌスさんが現れました。
ロスマリヌス > 「ふぅ……」

九頭竜の水浴び場の混浴露天風呂。
夜も更けてきたからか人影は少ないものの皆無ではなく、またそのうちの一つは異常なシルエットをしていた。
肩まで湯に浸かっているにも関わらず、ぷかぷかと浮かび上がっているのは『豊か』どころか『デカい』としか言い様のない大きさの乳房で、

「いい気持ちですねぇ……うふふ、人のお手伝いをしたあとのお風呂は格別です♪」

その持ち主は少女らしい幼げな顔をして、小鳥のような可愛らしい声でそう呟いていた。
見る人によればそれだけで混乱するような異常な姿なものの、やっていることと言えばただ普通に湯に浸かっているだけで、むしろここの客としてはおとなしい部類と言ってもいいかもしれない。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」にストーンさんが現れました。
ストーン > 仕事終わりに汗を流すべく、俺は九頭龍の水浴び場と言う名の温泉施設へと足を運んだ。
この風呂はどこかで曳いてきた源泉を使っているらしく、受付の時点で独特の香りがする。

この街のことはまだあまり分かっていない俺だが、幸いにして風呂の入り方は変わらない。
布を手にし、掛かり湯をしてから湯に浸かるだけだ。

ただまあ、ここで予想外の出来事が起きる。
どうやら先客がいて、おまけに相手が女性だと言うことだ。

俺の知っている風呂では男女別れている所が多かったが、中には混浴もある。
まあ、今更慌てても仕方がない。
俺は浴槽の端で肩まで浸かってから先客に声を掛ける。

「やあ、良い湯だな。」

先客の女性は風呂を楽しんでいる様子だ。
聞こえた声色からは機嫌が良さそうだし、いきなり声をあげあられることもないだろう。
遠目で見ても分かるほどに綺麗な女性だ。
おまけに水面に浮かぶアレはとても大きい。
思わず視線を奪われる程に。

ロスマリヌス > 「あ、こんばんは。うふふ、本当にいいお湯ですねー」

声をかけられても特に驚くこともなく……相手の姿を見るとにこっと微笑んで挨拶をする。まるで昔からの知り合いにそうするかのようだけれど、実際のところは全くの初対面の相手だ。

「お一人ですか?あまり人がいなくて、ちょっぴり寂しかったから嬉しいです」

あくまで愛想よく口調も丁寧なものの、ぐいぐいと相手に懐いていく様は疑うことを知らない幼子のよう。相手が自分よりはるかに大柄な男だというのに、まるで物怖じする様子もなく。

ストーン > 「そうだな、こんな良い風呂が街の中にあるとは驚きだな。」

人柄が伺えそうな気持のよい笑みだ。
ともかくいきなり身構えられてしまうと言った事態にはならなそうで一安心。

「君もか?
俺もこっちに来て日が浅くてな。
話し相手になってくれるなら助かる。」

大きな双丘を揺らしながら近づいてくる女性。
俺は視線を時折奪われそうになりながらも口を開く。

「まずは自己紹介を。
俺はストーン。 最近この街に来たばかりだ。
君は何て言うんだ?」

ロスマリヌス > 「うふふ、とってもいいところですよ。お風呂だけじゃなくて、お食事もいただけますし……」

すでに仲のいい友人に話しかけるような調子でにこにこと会話を続ける。それは向こうも会話に乗ってくれるのがますます嬉しいからで、

「私でよければいくらでも!私はロスマリヌス……マリアとお呼びください、ストーン様」

相手のことをちょっと変わった名前だな、と思うけれど人のことは言えない。なにせ毎度毎度こうしてニックネームも含めて名乗っているくらいなのだ。
また湯に浸かると、当たり前のように浮かんでくる乳房の上部分にぱちゃぱちゃと湯をかけて温める。

ストーン > 「おまけに泊まったりもできるらしいからな。
もう少し金に余裕があれば頻繁に来れるんだがな。」

こんな美人といきなり知り合え、おまけに向こうも乗り気だ。
幸先の良さに思わず笑みが浮かぶ。

「マリア…良い名前だな。
マリアは普段何をしているんだ?
可愛らしいし、どこに居ても可笑しくはなさそうだが。」

大きな胸が冷えるらしく、たまに湯を掛けている。
当たり前の仕草なのだが俺の眼には少し刺激が強い。
おまけにこっちに来てから色々とご無沙汰だ。
顔を見て話しているはずが、時々魅入ってしまう。

ロスマリヌス > 「私も、お部屋に泊まったことはないです……うふふ、どんなお部屋があるんでしょう?」

普段は野宿が当たり前のロスマリヌスにとって、わざわざ高い金を払ってまで部屋で寝るという意味がよくわかっていない、というのもあるのだが。
とにもかくにも会話が出来ることが嬉しい、という様子で話し続ける。

「私ですか?普段は、皆さんに言われていろんなお手伝いをしてます。お掃除とか、冒険者の方についていったり……あ、あと、殿方にご奉仕をしたりとか……」

これという住み処も生業もなく、ふらふらとしている。その過程で娼婦のようなことをするのは珍しくなかった。

ストーン > 「俺も入ったのが初めてだからな。
もっと余裕が出来れば一度泊まるのもいいんだが。」

その時はこんな美人と泊まれればいいな、などと余計な想像が浮かんでくる。
やれやれ、余程疲れているのだろうか。

「なるほどな、それならこの後俺と楽しまないか?
流石にここで始めるわけにはいかんだろうし、
どこか部屋を借りてだな。」

マリアの反応から察しがついた瞬間、耳元で囁いていた。
この辺りで女を買う時の相場と思われる金額も提示して。
結構な金額だが仕方がない。
さて、向こうはどういう反応を示してくるだろうか。

ロスマリヌス > 「あ……えへ、そうですね……」

耳元で囁かれた言葉に驚いて一瞬ぽかんと口を開けてしまったけれど、断る理由などあるわけもなかった。例えタダでといわれても断らないかもしれないのだけど、提示された金額……以上に、『どこかで部屋を借りて』という言葉に好奇心が刺激されて、

「それじゃあ、よろしくお願いします、ストーン様。うふふ」

ぺこっと御辞儀をしてからこぼれた笑みは、娼婦というよりまるっきり幼い少女のそれで、新しい洋服でも買ってもらうような純粋な喜びがこもっていた。

ストーン > 幼さと色香を漂わせたマリアを連れ、浴場を後に…。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からストーンさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からロスマリヌスさんが去りました。