2020/03/21 のログ
■フラヴィアーナ > 結局少し騒がしく、ほぼ世話係として付き添っている隊員にマナーを説かれながら、それでも楽しく入浴を済ませた。
国内にありながら異国の趣を感じられる宿を楽しみ、残り少ない王都での日々を過ごすのだろう。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からフラヴィアーナさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にシシィさんが現れました。
■シシィ > 老舗と名高い宿の売りの一つ。いくつかある大浴場の一つに身を沈めていた。
仄かに濁りを帯びた湯は、とろりと肌を温めてくれる。
蜜色の肌を甘く染めて、その熱に心地よさそうに吐息をつくのは一人の女。
その日、その時の気分に合わせて幾つかある温泉を選べるのが気に入って、多少値は張ってもこの宿を選んでいる向きもある。
「───……」
気楽な一人旅、ゆえに同行者もない。街に逗留している間は殊に。
不穏な噂は数聞くが一応いいまだそのような事態に見舞われたこともなく、ゆえに寛いだひとりの時間を楽しんでいた。
■シシィ > ────湯の毀れ溢れる音と、湯気がけぶる中。
控えめな照明が、寛ぐための空間であることを伝えてくれる。
他に誰も居ない様子だからこそ、気ままに彷徨わせる視線。
髪を湯につけぬように上げて、まとめ上げる仕儀も、宿を利用当初に教わったものだ。
軽く湯を揺らし、浴槽の縁に背中を預けて、浮力に逆らうように身を沈め、そっと足先を伸ばし。
己にとってはこの上ない贅沢ともいえるこの状況を素直に楽しみ、湯から腕を上げて、湯が流れてゆく風情を感じいる。
溢れ、流れゆく湯の残響に耳を傾けながら、そっと瞼を降ろした。
夜は露天、或いは地下浴場でより秘密めいた空間を楽しむのもよい。
旅商いをしている関係上、街に逗留する時間はそう長くはないから、楽しめるときには楽しみたいもの。
つらつらと、この街で仕入れたものを、荷馬車を駆り、街から町へと赴きながら、どう、さばいてゆくかの筋道を立てつつも、何処か思考が薄らとするのは、湯の心地よさがあるからだろう。
休養と己に定めてもつい、一人でいると思考がそちらへと傾いてしまうのは致し方のないことではあるのだが。そっと、微苦笑を重ねて。
掬い上げたお湯で、顔を拭う。
「ん、ん………」
はふ、と気の抜けた呼気が、柔らかな唇から零れた。
■シシィ > けれどもそろそろ潮だろうか。逆上せる前にお暇しよう、とその姿は湯煙の中へと消えていった。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からシシィさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にナナカマドさんが現れました。
■ナナカマド > 長らくの旅の疲れを癒そうと、噂の温泉宿に寄ったナナカマド。
人気のない時間帯の、混浴露天風呂を選べば脱衣所で丁寧に衣服を脱いで
身体を洗って温泉へと浸かる。
「んん~~~~……、やっぱり温泉って、身体に染みますね……」
のんびりと湯船に浸かり、身体を温める。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からナナカマドさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にボブさんが現れました。
■ボブ > (露天風呂にしっかりと浸かり、身体の芯まで火照り温まっていた男はタオルを腰に巻き、
露天風呂の傍にある四阿へと向かい、そこのベンチに腰掛ければ、吹きぬける風に己の身体を晒し、
火照った身体をゆっくりと冷ましていて)
「ふぅ~~~、あともう一回二回くらい入りたいから、のぼせない為にもここでしっかりと熱を発散させないとな」
(火照った身体に当たる涼しい風を心地良さそうに浴びつつ、男はリラックスしているような表情を浮かべていて)