2020/04/28 のログ
■アカリ > 「分かって頂ければいいんです」
だから、このお話はここでお終い。
と笑顔を戻して伝えるのだ。
「お役に立てる時にでも誘って頂ければ、いつでもお見せしますよ」
力を解放するには隠している翼を出す必要があるから、流石にここでは出来ないけれど。
そうした機会が出来ればいつでもとの約束をしておいて。
「……あ、え…?お、犯…え?
ちょ、ちょっとアカサギ?そんなあっさりと…!?
う、ううぅ…そ、そうですか、それだけ色々とあれば、楽しみ…ですね、うん」
余りにもあっさりと伝えられたその事実に、真っ赤になりながら驚きの声を上げてしまう。
その調子のまま面白いものの説明を受けるのだが、そんな簡単に切り替えが出来る訳もなく。
しどろもどろと答えながら、それを隠す様にブクブクと口元までお湯に沈むのだ。
なんだかんだで直球の意見は不得手らしいのが伺えるだろう。
勿論、そうする事で膨らみもお湯の中に。
■アカサギ > 「そうだね。
そのときは遠慮なく助けてもらうよ」
基本的にアタシは冒険者の仕事をする時ってのは。
まぁ、本当に小遣い稼ぎのときが多いんだけど。
しないわけでもないから、助けてもらうことはあるかもしれない。
「この国じゃ珍しい話でもないでしょ。
……あら。もしかして。
その反応……アカリは処女なのかな?」
だとすれば、なおさら気をつけたほうがいいだろう。
ロマンチックなロストバージン、なんて。
この国じゃあなかなか難しいお話だ。
アタシは、微笑みながらアカリを見て。
「なんにせよ、気をつけたほうがいいよぉ?
それか、頼れる男性のパートナーを見つけるか、だね」
人、それを恋人と言う。
まぁ、アタシも人の事はいえないんだけどさ。
■アカリ > 「はい、ワタクシの住まいは後程教えますから。
その時にでもお気軽にご連絡下さいね」
冒険者についてさえ詳しくないのもあって、こちらはそうした仕事の感覚はない。
だから好きに出歩く機会が多いのだけど、逆にいえば何時でも同行は出来るという事。
いずれはその機会も来る事だろう。
「そういわれましても、ワタクシは目覚めた場所から連れられてここに来ましたので…
うぐぅ…そう、ではないのですが、そんな事に簡単に慣れるものでも…その、ありませんでしょう?」
種族的なものだろう、処女というものは存在しない。
それでも、経験豊かだったり慣れたものでもないのだから。
少女の微笑みに笑われたのかな?とか思えば、余計に恥ずかしくなり。
チラッと上目使い気味に少女を見上げるのだ。
「わ、分かりました、気を付け、ます…
それは、流石に難しいですから、そんな簡単に出来るものでもありませんし」
ブクブクと水面に泡を立てながら、調子を戻せぬままに答えて。
パートナーの話になれば、無理だといわんばかりにユラユラと首を横に揺らすのだった。
■アカサギ > 「うん。ありがとう。
アタシは……基本いっつもフラフラしてるからなぁ」
いかん。アタシからアカリに連絡するのはいいけど。
逆にアタシが連絡をもらう方法は……。
う~ん、ギルドを通してもらう、くらいしかないかな。
「目覚めた場所? うん?
そうかなぁ。アタシは、職業柄慣れちゃったんだけど」
なんでしょうか。アカリの言葉は所々よくわからないものがある。
寝てて、目が覚めたら拉致されてた、とか?
……冷静に考えるに。
望まざるセックスに慣れてるって、結構よくないことな気がしてきたけど。
「そうだね。本当に。
アハハ、そうかなぁ。アカリはかわいいから。
男の人が放っておかないと思うんだけど」
恥ずかしがるようすなんか、男好みだと思うんだけどね。
アタシは、軽く湯から上がり、風呂の縁に腰掛ける。
■アカリ > 「あら、ワタクシも今のところは色々と回っているところです。
お互いに自由そうではありますが、やる事とか見付からないと困りますよね」
少女の都合を理解出来る訳もなく、取り敢えず、今は自分が連絡を受けれれば良いかなと思っていた。
今のところ、自分から連絡を送ろうとは考えていないのが少女にとって幸いな事だろう。
「最近まで、ずっと眠ってましたからね。
慣れ…えーっと…アカサギは、そういったお仕事…
いえ、いいえ、それはまた後程に致しましょう」
少女がこちらの言葉を理解し切れない部分があるように、自分にも少女の言葉を理解し切れない部分がある。
そうした部分もいずれ話したりする機会もあるだろうと、今は止めておいた。
「褒められるのは嬉しいのですが、ちょっと…
兎も角!もう少し違う話題でも致しましょう!
ほら、さっきいってた面白い場所の事を、もっと詳しくとか!」
どうしても調子が狂ってしまって仕方無い。
それを戻そうとパンッと両手を打ち、やや強引に話題転換をするのであった。
どう見ても分かり易い自分の行動に、少女がどう返すのか。
それは少女次第だが、それがどうなったのかは…この場所に居た者達しか分からないものである。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からアカサギさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からアカリさんが去りました。