2020/10/14 のログ
■ダソ > その後、何かを思い出したかのようにチュプン、と水に溶け、
水道管から他所へと移動した。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からダソさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場/ふたなり浴場」にリスさんが現れました。
■リス > かぽーん……そんな音が温泉に響き渡る。九頭龍の水浴び場にある、ふたなり用の温泉。
少女は、今日は――すでに温泉の中だった、躰も洗って身ぎれいにし、お湯に浸かる今現在。
今日もふたなり湯は盛況で、色々な女の子たちが、ふたなりが出会い、交わっているのが見える。
少女もその中に混ざりたくはあるのだけれど今日は時間的に出遅れてしまったのか、皆相手が居るようだ。
だから、ちょっと残念だけれど、少女は一人でお風呂を楽しむ事にしたのである。
「―――誰か、来てくれないかしらね?」
そんな淡い思いを持ちながら、少女は、お風呂に肩まで浸かる。今宵のお風呂は桜色のお風呂で、内容は―――たぶん媚薬なのだろう。
この場所はそういう場所だから、時たまこういうお風呂になるときがある。
それに身を漬けて、全身を温め、同時に発情をしながら、長く深く、息を吐き出して見せる。
したくても相手が居なければ仕方がないのだ。
お湯はすべすべで、少女の体を擽る様に流れ、ちゃぽん、ちゃぷり、全身を優しく彩る様に、少女は肌に媚薬の湯を塗り込む。
媚薬のお湯の所為で、少女の肉棒は痛い位にそそり立ち、精液を、たっぷりと作り上げていた。
誰か、孕ませたいな、なんて、そんな、欲望さえ
■リス > とは言えだ、矢張り……この場所は、既に相手が居ると新しく入ってくる人が少ないので焙れてしまいがちだ。
それは仕方のない事なのだろう、同性愛者、ふたなりなんて、本当に数が少ないし、そんな相手に抱かれたいという女性もまた、少ないはずだ。
仕方のない事、とわかりつつも寂しい物である。
一人きり、というのもいい方はおかしいが、誰も相手の居ない少女は、ぱちゃり、ぱちゃり、と己の体にかけ湯をする。
媚薬のお風呂ゆえに、じりじりと焼けつくような感覚が、苦しくもある。
出ればいいじゃないかと、思考の片隅で思う者の……しかし、誰か来るかも、という淡い期待が、少女を出るのをためらわせる。
どうしようもないわね、なんて、自分の考えに苦笑を零してしまいそう。
「もう少しだけ……ね。」
もう少し、もう少しだけ、そんな風に思い、少女は、お湯の中で体を軽く磨いて待つ。
ふと、視線を向けると、己の体に纏わりつく媚薬の風呂。
そして、それに匂いが付いているらしく、甘い匂いがする。
そんなお風呂だったのね、と少女は小さく関心をして。
両手両足を伸ばして、ふぅ、と息を吐き出して伸びをする。
■リス > 「潮時、かしら……。」
流石に、淡い期待を胸に待っていても、誰も来ないことを認識する。まあ、時間も時間だ、出遅れた感がパンパなかったし。
そして、長くお湯に浸かっていたからか、欲望が、性欲がヤバい事になっている。
望まぬ相手でも、腰を振って、卵を孕んでしまいそうな、そんな気さえする。
あ、危ないわね、と自分の状況を確認する、ドラゴンだからと言って無敵ではないし、性欲が爆発しそうだ。
なので、上がることにする。
宿の中に、こう、落ち着くための薬とかあればいいんだけどな、と思いながら、お湯を洗い流す様に洗い場で体を流して。
脱衣所で服を着て。
ホカホカとして、むらむらとする体を持て余しながら、隠しきれないぐらいにそそり立つ肉棒をどうしようか悩みながら。
少女は、温泉から去っていくのだった―――
ご案内:「九頭龍の水浴び場/ふたなり浴場」からリスさんが去りました。