2020/09/03 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にアティさんが現れました。
■アティ > 暑い日でもそこそこの人で賑わう、温泉が売りの旅籠。
流石に寒い時のほうが人の入りはいいのだろうが、暑い時はそれはそれで心地が良い。
そんな風に考え、湯を楽しむ人も少なくはないようだ。
夜が深まり始めても、不定期に降り注ぐ雨粒に追いやられるように、受け付け回りは人の声で賑わっているのが、感じられるかもしれない。
休憩所で涼しんだり、お酒を嗜んだり、旅籠の奥へと足を運ぶものが居たりと行き交う中、受付を済ませた兎は耳を隠すこともなく。
湯殿が並ぶ道を進み、一つの入口へとはいってくのだが。
「本当に色々あるなぁこの街…。
ここまでだと、楽しまなきゃ損って感じよね」
それなりに広く、健康にいいお湯と書かれている湯殿である。
何かテストしてくれる人募集、なんて誘われた湯には珍しく乗っからなかったようだが、そういうものがあると知っただけでも収穫となったのだろう。
街を歩いてみても、色々目にするお店などを思い返せば、そんなことを上機嫌な様子で零し。
手早く衣服を脱いでは、空いている服籠へと軽くたたんで放り込み。
軽い足取りで見かけた人たちの見よう見まね。
といった様子でタオルを頭に軽く乗せて湯殿へと、いざといった様子で進んでいく。
「十分大浴場って広さじゃない、これ」
湯煙の先に見えるのは、メインの大浴場ではないはずなのに、十分すぎる広さを持った湯舟に洗い場各種である。
感心したように、目を丸くして少し兎は間抜けな表情を浮かべてしまうが、その分期待も膨らんだのだろう。
張り良く歩みで揺れる胸も、ぴったりと口を閉じているつるりとした秘所も、隠すことなく。
湯に濡れる床を湯舟のほうへと進んでいくが、他に誰がいるかなんてことは特に気にしている様子ない。
途中で掛け湯はちゃんとしたものの、そのまま入るつもりのようであり。
湯の温度を軽く足先で確かめれば、そのまま一気に足を突っ込み。
身を沈めるままに染み渡る湯の熱に、耳までフルフルと震わせることになったようだ。
■アティ > 「っ~…ふぅ…染みるーっていうんだったけ…」
じっくりと肩まで湯に長時間つかる。
色々と渡り歩く兎にとって、あまり慣れた習慣ではない分、新鮮さも強いのだろう。
少々手に入れている知識が偏ってたり、アレなのはご愛敬か。
漸く体をつつくような熱にも慣れてくれば、一つ手を天井に向かって伸ばしてから、やがてそのまま脱力していく兎。
力が抜けてそのまま疲れも抜けていくように、体の芯から温まっていく温泉の感覚は、やはり心地良いのだ。
健康促進ではなく、健康増進と書かれている湯の効果も少なからずあるかもしれないが。
どちらにしろ心地よければ、この兎にとっては些細なことなのだろう。
「これだけ静かだと…私の貸し切り気分だけど…」
他にも人の気配がするかどうか、脱衣所の籠がどのくらい空かすら確かめてなかったから今更だろう。
特に大人だろうと子供だろうと、誰が入っていても気にするつもりは元からないようだが。
これだけ広いと、ちょっと気になるようである。
ついでに泳いでもいいのかという、そんな思惑もあるのだろう。
あまり派手にバシャバシャと泳ぐということはなく。
スィーっと湯の中を軽く足を付いて、静かに移動するようにして、湯舟の岩陰を見たり。
湯気の濃いほうの先を見に行ったりとしていくが。
こんな時間のお風呂だから、面白いことをしてる人でもいそう。
そんな軽い気分であり、大それた目的などをもっての事ではない行動のようだ。
■アティ > 「流石に誰もいない、っと」
多少驚かしたりでもしてやろうか、と思っていればそういう時に限って誰かを見つけることはないのだろう。
しばらくスイスイと浅く足を付いて湯の中を移動していたものの、何かしらの気配に出会うこともなければ、やがてあきらめることになったようだ。
もっとも、湯に少し潜っていても耳は立派に見えている上に、移動するときは尻尾も多少水面に見えており。
背後からでも近づかなければ、簡単に湯気のある湯舟といっても見つかっていた気もするのは、気のせいではないかもしれない。
「ふぅ…ちょっとふらついてから、帰るかな」
そしてそんな入り方をしていれば、当然のぼせてしまうのも早かったようだ。
クラクラとしてきた兎はやがて湯船から上がり。
身体を洗うのもそこそこに、脱衣所へと退散することにしたようである。
頭にのせていたタオルで何度も体と頭を拭っては搾り。
ちゃんと水気を切ってから脱衣所にもどったようだが。
脱衣所の休憩場所として設置されている、長椅子へとゴロンっと裸のまま横たわるのは、相変わらずといったところかもしれない。
誰がきても気にしないことの表れなのだろうが。
やがてある程度を冷やしてから着替えて、宿の中の施設を色々見に行ったようである。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からアティさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にアキ・メイガスさんが現れました。
■アキ・メイガス > 久しぶりに村の仕事から解放されほんの少しの贅沢とばかりに湯浴みに来た。
「ほふ……暑いときのお風呂って気持ちいいですね……」
気持ちよさそうに湯に浸かっていた。
■アキ・メイガス > 日が暮れたので宿を取りに風呂を出ました
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からアキ・メイガスさんが去りました。