2020/12/29 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場/混浴露天風呂」にサマベルさんが現れました。
サマベル > (艶事を行うことを目的として作られた混浴の露天風呂。
岩や石を使いところどころが目隠しになっているものの、声は
筒抜けになるそこで肩までお湯に浸かり、誰か相手をしてくれ
る人が来るのを待っていて)

「偶にはこういうところで楽しむのもいいですわね…まぁ、お仕
事も趣味のようなものですから、余り変わらないかも知れない
ですけれど」

(仕事と趣味、好きなことが一緒なのでお金の授受があるかな
いかだけの違いの娼婦の仕事。今は宿に頼まれてのことなので
宿からお金が出るので、お客が来れば真面目に応対するつもり
でそれまではのんびりとお湯に浸かり日頃の疲れを癒している)

サマベル > (それから暫く時間は流れ、お客が来て相手をすることが
出来たのか、それとも誰も来ずに風呂を出て誰も来なかったと
店に報告することになったのか……どちらかの未来が訪れ、女は
その時間を過ごしていくことに……)

ご案内:「九頭龍の水浴び場/混浴露天風呂」からサマベルさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にケンさんが現れました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からケンさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場 混浴露天」にケンさんが現れました。
ケン > 混浴露天にふらりと入ってくる男。
「なんだか、久しぶりに来たねぇ…」
ぽつりと呟きながら小脇に酒と氷のはいった桶を抱え、露天風呂がある場所へと出てくる。
中で少し温まったとはいえ体を撫でる風は寒く。

ぶるっと一度体を震わせてから男は手早く近場の露天風呂にざぶざぶと入っていく。
もちろん周囲に人がいないことを確認しているが、作られた波は少し高くそれが男の急ぐ心の大きさとなって現れている。

ケン > 湯気やら屋内で湿って前へと垂れてきた髪の毛が視界の中をちらちらすれば邪魔だなと考えながらまずは肩まで湯につかり気の抜けた太い吐息。
「ふはぁー、やっぱり冬場は温泉だな。」
等と一人呟きながら手のひらに水をため髪を後ろに流す様に撫でつけてから、桶の中、氷に埋められた猪口を探し出し、掌に載せて持ち上げると徳利の括れを指で挟みとくとくと、音を立てながら透明な酒を流し込んでいく。

漏れそうになれば先ずは口元に寄せ、かぱっと一口流し込み、今度は落ちついて、猪口の八割ぐらいまで注いでから徳利を氷の桶に戻していく。

ケン > ぼんやりと突きを見上げながらちびちびと酒を煽っていると、丸い月を下半分ほど隠す様に流れてきた細い雲。
「月に叢雲花に風。まぁこれはこれで綺麗なもんだがな…」

男の目は月から其れ、空に散りばめられた小さな星明りに目を向ける。
空になった猪口を握り那賀も人差し指を伸ばし指をさすと、
なにやら星座を思い浮かべているようで男の指が空を滑っていく。

ケン > つい、ついと指で星と星の間に線を引き繋ぐ男。
戯れに新たな星座を作って遊んでいるようで。
片目を閉じて、利き目で空を見やり、指を彷徨わせ、次はどちらの星に旅立ち線を結ぶか等と考えながら、
さっぱりとした辛口の酒をちびちびと煽り続ける。

夜風は冷たく火照った頭を冷やしてくれるお陰で上せるまではまだまだ時間を必要とする。

ケン > ふと胸をよぎるむなしさ。
「折角の混浴なのに俺一人というのも詰まらんなぁ…」
むむむと呟きながら男は軽く身を起こし、湯船の中腰を下ろせるように置かれた大きめの岩の上に腰を下ろし上半身を夜風に晒す。

火照った体を撫でる風は涼しく心地よい。