2021/06/06 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にフィリさんが現れました。
フィリ > 「はぁぁ…ぁぁぁ…」

思わず声が出てしまう、その位気持ち良い。

――別に性的な某ではなく。ただ露天風呂に浸かっているだけだが。

「――効果的だ、とぅかがってぉりましたが…確かに。その通りだと思われるの――です…」

数日、部屋に籠もりっきりだった。と、それだけなら良く有る事なのだが。
今回は魔術の勉強に掛かりっきり、座りっぱなし、の時間が多すぎた。
見た目十代、生後一年ほど、その歳で腰痛を抱えるなど真っ平御免である。
そんな訳で繰り出してきた温泉旅館、白く濁った湯の薬効は――疲れた身に、大変宜しい。
伸び伸びと手脚を伸ばし、朝方の露天風呂を独占状態で満喫する。

…もう少し。この侭で居よう。

フィリ > 片眼半目で傍らを見れば。湯船から建てられた看板に、効能が書いてある。
外傷や疲労は勿論の事。内臓疾患から精神的ストレス、お肌の美容まで何でも御座れ。
多分、世に言う「温泉の効き目」という物の大半を。この一風呂で体感出来るのではなかろうか。

「――…………?」

が。どうやらまだ続きが有りそうだ。
頻繁に湯が掛かってしまうせいなのだろう。立て札の下半分、温泉成分が白く残り、文字を半ば掻き消していた。

其処に文章やら文字やら有ると。書物だろうと広告だろうと、ジャンル問わず目を通したくなる活字ジャンキーでもある少女。
首を傾げ、ごしごしと。頭の上に乗っかっていた手拭いを絞り、結晶化した湯の成分を拭おうと。
そうすれば出て来る表記は…

「――ぁ…ぁ、やっぱりなの です、ね…」

染み入る成分にはバッチリ、媚薬的なアレコレが含まれているという注意書き。
今は未だ良いが、長く浸かれば浸かる程、その効き目が現れてくるらしい。
…この気持ち良さは、そっちの意味も含まれているのだろうか。
小さく溜息をついて、ゆるゆると再び湯の中に浸かる。
長居は危険。だが浸かっていたい。 …ジレンマ、だ。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」にゼナさんが現れました。
ゼナ > それは偶然の出会いだった。
冒険者としての仕事を終えて、朝のうちに街に着き、屋敷に帰る途中で温泉宿に足を延ばしたのは、最愛の竜娘や、何かとスキンシップの激しい義理妹や双子の娘達との再会を果たす前に旅の汚れを落としてさっぱりしておきたいという乙女心の様な物が働いたからだ。
そして、少々貧乏性な所の残る戦士娘は、一度入浴料を払ってしまえば複数の湯に浸かったとて料金据え置きというこの旅館のシステムに良い様に踊らされ、温泉をはしごする事で長い時間を使ってしまっていたのだ。
後一つだけ、もう一つだけ、最後にもう一個だけ。
そんな言い訳をしながら足を延ばした露天温泉。
前腕から下げたタオルで押さえ拉げさせたたわわな柔肉の先っぽと、むっちりと肉付いた太腿の付け根をギリギリ隠しつつ、三つ編みも解いた黄金の短髪をしっとりさせて、小麦の肌で瑞々しく水滴を弾きながら、無駄に目力の強い蒼瞳をきょろきょろさせて露天温泉の風雅な景色を楽しんで

「―――――ん?」

そんなゼナの無駄に目力の強い蒼瞳に止まったのはゆったりとお湯に浸かりながら、浴槽縁に掲げられた看板の効能一覧を確認していると思しき小躯。
アッシュブロンドのショートカットはアシンメトリーで片目を覆い、確認する事の出来るもう一方の瞳は色こそ違えど双子の姉の紅瞳を彷彿とさせるジト目。
ほっそりとした眉と色濃く影を落とす長い睫毛の形作る童顔は美少女と言って過言ではない整いを見せ、透明感のある白肌はスレンダーな体躯を一層儚げに感じさせた。
会うのは初めてのはずなのに、どこか見覚えがあるのは、その少女が最愛の竜娘の血を半分引いているからなのだけれど、彼女が同じ屋敷に住むハーレムメンバーの別の一人が産んだ娘であるという事実には後一歩の所で気付けずに、ついつい不躾な視線を向けたまま立ち尽くしてしまった。

フィリ > 「そういう」効き目が有る以上。これでもし、効果の現れてきた頃になって。男の人でも入ってきたら。
……間違い無く抗えない。あれよあれよと流されて、あんな事こんな事が起きてしまうのだ。
という事を思い浮かべると。うっすらとした胸が、過剰に跳ねる鼓動のせいで。内側から突き破られそうになる。
きっと。数日引き籠もり続けていたせいもあるのだろう。欲求の蓄積は、所謂むっつりである少女故。

お陰で。此方を眺める何者かの視線に、気が付く事が出来なかった。
するすると再び湯の中に、肩口まで沈み込み。湿りを帯びた手拭いを、再び頭の上へと戻したのなら。
その分滴を吸ってますます重く濡れる髪先が。目元にまで掛かってくる。
視界を塞ぐ髪先を梳き梳き、顔だけを上に上げて――其処で漸く。湯船の直ぐ近くに立った、新たな人影に気が付く事となり。

「  ぃひゃ、っぅ!?」

思わず声が出た。身内ではなく初めて会う人。それも温泉旅館というアウェイの地で。
そうなればもう人見知り万歳。胸の高鳴りが今度は、露骨な緊張故の物となっていく。
…そんな胸元を抱くようにして見上げてみれば、件の人影は――

真っ先に気が付かされるのは。質量差、である。
直近の異母姉二人の間に挟まれたのなら。間違い無く造りの薄い姉の方に近いであろう、少女の肢体。
それとは最早、根本から違うのだ、と。全力で主張されているかのような、女という生き物を感じさせるボリュームが其処には在った。
身長ではなく胸囲の方で、頭一つ分程もの違いを見せ付けられてしまう人影は。
手脚の肉付き等を見れば…逆に異母姉の、妹側。其方を思わす、鍛えられた肉の強さも感じさせるもの。
もしかすると。これが正真正銘現物の、冒険者という存在なのかもしれないと。
少々茹だってぼんやりとしつつある頭が、何となく見当を付けた。

「――こ、こほ ん、失礼ぃ…たしました、はぃ――――
ぉ湯、使われるのでしたら…どうぞ――?」

きっと、変な子に思われてしまっただろう。お陰でほんのりと頬を赤らめながら。
少しだけ場所を譲るように、すすす、と湯の中で脇に移動して。

……さて。少女の予想と想像は。間違っていないのだが。
もう一つ、そして最も重要な事実には。此方も未だ気が付いていなかった。
彼女こそ――思い浮かべた義理の姉達。彼女を生んだ母親なのだという事には。

ゼナ > ぼんやりと看板に向けられていた黒眼が緩く動いて、ようやくこちらの姿を捉えた事に気付いた次の瞬間。

「――――ひゃわっ!?」

少女の驚きの声音につられる形で、こちらもまた蒼瞳丸く見開き頓狂な声音を漏らしてしまった。
発育途上の少女とは異なりそれは見事に実った乳果実は、ビクリと跳ねた両肩の動きだけでもぷるるんっと揺れ撓む。
ぱちくりと瞬く蒼瞳がようやく落ち着きを取り戻したのは、恥ずかしくも娘と同じ年頃と思しき―――といっても外見こそ13くらいに見えても実年齢は1歳くらいなのだけれども―――少女の咳ばらいを伴う声音を耳にしてから。

「は、はいっ。えぇ、っと……それじゃあ失礼します、ね?」

ジト目も醸す雰囲気こそ似ていても、どうやらその性格には違いがあるらしい。
小さな声音が発したのは、クロナの様なエキセントリックな所もなく常識的な切り返し。むしろ大人である自分の方がドギマギとした言葉を返している気がして、こちらもまた僅かに頬を染めてしまった。
綺麗に焼けた肌の小麦で頬の赤味を誤魔化しながら、すっと挿し入れる足先が、ちゃぽ…とわずかな水音を響かせて、小躯の傍らにタオルを外した裸身を沈ませる。
太腿の付け根は既に2児の母らしからぬ初々しくも薄い恥毛で飾られていて、豊満極まる爆乳の先の乳輪もろともぷっくらと膨らませたパフィーニップルの淫猥さとのギャップを作る。
もしも彼女が双子の妹と同じシュミを持っているのなら、それらよりもまず、ぽこぽこと小丘の連なりを形作る腹筋―――皮下脂肪を極限まで削って作り上げた岩のような物ではなく、突けばふにゃりと柔らかな脂肪層をしっかりと纏った雌肌と同居するシックスパック―――にこそ目を奪われるかも知れない。

ともあれ、偶然の作り出した邂逅が、それと知らずに義理の母娘の顔合わせを実現させていた。
少女の方は全くそれに気付いておらず、もう一方の大人の方も双子の姉が食事の最中に得意げに語っていたあれこれの中に潜む彼女の情報に後少しで至ろうかという状況で足踏みしたまま隣り合い、媚薬温泉に肩までしっかり浸かってしまう。

フィリ > 驚きの声に、同じく驚いたような声音が返ってくれば。下手をすると永久機関になりかねない所を、ぐ、と辛うじて呑み込んで。
すすすと場所を譲る素振りは間違い無く。こうやって他人と触れ合う機会に慣れず、人見知りする性故の物。
…充分なスペースを空けたつもりだったのだが。それでも、少々手狭さを感じてしまうのは。偏に彼女のもたらす圧倒的なインパクト故…だろうか。
身近で言えば、例えば少女を産んだ…ではなく、生ませた側である母親等も。なかなかに豊かな肉体の持ち主ではあるのだが。
目の前の彼女はそれを一回りも上回って、女という生き物の代表選手めいてすら見えてしまう。
風雨や陽光に晒された気配こそ強いものの、その肌は水を弾く程に艶めいて、健康的。
湯の中へと沈んでいく途上、確かに目撃してしまう腹部は、引き締まりつつも、硬柔併せ持った肉と脂肪の黄金比を見せ付けており。
…更に直ぐ下。淡い翳りに彩られた其処は。とてもではないが、二児の母だとは思えない、楚々とした作りを維持していた。
そういった外見的特徴から、彼女の素性を見抜くのは。矢張り無理な話なのだろう。

寧ろ、問題はそれよりも――

「――ぁぁ、と、ぇ…ぇ、はぃ、どぅぞ…なの、です。
…ぉ仕事の後、なのでしょぅか…冒険者様、でしょぅか?

…私の姉にも、そぅぃぅ事を、考ぇてぉられる方が居て――少し。親近感、覚ぇるの……です。

……ぇと。ぇ……ぇと、……ぉ姉様、とぉ呼びすれば良ぃのでしょぅか。」

少し、話してみたい。名前だとか知りたい。
とくとくと高まりの収まらない胸に衝き動かされて、怖ず怖ずと会話を繋げようとする。
…いや、この高鳴りはきっと。少女が創造するような、運命的な物ではなく。
まだもう少しは大丈夫だろうと過信する、温泉の効き目…興奮を誘う物の影響が。大きいのだろうが。

ゼナ > 大人しそうな少女と異なり、初見の相手であろうとも気後れする事なく付き合う事の出来る戦士娘は、あまり遊んであげられていない双子に近しい年代という事もあるのか、どうにも他人と思えぬ彼女についつい小麦の裸身を寄せてしまう。
同性と言えど、初対面の相手に対してはあまりに近しいその距離感は、街娘に比べれば明らかな発達の見て取れる三角筋の丸みが少女の肩に触れ合う程。
大迫力の双乳は持たざる者の苦悩など知らぬげにたゆゆんっと湯船に浮いて、「はふぅ~…」と心地よさげに息を吐く戦士娘の顎先に豊かな稜線を触れさせもした。
湯水はどちらかと言えばぬるま湯と言える控えめな温度。
にもかかわらずじんわりと浸透して内側から裸身を温めてくれるのは、その湯に含まれた媚薬成分が半淫魔の肢体との相性の良さでじくじくといやらしい効能を染み込ませている結果なのだが、人妻になっても性的な物に対する脇の甘さの消えない戦士娘は当然ながら気付いていない。
落ち着いた所で、さて、裸の縁を結ぶ事となった少女に何かしら声を掛けてみようかと蒼瞳を向けた所で先手を打たれて

「ふふっ、はい、そうですよ。こう見ても結構名の知れた冒険者だったりするんです♪ へぇ、お姉さんがいるんですね。正直、女の身で就くには色々と大変な仕事ですし、あまりおすすめは出来ないんですけど……わたしの娘達も時々仕事を受けているみたいですし……………、っ!♥」

つらつらと言葉を返していた戦士娘が思わず息を呑んだのは、感情の読みづらい所があるとは言えどまぎれもなく美少女と呼べる相手からの『お姉様』呼びがどすっと豊胸に突き刺さったからに他ならない。
若くして上級冒険者に昇りつめたゼナの周囲は基本的に年上ばかりであり、知人の多くは荒くれ者。そんな環境においては『お姉様』なんて品良くもどこか淫靡な気配も伴う呼び方は馴染みが薄く、なにやら妙にときめいてしまったのである。

「はいっ♥ どうぞ、そう呼んでくださいっ♪ ………あ、わたしはゼナと言います。えぇと、貴女の方は……」

稚気を残した小麦の顔がぱぁっとひまわりを思わせる満面の笑みを浮かべて名乗りを上げる。
一気に上がったテンションが、思わずむぎゅーっと小躯を抱きしめそうになったのは、早くも効果を表しつつある媚毒のせい―――ばかりとも言えないのだけれど、ともあれゼナは辛うじてその衝動を押さえ込んで対する少女の名を問う。

フィリ > そんな異母姉妹に影響を受け、少しずつ、外出の機会が増えつつある少女ではあるが。それでも未だ未だ、引き籠もっている方が楽だ。
…これに関しては。巣に籠もり財を溜め込むという、古いドラゴンの性質に。如実な影響を受けている為でもあるのだが。
珍しく外出しても、基本的には決まり切った、既に覚えのある場所にばかり。足を運んでしまう。
この温泉も。数少ない探訪コースの一つに入っているのだが。ようやく慣れ始めた場所での未知の出会いは。なかなかどうして…
刺激的、であるらしい。

0と1との間には、決定的な差が有ると言われているが。圧倒的な10を前にしてしまったのなら、その差はほぼほぼ霞んでしまうのだという事を。
目の前、たっぷりと湯に浮かんだ双乳、もとい爆乳によって思い知る。
女同士故の安堵なのか、その豊かな肢体を無防備に晒す彼女の仕草に。どぎまぎとしてしまう…あの母に対してこの娘あり。
異性でも同性でも、少女にとっては。等しく、意識せざるを得ない存在なのだ。
身の内からの衝動に、先走らされるようにして。珍しく少女の側から、相手へと声を掛けていく。
矢張り、女性は冒険者であるという。それも自他共に認めているであろう実力者だと。
最も意識しているのは、冒険者だろう。しかし未だ未だ未来を決め倦ねているであろう、直ぐ上の姉。
彼女の為に、現役の実力者にインタビューしてみるというのは。なかなかに良案だと思えていたのだが。

「――そぅ、なのですね。素敵なぉ方と、ぉ話出来…るのは、大変有難く、思われます。
… へ? 娘、様が――とてもそぅはぉ窺ぃ出来なぃの…ですが…   ――――!?」

ばしゃん、っ!言葉半ばで盛大に水音がたった。
つんのめったのである。勢い余るようにして、思わず、少女の顔が湯面を叩き。
ささやかに肌と肌の触れ合う彼女にも、水飛沫を跳ね散らかすようにして……再び上げた少女の顔は。
着実に浸透する淫らな成分の為、以上に。ただただ驚愕と動転によって紅くなる。

「ぜっ、ぜぜぜ―― …!  なっ、   けほ、 け、っほ、げほ…!!
ぁ――っ、ぁ の、ぇ、  ぅぇぇ…!?」

其処からはもう。ぶんぶんと頭を振るわ、飛んでいってしまった手拭いを探すわ。当然飲んでしまった水に噎せるわの大騒ぎである。
数十秒は余計な空白を空けてしまった後、ぜーぜーと呼吸を乱しきったそのまま。熱に赤らむ頬を、掌で包み込むようにしつつ。
きちんと膝を揃え、彼女の方に向き直り…

「そ――ぅ、な…なのですね、驚き …ました… 

ぁ、の。 ……フィリと、申します――リスぉ母様の娘――貴女様の、異母娘なの、です。
…ゼナぉ母―― ぃぃぇ、ゼナ、ぉ姉様――――」

一言一句区切るような物言いは。少女自身、まだ、動転収まらないからだろう。
…素性を知っても未だお姉様扱いなのは。母の妹、即ち叔母からも。叔母様など真っ平御免だ、お姉様と呼ぶようにと。
しっかり厳命されているからである。

ゼナ > 未だ異性間の機微には疎い戦士娘なれど、竜人との婚約以降急速に蓄積されつつある同性間の経験値。
それによれば、灰金髪の隙間からちらりちらりとこちらを盗み見る視線からは大人の女に対する憧憬のみならず、性的な色も感じられた。
何やら妙にドキドキする。
『お姉様』なんて可愛らしくもどこか背徳的な呼び方しかり、控えめなれどちらちらと爆乳を観察する黒瞳しかり、彼女には何か、たっぷりと可愛がってあげたくなる小動物めいた物を感じるのだ。
そこに、本来ならば同性に対して抱くべきではない淫らな気持ちが混ざっているのは、夫婦の契りを交わした竜娘の影響なのか、はたまた先程から浸潤し続けている媚薬の効能か。
愛らしい少女に対しての接触衝動がますます無視しづらい物となりつつある中

「―――ひぁっ!? ど、どうしたんですか突然っ!? だ、大丈夫ですか?」

こちらの名乗りを耳にした途端の挙動不審に、ゼナもまた一度は落ち着きを取り戻した蒼瞳を瞬かせる。
そうしながらも咳き込む少女の背筋を撫でるのは年上の義務感、……というよりは、どさくさに紛れて彼女に触れたいという欲望を見たすためだったり。
常日頃、己の自重よりも何倍も重い巨剣をぶん回しているとは到底思えぬ、剣だこ一つ見受けられない柔らかな手指が、華奢で薄い背筋を優しく、どこか淫靡に撫で摩る。
心配げな風情を装い作った表情が、どうにも緩みがちになる。
ようやく呼吸を落ち着かせた少女が改めてこちらに向き直るのにつられ、こちらも何となく湯水の中で居住まいを正す。正座である。

「――――ん??」

そうして覚悟を決めたつもりで聞いても、すんなりとは理解出来なかった。

「えぇ……と、………え? リスの、娘?? わたしの、異母娘??? ふぇ? ふえぇぇぇぇえぇええっ!?」

じんわりと理解が浸透していくにつれ、優しい年上の『お姉様』らしくあろうと格好をつけていた表情に困惑が広がり、ついには露天風呂から立ち上る湯気が揺れる程の奇声を上げてしまっていた。

「そういえば……は、はいっ、そうですよね。少し聞き覚えが……って、フィリちゃん? えぇと、クロナとシロナに二人掛かりで襲われて、お尻の奥までずっぽりとぐちゅぐちゅされちゃ……いやいやっ、そうじゃなくって! そうですかっ。貴女がフィリちゃんっ。わぁっ、同じ屋敷に住んでるはずなのに、中々会う事が出来なくて、一度会ってみたいと思っていたんですよっ♥ わぁっ、わぁぁああっ♥♥」

『ゼナお母さま』と言いかけたのをすぐに『ゼナお姉様』と言い直してくれた気遣い上手の義娘に対し、こちらはお姉様らしからぬはしゃぎようで抱き着いた。
そう、抱き着いた。
パフィーニップルの剥き出しの爆乳で灰金の小さな頭部を挟み込み、熱の籠りやすい乳間にてソープの爽香と柑橘を思わせる体臭で少女の呼吸を占有する。
きゃあきゃあとはしゃぎながらの抱擁は、両頬をむぎゅーっと押しつぶす爆乳の柔らかな弾力と少し痛いくらいに背筋を抱き寄せる二の腕の力強さ、そして、自然ゼナの膝上に乗っかる形となった下肢に感じさせる太腿のむっちり感に満ち満ちた物となる。

フィリ > 生まれながらに、環境故…だろう。少女の方はもう、初期の頃からずっと。同性ないし両性との経験ばかり、蓄積されている。
…男性相手が苦手という訳ではなく、寧ろ人間関係全般が苦手なので。
そんな少女を押し切る強引な者の、身近に於ける男女比の問題なのだろう。
お陰で女性どうしでどうこうというのにも、忌避感が無いというか…単純に。媚薬に後押しされてしまうのか。
いや、矢張り最大の要因は。目の前の女性が、魅力的に過ぎるからだ。無い物は強請りたい。羨ましい物は素直に羨ましい。
大人の魅力と女の魅力。どちらも、少女が持ち合わせていない物である。
…もし。何も言わずお互い黙った侭でいたのなら。声ではなく、湯の中で少女の指先が伸ばされて。
ほんの少しで良いから、彼女の肌に触れようとしていた――かもしれない。

幸か不幸か、そうなる前に。文字通り衝撃の事実で打ちのめされた。
湯を飲んでしまったせいで、更に淫らな成分が行き渡り。身体の奥から熱され始めるのかもしれないが。
一旦でもそれを忘れてしまう事が出来る程――驚きの流れ。
放任主義…とは言わないが、娘達にしろそれ以外にしろ、個々人の自由意思が重んじられがちな家風の為か。
皆が皆様々に活動している為、此処まで出逢う機会の無かった母の本妻。
言われてみれば、噂に聞き及んでいた通りのビジュアルである。美しく女性的で、健やかな魅力が輝くようで。
…それでいて同時に。所謂男好きのする淫靡さも。むわりと漂っているかのような。
噎せた所で背中を撫でて貰えるのなら。とてもとても冒険者とは思えない繊手であるというのに。
何処をどう撫でれば効果的なのか、少女の回復に繋がるかを。無意識にでも見出しているような動きは。成る程、身体を使う者ならではなのだろう。

と、いうか。温かな湯の中、それでもしっかりと感じざるを得ない彼女の温もり。
自分以外の体温が存在し、触れているし触れられている、という自覚に。どうにもドキマギとした鼓動が収まらない。
ようやく呼吸を落ち着かせ。お互いに湯船の中で正座して向き合うという、何とも珍妙な光景を繰り広げつつも。
すっかり火照りに色付いた面差しや、落ち着かない侭右往左往する視線などは。まるでちょっとしたお見合いという所。

「は、ぃ、はぃ――そぅなの です。…ぉ恥ずかしながら…その、ぉ、ぉ初に…ぉ目に掛かります。ゼナぉ姉様。
…クロナぉ姉様にも、シロナぉ姉様にも、その、大変ぉ世話に――… っ、っぃ、ぃぃ゛っ……!?
そっ、そんな …事、ど――こまで、ぁぁ…ぁ、わ、ぁわぁぁぁっ……ご、御存知な…のでっ…?」

湯気と一緒に、声量と勢いに吹き倒されるのではないか。そんなひ弱さで圧される少女。
どうにか姿勢の良さを維持して、初めて会う彼女の前では、しっかりとした素振りを作ろうとするのだが。
…そんな決意はあっさりと打ち崩された。同じこの温泉で、彼女の双子の娘との間に繰り広げられた事。
それがどうやら、かなり詳細な所まで。バッチリ親へと報告されてしまっているらしい。
再び頓狂に声を跳ね上げつつ。温泉とは無関係の湯気を、自らの頭の天辺から立ち上らせそうになりながら。
例え異母ではあれ、姉妹間での肉体関係について。姉達の母がどう思っているやら、恐る恐る問い掛けてみようとした…途端。

「ぅぶ――!?んっ、ん゛、ふ――んん ………!?ぅ、っ、ぅく、  ふ む゛ ………!?」

抱き付かれた、というより、掴まった。
がばりと伸び来た上で抱き寄せられたかと思えば、少女の頭は、同じ程もボリュームが有ろうかという双乳の中へと、すっかり包まれてしまう。
前が見えない、息が出来ない、堪らずじたばたと両手が藻掻く。
…いや。息苦しいとはいえ、酸素は入って来るのだが。それ以上に嗅覚を充たし、肺一杯に拡がってくるのだ――彼女の匂いが。
湯の匂い、石鹸の香り、そして彼女の体臭。皆が皆甘酸っぱく、噎せ返る程に豊潤で。くらくらと目眩が止まらない。
必死に呼気を貪ろうとする息遣いが。無自覚に触れてしまう唇が。乳房の狭間を擽り返すだろう中。
てし、てしと。漸く触れる事が出来た彼女の背中を軽く叩く掌は。降参を告げる素振り以外の何物でもなかった。

事実、あっという間に参ってしまうのだ――女の香り。肌の温もり。…母、という存在に包み込まれる多幸感に。
その上で。彼女と比べれば、有って無きに等しい儚さの乳房は。だからこそ脂肪に遮られる事なく、審らかに訴えかける。
高鳴りに高鳴る、興奮している、そうとしか言えない少女の胸の高鳴りを。
もう一つおまけに、載せられた膝の上。何とも据わりが悪いかのように、もぞもぞと動いてしまう尻。
…あんな事を真っ先に言われたから。意識せざるを得ないのだろう。

ゼナ > 仕事中は全方位にぴりぴりとした警戒を向け続け、気の休まる事のない冒険者という生業故か、屋敷にいるときのゼナは実妹が呆れかえる程にずぼらでだらしがない。
屋敷に戻って最初にする事が服を脱ぐことであり、後はもうそのままごろごろだらだらして過ごす。
そうして最愛の竜娘の姿を見つけたならば、年中発情期と言わんばかりに絡み合い、竜人である家令やメイド達、更には家族の目が合ったとしてもかまわずに事に及んでしまう。
そんな母親の性に対するオープンな姿勢に影響されたか、双子の姉クロナはどこまでもあけっぴろげ。
かくれんぼや鬼ごっこといった子供の遊びの一環としてセックスを捉えているフシすら見られるちびっ子は、いっそ得意げなまでに淫らな出会いを語るのである。
聞いているゼナまでもが発情し、リスの手を引いて急遽寝室に引き籠るなんて事が珍しくない程子細に渡って伝え聞かせるちびっ子淫魔の情報源は、当然の事ながらフィリとの3Pについても全て事細かに明かしてしまっていた。
流石のゼナとてそれをそのまま伝えてしまうのはあまりに忍びないという常識は持ち合わせているので、少女の羞恥に塗れた問いかけは聞こえないふりしてスルーした。

「そうですかそうですかっ。そうだったんですねっ。貴女がフィリちゃん! 話に聞いていた通り……ううん、それ以上に可愛らしいですっ♥ はぁぁ、フィリちゃん♥ フィリちゃんっ♥ フィリちゃんんぅうっ♥♥」

じたばたする四肢の無力を良いことに、乳に埋めた灰金の後ろ頭を撫で回し、つむじの匂いを嗅ぎ、背を抱く手指をどさくさ紛れに滑らせて小さなお尻を揉むなんて暴挙にさえ打って出る戦士娘の可愛がりは、知り合ったばかりの義娘が酸欠で意識を失う寸前まで続けられた。
そんな彼女があの世とこの世の境にあると言われる霧深い川の景色から、ハッと現世に戻った頃には

「ふふふふふふふっ♥ いいものですね♥ 思った以上に良い物ですねっ♥ リスが他のお嫁様と作った子をきちんと愛する事が出来るかと少し心配に思っていた事もありましたけど、こんな可愛らしい子なら大歓迎ですっ♥ フィリちゃん♥ フィリちゃん♥ フィーリーちゃーんっ♥♥」

下肢を広げた体操座りの脚間にちょこんと座らされ、爆乳クッションを薄い背筋に押し付けられて、背後からすりすりすりすりと頬擦りされまくる童女の姿があった。
抱擁を行う腕の片方は少女の生育を確かめるかに淡い膨らみを手の平で包み込み、もう一方はあろうことか下腹を経由し華奢な細脚の付け根にするりと潜り込み、くにくにしゅにしゅに中指を腹にて幼いクレヴァスを撫で擽っていた。
言うまでもなく媚薬の影響であった。

フィリ > もしかすると。今までタイミングが合わなかった――とはいえ。必ずしも両者が同じ屋敷に居る機会が無かった、という訳ではないのかもしれない。
但しそれでも出逢わなかった理由としては。先ず一つ、屋敷に戻ったのなら必然。彼女が夫婦の営みに励む機会が多いからだろう。
流石に愛し合う親達のベッドシーンという物に。飛び込むような事は無い、というか。
…まぁ扉の向こうからの淫らな声や物音を聞いてしまったり。寝台の軋みを床の向こうに感じ取ったり。
そんな事態は数え切れない程有ったし、それが少女を耳年増に育て上げた原因なので。見ては居ないがその時、彼女が寝室の中にでも居た…のかもしれない。
もう一つの理由は、少女自身が滅多に出歩かないからだ。基本的に自室で知識という財の収集に明け暮れるか。
此処最近は力の制御を学ぶ為、竜の力と魔術とに長けた、叔母の私室に入り浸っている。…寧ろ書庫と研究室とを兼ねたようなあの部屋は。
少女にとっては宝の山のような物であり。余程の事が無い限り、出て来る事は無いだろう。
そういう点から顔を合わせない内に。間接的な形で、少女の性事情までばっちり、彼女には伝わっていたらしい。
…幸いとやかく言われる事が無かったのを喜ぶべきか。それとも多少心配するべきなのか。
ただ、現状。深くツッコまれる訳ではないらしいので。素直に甘えておいた方が良いのかもしれない。

何より。どうやら、問うどころですら無くなりそうだった。

「っふむっ、ん、む゛――… っ、ぅ…!はふ、っひゃ、っ、ぉ…ぉね ぇさっ、  …んぁぅんんっ…!?」

抱き竦められた体勢というよりも、いっそ裸締めやら鯖折りやらすら思わす体勢の中。
豊かな乳の合間でくぐもる少女の声に、時折甘い物が交じるのは。甘ったるさに満ちる頭の中、時折走り抜ける快感のせいだろう。
まだはっきり知覚する余裕は無かったが。その快感は…或いは押し付けた胸元で頂が押し返されたり。
むず痒さを覚える尻肉を、彼女の手指で揉みしだかれたりという、殆ど愛撫にも等しい手付きの為に。
落ち着けず。呼吸を取り戻す事も侭成らず。もうその侭湯中りよりも熱い目眩で、意識が飛びそうになったかと思えば――

「…… 、ん――っ、ん……っふ …? ひゃ、ぁっ、っぅ!?
ぇ――っ、ぜ…なぉ姉様っ …気が付かなかったの ですが、私―― っ、っ、 んふ――!?
ぅぁ゛ ん、は―― っぅ、ぁ …ぁ―― そ…れ、上手 、ぃ …ゃぅ んんっ!♥ は――ぁ、は、っぁ、 ぁ ぁぁ……♥」

気が付くと体勢を変え、後ろから抱き竦められていた。気を抜くとずぶずぶ、再び今度は背中から、後頭部から。
彼女の豊満さに呑み込まれてしまいそうになる中で。湯の熱さでくらつく意識を、先程よりも明確な快感が駆け抜けていく。
…いつしか。淡く両脚を拡げさせられ、成熟しているとはとても言えない秘裂へと。指先が宛がわれている。
無自覚にひくつく割れ目を擦られる度。びく、びくと少女は跳ねる。
ただ摩擦されているだけとは思えない快感の強さは…思わぬ事態に長湯してしまった結果。すっかり媚薬が浸透しきったからか。
薄っぺらい乳房の中、半面確かに主張してみせる、乳首の尖りが。彼女のもう一方の掌を押し返しつつ…
ふわりと揺らぐ意識の中、肩越しに義母へと向ける眼差しは。どうしようもなく潤みを帯びて、予期せぬ快感に翻弄されきった物。

「っぁ――っぅっぁ、 は…ゼナ、ぉ、姉様っ …ぁ、ぉ姉様も――して …シ、て下さるの …ですか…?」

ゼナ > 「ふふふっ♥ フィリちゃん、小さくてもちゃぁんと女の子になっているんですね♥ 可愛い声が出てますよ?♥」

クロナよりは一つ二つ年上に見えて、その実はシロナよりも後に生まれたのだろう義娘の淫裂を撫で上げながら、頬擦りで片目を持ち上げる戦士娘の淫靡な言葉が彼女の耳朶を擽った。
くにくにしゅにしゅにと幼女めいて未成熟な縦筋を弄ぶ指戯には、明らかに性交の意図が感じられようか。
ゼナよりも余程に長く媚薬風呂に浸かった肢体は、恐らく既に少女の秘裂を潤ませている事だろう。
その、湯水とは明らかに異なるぬめりを纏わせた中指が、くぷんっと少女の中に沈み込む。

「お尻の孔はクロナに、おまんこはシロナに可愛がってもらったんでしたっけ?♥ ふふっ、こんな年でもうお尻の気持ち良さを知ってしまっているなんて……フィリちゃんはおませさんですね♥」

にゅぷっ、にゅぷんっと中指の出入りで膣内を弄びながら、『おまんこ』なんて淫語も露わに少女の理性も溶かしていく。
もう一方の手指は掌に尖りを押し付け存在を主張する小さな乳首をつむっと摘まむ。
そうして親指と人差し指で挟んだままこりこりと転がしたり、きゅっと引っ張って淡い膨らみを三角形に引き上げたり、かと思えば一旦指を離して、今度は人差し指の先でかりかりと乳首の凹みを掻き擽ったりといった愛撫で幼い性感を開発していく。

「ねぇ、フィリちゃん。フィリちゃんはお尻とおまんこ、どっちが好きですか?♥ 正直に答えられたら、もっともっと気持ちよくしてあげますよ?♥♥」

ちゅっ、ちぅっと柔らかな頬をぽってりとした唇で啄んでいた頭部が位置を変え、問いかけと共ににゅるりと小さな耳穴に舌先を潜り込ませた。
鼓膜の間近で奏でられるぬち、にちぁ…という卑猥な水音は、今なお弄られ続けている少女の狭孔が漏らすはしたない淫音めいて錯覚される事だろう。

フィリ > 「そっ、れっど…ぅしても …… ぉ…っ…異母姉様達 の、ぉかげも――ひゃん、ぅ、っぁん…!
ぁっぁ゛ ゆ――びぃっ♥ ぉ姉様の っぉ…な――中に入っ …ひぅぅん、んっ、んっ!?」

剰りにも呆気なく。少女の淫裂が、彼女の指先を受け容れた。
拒む事などまるで出来ない程、その場所は潤っており――同時に、少女自身にも。拒もうという意思など、欠片も抱けなかったから。
長くしなやかな指が幾度も。出る、入る、の瞬間瞬間を繰り返しては。異物が挿入される実感を余儀なくさせて。
それと共に、巻き込まれて染み入ってくる媚薬風呂の成分が。ますます少女に興奮を強いて来る。
は、は、と更に荒く短い呼吸を重ねつつ…耳元へと囁かれる淫らな誘い、卑猥な文言。
僅かに首を振るものの。いやらしい言葉を耐えかねて…というのではなく。ただひたすら、快感に振り回されているからであり。

「ん――んう…っふぁ、 ぁ、は …そ ――ぅな のです、 此処で ぇ――二人に、 っ、異母姉様た ちにっ…
っひ、 ん゛ん!?♥ っぁ、は、 む――ねで、っこ んなに 良くな  るのっ、 …ふぁ 、は…じめて――♥」

実に手慣れた物なのだろう彼女の愛撫が。未成熟だと自認する為か、其程執着して弄った事の無い胸にも。的確な快感を与えてくれる。
尖った乳首を、ともすれば強すぎる程に引っ張られ、乳房毎浮き上がらされるのですらも。気持ち良いとしか思えない。
乳頭の先端が熱く、むず痒く。もっと、もっと刺激して欲しい。そう感じざるを得ないまま。
彼女の腕の中、僅かに上体を反り上がらせ、自分から乳房を差し出して。

…そんな彼女の巧みさに。

「好き 、んっひゃ、っ、っぁう!? ど  どっちもす き、 ぃやらしぃ娘――なの です、 ごめ んなさぃっぃっ♥
く――んっ、 んっぁ、は だ――から ……ですから、ぉ姉様っ …」

耳孔すら性器のように、濡れた音をさせ。舌の粘膜を味わうと、ぞくりとした快感が沸き上がる。
舐り合う事を求めるように。喘ぎに拡げた唇の向こう、赤い舌先を揺らしつつ。
少女の答えは、選択肢への素直な返答――だけで、終わる事は無く。

「 …ここ、でっ、 …したから っ……っぁ、ぅ♥ ぉ 思ぃだして、っ …しまぃます…♥
―― ……す、きなのに、っま だ、ぁまり ――ですから …ぁ… クロナぉ姉様みた ぃにっ、ぉ…教ぇっ、っ…
ゼナぉ姉 さま、ぁぁ… ぉ姉様――も、 っぉ、教ぇ て下さ ぃ、わ ――たしに … 

っぉ …ぉし、りのっ … 気持ち良  ぃの を………♥」

ゼナ > たっぷりと時間をかけて少女の白肌に染み込んだ媚薬のせいか、はたまたこうした淫らな行いに対する忌避感が元より非常に薄いのか、出会ったばかりの同性であり、義理の母娘でもあるという背徳にも関わらず、小さな竜はゼナの淫行をあっけなく受け入れた。
それでいて少女らしい羞恥も忘れていないのが、何とも魅力的に感じられた。

「ふふっ♥ 小さなおっぱいは感度が良いって聞きましたけど、本当の事みたいですね♥ 可愛い乳首、こんなにピンピンにさせちゃって♥」

淡乳を弄ぶ手指に自ら押し付けるかに背筋を反らす少女に、言葉責めというよりは可愛い可愛いと撫でくり回す様な言葉を向ける。

「わぁっ♥ 両方好きだなんて、欲張りな子ですね♥ それじゃあフィリちゃん、ほら、そこに身体を預けてお尻持ち上げてくれますか?♥」

媚毒で理性を完全に失ったと思しき少女の赤裸々な告白にくすくすと淫蕩な忍び笑いを返したゼナは、尖り切った乳首を弄び、蜜まみれの狭孔をくぽくぽと中指でほじくり返しながら立ち上がり、浴槽の縁へと移動する。
そうして露天の庭園を形成する自然岩に紛れる形で設置された防水棚、シャンプーやボディーソープといった各種アメニティに交じってさも当たり前の様に鎮座する淫具のいくつかを手に取った。
薄い白背を密着した爆乳で押し倒す様に折り曲げさせて、浴槽縁に設置されたエアマットに淡胸を預けさせ、にゅぽんっと引き抜いた指を今度は背後からつぷりと挿入しなおした手が、鉤状に曲げた指先で小さなお尻を持ち上げさせる。

「おもちゃで遊ぶ前に……フィリちゃんはこれ、知ってますか?♥」

媚薬風呂に腿下を浸したまま細脚を伸ばして突き上げた少女のお尻。
自ら溢れさせたいやらしい蜜でとろとろになっている秘裂と、その上でヒクつく可愛らしい窄まりをうっとりと視姦しながら問いかけたのは―――ちゅこちゅこちゅこちゅこっと膣内に挿し入れた二本指の腹をクリトリスの裏側、狭孔内でぷっくりと膨らんだ雌の弱点に押し付け撫で擦る淫らな指技。
これまでの愛撫で小水以外の体液をたっぷりと溜め込んでしまっているであろう膀胱を膣肉隔てた指腹でぐいぐい押して、排尿の欲求と膣壁のもたらす肉悦の混ざり合った快楽で少女を鳴き悶えさせる。
そうして少女に促すのは、おしっこの漏れてしまいそうな切なくも背徳的な粗相の炸裂。

「ほらほらっ、出したくなったら遠慮なく出してしまっていいんですよ♥ その前にちゃんと、おしっこ漏れちゃうって言ってからして下さいね?♥ ほらほらフィリちゃん、我慢しないで♥♥」

普段のゼナでは中々愉しむ事の出来ない嗜虐の愉悦に、はっ♥ はっ♥ と呼気を荒げ、今やすっかり咲き綻んだ幼華に顔を寄せる。泡立つ愛液の淫猥な香りも濃厚に愉しむ事の出来る至近距離は、彼女の潮噴きの直撃を受けるだろう場所。
にもかかわらず、胎内に潜り込んだ二指の動きはラストスパートをかけるかの様に激しさを増していき、どこまでも膨らむ快楽で少女の忍耐を決壊させようとする。

フィリ > 其処はもう、産まれて差程経たない内から。身体の成長に引っ張られる形で、性的な経験もしてきてしまっているから…だろうか。
おまけに身近な所に、参考となってしまう対象が多すぎるのだ。
見て、聞いて、体験して…当たり前に、淫らな家風を受け容れてしまっている少女からすれば。
血の繋がった異母姉妹ですら、性の対象なのだから。その母たるや況や――という所。
的確に刻み込まれ、加速度的に刷り込まれていく、胸で覚える快感に。息を荒げ、ひくひくと幾度も小刻みに肌を震わせて感じ入り。

「ふ っふぁ ゃ っ♥ ゼナ ぉ姉様――っほ…本当に、っ上手で―― こ んな気持ち良ぃ だなんて  っ私…っひゃぅっん、、んっ!♥
は―――― は  ぁ、  ぁ  っこ こ…? んふ…これ、と …ても、ぃ…ぃやらし ぃ格好に ――――ひぃ゛ぃい、っ!?」

尖りきった乳首を弄ばれるだけで、もう何も考えられなくなりそうな中。
促されるまま頷き、立ち上がらされ。背後から覆い被さって来る肢体と、変わらず胎内を揺する手指とで圧されるようにして…
湯船の端、岩場の影へと連れ込まれたのなら。其処にはもう最初から。行為に耽る為の場所と準備が整っている。
そもそもからして媚薬成分が籠もった露天風呂である為に。当然の設えという事なのだろう。

足は湯船に残したまま、上体だけを覆い被さってくる彼女と共に、マットの上へ。
高さが変わり丁度尻だけを持ち上げ、彼女へと差し出してみせるかのような体勢に。流石に頬を染めるものの。
声音に混じる戸惑いは、呆気なく吹き飛ばされてしまった。ちゅぷり…再び入り込む指先が。
先程よりも数を増して二本となり、更には入口よりももう少し深い所を、鉤を描いて掻き毟りだしたから。

「ふ――っ♥ っふっぁ、ぁ゛ ぁっ、  は くは …ぁっ♥
出っ  っゃ、ぁぁぁっ、 そ こ 弱 ――ぃ よわぃの です、っ ぉね さま ――ご しごし、 しちゃっ… っひ、、んひぃぃぃっ!?♥」

的確に見出されたスポットへと、摩擦と圧がひっきりなしに襲い来る。
襞の向こう、もう充分に中身が詰め込まれているであろう、水風船のような弾力を。彼女の指先へと感じさせつつ。
倍の本数の指を飲み込まされて、歪むように拡がる膣内に。襞を擦り潰される摩擦の快感に。
突き出した尻を震わせながら、すっかり感極まった声を上げたかと思えば。

「こん なっ♥ すぐ――っひ、ぁ、直ぐにっ 出 て、っぁぁ ぁ、ひゃぁぁぁ、 っぁぁ、っ!?♥
あふれ、っ、  ちゃ ―― も っれ、 ぉ… んんっ、ん、 ぉ…しっこ、っ、 出、ます、漏  らしてし、まぃ――ますぅぅっ♥♥」

唯でさえ媚薬に漬け込まれていた、蕩けきった性感は。耐えられる筈もなく、あっさりと決壊した。
マットの上でびくんと背筋を震わせ、頭が跳ねたかと思えば。
吹き掛かる吐息一つにすら、小刻みなひくつきを見せ付ける秘部全体が。きゅ、と力を籠め、そして――
耐えられなくなった中身が、掻き出されるようにして噴出した。
どろどろとした膣口からの蜜すら洗い流すように、勢い付いて噴き出す少女の潮、尿臭も混じる膀胱の中身。
排泄めいた開放感と快感とに、何度も尻を震わせて…
彼女の指へと感じさせる、締め付けの強さを見せ付けるように。等しく竦み上がる尻孔が、小刻みの緊張と弛緩とを繰り返していた。

「っぅぁ――は、 っぁぁ、ぁ――♥ っぁ、 ぁ――ぁ  …ぉ … ぉ…姉様、 っぁぁぁ……♥」

ゼナ > 何を考えているのか判別しがたいジト目の無表情は、他者とのコミュニケーションよりも自己の世界観こそを優先している様に見えたのに、実際の彼女はどこまでもされるがまま。
口に出して主張する事はなくとも、その小躯にいやらしい願望を蟠らせているかの様に、いっそ積極的なまでに淫行を受け入れ、蕩ける喘ぎと共に未成熟な肢体をくねらせる。
そんな少女の在り方に嗜虐を煽られるまま姿勢の変更を強要した戦士娘は、興奮の鼻息さえ感じられる至近距離に顔を寄せたまま胎内の弱点を責め立てる。

「~~~~~~~っっ♥♥♥」

こちらの卑猥な求めさえもやはり流されるまま受け入れて、恥ずかしい宣言を口にするとともに生温かな水流を吐き出した。
仄かなアンモニアすら香らせる少女の聖水を顎下、首筋、そしてたわわな乳房で心地よさげに受け止めた戦士娘は、あろうことから更に弾ける雌華に顔を寄せ

「ずぢゅるるるるるっ♥ ぢゅぞっ、ぢゅぞぞぞぞぞぞっっ♥♥」

未だ膣内の膨らみを責め立てる二指の動きに小孔を歪ませる尿道口を唇で塞ぎ、その水音でも可愛らしい少女を責めるかの吸引であふれる潮を吸い始めた。
義母に小水交じりの潮を浴びせ掛ける背徳まみれの排泄の悦びが、窄めた唇の吸引による強制排尿の魔悦で少女の頭を馬鹿にする。
こくっ、こくっと喉を鳴らして薄味の小水を飲み下し、勢いが落ちて来たならちゅこちゅことGスポットを苛める手指の動きを早くして、チロチロと蠢かす舌先でクリトリスを舐め回し、更なる潮噴きを強要する。
そうして体中の水分全てが吐き出されてしまったかの脱力が、真白な小躯を脱力させて、薄尻のヒク付きばかりが見られる様になる頃ようやく、びっと肉芽の裏側を抉り飛ばすかの指使いが雌蜜の淫糸を振り飛ばしながら少女の胎内から引き抜かれた。
ぬとぉ…と糸引き滴り落ちる淫水を、二指を広げてねばねばと弄びつつ、舌を伸ばして舐め清める。
そのままぱくりと唇で食み咥え、幼い陰茎に口奉仕するかの如くちゅぽちゅぽと少女の体液を味わい尽くす。

「ふふっ♥ ちゃんと言えましたね♥ いい子いい子♥ そんないい子なフィリちゃんにはとっても素敵なご褒美を差し上げます♪」

そうして取り上げたのは二本の淫具。
一方は太幹に纏わりつくミミズめいた血管のビク付きや、鈴口からとろりと溢れ伝う先走り、更には怒張の底に取り付けられた陰嚢が興奮に精嚢を持ち上げる蠢きまでもを再現した、ディルドというよりも男の生殖器その物といった風情のおそろしく精巧な疑似男根。
もう一方は二人で共に咥え込む事を前提として作られた"ウナギ"という俗称で呼ばれる事も多い双頭ディルド。60cmはあろうかというそれは、おおぶりなプラムくらいのサイズの肉珠を連ねた、アナルパールめいた異形の長蛇。
恐らくは媚薬の類なのだろう蛍光ピンクの粘液をじゅくじゅくと滲ませて、卑猥極まるヌメりを見せるそれもまた生物的なうねりを見せていて、恐らくは後孔のカーブに合わせて長胴を変化させ、どこまでも深く潜り込んで通常のアナルセックスでは到達し得ない場所への蹂躙も行うのだろうと思わせた。
暴力的なまでに膨らんだ陰嚢を裏切らぬ多量の射精機能まで持ち合わせた剛直は前孔に、桃色粘液を滴らせる連珠蛇の頭部は後孔にあてがって

「ほら、フィリちゃん、息を吐いておまんことおしりの力を抜いてください♥ いきますよ~?♥ そぉれ、ずぷぷぷぷぅうっ♥♥」

そんな掛け声とともに薄い下腹に凶悪なまでの肉玩具を埋没させる。
可愛らしく楚々とした膣は太幹によって痛々しく割り広げられ、それに引きずられる形で歪んだ後孔には60cmの長蛇が、ゼナの手に掴まれた最後の一玉を残して全て送り込まれていた。
先程潮を浴びた至近距離に顔を寄せたまま、じゅっぽじゅっぽと交互に出し入れを繰り返す大人の玩具は、少女の身体を何度も何度も法悦の際に打ち上げる事だろう。
そんな風に好き勝手に少女を弄んでは、素面の時に出会った際にどの様な顔をすればいいのか分からなくなるだろうという簡単な事実にさえ気付かぬまま、ゼナは出会ったばかりの義娘の身体を性的に愛で続けるのだった―――。

フィリ > 「っふっぅ゛ぅっ……っひ、ぁ―― き…もち良く ……良くな って、し…しまぃま――す、こ んな …こんなっ恥ずかし  …ぃぃ゛っ!?
っひゃっぁぁ、っ、ん、っぁ、ぁ っぁ っ♥ ゃぁ っ、だ ぉね――さま、 まだっ  …ま、 だ 出るぅっ♥」

強かに迸らせた潮を小水を、更に。浴びる事すら厭わない彼女の唇が、直接出口から吸い上げる。
一滴残らず搾り出すかのような指遣いと、じゅるるっ、と大きな音をたてる程の吸引とで。溜め込まれた中身を根刮ぎ搾り尽くされて。
絶頂にも等しい強制排泄の快感が、長く、長く引き伸ばされていく。
マットから浮かせ、高く突き上げてしまう尻ががくがくと震え。力の篭もってしまう下肢をその侭、意図せずに彼女へ擦り付けてしまい…
鼻先や唇で秘部全体を、ふわりと落ちてくる髪先に尻肉の狭間や、窄まりその物を擽られ続け。
漸く力が抜けきるのは。滴すら残らない程、膀胱の中身を搾り尽くされた後。
息が出来なくなるかのような、快感の余韻にびくついて。にゅるり――糸を引いて指の引き抜かれていく膣内どころか。
もうすっかり身体全体を弛緩させ、その場に崩れ落ちてしまう中。

「はふぁ、っぁっ――、っぁ、ぁ、 ……ぅぁ ぁぁ…  さ すが にぃ゛ …
は っぃ――る のでしょぅか、 私 ……の、 ぉ…  ぉしり、にっ♥」

くらくらと霞む視界の中見せ付けられた淫具は――それはもう、凶器としか呼べない大振りな業物だ。
本物と見紛う程に精巧な、だがサイズだけは人外めいてすら見える、男性器を忠実に模したディルド。
もう一つは玩具めいたパステルカラーに、球の連なったかのような形状から。本物とは見間違い様もないのだが。
その分、露骨に襞を摩擦する為の形状である事を、はっきりと意識させられてしまう。
…しかもその長さときたら。双頭という事を抜きにしても尚、あまりにも長大で。きっと飲み込まされたなら…結腸にまで容易に到達するに違い無い。
ぬらついた液体を纏う、そんな凶器の先端が。ひくつく尻孔に宛がわれたかと思った、直後。

「ち、からっ…ぁ――待っ  、どぅす るのでしょぅ、っぁ…んまり、解ら  ひぁぁ゛、ぁ゛ぁぁ゛っ!!?♥♥
っぁ゛ は ぁ゛――ぅ――そ、ぉ …、しりっぃ゛っ、ひ、拡がっ …んぎぃ゛ぃ゛ぃぃぃぃっ!?♥」

媚薬の蕩けと、粘液の滑り。二つに塗れたディルドは、それはもう容赦なく。力の入れ方も緩め方も解らないままの少女の尻孔を貫いていく。
めりめりと音すら立てて拡張されていく腸襞は。それだけでも途方もない衝撃で、少女の意識を打ちのめすのだが。
更に圧し潰されてひくつきを見せる膣孔へも。同時に、極太の疑似男根が圧し込まれた。それはもう、ぽっこりと少女の下腹を盛り上がらせるようんにして。
二つの玩具がごりごりと二孔越しに擦れ合う、彼女の娘達によって教わったのと同様の、二本挿しの快感を教わりつつ。
亀頭が子宮を叩き、圧し上げてくる。結腸口すら貫き、幾度と無く出入りを強いられる。膣で、腸で、度を超した快楽を次々に体感させられる少女は。
もう此処から先、舌を突き出し身をくねらせ、終いには「っぉ、ぉ゛♥」と今まで上げた事の無いような、濁った喘ぎすら繰り返しながら。
ただただ義母の手で鳴かされ続けるばかりとなるだろう。

…お陰で。危惧するのは今後の再会どころか。いっそ、今日この後どうやって。二人で帰れば良いのか、ではなかろうか。
一通り責め抜かれた後、どんな顔で、どんな言葉を交わせば良いのか。その大いなる悩みにぶつかるのは…もう少しだけ、先の事となっただろうか。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からフィリさんが去りました。