2020/05/05 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にネコさんが現れました。
■ネコ > 『にゃっにゃっにゃっにゃっ』
とっとっとっと。ネコミミのミレーの少女が。
宿の廊下を声を上げながら往復している。
固く絞った布を持ち、器用に左腕だけでそれを使い、廊下の拭き掃除中。
少女が通った所は、きれいに拭きあげられていく。
『にゃっ、にゃっ、にゃっ、にゃっ』
続いて、壁や手すり、窓などを拭きあげ。
本日、この少女は冒険者ギルドの依頼で。
九頭龍の水浴び場の従業員のお仕事に従事していた。
『よし、拭き掃除終了~』
ピカピカになった廊下を見て、満足そうに言う少女。
そのまま、道具を片付け、いちど息を吐き。
『さて、次はなんだったかニャ』
一つの仕事が終わったので、次の仕事について考える少女。
大浴場の清掃。あるいは客室の清掃。
接客、マッサージルームでのマッサージ師としての仕事。
やることはたくさんあるのだが。先に休憩に入ってもいいかもしれない。
『ニャァ……どうしようかニャ』
他の従業員の方と仕事がぶつからないように、と。
少し思案する少女。首をゆらゆら。
ネコミミもゆらゆら。しっぽもゆらゆら。
制服として支給された、キモノとメイド服の中間のような服。
そのスカートも、ゆらゆら、である。
■ネコ > 猫のミレーの少女は、休憩室へと歩いていった……。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からネコさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にポチさんが現れました。
■ポチ > 湯浴み服を纏った少年。
風呂場でお客さんを接待する役割。
らしい。
まぁ少年としてはお掃除するよりも楽ではあるが時折のぼせそうになるのが難点で。
はふっと一息漏らしながら少年は立ち上がり、半身浴に。
透ける湯浴み服は少年の背中や肉付きの良いお尻が透けて見え湯で桜色にそまる白い肌。
■ポチ > 上せそうになったが涼んで落ち着いてきた。
ちゃぷんと再び肩まで浸かるとプカプカ浮かび、
尻尾を揺らめかせぷかぷかすいすいと風呂の中を漂い始める。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からポチさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にアレフさんが現れました。
■アレフ > 「ふわぁぁぁぁぁ~~~っっ」
カッコーン…と、どこかで風呂桶が当たって響く音がした。
湯けむりで一瞬前が見えないけれど…それが晴れれば、そこには。
巨大な巨大な温泉が!
おじーちゃん…王都にはこんなに立派なお風呂があります…。
タオルで前を隠すことも忘れて、少年は眼をまん丸に見開いた。
今はあまり、他のお客さんの姿もいないよう。
立ち寄り湯の利用客も自分だけ。
うずうず、うずうず…としてくるのは、いくら少年でも仕方ない。
いいよね、今ならいいよね、ときょろきょろ回りを見回して…。
ととととと、と床を走っては…ざっぱーんっっ、と。
少年は見事に湯船にダイブを決めたのだった。
■アレフ > 風呂場で泳ぐんじゃありませんと、おじーちゃんには言われたものの。
やはり、これだけ大きなお風呂を見たら、うずうずするのはもう、しょーがない。
すーい、すーい、と誰もいないお風呂を泳いで。
なんだか久しぶりにイタズラをしたー、という気分を満喫。
王都に来て以来、マジメに冒険者やっていたのだから、ちょっとくらいハメはずしてもいいよねっ、と。
そんな自分に言い訳をして…。
少年はしばしの水泳を楽しむのだった。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からアレフさんが去りました。