2020/11/30 のログ
■リス > 「―――見えないわね。」
森の木々に邪魔をされて、誰かがいるようには見えない。妹たちなら、誰かいたりすれば判るのだろうけど、長女はそう言ったことを鍛えて居ない。
竜としての感覚はあるけれど、人より敏感ではあるけれど絶対ではないし、こんなに森がしっかりと再現されチエルと、良く判らない。
むしろ、魔力が邪魔をして靄のようにしか見えないのだった。
誰かいるにしても、近くに来てくれなければ判らなそうね、と軽くため息を吐き出して。
視線を軽く白い川に向ける。
「上流、何処まで行くと止まるのかしら。」
余り歩いて動くと出口が判らなくなるかと思われるが、そうでもない。
この宿は出口を思えばすぐに出口にたどり着けるようで、ちょっとした探検を楽しむ事が出来る。
ここをうろうろして、川をめぐって、誰かを探すのも良いかもしれないわ、と、少女は小さく笑って見せる。
それなら、とざばり、とお湯を揺らして立ち上がり、少女は、歩き始めた。
じゃぶり、じゃぶり、とお湯を揺らして歩くと足を取られそうだ。
でも、足元の砂利は丸くて均一で、とがっているのはないから足を傷つけることはなさそうだし。
苔もないので滑ることも無くて。
なら、いいか、と腰までお湯に浸かっている状態ではあるが、進んでみる。
■リス > ちゃぷり、ちゃぷり。川を、推定上流の方に向かい歩いていく、魔法で空間を広げているというから、歩くよりも飛んだ方が良いのかしらと、少しばかり考えてみたものの……空を飛ぶと基本的にあれがプラプラしながらになってしまう、お風呂だし、全裸だし。
とても、とても、恥ずかしい、そもそも、普通の時だって、スカートの中が見えてしまいそうになるので、飛ぶのは避けたい、緊急時とかぐらい。
妹たちはよく気にせず飛べるよね、と思うのだ、多分三姉妹の中では、自分が一番人に意識がむいてるのだろうと思う。
それは兎も角、歩いていると、こう、ちょっと気持ちよくなる、別に媚薬とかそういう物ではなく。
ヒントは、お湯の流れと、歩く方向と、全裸。
一寸ばかり、頬を染めながらも、好奇心の赴くままに少女は進んでいく。
「何か、見つかれば、良いのだけど。」
そんな風に、とことこと、と安全な所で、安全な冒険を、探索を続けていくのだった―――
ご案内:「九頭龍の水浴び場/ふたなり浴場」からリスさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にシャルティアさんが現れました。
■シャルティア > かぽーん
どこからか鹿威しの音が聞こえる。松に囲まれた岩の露天風呂
広さは結構なものだが、時間ゆえか客は一人だけである
ちっこい、幼い顔立ちの少年だ。脚を伸ばし人懐っこそうな顔をご機嫌そうにニコニコとさせて、のんびりと温泉を楽しんでる
温泉は少年のお気に入り。ぬるめの温泉は、いつまでも浸かってられて大好き
「きもちいい温泉♪ぽーかぽーか♪」
ちゃぷちゃぷとお湯をかき混ぜ、温泉をぬくぬくと楽しむ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からシャルティアさんが去りました。