2020/05/24 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にユースルヴェグさんが現れました。
■ユースルヴェグ > 白い、貫頭衣のような湯衣のみを纏った褐色の女は、物珍しそうに見回しつつ、浴場へと歩を進めた。
人間の街ならではのものが見たい。
そういう女に館の奴隷が勧めたのが、この場所。
九頭竜山脈から引かれた湯につかれると聞いて足を運んだのだった。故郷の森にはこのような施設はなく、なにもかもが物珍しい。
日中から湯を浴びる者も少ないのか、周囲に人影はなく…。
女としても伸び伸びと、湯に浸かれるというものだった。
手渡された白い貫頭衣。
そのまま、湯に入ってもよいという衣を纏ったままに、女は濃い褐色の身体を広い広い湯に浸からせる…。
「あぁ…」
思わず漏れた声は、じんわりとカラダの奥へと染み入る熱の心地よさに…。
は、ふぅ…、と呼気が漏れて。
思わず唇は、笑みのかたちのように綻びをみせ…。
■ユースルヴェグ > 湯に濡れた白い貫頭衣が女の肌身に張り付いた。
濃い褐色の肌の色を、容易に透かしてしまうこととなりながらも、ぴとりと張り付くそれすら心地よく…。
張りのある肌のその曲線と、そして“女にあらざるモノ”の影までも、くっきりと浮かび上がらせてしまいつつ…。
それすら、湯の中で心地よく瞳閉じる女には、もう気にすることでもないかのよう…。
まとめていた銀の髪をほどけば、それが湯の中へと花開き。
ほぅ、ともう一度満ち足りたように。女は受けた吐息を湯気に零し…。
■ユースルヴェグ > 期待していた以上に湯というものはよいものだったと女は満ち足りたように吐息を零し、浸かっていた湯の中から立ち上がる。
湯に濡れた重たい髪も、貫頭衣も身体に張り付きまつわりつくが、それらは全て控えている奴隷に手入れをさせればよいと女は気にもしない。
そのまま、湯の余熱に心地よく煽られ、涼しい部屋へと女の姿は消えてゆく…。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からユースルヴェグさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にファイネアさんが現れました。
■ファイネア > 「は~…。」
縁に背を預けて長い息を吐き出す。
身体を流す、悪くない行為だと思ったのは人の世に居座ってからだ。
なのでこうしてたまにこういう場所に来ている。
ここは王都でも有名で話題な場所だ。…まぁ、アングラな話もある。
実の所そういう話に通じているファイネアはリスクも承知の上で利用していた。
まぁ、知ってるからね、と言えば宿の従業員もそれなりの対応をしてくれる。
混浴をわざわざ利用しているのも、誰か来ればまぁ…という所で。
身体を綺麗にした上、ついでに食j…遊び相手が見つかれば一石二鳥、だとは思っていた。
とりあえず、今日の所もゆったりと浸かりながら過ごし、後は野となれ山となれ、という所である。
■ファイネア > 「…?」
誰か来た。
湯煙の中から視線をそちらへ向ける。
ほんの少しだけ、唇の端を舌で舐め―――。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からファイネアさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にユースルヴェグさんが現れました。
■ユースルヴェグ > 時刻は深夜…日付もそろそろ変わろうという頃。
ダークエルフの女は、昼に続いてまたこの大きな浴場へとやってきた。
湯に浸かる、という行為がよほどに気に入ったよう…。
濃褐色の肌をまた、シンプルな白い貫頭衣で包み。
女はゆったりと浴場に足を踏み入れた。
湯気が立ち昇り、貫頭衣をしっとりと肌に張り付かせ。
その湿気が肌を艶やかにさせるような、そんな心地も女がこの場を気に入った理由のひとつのよう…。
浴槽のへりにしゃがみ込み、女は手指を湯の中へ。
ちゃぷン、と湯を掌でかき混ぜて。掬い取った湯が零れて逃げるのを眼を細めて楽しんだ後に…。
ゆったりと伸びやかな長い脚、爪先から湯に浸ければ、ほぅ、と甘い吐息が唇をつく…。