2021/09/01 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場/ふたなり浴場」にリスさんが現れました。
リス > 九頭龍温泉郷、九頭龍の水浴び場。
 平民地区にある、東方の島国の様相を持つ宿屋、向こうの言葉で言えば、旅籠屋と言うのだったか、入り口の方に有った案内の文句を思い出して、少女は、温泉に身を漬けている。
 湯船に溢れんばかりに入っているお湯は、白い色をしているミルク風呂の様で、さらりと肌を滑るような感触のお風呂だ。
 肌の保湿をしてくれて、艶やかにしてくれる効能があるとの事だ。
 ぱちゃり、と己の体にかけ湯をしてみれば、白い肌に広がり、滑り落ちていくお湯は、ほんのりと温かく心地よい。
 はふ、と桜色の唇から吐息を零せば、温められた白い肌が、朱を帯びていく。

 風呂に入っているのは。リス・トゥルネソルと言う少女で、人ではなく、人と竜の相の子である人竜。
 トゥルネソル商会の三姉妹の長女でマグメール店の店長でもある。
 此処のお風呂がお気に入りで、仕事帰りにちょくちょく寄っては、お風呂に入っていくのだ。
 お風呂も気に入っているが。此処のお風呂、エッチなことが可能なお風呂もあり、ナンパ目的でも、有る。
 広いお風呂は、何人かの同じ目的の人が居るらしい、そして、既に、行為に耽る人も居るぐらいだ。
 そんなお風呂の中、少女はワクワクしていた。
 こう、可愛い女の子と、お近づきに慣れないかしら、凛々しい女性でも、熟女でも。

 にへ、とついつい頬を緩ませて、パチャリ、パチャリ、とかけ湯をする。

リス > お湯が温かく、少しばかり眠気が近づいてくる。ふぁぁ、と軽く欠伸をしてから。眠っちゃいけないわね、と、軽く自分の肩とか首筋とか、そう言った所を動かして軽く運動をしてみる。
 ちゃぷん、ちゃぷん、と動く腕に合わせてお湯が揺れ、お湯が揺れるのに合わせて少女の胸もプルンと揺れる。
 腰をひねってみたり、腕をくるくる動かしてみたりして、少し眠気が飛んだかしら、と、最後に大きく、んー、と、伸びてみる。
 眠気は去ったらしく、すこしすっきりしたので、もう一度、お風呂の縁に体を預けて見せる。

「……ぁ。」

 お風呂は、岩で作り上げられた露天風呂風味のつくりであり、岩のごつごつがあるのだけども。
 それがちょうど肩とか背中とかを刺激してくれて、ほんのり気持ちがいい。
 子のごつごつは、こう言う為に有るのね、なんて今更の様に感心しつつ、背中を岩にぐりぐり押し付ける。
 心地の良いマッサージな感じがして、血行も良くなるような気がする。
 はふぅ、と満足そうに息を吐き出してから、視線をクルリと見まわしてみた。
 他にもいろいろ人が居るようだけど、湯煙で見えなくて。
 少し移動して、見てみようかな、それとも、もう少し待ってみようかな、と、悩んだ。
 一寸動くのが億劫かも、とか考えて居たりもする。

リス > 「んー……。」

 のんびりして居たのだけども。ふと、備え付けている時計を見れば、其れなりに良い時間になって居た。
 あれま、と少女は立ち上がる。
 お腹がすいてきたな、と思って居たのだけども、ご飯を食べてもいなかった。
 なので、そろそろ帰ろうか、と思い立ち、立ち上がる。

「―――まあ、そういう事もあるよね。」

 脱衣所に移動して、体をふいて、服を身に纏う。
 何時もの格好になってから、少女はそのまま、廊下を進んで。
 そのまま、温泉宿から去っていくのだった―――。

ご案内:「九頭龍の水浴び場/ふたなり浴場」からリスさんが去りました。