2021/02/03 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にヴァレリー=D=ツインテイルさんが現れました。
ヴァレリー=D=ツインテイル > 「……う~ん」

もはや女にとってはおなじみの露天風呂。
寒さと暖かさを同時に味わうことが出来るその場所。
そこで、女は入浴しつつ、ちょっと唸っていた。

「……よくよく考えたら。
 ここでいつまでものんびりしてるのもマズいですわよね」

自分の生き様というか、あり方というか。
そこに『悪の組織の幹部』というものがある以上。
ただただのんびりと宿で過ごしているのはらしくない、と。
女はそう考え始めていた。

「……何かしら動かないといけませんわね。
 ……例えば……」

と、言っても。すぐに悪事が思い浮かぶでもなし。
う~んう~ん、と。女は腕組みしながら考える。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」にエズラさんが現れました。
エズラ > 街に帰った夜は朝まで飲み明かすのが習い。
それが終われば宿へ戻り惰眠を貪る。
休むときは徹底して休むのが、良い戦働きの肝要である――などと嘯いて。

「いや~、流石にちょいと寝過ぎたぜ――」

あまりに惰眠を貪りすぎたが、時剋はともかく寝起きは寝起き。
ひとっ風呂浴びてまた街へ繰り出すか――そんなことを考えながら露天風呂へ踏み出す。
おお、さみぃ、などと呟きながらかけ湯を済ませ、湯の中へ――何事か考え込んでいる先客にはまだ気付かず。

ヴァレリー=D=ツインテイル > 「……うん?」

考え事をしていて、それに気づくのが遅れた女。
大浴場から露天風呂への戸が開く音が鳴って。
そこでようやっと、誰かが入ってきた、ということを知るも。

「……フンッ」

その相手が男性であれ女性であれ。女にとっては関係のない話であった。
そも自分の美貌と肉体に自信があるわけではあるし。
貴族である自分が、他の客が来るからといってコソコソするのはおかしい、と考えている。
いや、むしろ。『入ってくる客のほうが気を使うべきだ』とすら考えている。
なので、女はその入浴している位置から動くこともせず。

「……ふぅ」

いや、新たな客の方を見ることもせず。考え事を続ける。
……当然。新たに入ってきた客には。
女の裸身は丸見えになっていることだろう。
だが、女は隠そうとはしない。
いや、むしろ『見て魅了されろ。ていうか感謝しつくせ』ぐらいの、高慢なオーラすら放つ。

エズラ > 「…おおっ!」

じゃぶじゃぶと湯の中を進めば、すぐに先客の存在に気付いた。
女――しかも、何やら高貴な雰囲気を漂わせている。

「こりゃ~気付かね~でわりぃわりぃ――」

別段悪いとも思っていないくせに、白々しいことを。
女の肢体は均整が取れつつ熟れたもの。
男もまた戦場暮らしで鍛えられた荒々しい肉体を隠そうともせずに誇示している――

「しかしまぁ、嬉しい先客さんもいたもんだぜ――」

ムッフッフ、と助平心を隠そうともせずに笑みを浮かべつつ、見事というほかない女の身体に視線を這わせている。

ヴァレリー=D=ツインテイル > 「……」

近くに客が近づいてきて、声を上げた。
そうなってくると、さすがに女も無視はできない。
いくらなんでも、それは失礼だ、ということくらいは理解しているからだ。

「いえ、構いませんわ。
 ここは宿の浴場ですもの。
 私だけの場所、という訳ではありませんから」

相手の言葉に、女は退屈そうな表情のままそう言う。
ちら、と女が見た相手の姿は。
なるほど、屈強さを一目で伝える。
明らかに、荒事に慣れているであろう筋肉の塊。

「……フフッ。見ての通り、といったところですわね。
 アナタが何者かは知りませんが。
 この私、ヴァレリー=D=ツインテイルの玉体。
 本来ならそう易々と見れるものではありませんわ」

相手の反応が、ある意味で女の予想通りだったからだろう。
女は、上機嫌になり。相手に向かって向き直り、立ち上がる。
十分に温まった体からは湯気立ち上り。
瑞々しい肌は、湯を弾き、透明な液体がボディラインにそって滴った。

「100年に一度の幸運と思い。せいぜい拝みなさい。
 このような場所で無ければ見ること叶わず。
 それどころか、こうして会話することも身分不相応なのですから」

どこまでも高慢傲慢偉そうな態度でそう言うと。
女は、『オーーーーーホッホッホッ!』などと高笑いし始める。
女が笑うたびに胸は跳ね。下腹部の茂みからは、湯が滴り続け。
どこか、男を誘うかのような雰囲気が匂い立っていた。

エズラ > 湯から立ち上がったその姿は、成る程本人が高らかに「玉体」と宣言したとおり。
おまけにその名は男のような身分の者でも耳にしたことくらいはある御名。
随分と破天荒な性格であるらしいことは十分に理解できたが――

「……いや、確かに仰る通り、こりゃ~まったく幸運、眼福――」

――しかして、その肢体が魅力的なことは紛れもなく。
湯に浸かることなくじゃぶじゃぶと相手の周囲を周りながらこれまた遠慮無しにそのくびれた腰や量感あふれる乳房、さらには引き締まった尻肉、へと視線を移動させていたが――

「――どうせなら、この機会を1000年に一度のものにしてみてぇもんだが――?」

「拝む」だけでは足りぬとばかり、背後からその腰に手を回そうとする。

ヴァレリー=D=ツインテイル > 「む?」

高笑いしていた女であったが。
さすがに、相手が近づいてきて手を触れようとするのなら。
その手を、ペチンッ、と軽く叩き。

「頭に乗らないことですわね。
 誰がそこまで……いや……」

失礼千万、と言おうとする女であったが。
そこで一瞬、考え込む様子を見せる。

(……この男。使えるかもしれませんわね。
 荒事に長けている人間というのは、囲っていて損はないですし……)

じろじろ、と相手のことを見ながら。女は暫し悪巧み。

(私の色気と美貌で魅了してしまえば。
 都合のいい駒にできるかもしれませんわね……)

そうして、フッ、と笑みを浮かべれば。
女は、露天風呂の縁に腰掛け。相手に向かい。
大きく足を広げてみせる。

「まぁ、今宵はここで出会ったのも何かの縁。
 本来はこのようなことはしないのですが。
 特別に。私の体を見ながら、自分を慰めることを許してさしあげてもよろしくってよ?」

要約:体を見てシコってろ。ということ。
ずいぶんな上から目線であるが。女はさも当然、とばかりの態度。
再度、高笑いをするのだが、あまりにも笑いすぎて。

「オーーーーーーーーホッホッホッホッ!
 オーーーーッホッ、ゲェホッ、ゲフッ!」

なんか咳き込み始めた。相手にしてみれば。
女の言い分など無視してもいいことであろうが。

エズラ > 手をはたかれ、おおっと、などとわざとらしく両手を挙げて。
そのまま頬でも張られるかと思いきや、何やら考えがあるのか、高慢な態度はそのままに、しかし何故かサービス精神旺盛な態度を見せてくるのである。
むおっ、と自然、男の視線は広げられた足の真ん中に集中するわけで――当然、男自身の足と足の真ん中に提げられたものも、屹立していく。

「なんとまぁ……面白いやら嬉しいやら、楽しいお嬢様だぜ」

そうして、間近まで歩み寄れば、許しを得たとばかり、相手の足の間にしゃがみ込み、ほうほう、などと呟きながら秘所を観察――
はち切れんばかりに天を突く己の肉竿を片手で支え、緩く上下に扱いているが――それは、そのまま果てようという動きではなく。

「――オレだけ愉しんでちゃ、お嬢様に申し訳ねぇよな――!」

そう言うや、今度は腰に手を伸ばすような「紳士的」な動作では無く、酔漢が酒場の女にやるごとく、飛びかかる――そのまま少し乱暴に、洗い場に押し倒そうという算段。

ヴァレリー=D=ツインテイル > 「……フンッ」

相手の肉体。その逞しい槍が立ち上がるのを見て。
女は、滑稽だ、とでも言うかのように鼻で笑う。

(男なんて所詮、肉欲が脳みそと股間に直結してる生物。
 私の魅力があれば、扱うのは容易いですわ)

女は自分の能力や美貌に自信があった。
あった、が……実際のところ。男性を手玉に取った経験は一度も無い。
ようするに、女は『多分できるだろう』くらいの考えで。
よく知りもしない相手をたぶらかそうとしていたのである。

「……ふ、ふぅん。そうやって慰めますのね。
 なんとも。男の自慰というのは、こ、滑稽極まりないですわ」

そうして、自身のクレパスを見ながら、肉槍を扱く相手を見る女であったが。
力強さと暴力性の象徴の如きペニスの勃起する様子に。
いつしか、女の視線は釘付けになり。ごくり、と唾を飲んでしまう。
そうして、意識を集中していたが故に……。

「なっ……!?」

相手の飛び掛る動きに対して、反応が遅れた。
普段の女なら、身に着けた護身術により、相手に捕まることなどはなかったろう。
(無論、体格差を考えれば相手を痛めつける、などは無理であろうが)
だが、見事に相手に押し倒された女は。そのまま相手を睨み。

「こ、この下郎! 誰が触れていいと……!
 今すぐに離しなさい! さもなくば、痛い目を見ますわよ!」

女は魔術の心得もある。なので、今離れれば許してやる、と言うが。
……もしも、相手がそこに目をやったのなら。
あるいは、触れたのなら。気づくかもしれない。
女の秘所が。うっすらと。微かに湿り気を帯びていることに。

エズラ > 首尾良く相手を拘束することに成功――細くしなやかな腕をガッチリ捕まえつつ、相変わらずムッフッフと笑み浮かべ。

「まぁそう邪険にしなくてもいいじゃあねーか、なんせ1000年に一度の機会だぜ、こっちだって気合いが入らぁ――それによ」

身を寄せているため、そそり立つ雄の象徴が相手の内股のあたりに触れている。
そこからは、力強い脈動が直に相手に伝わっていく――

「――オレのをジッと見てたじゃねぇか、ん?」

ぐりぐり、擦り付けるように腰を動かしていたが――おお?と男の視線が相手の秘所へ。
そして、さらに笑みが深まり――男の行動はますますエスカレートし始めるのであった――

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からエズラさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からヴァレリー=D=ツインテイルさんが去りました。