2020/03/25 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にタン・フィールさんが現れました。
■タン・フィール > この湯浴み場の一角には、天然温泉の成分や薬効の全く無い純水でできた浴槽がひとつ。
『その無色透明な湯を、ケガや疲れを癒やす薬湯にしてくれ』という水浴び場の管理者の依頼で訪れた薬師の少年は、一番風呂を報酬に快くその仕事を引き受けた。
花を練り、薬を煎じ、薬草を干して砕いて、
色とりどりの絵の具めいた薬湯の素を生成し、
それを絵の童子の具遊びのように両手に塗り込んで、手を合わせて閉じ…
「さって…うまくいくかな…? っと!」
裸の姿でお湯に浸かり、透明な湯の中で両手をそっと開いた。
小さな手のひらから七色の雲が温泉に溶け出すように、
柑橘類とハーブのような清々しい香りが立ち込めていくなか、
七色の靄が少年を中心に温泉に広がっていく、ある種の幻想的な光景。
「おっ! きれい、きれーい! 大成功の予感…!」
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からタン・フィールさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場/ふたなり浴場」にリスさんが現れました。
■リス > 九頭龍水浴び場と呼ばれる温泉宿は、マグメールの平民地区にあるので、少女は特にお気に入りの場所。
様々な湯分の温泉に、お風呂の場所が毎回変わる宿の中の敷地、愉しく温泉に入るには、飽きが来ない場所という認識がある。
ただ、基本的には少女はとある目的のためにやって来る。
可愛い女の子といちゃいちゃとか、エロエロな事をしたい。
なので、ちょっと料金が高めではあるが、そういう事を目的とした場所に足を運ぶことにする、ちゃんと入口でそれなりのお金を払い、許可をもらうのだ。
そして、ルンルン気分で進んでたどり着いた場所―――其処は、ふたなり用の温泉。
さらに付け加えるなら、女性用という狭き門を更に狭くしたような場所なのだ。
其処の入口の扉を開いて、からからり、という音を聞きながら脱衣所へ、服を脱ぎタオル一枚と髪の毛をタオルで巻いて欲情に……浴場へと入る。
今回の温泉は―――。
「初めて見るわね、これ、海みたい。」
そう、露天風呂ではあるが、目の前の光景は海に見える、ざざん、ざざん、という音も響いていて、さながら海が見える温泉といった風情なのだった。
この場所が、本当に海に面しているように見えるが、此処は平民地区、海に面した場所などは無いので、魔法とは、本当にすごいのね、と少女は感心してしまうのだった。
気を取り直し洗い場で体を洗い流して綺麗にしてから、少女は湯船に。
海のように青く澄んだ色をしたお湯の中に足の先から入っていく。
ちゃぷり、、じゃぶり、とお湯が浴槽から零れ、少女の体がお湯に包まれる、ちょっと大きめな胸がぷカリ、と浮くのは少し恥ずかしいわなんて、軽く呟いてから、両手両足を伸ばして、大きく息を吐き出そう。
■リス > 温泉に肩まで浸かっていくと、全身を包み込むお湯が自分の体を解してくれるような気がする、最近は温かくなっては来てるが、まだまだ寒い日は続くので、こういう風に温めてくれる温泉はとてもありがたい。
ふにゃぁ、と温かさ、心地よさに蕩けてしまいそうで少女は温泉に、縁の方に体を預けて、ぐでぇんと言う擬音がするぐらいに体を弛緩させる。
自分の肌にかけ湯をして、時折聞こえる、波の音、心地よさを感じて、眠ってしまいそう、と軽く冗談を言って、はぁ、と全身を伸ばす。
こきくき、と体が凝っていたのだろう、そんな音が響いて、マッサージとかも後でしようかしら、なんて考えてみる。
「……そんなに、年、取ってないわよ、ね?」
まだ、ぴちぴちよね?少女は小さく呟く、無論少女の年齢は18、成人はしているけれど若い部類のはず。
なので、心配は無いはずなのだけれども……こういう不安は時折寄せてくるもので、これが若さともいえると思われる。
ぶんぶんぶん、と大きく頭を振ってから、息を吐き出して、気を取り直そう。
お湯を揺らしながら、白い肌をそっと撫でて、体の色々な部分を解していくことにした。
店での仕事は事務作業もあるし、荷物を運んだりの力仕事もある、肉体には色々と負担をかける事が多いので、こういうケアは大事なのだ。
むにむにもにもに、と自分の肌を確かめるように、解すように、腕を、腹部を、ふくらはぎを揉んで。
そして、もう一度、腹部を……お腹を撫でる。
「――――。」
もにもに、ぷにぷに。ちょっと、柔らかさが気になって仕方がない。
■リス > 「………はぁ………」
柔らかなおなか、ぷにぷにもちもちのお腹、もう少しシュッとした方が良い気がするのだ。二の腕も含めて全体的に少女にはスリムという概念からは程遠い。
ぽっちゃり(比喩表現)とかそんなバディなのである。本人的には、他の人がどういう風に見ているのかは怖くて聞けない。
もし、DE☆BUとか言われたら、多分立ち直れない。なので、自分の心の安寧の為逃げているというか、聞こうとは思わないのだ。
ダイエットとかした方が良いのかしら、その方がもっときれいになれるのかしら。でも、ご飯美味しい。
嫁なんていくら食べても太らない体質とか何それうらやまとか思うときがある、ちょっと思い出すと、怒りが湧いて出てしまう。八つ当たりだけど。
出会って彼女の顔を見ると怒りとか、そういう何某は全部ポーンとどっかに飛んで行ってしまうのだ。それも惚れた弱味と言うか、彼女の魅力なのだろうと、少女は思う。
ちゃぷ、ちゃぷ、と暫くお湯を体に掛けていて、ふと視線を上げる。
「そういえば。」
この温泉、この場所に限ったことではないが、見た目よりも広い、魔術的な~~あれこれなのだろうけれどそこまではちょっとわからない。
つまり、ここに居るのではなくて、もっと別の場所に居るのかもしれない、そんな風に思い立って、湯煙で視界の悪い温泉の中。
少女は立ち上がり、ざばりざばり、と他の客を探し求めて歩き始める
■リス > ざぶり、ざぶり、少女が一歩進むたびに、お湯が音を立てて跳ねて、波紋となり広がっていく、綺麗な蒼いお湯は、海の様で泳いでしまいたくはなるけれど、此処はお風呂なので、マナー違反であろう。
こう、看板とかに、遊泳可能とか書いて有れば良いのにな、と思ってから少女ははふ、とため息ついた。
「よくよく考えてみたら……私、泳げない……。」
小さな頃から、商売の勉強はしていたけれど運動とか、そういった事に関しては、ほとんど何もしていなかった。だから、とろかったりもする。
走ればこけるし、泳ぐことはできないのだ。自分の悩ましいボディの運動能力の低さは、恐らく、一家の中で最低ランクと言って良い。
次女は、多分普通程度には動ける、三女は、あれは規格外だ、娘たちも活発で、嫁に似ている。
ぅわぁぁぁ、と頭を抱えたくなる少女、何か、急にダイエットしたくなった。
「……ダイエットしたからって、泳げるようにはならないよねぇ……。」
はぁ、と大きくため息をついて。
取りあえず、周囲に今だけは誰もいないで欲しいな、ときょろきょろ見まわして誰もいないことに安堵して。
一度ちゃぷんと、お湯に浸かることにした、理由はただ寒くなったから、温まりなおしたくなったから。
■リス > 「あぁ……心地いい……」
少女は全身を弛緩させて、再度、温泉のお湯を堪能することにする、肌に滑らかに滑るように流れて行く温泉のお湯、効能は何だっただろうか、入り口に書いて有るはずだけれど思い出せない。
今は、其れでも良いか、と少女は息を吐いて、全身を浸からせるように、肩までお湯に入り込んで行き、足を延ばした。
ポカポカとしたお湯の温かさが、全身を包み込んでいき、疲れを溶かしてくれるようにも感じられる。
ちょっと変な声が出てしまいそうな心地よさを感じながら、ぽよんぽよんと、お湯に浮く乳房を眺めて、軽く触れてみる。
此処も…。いや、ここは……。思考がちょっとまとまらない。
なので、考えることを辞めて只々、お湯に浸かることにした、こういう時は、変に物事を考えずに気楽にする方が良いな、と。
「話し相手位は、居ないかしら……ね?」
うーん、と、少女はくるり、と周囲を見回して、首を傾いで見せるのだ。
■リス > お風呂の中、ちゃぷん、とゆっくり温まっていた少女、流石に人間ではないのでこの温度で逆上せるという事は無いのだが、長々と入っていても面白い事は無い。体も洗った、温まったので、十分だろう。
それに、もう一つの目的に関しては、誰も来ないのだから、居ても意味がない。
「また、別の時に、かしら。」
ふう、と少女は息を吐き出して、体内の熱を吐き出して見せる。別にブレスではなく、単なる呼吸。
立ち上がればお湯がざばあ、と揺れて落ちていき、大きな波紋となった。
軽くため息を佩いて、少女はザぶり、ざぶりとお湯をかき分けて歩き、脱衣所へ。
肌に残る水滴をぬぐって、服を着て、去って行った―――
ご案内:「九頭龍の水浴び場/ふたなり浴場」からリスさんが去りました。