2021/09/16 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場/ふたなり浴場」にリスさんが現れました。
■リス > 「あっはぁ………、良い、お湯ぅ。」
平民地区にある、九頭龍温泉郷、九頭龍の水浴び場、そのふたなりや、女性専用のお風呂場がある。
九頭龍の水浴び場のお風呂に関しては、毎日お風呂の形や温泉の質が変わるので、うまく説明することは難しい。
今日のお風呂に関しては、波打ち際のような、砂浜と、ざざん、ざざん、と流れる海辺のお風呂だ。
海のように流れる波は、全てお湯であり、自分でかけ湯をしなくても自然とお湯がかかり、マッサージされていくのだ。
そんな心地よさに、少女は大きく息を吐き出し、全身を弛緩させて、お湯に身を預けていくことにする。
思考の片隅に、何かを忘れているような気がしなくもないが、まあ、それは其れと言う事にしておこう。
取り合えず、今はゆらりゆらゆらと、すこしぷかぷか、お湯に持ち上げられ、流されるという今現状を堪能する。
時折、くるり、と周囲を見回して、誰か、来ないかな、とチェックは忘れない。
■リス > 「うーん。む。」
ざざ、ん、ざざ、んと、お風呂のお湯が流れて、打ち寄せ、そして、滑るように去っていく。
その度に全身を新しいお湯の感触が包んで、滑って、降りて、また包む。
次から次から、新しいお湯の感触に、少女は満足そうに息を吐き出した。
マッサージをして貰って居るようにも、想えてしまうのだ。
「お風呂あがったら、マッサージ……も、良いかもしれないわね。」
しかし、このお店のマッサージは、果たして信用していいのだろうか。
このお店は、そういう事―――性的な物に、少しずつシフトして、知らぬうちに相手をエッチな事をしてしまうと言うのもあるのだ。
それを考えると、素直に、受けて良いものだろうか、と言う気になってしまうのである。
ちゃぷり、とお湯を揺らして少女は起き上がり、如何しようかしら、と空色の瞳を細めて悩む。
うーん、と、首を傾いで、悩んで。
■リス > ざばり、とお湯を掻き分けながら立ち上がり、少女は軽く息を吐き出した。
最後に、汗をぬぐう様に、ぶるり、ぶるぶると体を震わせて、軽く視線を向ける。
くぁ、と眠気が来たのか、欠伸を零してから、脱衣所へと向かっていく。
「マッサージは……もう少し、調べてから、でもいいかしら、ね。」
そんな風に呟いてから、少女は、脱衣所で体を拭いてから。
服を着て、取り合えず、近くで、軽食を食べて。
其のまま、去っていくのだった―――
ご案内:「九頭龍の水浴び場/ふたなり浴場」からリスさんが去りました。