2021/04/21 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にシシィさんが現れました。
■シシィ > ───常のように、とはいうものの今日の足取りはどこかおぼつかない。そのことに己で少々の違和感を覚えはするものの、軽い湯あたりだろうと考えながら、湯あみ後の休憩に訪れる。
「………」
小広間めいた室内に、いくつかの寝椅子が置かれ、サイドテーブルには軽食めいたものや、冷やされた飲み物が置かれている。
自由にくつろげるようにとのその空間は、薄い帳で仕切られ、奥の個室ではマッサージも受けられるようにはなっているようだ。
そんな入り口の案内書を横目にしつつ、おそらくは水入りのグラスの一つを手に取ると、帳をかき分け、あまり目立たない位置の籐椅子へとその身を預けた。
けだるいような体を深く預けると、細く吐息。
良からぬ噂もささやかれる温泉の、悪い方のお湯にでもあたったのだろうか、とは思うが───現状ではそれほど深く考えもせずに、グラスに唇を触れさせる。
補水は心地好く、喉を滑り落ちる。満足そうな吐息をついて、どちらにせよもう少し落ち着くまでは──この場にとどまろうと決め。
■シシィ > 「ふ───」
体のけだるさが抜ける迄もうしばらく。帳の影で微睡むことにした
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からシシィさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にリラ・フィオーネさんが現れました。
■リラ・フィオーネ > 「はぁ…やっぱり温泉って良いものです…。」
湯船の中で裸身のまま、ゆっくりと上半身を浴槽の縁に身体を預けてまったりムード。
色々とアレやコレやな話の絶えない九頭龍の水浴び場。
ゆっくりと手足を伸ばせる場所ではあるけれど、下手に時間帯を間違えてしまえば大変な目にあってしまう場所である。
けれども、こうして真夜中の時間帯であれば誰も居ない事もたまにあるので。
こんな風に無防備に頭に手拭いを乗せてリラックスしていた。
「んー、他に人は……居ないっぽい、かな?」
念の為に周囲を見回してみるが、湯煙で視界が遮られて人影は今は見えていない。
人の気配というものは戦闘をする人間では無いので分かるはずも無く。
聞き耳を立ててみても、聞こえてくるのはお湯が流れる音ばかり。
ふひーっと、さらにだらけるように息を吐き出してお風呂に浸かっていた。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にグスタフさんが現れました。
■グスタフ > 「そろそろ時間か……よっと、んー……」
時間を確認し、待ち合わせをするように男は水浴び場に入った。
人影を探せば湯煙の向こうに一人気配がした。
シルエットからは女だ。舌なめずりをする。
無遠慮に近寄って、シルエットが実態を伴うまで寄ると声をかけた。
「お邪魔するよ。一人かな」
裸体を晒しながら、見た目のわりに人好きのする笑顔で、距離を詰めて座った。
■リラ・フィオーネ > 「―――ふぇ!!?」
完全に気を抜いていた。この時間帯であれば、利用客に関してはほぼ居ないと思っていたからだ。
唐突に見知らぬ男に声を掛けられ、咄嗟に浴槽の縁にあったタオルで身体を隠した。
無遠慮に近寄ってきて、こちらも相手の姿を見て警戒心を露わにする。
「え、えっ…あ、はい……あの……一応は一人ですが…」
笑顔を見せられても、相手は異性である。
こちらは愛想笑いにもならない苦笑いを浮かべつつ、今すぐに逃げ出そうかと思案を巡らせる。
■グスタフ > 初々しい反応に、いいねぇなどと顎をさする。
ここがどういう場所か知らないでもあるまいになどと男は思っているので
その気があるんだろうなと疑っていない。
「今は一人なんだろ? もしかして、友達と来たことあるとか?」
遠慮なく隠す胸元を見ている。恥ずかしそうにする姿もいいなどと思いつつ。
■リラ・フィオーネ > 「は…はぁ……まぁ、そ、そんな所ですけど…」
夢幻窟のような場所であれば、このように無遠慮な態度も嫌いではないものの。
現実世界での男性にはまだ苦手意識があるせいもあり、羞恥に頬を染めだし。
友達と―――と聞かれ、お茶を濁すようにする事しか出来なかった。
陰キャな彼女からすれば、友達の話題はタブーの一つである。
手にしたタオルは小さめのせいもあり、乳房の部分をギリギリ隠すのが精一杯。
下肢に関しては透明な湯なので、薄明りであっても肌色がしっかりと見えるはず。
「あ、あの…こっちを、あまり見ないでくれますか……っ。」
屈強な身体の戦う男の人。
白髪交じりの頭と顔立ちからするとそれなりに年上の相手である。
緊張気味に声を震わせながらも、少しづつ逃げるようにジリジリと離れようとしており。
隙を伺うようにして、周囲を一度見回してから人が居ないと思う方へとバシャ!と湯船から立ち上がり。
湯船から出て逃げるように移動して―――。
■グスタフ > 「そう、言われてもね……なかなか……っと」
見とれているうちに逃げられた。
頭をかいて。逃げた方向を見た感心する逃げ足だ。
「逃げた方向が問題かな?」
つぶやいて湯舟を男も出ていく。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からグスタフさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からリラ・フィオーネさんが去りました。