2021/02/02 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にヴァレリー=D=ツインテイルさんが現れました。
ヴァレリー=D=ツインテイル > 九頭龍の水浴び場の売りに、大浴場にある『露天風呂』がある。
様々な種類の湯もそれはそれで魅力的ではあるのだが。
開放感のある露天風呂は、やはり独特の趣があり。

「……ふぅぅっ、うぅぅっ……」

それはまぁ、貴族令嬢(つまるところ、おおっぴらに言えば無職にも近しい立場でもある)であるこの女にとって。
下々の民どもの生活を見下ろしながらリラックスできる。
最高のヒーリングスポットである、という感想を抱ける場所、ということでもあったりする。

「日の高いうちから、体を温めつつ。
 平民どもを見下す。……これぞ、選ばれた者の特権ですわねぇ……」

別段、この宿に泊まって、大浴場に来れば誰でも露天風呂には入れるのだが。
上機嫌になってる女にとっては、そんな指摘は無粋というものである。

ヴァレリー=D=ツインテイル > 「……ふむ」

至福の時を満喫していた女は、一度湯から体を出し。
くるくると体を捻っては、ボディラインを確認する。
最近ではすっかりこの宿でダラダラ生活を送っているので。
やはり、体型維持に関しては不安もあるらしく。

「……ま、私の完璧なる美貌が損なわれることなどありえませんけれども。
 ……少しくらいは、運動したほうがいいかもしれませんわね」

フッ、と。誰もいないのに笑いつつ、言い訳のようなことを言い始める女。
そのまま、露天風呂の縁近くまで歩き、外を眺めつつ、胸を張り。

「平民や下等な民のために、美しさを維持するのも貴族の務め……。
 フフッ、我ながら意識の高さに参りますわぁ~!」

今どき誰もあげないであろう、まるで演劇の悪役のように。
オ~~~ホッホッホ、などと高笑いをする女。
その度、無駄に大きな胸はぶるんぶるんとゆれるのだが。
女にしてみれば、自分の肉体=完璧=見られても恥じるところなし。
という思考らしく。むしろ、見せ付けるように更に胸を張っている。

ヴァレリー=D=ツインテイル > そうして、女はひとしきり高笑いをしてから。
ゆったりと入浴に戻った。

「……」

どうやら、冷静になったら、凄く恥ずかしかったようだ……。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からヴァレリー=D=ツインテイルさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にエズラさんが現れました。
エズラ > 「ふぅ~…いい湯だぜ…」

露天風呂。
雪が降るほどではないが、まだまだ寒い日が続く。
長期の遠征から帰還し、旅と戦の疲れを癒やすべく九頭龍の水浴び場へ。

「お、お、お~……」

両手両脚を湯の中に伸ばし、思う存分脱力する。
天を仰げば星がまたたき、火照った顔に吹く風が冷たくも心地良い。

エズラ > 十分に身体も温まったところで、ゆったりと浴場を後にする――
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からエズラさんが去りました。