2020/05/30 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場 温泉場」にソーヤーさんが現れました。
ソーヤー > 平民地区 九頭龍の水浴び場
平民地区に建てれた、山脈から引いた湯が売りだという温泉場。
木造建築は気分を落ち着かせ、木香の香りが鼻をくすぐる。

一見すれば安価で良質な旅籠と呼ばれている其処も、ある意味では知る人は知る場所。
この大陸の湯屋にふさわしい闇がある。
といえど、修道女からすれば体質上利用しやすい場所でもあり、様々な温泉のうちの一つ 濁り湯の場所へ。

温泉の匂いが強くする中、脱衣場で修道服を脱ぐものの、ロザリオは首にかけたまま。
装備は信用できる従業員にチップを渡して預かってもらっている。

豊満であれど、傷だらけの身体がフルカップブラやショーツといったそれ。
職業に見合わない煽情的な下着が脱がれることで露わになる。
そして股間で主張できる部位も、用意させたこの建築方向に沿った長襦袢を羽織ることで隠したなら、やっと湯場へ。

「最近は水浴びばかりでしたね……。」

肩まで浸かれる湯を見やり、温泉の匂いを嗅ぐだけで清められるかのよう。
先に体を洗ってしまおうと、油と香草でつくられた体用のものをつかい、身体を泡立てていく。
髪も髪の根から先に至るまで。金毛を洗いながら湯気が篭る湯場、とても気持ちがいい時間が始まった。

ソーヤー > 普段修道女が利用する娼館の中にある湯も好いものの、広くゆったりとできる場所に比べるとは違う。
事が終わった後に身を清めるだけの場所でしかないせいか、体の垢を落とし髪を清め整える。
その感覚が強く癒しがない。
もっとも、野宿や安宿に比べれば随分とまともではあるが、季節柄蒸しやすい気温。
こういう場所を恋しくなるのは、修道女も娼婦も変わらない。

水を通しながらも、体の空けない長襦袢のおかげでストレスもなく、身体を見せることなく湯の中に浸かれた。

淵に手ぬぐいを厚く畳みんで枕代わりに沿えるなら、まだ空きのある大浴槽の中。
足を延ばし、頭を淵に預けるのみで首から下を浸からせていく。
体の中の毒素が抜け落ちていくような感覚と濁り湯の匂いが鼻の中へ入り、豊満な胸部のみが浮いて湯の表面に出るのみ。
身体中が表面からゆっくりと溶かされていくよう。

「はぁぁ……気持ちいいです……。」

肺一杯に、吐息を漏らしながら呟いてしまう言葉はついつい出てしまった本心。
白い濁り湯の中、腕に湯が染むように撫でていきながら、額から出ていく汗が、こそばゆい。

ソーヤー > のぼせるほどといかないまでも、随分と長湯してしまったらしい。
額から顔を濡らす汗は多く、髪もだいぶ傷んでいる箇所が収まっている。
ゆっくり湯から上がるなら、多少ふらつく感覚が心地よいものの、髪を再度洗い流しながら打たせ湯調なシャワー替わりの感覚を楽しむ。
全身が流し終わるのなら、修道服や下着は一度洗って干しておかないとと思い、この旅籠で泊まることにしながら洗濯と湯を分けてもらいに行こうと動き出すだろう。

旅籠で借りた湯上りに着るものは、紐で留めるところが少ないものの、着心地は良い。
腰にガントレットをつけなおしたのら、パタパタと衣類を抱えて目的の場所へ行くことに。

ご案内:「九頭龍の水浴び場 温泉場」からソーヤーさんが去りました。