2020/06/05 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からアキ・メイガスさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からジュンさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にブレイドさんが現れました。
ブレイド > 【本日待ち合わせです】
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にリリウムさんが現れました。
リリウム > 「……うぅ………。」
ブレイドに言われた通り、
急に動いたために眩暈が彼女を襲う。

「……だ、大丈夫です、ありがとうございます……」
ひとまずは手渡された水を、喉を鳴らして飲む。
脱水気味の身体に冷えた水が流れ込み、心地よい。

「………ふぅ。
 貴方が私の介抱を……?
 情けない姿を御見せしましたね申し訳ありません。」
少し落ち着いた所で、
恐らく自分を部屋まで運んでくれらのであろうブレイドに礼を言い、頭を下げる。
……そこで初めて、まだ素っ裸のままの自分の姿にも気づき……

ブレイド > 「落ち着け。とりあえずここは、さっきの温泉の…」

旅籠部分の一室であり、どこかに攫ったということではない
部屋の異国情緒漂う雰囲気からそれは察せるだろう。
だが、重要なのはそうじゃない。

「あー、えっとだな…とりあえず…これ」

部屋に付属していた異国の装束…ユカタといったか。
それを体を起こしタオルの落ちた彼女に投げて。

「とりあえず、礼はいい。責任ってんはねーかもしれねぇが
あんたが混乱したのはオレのせいでもあるんだからよ。
いいてぇことは色々あるが…とりあえず裸じゃ落ち着かねぇだろ」

ひとまず視線はそらしておく。

リリウム > 「……あ、うぅ……。」
全身を羞恥に真っ赤に染めて、身体を手で覆い隠そうと。

「い、いえ、別に貴方には何も落ち度はありません!
 私が長湯しすぎたのが……
 ……あ、ありがとうございます……。」
ひとまず、ブレイドが目を反らしているうちに、
投げてよこされた浴衣を羽織り……。

「も、もう大丈夫です。
 ……お目汚し失礼しました……。」
振り返れば、浴衣を着て東国情緒あふれる姿になった少女が。

ブレイド > 「いや、べつにそりゃいいんだ。
恩に着せようとかそんなこと思っちゃいねーし」

事あるごとに謝罪を繰り返す少女に向かっては少し困ったように。
自分も突然なことで困惑していたところもある。
彼女が目覚めるのを待っている間に少し落ち着けたが…
かといって、弱みに付け込む気もない。
そんなことをするのであれば、あの場で犯してても良かったのだから。

「ま、いいや。誰かになんかされたって感じでもなかったから…
運が良かったな。
あの場でめちゃくちゃにされてても文句言えなかったぜ?あんた
オレはそういうの嫌いなんで気まぐれで運びはしたがよ…」

気をつけろよ?と少女に向かって。
服を着込んだ少女に方に視線を戻せばようやく一息。

「一応、荷物も持ってきたけどよ…ま、しばらくは涼しいカッコで休んだほうがいいぜ?」

一緒に持ってきた少女の服はわりと着込む感じにも見えた。
下着もまぁ…持ってきたが、敢えて言及はしまい。

リリウム > 改めて身体を確かめてみるが、
何処かに悪戯をされた様な痕は無い。
ブレイドが紳士的な男性で助かった様だ。

事実、彼女は似た様な状況で……
あの時は酒であったが、失敗した経験がある。
その時の事を思い出し、成長の無い自分に自己嫌悪。

「……何から何まで、申し訳無いです。」
荷物まで運んで貰った様だ。
下着も見られた様だが……それはこの際、仕方が無い。

「礼の一つもしなければ……。
 ……何か、望みの物でもありませんか?」

ブレイド > 礼の一つ。
この少女は義理堅い性格のようだ。
そういうところもつけこまれそうな要因ではあるが…

「礼ならいいって。
風呂といいいまさっきといい…
あんたの裸見せてもらったからな。
それでお釣りが来るぜ」

敢えて冗談めかしつつ、手をひらひらと。

「それよか、風呂でのありゃなんだよ。
そういう目的できてるってならいいけどよ…そうじゃねぇなら勘違いされてもしかたねーぜ?」

一度手で隠したはずの裸体を敢えて見せるという動きを彼女はしてみせた。
そういう動きは、合意と見られてもおかしくない。

リリウム > 「………っ!?」
裸体を拝んだと言うブレイドの言葉に、恥ずかしそうに身を捩る。

「わ、私の身体など、慰めにもならないでしょう……。」
などと、自信無さげな言葉を漏らし……。
確かに少女の身体は、少々控えめではある。

「え、あ、いや……。
 私も、気が動転していたというか……
 ……隠すから余計に怪しいというか、
 ああいう場面ではむしろ堂々としてた方がいいとか……。」

「……誘ってる様に……みえました……?」
自分が変態の様に見えていたのでは……と気になり、
おずおずと、恥ずかし気にブレイドに訊く少女。

ブレイド > 「バカいってんなって。
なんだ?オレがあの場で襲わなかったから魅力ねーとか思ってんのか?
別にそういうわけじゃねーよ」

自信なさげな様子を見せる少女には、呵呵と笑って見せて。
慰めにもならないと言う少女を元気づけるように。
そして、彼女の風呂での行動の言い訳をきけば
少し呆れ気味に

「おう、みえた。
実際、ここの風呂ってのは…そういうの目当てで来るやつも珍しくねぇ
男女問わずな」

ここははっきりとうなずく。
そう見えていたと。

リリウム > 「……ふふ、優しい方ですね、貴方は。
 あぁ、そう言えば名も名乗らずに失礼しました。
 ……私はリリウム、旅の剣士です。」
自信無さげに、自分の胸元をじっと見つめ……
そう言えば、ブレイドの名も聞いていなかったことに気付き
まずは自らの名を名乗った。

「……う……そ、そうですか……。」
淫乱の様に見えたという自分に、再度自己嫌悪。

「え……そ、そうなんですか……?」
まさかブレイドも?
などと訝し気な視線を送るが、
そうであれば自分も襲われていただろうし、
すぐにあらぬ疑いを寄せるのは止めにした。

「あの、私よく思うんですが、
 この国の人々、ちょっと、というかかなり、好き者が多すぎませんか……?」
などとお堅い考えを述べる少女だが、
むしろこの国では少女の様な人間の方が珍しいかもしれない。

ブレイド > 「少しは落ち着いたみてーだな。
オレはブレイドだ。
この国で冒険者なんぞやってる」

控えめながらも笑い、名を名乗る少女を見れば
小さくうなずき名乗り返す。
旅のもの…というわりには危機感が薄く見えるが…
この国を知らないからこそ、このようなことになっていたのだろう。
疑う必要はない。

「そうだぜ?男なんざかんたんに勘違いするし…言い訳の材料を見つけりゃそこをダシに迫ってくるもんだ
気をつけな。
……まぁ、一般的にゃそうだが、オレは単純に温泉に浸かりに来てるだけだよ」

少女の訝しげな視線を感じると
少しばかり不機嫌そうに。
たしかに、親切にしてその気にさせるというやり方をするやつもいるらしいが…

「好きものっていうかな…金持ちと貧乏、人間とミレーってかんじで基本的になんかを虐げてるからな。
下の連中は鬱屈とした気分を自分より弱いやつにぶつけるし
上の連中は自分はなにしても許されると思ってんだ。そうもなるさ」

嫌になるなと、少女に向かってため息一つ。
自分が虐げられている種族であることは…まぁ、明かさなくてもいいだろう。

リリウム > 「なるほど。
 では、仕事でご一緒させていただくこともあるかもしれません。
 よろしくお願いします、ブレイドさん。」


「……うーむ……誠に、この国の気質は……。」
けしからん、といった感じの表情。
お堅く、真面目な性格なのだろう。
その割に、風呂場ではガードが緩かったが。

「ふむ。
 確かにその様な、弱者を虐げる構造がこの国にはある様に思います。
 ……まぁ、それに関して言えば、どこも同じ様ですが……。」
旅をしてきた国々では、皆権力者と弱者の二層構造があった様に思う。
そんな場面をいくつか目撃すれば、ブレイドの言う通り嫌にもなってくる。

「……こんなにも栄えている国なのに……いや、だからこそか……。」

ブレイド > 「しばらく居着くってなら、そうなるかもな。
そんときは頼むぜ?
荷物に上等な剣があったし、結構やれるんだろ?」

仕事で一緒になるなら、心強いだろう。
快諾して手を差し出す。

「まぁ、どこも同じってなら…アンタはいいとこで生まれ育ったんだろうな」

お硬い割には裸を見られたことに関しては気にはしていないようだ。
この切り替えの早さを見るに
前にも同じようなことがあったのかもしれない。
そして国に対しての感想を思えば…まぁ、先程以上の出来事があったのだろう…
というのが冒険者の勘だ。

そして、彼女の口振りから、自分の国はそうでないという感じ。
この国は治安が悪く見えるだろう。

「アンタも大変な目にはあったのかもしんねーが…」

リリウム > 「修行の旅の身ですが、腕は立つと自負はしています。」
そう言うと、差し出された手を握る。

「……はい……
 ……何度か……人には言えぬ目にも遭いましたが……。」
大変な目にあったのか、とのブレイドの言葉に、
少し顔を伏せて小さく呟く。
旅の最中、数回ではあるが男に身体を許してしまった事もあった。
中には戦いに負けて犯されたり、などという事もあり、表情を暗くさせる。

「人に言えない、とか言いながら、貴方に告げてしまいましたね。
 ……こんなんだから、ダメなんだな、私は。」
と、自嘲気味に軽く笑う少女であった。

ブレイド > 腕はたつ…といいつつも、状況が良くなかったのか
それとも純粋に敗北したせいか
やはりそういう経験があった。
自信も尊厳も踏みにじられたというのに、気丈なものだ。

「いや、いいさ。
むしろオレの言い方が悪かったな。すまねぇ」

自嘲する少女に向かって頭を下げる。
しばらく頭を下げ、顔を上げればダメだという彼女に

「別に、ダメじゃねーだろ。よく頑張ってんじゃねーの?」

撫でて喜ぶ歳であれば、そうしていたが…体つき、顔立ちを見る限り年頃の少女。
それにひどい目にあったというのであれば触れるのもよくないか。
代わりに少女の瞳を見つめて。

「わりーのはやった奴らだろ。変なとこで卑屈になってんじゃねぇ」

リリウム > 「……あぁ、貴方が頭を下げる事はありません。」
頭を下げるブレイドに、慌てた様子。

「私が未熟だったのがいけないのです。
 ……悔しい事に、腕の立つ相手でした。
 殺されなかっただけ、運が良かったかもしれません……。」
腕は立つ、という少女の言葉には嘘は無さそうだが、
それを打ち負かしたというのだからかなりの手練れだったのかもしれない。

その時の陰惨な出来事を思い出したのか、
目頭に薄っすらと涙が……。

「おっと、ごめんなさい。
 ……ええと、話を替えましょうか。
 お礼、何が欲しいでしょうか?」
浮かんだ涙をぬぐうと、笑みを浮かべて話を切り替えてきた。

ブレイド > 力と人格は比例しない。
あり得ないようなゲスでも、強いやつは強い。
そして、力が物を言う状態では、強いやつに劣るものは食い物。
それはしかたのないことだが、事故のようなもの。
少女に落ち度はないだろう。
まっすぐ見据えた目に涙を浮かべるのを見てしまえば少しばかり居心地が悪そうに。

「まぁ、いきてる…ってなら…
そ、それよか、話し変えるんだったな。
えーと、そうだな…欲しいもんっていわれると…」

今欲しいもの…少女に求めるものといえば…

「アンタの好きなこと…なんかあるか?
泣かせてそのままってなさすがに男がすたるぜ」

リリウム > 「わ、私が好きなもの……?」
きょとんとして聞き返す。

「えぇと……その、甘味とか……
 い、いや、貴方への礼なのに、なんで私の……?」
ブレイドの言葉に、なんだかおかしくなって噴き出してしまう。

「それじゃ、せっかくですし……。
 甘味を頼んで部屋にもってきて頂きましょうか。
 一緒に食べましょう、ブレイドさん。」
そういうと、部屋に備え付けのメニューを眺め……
風呂上りに、アイスの様な冷たいものがいいかもしれない。

ブレイド > 「泣かせたままってのはオレの気分がワリぃからな。
お礼だってなら付き合えよ」

驚き、噴き出す少女の笑顔に
こちらも笑顔で応え、その提案にもうなずくだろう。
彼女とともにメニューを眺めれば、アイスを注文。
程なく、宿の者がもってくるだろう。

「それにしても、甘いもんが好きってな悪くねぇな。
腕っぷしが強いって言ってもかわいいところもあるじゃねぇか」

そうは言うものの、自分も甘いものは嫌いじゃない。

リリウム > 「か、かわいいなどと……戯言を……。」
褒められるのには慣れてない様子。
ブレイドに言われて、恥ずかし気に顔を反らす。

そして間もないうちに、部屋へと氷菓が運ばれてきた。
何かの果実で味付けしてあるのだろうか、
薄っすらピンク色で甘い匂いが漂う。

「では、頂きます。」
そう言うと、匙で掬って一口。

「……んん~♪」
口いっぱいに冷たく甘い味が広がり、幸せそうな表情に。

ブレイド > 「戯言ってわけでもねぇさ。
真面目なやつだし…まぁ、こういっちまうのもなんだけど
かわいくなけりゃ襲われたりしねーよ」

彼女に関してはその愛らしさが下手な方向に働いてしまった。
それだけのことだ。
氷菓を頬張るその姿を見れば自分の言うことに間違いはないだろう。
自分もそれに習って食べれば…

「なるほど、うめぇな。こういうのも」

じっくり食べたいところだが、のんびりしていたら溶けてしまいそうだ。
さっさとかっ込んでしまおう…

「う…ぐ…」

すると、キーンと急激な頭痛に襲われる。

リリウム > 「……むむぅ……。
 ……な、なんだか複雑ですが……ありがとうございます……。」
と、小さな声で礼を言う。

「ふふ、急いで食べるからですよ?」
頭痛を起こしたブレイドに笑みを浮かべ……

「んー、おいひぃ……
 ……なんだか、ふわーっとしてきますねー?」
よっぽど美味しかったのか、少女の表情がだんだんと緩んでくる。

……それもそのはず、
このアイスには、少量ではあるが媚薬効果のある酒が使われているのだ。
一度にかきこんだブレイドは、次第に身体の火照りを自覚してくるかもしれない。

ブレイド > 「だって溶けちまうと…ん、う?」

妙な感覚。
頬が熱いような、体が火照るような…
なぜ?食べたのは氷菓。冷えるならまだしも。
現に、頭は急激に冷たいものを食べたせいで痛んでいる。なのに…

「む…お、おい…ちょっと、様子が変だ
リリウム、アンタなに頼んだ?」

立ち上がろうとするもふらついてしまう。
酒か?
いや、それだけではない。熱は主に下半身…股ぐらに集中している。
これは…
考えがまとまりそうなところで、ふらつく身体はリリウムの方へと倒れてしまう。

リリウム > 「なにって、ただのアイスですよ?」
少女はまだ、自身の身体の変化に気付いていない。
……と、いうか少量の酒ですぐに酔っぱらってしまっている様だ。

ちらりとメニューを見れば、
バッチリと媚薬入りのアイスを注文していた。
こんなものが普通に売っているのがマグメールだが、
彼女はそんなことは思いもしなかった様だ。

「……わっ……ぶ、ブレイド、さん……?」
ブレイドに押し倒される格好に。
浴衣が少しはだけて、露わになった肌にアイスが少量零れた。

ブレイド > よろしくない。
こんな状況で女の肌に触れてしまえば、当然すぐさま身体は反応を見せる。
固くなったものが少女に当たるだろう。

「わり…でも、そうじゃなくて…
お前、これ…」

お品書きの文字。
よくよく見れば、マグメールで有名な媚薬の名前を冠したアイス。
彼女の国ではおそらく取り扱ってなかった、もしくは名前が違ったのかもしれない。

「媚薬入りだ…」

リリウム > 「ぶ、ブレイドさん……!?」
しっかりと、硬くなったモノが押し当てられる感触。

「や、やっぱり……ブレイドさんも、そういう事がしたかったのですね。
 ……まったく……男と言うものは……
 で、でも、貴方がしたいのなら別に……」
などと、ブレイドを非難するやら、少し受け入れる素振りを見せるやら。

「……え、媚薬……?」
なぜそんなものが……と、硬直する少女。

「……ご、ごめんなさいぃ……ブレイドさん……。」
さっきあんなにまくしたてたのに、
結局は自分のせいでこういう状況になっていたのだった。
情けないやら恥ずかしいやらで、申し訳なさそうに顔を真っ赤に。
……もちろん、媚薬で身体が火照っているのもあるが。

ブレイド > あらぬ疑いをかけられそうになったが
知らぬのであればいきなり覆いかぶさったようにしか思えなくて
こういう反応も仕方ないのだが…

「まぁ…さっきあったばっかだ、信じられねぇってのもわかるが…
あんたのにもはいってるはずだ。
オレは一気に食っちまったから…」

息も絶え絶えに説明する。
おそらくここを利用するカップルのためのものだろうが
効果はてきめんだ。彼女に毒や薬に対しての耐性があれば耐えられるかもしれないが…
自分には残念ながらそれはなかった。

「ともあれ…アンタの手は煩わせねぇよ…」

あんなふうに言ったというのに性処理を頼むなど、かっこ悪すぎる。
立ち上がり、ここをでて…どこか娼館にでも転がり込むか、一人でどうにか…
とおもうも、思った以上に酒が効いている。動けないままに、彼女の胸元を垂れるアイスを見つめて

リリウム > 「………あ、あの、ブレイドさん……。」
自分の手は煩わせない、というブレイドをおずおずと呼び止めると、
上目遣いでじっと見つめ……。

「わ、私の身体で事足りるなら……
 ……どうぞ、お使い下さい……」
言った後に、恥ずかしさで火を吹きそうになる。
あらぬ疑いをかけて酷い事を言った詫びの気持ちもあるし、
これで介抱の礼になるかも、という気持ちもある。
そういう自分も、媚薬が回ってきて身体の疼きが収まらないのだ。
ただ、若干貧相な自分の身体で満足させられるか、などと不安になったり。

ブレイド > 「使うって…ばかやろー…そういう事はな…」

眉を寄せ彼女を睨むが、火照り、頬は赤く染まっている。
温泉での行動もそうだが、勘違いさせるような言い方をするな…と言いたいところなのだが…

「アンタも…同じもん食ったんだ。
効果が出てるってならお互いで鎮めあったほうがいい。
あんたがよけりゃ、だが…」

かっこ悪いことをする。そのための言い訳。
見つめる瞳に熱がこもってしまう。
自分も、彼女も、この言い訳で負い目を無くせるのであれば…いくらでも言う。

「リリウムに…世話してもらう…」

胸元を溶けたアイスが滑っていく。それに舌を伸ばし、舐め取った。