2021/08/15 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にラミラさんが現れました。
ラミラ > 「~♪」

流れる音楽に合わせて身体をゆする。
肉付きの良い肢体が揺れ、しゃんしゃんとアクセサリが音を奏でる。
激しくもないゆったりとした舞踊。
風呂屋の休憩所で仕事として踊る少女は、踊りながら周囲の様子を伺っている。
今回は休憩所での舞踊。激しくアピールする踊りではなく、ゆったりとした踊りを披露する。
興味を惹く事が目的ではなく、要するに流れてくる音楽のアクセサリのようなものだ。
それ故目にとめる者もいるが、じっと見続けている者は少ない。
まぁそんな仕事もたまにはあるでしょう。という事で引き受けた。

…ただし、休憩を促すのは事実ではあるのだが。
その舞踊を目にとめ、腰掛けて眺めてくる者の相手は別である。
時折、意味深に視線をねっとりと絡めてやる。
ゆっくりとその身体を誇示し、舞踊の魔力に引き込んでいく。
耐性の無いものならイチコロである。
男性でも、女性でも、次第に発情を促され、誰かに声をかけて連れ立って部屋へと消えていく。
そうすれば宿も儲かるし、それが増えれば自分の懐も温かくなるという寸法だ。
宿とはwin-winの関係である踊り子は、今日も今日とてその踊りで人々を惑わしていた。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」にソルさんが現れました。
ソル > リフレッシュを終えて、ソファー席の横の壁に背中を預け、
冷たい乳飲料を啜るように飲んでいた少年は、何となく視線を動かす。
空間に馴染んでいたので、両目のピントを意図して合わせる必要があったが、
よく見れば、そこには舞いを続ける小柄な人影がある。
その姿も含めてバックグラウンドミュージック、ということなのだろう──
その踊り手にあえて眼をとめ続ける者は周囲には居なかった。
しかし、少年は偶然にも休憩中で、簡単に言うとヒマだった。

中々やるじゃん、というような済ました顔で舞いを眺めていた。
少年の視線に気付いたのか、そうでないのか…
ふと、踊り手の視線が自分のほうに流れてきた気がし、胸がどきりとする。
まるで、自分の豊かな肢体を誇示しているかのようにも見え、
慌てて、「僕は何を考えてるんだ!」と胸中叱咤しつつ、首をふるふる振り。
魔法使いとは言え、常に気を張っているわけでもなければ、耐性を持つわけでもなく…

ラミラ > ゆら、ゆら、とゆっくりとした動き。
繊手が宙を揺らめき、豊かな乳房を震わせ、リズミカルに腰を動かす。
舞踊を続ける最中、見ていた者が一人。また一人と席を立っていく。

そんな最中、ふと視線を感じる。
ソファ席の傍ら、飲み物を飲みながらこちらに視線を向ける少年が一人。
歳若く、小柄な人影。
ふぅん、悪い子♪という感想を内心で抱く。しかし、弄ぶには悪くない男の子である。
軽く視線を投げかけ目を細めて見つめてあげれば、一瞬びくりとしてから首を振っている。
きっとドキドキとしているのだろう。女性にも不慣れな様子。

その様子をほくそ笑みながらゆっくりとした舞を続けていく。
時折目線を合わせ、微かに魔力を込める。
視線を惹きつければ、チラリ、チラリ、と踊り子の身体の一部が明滅したように見えるだろう。
刻まれた紋様に魔力が走り、僅かに光を放つ。
その光を目線で追えば、揺れる乳房や、艶めかしく動き腰つきに目線が囚われていくだろう。
踊り子と見つめ合いながら、その身体に視線をくぎ付けにしていく。
そのまま深い興奮の世界へと手を引いていくように…。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からソルさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からラミラさんが去りました。