2021/11/07 のログ
■ボブ > (四阿で風を浴びる事しばし……身体から温泉の熱が取れてきた頃、男はゆっくりと長椅子から腰を上げて)
「さて……続いてもう一回露天風呂に向かってもいいが、少し気分を変えて屋内の大浴場の方にでも行ってみるか。
そっちも結構いい感じの浴室だしな」
(両手を上に上げて、軽く背伸びをしていけば男は露天風呂があるエリアを離れ、屋内へと姿を消していった)
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からボブさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にトーラスさんが現れました。
■トーラス > 王都マグメールの平民地区に存在する老舗の旅籠。
その名物は宿の名前の由来にもなっている、遠く九頭龍山脈から
魔導機械を用いてはるばる汲み上げているという温泉である。
宿泊客は勿論、日帰りの入浴客にも解放されている温泉は、
日々の疲れを癒そうとする人々に好評を博している。
「ふぅ、……いい湯だなぁ、っとくらぁ」
そんな宿名物の露天風呂に浸かるのは中年の冒険者。
少々音程の外れた感のある鼻歌を口ずさみながら
透明な湯に肩までを沈め、両手両足をだらしなく伸ばし切る。
湯船の脇には盆に載せられた盃があり、異国からの輸入品である
米で作られた酒をやりながら、朝からご機嫌ないい気分に浸っている。
紅葉色付く庭園の中に岩を組み上げて作られた混浴の露天風呂には、
彼以外の客の姿が見えず、事実上の貸切状態を存分に堪能していた。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からトーラスさんが去りました。