2020/10/02 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からタン・フィールさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にダソさんが現れました。
■ダソ > 人の気配の無い昼下がりの大浴場。
今は貸切状態のその湯けむりのなか、無人のはずの小さな浴槽のお湯が、しゅろろろ!っと竜巻めいて立ち上り、
半透明だったお湯が、絵の具を混ぜたように肌色めいて色艶がまして…
そして竜巻は一本の水柱となり、中から現れたのは、人間の幼子のを模した、スライム体の姿。
その顔も、体も、肌艶も、自分のほっぺをむに、といじってみる仕草も、一見では人間と大差なく。
「~~~、あーー、あ、あ、っ んぁー。
こンにちは、…だれか、イますかぁ?」
きょろきょろ周囲を伺って、一生懸命に学んだ発声練習。
少し異国情緒溢れる発音にはなっているが、この王都で魔術や魔物の素養が無い人に対して、擬態するには十分で。
「ふふ、おンせん、きもち。
きもちくなりたいヒト、いないかなー。」
人とふれあい、快楽を与え、己も快感を得る。
それに悦びを得る本能に生まれついた幼子…の肉体をしたスライムは、
水浴び場のどこかに人影がいないか探して、ひたひたと散歩がてらさまよっていた。
■ダソ > その後、何かを思い出したかのようにチュプン、と水に溶け、
水道管から他所へと移動した。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からダソさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にキールさんが現れました。
■キール > 洗い場で汗や返り血やら泥やらを流し、手ぬぐいを分厚い肩にかけ前も隠さずに鍛え抜かれた分厚い体を全て晒せば、溢れ出た湯で温められた石畳を進むたびに、人間離れしたナニが蛇のように揺らし、
己に隠すもの等無いとばかりに肩で風を切り様々な湯や、旨そうな女がいないか等と探す為、視線を滑らせながら湯気のヴェールを掻き分けながら進んでいく。
秋の気配も深くなり、肌寒い外とは異なり温泉から立ち上る湯気の中は暖かく、その熱が男の体の熱を徐々に煽られてくる。
「いい女は何処にいるのやら。」
見つけたら何をするか等と想像すれば子供なぞ泣き出しそうな凶暴な笑みが浮かんでおりそれを見たものはほとんどが視線を湯や共に入る相方に向け反らされていく。