2020/01/18 のログ
リス > 暫くお湯をぱちゃぱちゃしていたが、流石にはしたないし、面白くもないので、少女は普通に座りなおすことにする。
 末の妹だったらきっと今頃、全力で笑いながら泳ぎ回っている事だろう、それを見れば当然お仕置きするけれども。
 体を弛緩させて、再度泡の出るお湯に体を預け直す。全身を滑る様に空気の泡が持ち上がり、消えていくので、何となく気持ちが良い。
 自分の体にかけ湯をして、天井を見上げることにする。
 今回は、天井には絵が描いてあるようだ、毎回違う場所らしく、視るたびに違うものが見れるので、それなりに楽しいのだ。

「あれは。何かしらね……。」

 天井に書いて有る絵画は、何をモチーフとしたものなのだろうか、流石に極東の宿のモチーフである九頭龍温泉宿故に。
 極東の絵画には、明るくないので、描かれている物が何なのだろうか、と首を傾ぐことに。
 解説とか、書いて有れば良いのになぁ、と小さくため息

リス > 「……判りませんね。」

 しばらく見上げて考えていても、判らないので、仕方ありませんわね、と諦めることにする。
 判らないものをグダグダ考えていても仕方がないし、多分次に来るときにはこれはもう見えなくなるのだろう、別の部屋になるという意味で。
 それに、誰も来ないし、ずっといても仕方がない、今日はもうあきらめましょうかと考えるのだ。
 大きく深呼吸をしてから、少女はぱちゃり、と顔を洗ってみて。

「うー……ん。」

 よし、と小さく呟いて見せる少女。
 もう少しだけ待って、そして、上がりましょう、と。
 十分温まってきたことだし、と。

リス > 「―――よし。」

 十分に温まったし、このくらいでいいだろう。
 少女はそう思ったので、立ち上がることにする、視界の端に、水ぶろが見えた気がしたが、今回は視線を逸らした。
 もう、冷たいのは良いのです、寒いのは嫌なのです。
 なので、少女は見ないふりをしながら、脱衣所の方へと歩いていくことにする。

 びちゃびちゃなので、脱衣所に置いてあるタオルで体をしっかりとぬぐって水けをふき取ってから。
 服を着なおして、借りたタオルや桶などを集めて、受付で返し。

 そして、去っていくのだった―――。

ご案内:「九頭龍の水浴び場/ふたなり浴場」からリスさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にセイン=ディバンさんが現れました。
セイン=ディバン > 「あぁぁぁぁぁあああ……」

九頭龍の水浴び場、大浴場。
一人の男が、風呂に入りながらだらしの無い声を上げていた。

「くぅっ、染みるぅ……。
 疲労が抜けてくのが実感できるぜ……」

暖かな、というよりは。むしろ少し熱いくらいの湯に浸かり。
体のコリを取っていく男。まさしく、骨の髄まで温まる、という感じ。

「昨日はずっとヤリっぱなしだったもんなぁ……」

先日知り合った鬼種の女性のことを思いながら、体をほぐす男。
なんというべきか。一日ずっと犯される、というのは。
男としてもある意味貴重な経験ではあったが。
その分、体はすっかり疲れてしまっており。

「しかし、昼間っから入浴ってのも。
 贅沢でいいもんだぜ……」

はふん、と息を吐きつつリラックスする男。
幸い、時間が早いからか。大浴場に他の客の姿は無い。
まさに貸切、至福の時、という状態であった。

セイン=ディバン > 男は、しっかりと体の疲れを抜いて風呂を後にした……。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からセイン=ディバンさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にセイン=ディバンさんが現れました。
セイン=ディバン > 「ん~……」

九頭龍の水浴び場。大浴場にて。
湯に浸かりながら何かを読んでいる男が一人。

「……最近、あんまりデカい依頼はねぇんだなぁ」

男が目を通しているのは、ギルドからの依頼書であった。
様々な依頼内容が書いてあるのだが。男は、それを斜めに読んでは、ため息を吐く。

「この間の緊急討伐依頼って訳じゃないが。
 もうちっとランクの高い仕事が欲しいな」

あまりにも簡単な依頼ばかりだと腕が鈍る。
などと言いつつ、依頼書を物質転送の呪文で自宅に送り返す男。

「ん~……たまには王都以外の街の依頼も見てみるべきかね」

ん~、と体を伸ばしつつそう言う男。
とりあえずは、部屋で昼寝をしたので、再度入浴中。
良いフロは、一日何度入っても良いのである。

セイン=ディバン > 入浴しながら唸っていた男だが。
念話を感じ取り、フロを後にした……。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からセイン=ディバンさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にタン・フィールさんが現れました。
タン・フィール > 水遊びの場の一角に【ある仕掛け】をしてほしいと、ここを管理する某かから依頼を受けた薬師の少年。

―――それは「誰も沈まず、溺れずの遊び場をつくること」

絶妙な塩分濃度や、人体の水分との比重を計算して薬湯を注いだ水遊場の一角は、
見事に何者も沈まず、溺れずに悠然と浮かび、泳ぎ、漂い続けられる、
不可思議なほど人の体を浮き立たせる水面と化した。

「…っふふー… いいきもち……
このまんま、寝ちゃわないように…しないと…。」

水音や波紋を全身に感じながら、ぷかぁ…と水面で仰向けに漂う小さな功労者。
一切、硬さや抵抗を感じない極上のウォーターベッドといえる出来栄えに、心地よさそうに浸りきって、目を伏せる。

仮に、眠ってしまったとしても、溺れる心配すら必要ないわけだが。