2020/08/30 のログ
はばり > 戦場で死ぬよか愉快な死に方したなァオイって、天の国で笑われて過ごせそうでさぁ」

なんの気なしに軽口を叩く。

「プレイボーイでも目指していらっしゃるんで?
ってェいわれてもなァ。
 こんなオモシロ現場を見てすぐ溺れろってのもなんだって思いやすよ」

 むにむにと腕やわき腹を揉まれて苦笑いを浮かべる。
 ほーれと軽い力で引き離した。

「ようよう言われやす。お察しの通り遠い国から働きに出て来やした。
 残念ながら姫さんではありやせんのですが。
 このとおりちんまい身なんで竹や桃を割ったら出て来るような可愛いやつだったらもっとようござんした」

リン > 「あ~れ~」

さほどの苦労を払うこと無く引き剥がせるだろう。
かわりに湯船の縁に捕まる。

「目指していると言うか……多分ぼくのことを客観的に見たら
 プレイボーイそのものじゃない?
 かなりプレイ……アンド……エンジョイしてると思う……
 多分」

最後のほうで自信が喪失しかかっている。

「出稼ぎってやつ? えらいね、小さい身体で。
 大丈夫大丈夫。十分かわいいよ。それにお姫様だよ。そう、ぼくだけの……ね」

並んで立てば相手の胸に届くかどうかみたいな背丈でこんなことをウィンクしながら言っている。

はばり > 「え、客観視してるんですかい。言動だけみたらそりゃプレイボーイなんですが。
 ……いやほら、こういうのも何ですが、兄さんチビスケですし」
 
 自信を無くして来た彼に追い打ちをかける。相手の諸事情や呪いも与り知らぬ手前は、客観的と言う彼に辛辣なコメントをするしかなかった。

「ええまあ、はい。半分身売りみたいなもんでしたが。でもここでの生活も悪くねぇと思ってますし、今もこうして豪遊しているトコでした」

湯船の上に浮かぶ御盆を引き寄せて、酒と葉物の生野菜がごろっと転がっている。彼女なりの贅沢らしい。

「……いやまあ、その、そういってくれるのはホントに嬉しいんですが。ちと褒められ……慣れてないっていうか。こそばゆいってなモンですぜ」

リン > 「誰がチビ虫のちんくしゃだって!?」

白目を剥いて叫ぶ。そこまでは言ってない。

「いや本当は高身長のイケメン美少年(個人の感想です)なんだけどな……色々あって。
 ああそうか。君ミレーだもんね。ミレーって大変だよな~」

言われるミレーによっては怒りそうな薄っぺらいコメントを述べ、
湯船を泳いで再びぴったりとくっつく。引き剥がすことはやはり容易だろう。

「なんなら慣れるまで一晩中褒めてあげてもいいんだけどな~
 ぼくはかわいいお姫様と寝床を共に出来て君は美少年に褒めてもらえる……
 完全にWin-Winの関係じゃない? どう?」

首を伸ばして顔を近づけ、極めて軽薄なことを口にしながら背筋に手を伸ばしてさすろうとする。

はばり > チビまでしか合っていないではないか。
という言葉は精一杯飲み込んで我慢するとして。

果たして、高身長というにはあと80くらいは欲しくないかとか、イケメンというには可愛い系ではないかとかツッコミどころも山々なのだけど。

「……嗚呼合点がいった。呪いかなんかで背丈がちんまりしたクチでございやすね。
 この温泉にもヘンな効能があってよからぬことになるっつうのが儘あるんですが、難儀しておりやすね」

そして再びぴたりとくっつかれるが、今度は剥がすことはしない。

「うぃんうぃんって言うからにはわっちゃにもう少し利点があるとようござんす」

紙のようにペラペラにペラ回す彼の言葉は、清流のようで飲みやすそうだ。
背に手を回して擦られれば、細い肩がびくんと揺れた。

「イケメン美青年で性豪だとわっちゃはたいへん嬉しいんですが。
 わっちゃを褒める言葉を考えておくんなし」

――その声をいっそ飲み込みたくなる。
溺れたりしないように彼の背に手を回し、こちらに抱き寄せて口づけをしようとする。

リン > 「ここの温泉にも呪いを裏返してくれる効果がないかとちょっと期待してるんだけど……
 余計ひどくなったことしかないな~、残念ながら」

呪いかなんか、という気付きを肯定し、やれやれと肩をすくめてみせる。
さてどうかな──とさらなる軽口を返す前に、不意に抱き寄せる動きに瞬きするも、
拒むことはない。

「んっ。ふ」

少年の華奢な身体が正面から幼い肢体に沈み込む。浮かんだ両脚が湯の中に漂う。
入り込んだ舌に舌を絡ませて、先端をなぞり、味わう。
口づけの蜜の味に精力漲った雄の部分が、裸同士の相手の秘所とこすれ合うだろう。

はばり > 「良い効果と言えば肩こりが治るくれェしかねェしな」

湯治に来たら余計なオプションが付くのも日常茶飯事。
女ならば犯されてさらにそれどころじゃあなくなる。
こうして手前みたいに勧めてやるスキモノでもあるまいし。

「む、ふぅ……ぁ……かたい」

小さな体に不釣り合いな肉棒の秘所に伝わる。湯の熱と明らかに異なる熱を持ったそれを自分の股座に摺り寄せながら、キスを続ける。

「もうこんなにして、助兵衛でありやすね」

うとりと目を細め、湯船に揺られながら口づけを続け、雌の部分で腰を蠱惑的に動かしながら刺激を与える。

リン > 波打つ湯面の音に混じって、小鳥がついばむような水音が断続的に続く。

「あ、きみ……両方ある、タイプ?」

少し驚いた声。
湯で揺らめいてわからなかったが、こうして密着すれば下腹部に当たるものがあることに気づく。
すべやかな腹同士で挟まれた突起が、行き場を探すようにぐにぐにと形を変えて突っ張る。
幼児のようなスケールの少年のそれよりも、きっと大きさで優っているだろう。

「それだけ、きみが、魅力的ってことだよ……っ」

妖艶な仕草と声色に、どきりと体がこわばる。
キスで呼吸を奪われ、湯と身体の熱に体力を奪われながら、なんとか軽口を返す。
舌を挿れ返し、頬の裏まで潜らせて唾液を貪りながら
唇で唇を食み、その柔らかさを確かめる。

はばり > 「お嫌でございやしたか……?」

抱き寄せて密着する傍ら、興奮して勃起した己の魔羅。腹を撫でるそれは子よりは大きく、雄弁に自己主張をしていた。
我慢が利かなければどうしたってこうなる。雌として鳴くことが多い手前、これも愛嬌としてはいるのだけど。
これを嫌う男の子も当然いることは理解していた。それでも彼は己を魅力的と言ってくれるのか。

「可愛いと仰ってくれるなら、わっちゃは雌として鳴きやしょう。魔羅の有無なぞ些事でありやす」

次第に熱が高まるのは湯に浸かっているせいか、興奮が昂ぶっているのか。
舌を捻じ込み、頬が相手の舌でおかしな形に膨らむ。自分の体が相手に好き勝手犯されているというのは、非常に興奮するのだ。

「ん、む。卑しい兎にそんなお言葉を……」

舌で相手の唇を、舌を撫でて貪り食う。上気した頬は次第に赤みを増して吐息は熱を帯びる。
目は相手を見たまま、口は彼から離さないまま、小さくも膨らんだ相手の逸物に手を伸ばして、手淫で刺激を与えていく。

リン > (中断)
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からリンさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からはばりさんが去りました。