2020/01/12 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にボブさんが現れました。
ボブ > (いつも人で賑わう露天風呂……しかし本日は何かの折り合いが良かったのか少なくても視界に入る範囲内には
人影が見えないくらいに人が少なくて、上半身傷だらけの男は広い湯船を堂々と一人で占領していて)

「はああぁぁ~~~、ごく稀にこういった事があるからここに通うのは止められないんだよな。
こんなに広い湯船を独り占めってどこぞの王侯貴族かよっ!って感じだもんな」

(腰に巻いていたタオルを湯船の縁に置き、湯船の中で両脚を伸ばし、ゆったりと温かいお湯を楽しみながら
誰に聞かせるわけでもない独り言をそれなりの声量で口から吐き出していくか)

ボブ > (珍しく静かな露天風呂にしばらく浸かっていれば男は湯船の縁に寄りかかり、
顔を空に向けるように仰け反るような体勢でうたた寝をしていて、体勢を変えようと上体を動かせば
ゴリッッッ!!っと肩甲骨辺りにあるツボに岩風呂の出っ張った所が押し当たり、カッ!!っと目を見開く男)

「いっっってぇぇぇ~~~っ!!!
いてててっ……、何だ?何だ?………って寝ちまってたのか、俺……。
せっかくいい気持ちになってたのに思いっきり目が冴えちまったな。
休憩所にでも行って酒でも腹の中に入れてもう一回寝に入るか……」

(思いっきり岩の出っ張りが当たった肩甲骨辺りを気にしつつ、男は湯船から上がると露天風呂を後にしていった)

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からボブさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にセイン=ディバンさんが現れました。
セイン=ディバン > 「……ふぅ。いい湯だな」

九頭龍の水浴び場、大浴場。もはやすっかり常連となった男は。
一人静かに《ヒノキブロ》に入っていた。
湯の温かさはすばらしいが、それに付け加え、《ヒノキ》の香り、肌触りが男を癒してくれている。

「こりゃあ、たまんねぇなぁ……」

なるほど。湯を張る浴槽にも効果があってのこの風呂か。
そう納得しつつ、ぐぐぅ~、と背筋を伸ばす男。
日ごろの疲れを癒す極楽のバスタイム……なのであるが。

「……う~ん」

男の視界の端では、女性客と男性客が激しく致している。
いわゆる「まっさいちゅ~」であり。
この宿の特徴を考えると仕方ないことなのではあるが。
さりとて、他所でやってくれねぇかな、という思い。
あるいは同時に、羨ましいねぇチキショウという思いもあったりで。
男は、はふ~ん、なんて息を吐きつつ。とりあえずは何も言わずに天井を見るのであった。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」にはばりさんが現れました。
はばり > 「へぇ、御仁。湯加減の方は如何でござんしょうか」

湯殿の整理の為か、桶をいっぱいに手に持った兎人が天井を見つめる男へと声をかけた。
天井を覗き込む男の顔に、赤色の眼と白魚の如き白い肌のうさ耳がじっと見下ろし影を作ったのは一瞬。
絶好の癒しスポットであり、湯煙と湯殿の香りはさぞ最高に違いない。
絶賛盛り中の人々には意に介した様子も無く、浴場内の『乱れた』ところを掃除している。

「すいやせんねぇ、わっちゃらの店はそーゆーとこなんで」

セイン=ディバン > 「んあ? ……あぁ、いや、マジで最高だよ。
 この宿の湯は、本当にイイ。
 思わず、自宅に真似して『フロ』ってのを作っちまったくらいだからな」

天井を見上げ、ぼぅ、としていたところ。声をかけられ、男は微笑みながら答える。
初めて見る従業員だな、とか。兎のミレーってのも、初めて見たなぁ、とか。
そういうことを内心だけで考えつつ。男はフロの縁に背中預け、相手を見る。

「あぁ、知ってるから気にしてないよ。
 まぁ……オレもそういうことを楽しんでた時もあるし。
 とはいえ、キミみたいに若くて可愛い子だと。
 ちょっと、辟易する時もあるんじゃないか?」

相手の謝るような言葉に、男は手のひら振り、気にしてない、と告げる。
なにせ男も常連。この宿の特徴については把握している。
男は、清掃をする相手に向かって苦笑しつつ、声をかけていき。
うん。マジメな仕事ぶり。すばらしい、なんて感想を抱く。

はばり > 「そうでございやすか。旦那様がそう言って頂けるならわっちゃらも冥利に尽きるってモンです」

 兎人だ。ミレー族だ。
 背丈は小さいが他の奴隷に比べると身の衣も程々に良く、程々に砕けた物言いが目立つ。
 何よりここの風呂の常連である男にはこの奴隷は見慣れない姿であったことだろう。
 事実その認識に間違いはない。
 大腿部を露出した浴衣姿の兎である。白い髪に赤い瞳。容姿は中性的で性別の判断が付きにくい見た目をしている。
 少なくとも見た目通りの年齢なのだろう。不審な気配は持ち合わせていない。
 
「まァわっちゃは数日前にコッチに配属されたばっかなんですがね。
 いやァ最初見た時は風呂場で盛るとか湯殿が汚れちまうって思いやしたが慣れれば別に良いやってなりやした。
 どうせ部屋も汚しちまうんだし別に気にしなくて良いやって思ったらなんかラクなんでさァ。
 
 あ、すいやせん長々と。
 わっちゃ『はばり』ってモンです。兎(う)の丁稚っつーことで、こちらに奉公させていただいておりやす。
 この湯殿の掃除とか処理、部屋のご用意、受付。飯はまだ作れませんが夜伽も承っておりやす」
 
 ごっしごっし。飛散しているであろう色々な人の体液を温かいお湯で流していく。膝をついて露出した尻と兎の尾がフリフリと揺れている。

セイン=ディバン > 「あはは、そんな堅苦しくなくていいって。
 ……しかし、『わっちゃ』? 聞きなれない言葉だな」

なんとなく、イントネーションや文脈から、多分『私』のことなのだろうとは予測できるが。
男の脳には、その言葉に関する知識はなかった。
共用語でないとすると、どこかの国の言葉か、と当たりをつけつつ。
相手の仕事姿を観察する男。

「お、そうなのか。新人さんだ。
 ……あはははは、まぁなぁ。でも、この宿だとそれがウリ、みたいな所もあるしな……」

実は男も、冒険者ギルドの依頼でここで働くこともあるのだが。
正直、部屋を汚されるのに比べれば。確かに楽なのである。
なにせ、客の服が汚れる心配もないし、風呂の掃除は部屋に比べれば容易なのだから。

「はばり……。不思議な響きだな。しかも、ウサギ、じゃなくて。
 う、と来たか。
 さてはキミ、東の出か?」

男も知らぬ、東の国。多少なりとも文化は流入してきてこそいても。
その土地に足を踏み入れることができる冒険者は、数少ない。
相手のヒップと尻尾が揺れているのを。おぉ~、なんて声上げつつ見る男。

「あぁ、オレも名乗らないとな。
 オレぁセイン=ディバン。冒険者だ。
 ここで短期労働することもあるから、その時は同僚だな」

よろしく頼むよ、などと挨拶しつつ。男の視線は相手の体に注がれていた。
美しい白肌。小柄でありながら、どこか艶と色気を感じる振る舞いに、エキゾチックな魅力感じる言葉。
男は、ふんふん、と笑顔のまま、相手をじぃ、と見つめていく。

はばり > 「もとは『わっち』っつー郭言葉ってやつに使う一人称が更に変化したモンです。わっちゃのオリジナルの呼び方でさァ。
 なんだっけ、……娼婦サン方の間で使われた言葉ってやつらしいんです。わっちゃもよう分かりやせん。田舎の言葉なんで。
 お察しの通りわっちゃは東の国の出身でございやす。遠く遠くの異国から丁稚奉公しているしがない兎です。
 どーにもこっちの言葉を覚えるのにも苦労したんでちょいちょいなまっておりやすが気にしないでおくれやす」
 
 にこにこと愛想の良い笑みを浮かべながら一通り洗い終える。

「王都の方にもちょくちょく行ったり、帝国サンにもお出かけすることがあるんで他所さんでも会うことはあるかもしれやせん。
 ここにいるのも日雇いみたいなモンなんであんまし長くお勤めはしやせんが、たまーにこっちに来ることはあるんで。
 
 そんなわけでセインの旦那、よろしく頼んます。
 わっちゃあここでは奴隷なんであんまし身分が良いモンじゃないから、同僚さんになったらゴシドーゴベンタツ、よろしくお願いしやす。
 みたとこセインの旦那はここの常連サンのようなんで、無下に扱ったら御上から蹴られちまいそうでぶるぶるでさァ」
 
 大仰なリアクションと共に震える仕草をする。愛嬌ある仕草の心算らしい。
 東国情緒あふれる身の着にざっくばらんな物言いと、砕けた言葉で距離感が曖昧化する。
 ようやっと仕事がひと段落したところで相手の視線に気が付いた。

「……あの、わっちゃあ何か粗相をしでかしたでしょうか」

セイン=ディバン > 「へぇ、そうなのか。
 ……ははっ。面白いことばだなぁ。軽やかだけど、趣がある。
 やっぱりか。でも、そうなると大変だろうに。
 いやいや、気にしないどころか。とってもイイと思うぜ?」

相手の笑顔での説明に、一々頷いたり驚いたりの男。
もともと知的好奇心は旺盛な男だ。色々な話を聞けるのが楽しいらしい。
相手の言葉は、確かになまっているのかもしれないが。
それが逆に、ちょっとした魅力になっている、と男は思う。

「いやいや、こちらこそよろしくだぜ。
 あはは、はばりちゃん、面白いなぁ。
 たかだか冒険者相手に、そんなかしこまるなって。
 見ての通り、うらぶれた冴えない中年男なんだから」

相手の振る舞いに、男は思わずほっこりする。
この子、人気出そうだなぁ、とか素直に思う。
相手が、自身の視線に気づき、声をかけてくれば。

「うん? いやいや、粗相だなんて。
 ただ、可愛いなー、とか。
 夜伽をお願いしたいなー、なんて考えてただけさ」

わざとらしく手を振り、粗相なんてしてないよ、と告げる男。
そのまま、男は自身の欲望を一直線、正直に正々堂々相手に伝える。
もともと好色な男である。その辺りは、気兼ねなどするつもりもない。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からはばりさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にはばりさんが現れました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にはばりさんが現れました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にはばりさんが現れました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にはばりさんが現れました。
はばり > 「へぇ、よう言われやす。娼婦サンのお言葉なんでまあ接客に向いた話し方だなあと思ってはおりやす。受け取り方によっては気安いと殴られることもありやすが時と場合によりやすね」

 異国にて異国で働き、異人さんとこうして朗らかに話すのは悪い時間ではない。奴隷は得てして良い境遇を得られんので損をすることはままあるが、こうして肯定的になってくれるのなら得というものだ。

「冒険者っていやあ様々な難事にも果敢に立ち向かい、イヤな顔せず人に魔物に立ち向かうわっちゃらの上戸互換みたいなモンですよ。リスペクトはしないといけやせん」

 良くも悪くもまじめらしい。兎は彼の色目を使った言葉も言動もどうしたものかと思っていた。
が、その理由を聞けば合点が行った。顔を赤くするだのおぼこな反応は見せないが、目を皿のようにしていた。

「わっちゃ、新人ですが大丈夫ですかい旦那。いやまあわっちゃはなんでもやるんで問題はありやせんけど。何時やりやしょうか」

セイン=ディバン > 「なるほど確かに。聞いてて、気分がいいよ。
 あんまり硬い言葉だと、距離を感じちまうからな。
 ……って、おいおい。殴られる? そりゃあずいぶんな話だな。
 もしも何かあったらオレの名を出してくれ。ある程度顔は広いから」

ほがらかに、楽しく会話をしていた男だが。
相手の一言に、少しムッ、とした表情。
プレイで殴ることはあれど。女の子に無意味に暴力を振るったりはキライなので。
この相手に暴力を振るったどこかの誰かに対して怒ったようだ。

「良く口が回るなぁ。まぁ、よく言えばそうだけど。悪く言えば何でも屋の根無し稼業だ。
 風が吹いたら素寒貧、なんてこともままあるから。
 あんまりカッコイイ仕事でもないさ」

むしろ、人のためにと言うならキミみたいな仕事のほうが、とまで言い切る男。
冒険者=正義の味方、では絶対ない。むしろ、悪行成す冒険者だって少なくないのだから。

「何を気にすることがあるのさ。
 新人なら新人で、初々しさがいいじゃないか。
 そうだなぁ。今は手空きなのかい?
 できれば、すぐにでもシたいんだけど」

相手に拒まれないのなら、男は、笑顔のままそう問う。
もしも相手が他に仕事があるのなら、それをジャマしても良くあるまい、と考えてのことであった。
この辺り、微妙に小物である。

はばり > 「ははぁ、みだりにセインの旦那の名ァを借りるのは忍びねぇですが、いざとなったらご威光をお借りさせて頂やす。
 いやいるんすよそういうの。殴るのが好きなサディストのとこでお勤めするとみてくれが小せぇってんでよう殴られるんです」

 たははと困ったように笑う。頬を撫でさすっているが目立つ傷は今は見当たらない。

「でも浪漫っつーんですかね、そういうのは憧れやす。まあこうして衣食住が提供されるんでこの生活はある意味安定しているから抜け出す気ィも今はありやせんけど」

 そう言ってから、今という彼の言葉にははあと更に息を吐く。
 いちおうお勤めは他にもありやすが……まあこれもお仕事なんで番台サンには後でツケて貰うとして……。
 へい、よござんす。不祥このはばり、お相手させて頂やす」

 風呂場の足場で正座をしながら深々と土下座をする。ここのルールにはない、己なりのルールらしい。

「あー……どっちを使いやすか。わっちゃは……あの、両方なんでございやすけど」

 扇状欲を満たさせるためと確認の為に、浴衣をはだけさせながら己の股座を見せびらかす。女の身にしては不釣り合いな逸物が伸び、男の身にしてはなだらかな胸と秘所が浴衣の隙間から顔を出している。

セイン=ディバン > 「ぜんぜん。構わないって。
 特に、貧民地区辺りなら効果あるはずだから。ガンガン使って。
 ……ん~。気持ちは少し分からんでもないが。殴るってのはなぁ……」

相手の笑みも、どこか男としては悲しさを覚えるらしく。
微かに、表情が陰るが。すぐに男は表情を笑顔に切り替える。

「ロマン、ね。まぁでも、衣食住、安定してるのはいいこったね。
 それらがありゃあどこでも生きていけるからね」

逆に言うと、衣食住はどれが欠けても厳しいのである。
そういう意味では、この相手は今のところは、不幸せではないようで。
そこは、少し安心した男であった。
相手が土下座をすれば、男は小声で、あ、ドゲザだ、なんて反応してしまう。
知ってはいても見慣れぬ挨拶で。ちょっとテンション上がってしまうのであった。

「どっち? ……あぁ、なるほど。
 つまり、半陰陽だ。……ふむ。そうだな。
 まぁ、オレは気にしないし。流れで。どっちも、ってのはどうだい?」

相手が裸身を見せてくれば、男は納得したように頷くが。
決して、忌避したりはしない。というか、フタナリ相手は慣れたもの、である。
男は、笑顔で、相手を湯船に手招きしてみせ。
まずは、体を温めよう、なんて提案してみる。
視線は、股間や胸、クレパスを行ったり来たり。
少し、鼻の下が伸びているかもしれない。

はばり >  相手が気のいい言葉を使い、こちらを気遣う様子にほっと安堵したのは内心。それはそれとして欲求に素直な様子にお元気でありやすねえとふと思う。中年と自称……いやその実その通りであれ、まだまだ性に強く、正直であるのは美徳と言える。

「へえ、大抵は気味悪がられるんでなんとかほとだけ見せるようにしたりするんですが……旦那は手慣れたご様子で」

 土下座の体勢からすり寄るような姿勢。身に纏う服をすべて脱いで丁寧に畳む。仕草動作のすべては徹底的に教育されているのかもどかしいほどに煽るよう、彼に視線をやる。
 そうした過程を経て湯船の中に己も入る。可能なら彼の体に納まるようにしつつ背をつけようとする。
 なだらかな胸に張りの良い乳首。細い腰から先にある逸物は期待感を寄せているのか半勃ちしていてぴくぴくと揺れている。割れ目の入り口を彼にすり付けるよう、ねだる仕草と共に吐息をこぼした。

「旦那ぁ、湯加減はどうでござんしょか」

 ほんのりと白い肌が赤みを帯びる。

セイン=ディバン > 「ほと? ……あぁ、女陰、だっけか。
 まぁ……色々、経験豊富なんだよ。うん」

確かに。普通の男なら、びっくりするのかもしれないが。
この国で冒険者をやって、女を買ってたりすれば、ある程度見慣れるものである。
というか、この男の場合。『え、両方付いてんの? じゃあ二倍お得じゃん!』とかいう考えの持ち主なのである。
相手が、ゆったりと、支度整え、近寄るを見ながら。
男は、期待に胸を高鳴らせていたのだが。
まさかまさかの。密着体勢。相手のペニスが軽く元気になってたり。
入り口が触れてきたりという大胆なアプローチには、男は鼻の穴を膨らませて興奮するのだが。

「いやぁ、さっきも言ったけど、最高だよ。
 そこに、はばりちゃんみたいな可愛い子が混浴してくれてるんだ。
 極楽極楽、ってなやつだねぇ」

あっはっは、と呵呵大笑しながら、相手の頭を撫でる男。
軽く相手を抱きしめるようにしながら、耳に触ってみたりと、モフモフタイム。
相手の体が触れることにより、男の股間も自己主張をし始めるのだが……。
湯の中で、ぐぐぐっ、と持ち上がるそれは。長さ30サンチ超えの巨根。
一気に勃起すれば、相手のペニスに添うように、天高く男らしさを誇示することだろう。

はばり > 「あ、そですそです。やっぱ経験豊かな御人はちがいやすね。わっちゃの言葉もすぐ理解してくれる」

 初めてサービスを早々、良い思いをしていると実感する。
 相手の思考など知る由もない己は可能な限り良い思いを共有して貰うしかない。

「ようござんした。わっちゃを可愛いと仰ってくれて、わっちゃは嬉しいでさァ」

 頭を撫でられ、うとりと目を細める。耳を触られ、気持ちよさそうにする。獣であるが故に奔放で、素直な反応がよく映える。

「ん、んんん?」

さしものよく口を回せるはばりも驚嘆した。常人の二倍はあろうかという逸物が浮上しだしたのだ。己のと比べても差は歴然。たくましく怒張した姿に目を白黒させていたが。

「……立派でございやすね。すごく男らしくて雄らしい。旦那は素敵な旦那でございやす」

 ぎゅと兜を合わせ、一度相手から離れる。真正面に相対し直した兎の丁稚は恐る恐る彼の逸物に手を触れる。

「大きくて熱い……とても長いでやすね。
 こんなのわっちゃの中に入るんでございやしょうか」

 処女のように初な反応を見せながら軽く手で擦る。空いている片方の手を延ばし、彼の乳首をくりくりと弄ろうとする。

セイン=ディバン > 「やっぱり、東の地の文化とかってのは興味深いからね。
 色々と勉強はしてるよ」

いずれは、そっちに冒険に行ってみたいな、などと思いつつ。
相手と笑い合う男。こういう距離感は、非常に好ましい。

「ははは、可愛い子に対しては、可愛いと素直に言う。
 それがオレが心がけてることさ」

下手に捻くれた口説きなんてしないのさ、と笑う男。
まぁ、歳も歳なので。手の込んだ口説き方が疲れる、という話もある。

「……へへっ。驚いたかい?
 オレの自慢のモノさね」

スキンシップで思わず勃起してしまったのをごまかすように言う男。
ステキだ、と言われれば、男は照れてしまうが。
相手が離れ、その猛りを手で触れるのなら。鼻から、微かに息を抜く。

「……さぁて、どうだろうね。
 もしもムリそうなら、そん時は……。
 ムリに犯したりはしない、って約束するよ」

相手を安心させるようにそう言いつつ、奉仕を受け入れていく男。
手で触れられれば、男のペニスはびく、と跳ね。
のみならず、乳首をいじられれば、思わず仰け反ってしまいそうになる。
だが、男も経験は豊富。されてばかりではダメだ、とばかりに。
男もまた、片手で相手の胸に触れ、片手では耳をくすぐっていく。
相手同様、乳首を狙い、軽く指で弾いてみたりする。
次第に興奮が高まり、男の鼻息が荒くなっていく。

はばり > 「旦那ったら歯に衣着せぬ物言いでとても素敵でござんす。
 まあこの逸物じゃあ衣も何も破けそうですが。
 ……っと失礼、つい口が回って……」

 いけないいけない。あわてて口を押さえて恥ずかしそうに顔を背けたのは一瞬。すぐに顔を向けなおして対峙する。

「なんてお優しい旦那でしょう。愛されるのが楽しみで仕方ありやせん。ほとが疼いてたまりやせん。
 あ、ふ……んんっ、だん、なァ……っ……!」

 こちらの胸と尖りに触れられて嬌声を零す。

「ぴんってはじかれるの好き……好きでありやす……。
 もっといじって……いじめて……」

 指先で彼の先端を弄りつつ言うや否や、たまらず彼の凶悪な逸物をくわえ込んだ。無論全部入ることはなく、中程の所で喉奥に受け止める。

「じゅぶ……んぶ……ちゅぞぞぞ……ん……おっひい……まらのにおいがつんときやふ……! んちゅ……! ずずっ!」

セイン=ディバン > 「……だって、ねぇ。ほら、オレみたいなのが下手にカッコつけても。
 大抵はイタイ結果になるって学んだから」

どうにもこの男は、カッコつければつけるほどに空回りする結果が付いてくる。
相手が口を押さえるのを、これまた可愛らしいな、と思いつつ。

「いや、優しいってわけじゃあないんだが。
 お互い良くないと楽しくないだろ?
 ……ん、いい反応だ」

ムリヤリもまぁ、たまにはいいもんだが。あくまでもたまには。
普通にするなら、お互い気持ちいいほうがいい、とは男の信条である。
相手の胸に触れれば、漏れた声は男を興奮させるそれで。

「あぁ、いいぜ。こんな感じかな……。
 って、うおぉっ!?」

相手が感じており、なおかつおねだりをしてきたものだから油断した。
いきなり口での奉仕始まれば、男は、素っ頓狂な声を上げてしまうが。
それでも、相手の胸を弄るのはやめない。いや、むしろ。
相手の耳を弄っていた方の手も動員し、両手で乳首を摘んだり引っ張ったり、だ。

「お、ぉおぉっ、ほおぉっ……!
 こ、こりゃあ、大胆かつすばらしいお手前で……!
 って、てか。悪い、臭いか!? ちゃんと洗ったんだが!?」

いきなりのフェラチオに男は興奮していたが。
匂い、と言われれば狼狽した様子を見せる。
当然、入浴前にはしっかりと洗ったのだが、自身の気づかぬ匂いが残っていたか、などと相手に確認してしまう。

はばり > 「お払いして貰ったほうがよござんしょうか。悪いもんでもついているのやもしれやせん」

 そこ行くところの東国の兎である。経験からくる実感のこもった言葉故、年長の言葉とあらばまあそれもそうかと思う。

「ん、んんっ、好き……好き! 愛してくりゃしゃんせ! ちくびぃ……! ふぁあ……ぁんっ!」

 より甲高い声がした。己の声が浴場に響いてくる。耳にダイレクトに伝わるのを恥ずかしがって、相手の逸物をくわえ込む深度が増えた。

「んぶ……じゅるじゅる。
 いいえ、いいえ、悪い方の臭いじゃありやせん。口の中でにおい立つお汁とわっちゃの唾液がまざって、甘美なお汁になっているのでありやす。ねばついた先走りが美味くて美味くて。
 だから旦那、いっぱい気持ちよくなっておくれやす」

 最後は囁くように添えてから口で扱くのを再開する。喜びを表すためか胸を弄っていた手を彼の竿の手淫に動員させ、玉袋を揉みしだく。下半身を悦ばせる為に総動員させていく。

セイン=ディバン > 「いや、単純にオレの器じゃねぇって話じゃねぇかなぁ」

カッコつけて似合うのは、カッコイイヤツだけだろ、なんて笑う男。
ちょっと悲哀が漂っている。

「うわぁお。すっげぇ反応だなぁ。
 はは、いいぜ。もちろん、たっぷり愛してやるさ」

甲高い声が漏れたのなら、男は嬉しそうに言う。
自身の愛撫で女性が乱れる、というのは、どれだけ見ても味わい深いものだ。
相手の乳首を入念に責めていけば、奉仕の激しさ増し、男の息が乱れる。

「そ、そうか。それなら良かった……。
 最近、ちょっと匂いが気になるお年頃でね……。
 ……あぁ、気持ちいいぜ。はばりちゃんの小さなお口は、とっても具合がいい」

ふぅ、と安堵のため息吐く男。正直、加齢臭漂う年齢ではあるので。ちょっと気にしている。
相手が手と口で奉仕するのを受け入れれば、腰の置くがジンジンと痺れてくるのが分かる。
なかなかどうして。若いだろうに、すばらしいテク。緩急付けた奉仕はとても心地いいものであり。

「……って、いやいや、これ、余裕ないなぁ……!
 はばりちゃん、ゴメン。ちっと、もう、一発目出そうっす……」

相手のテクに翻弄され、男が情けない声を出す。
このままでは、射精してしまう、と相手に告げるが。
さて、相手はここからどうするだろうか?

はばり > 「器ってぇのは後からついてくるもんじゃねぇですかね。わっちゃみたいな立場のモンならともかく、顔広し性格よしとくりゃ後一歩な気ィがしやす。おじさんになって貫禄が付いてくる人もいやすし、爺になって格好良さが天元突破する人もおりやす。むしろここからとポジティブになるのも良いかと」

 こういう場でこういうことが出来るのだからもちっとレパートリー増やすチャレンジや創意工夫のありではなかろうか。兎はふとそう思った。
 年相応の悩みと共にセンチメンタル漂うこの御仁、丸裸になって頼もしいのかどうなのか微妙に分からなくなってくる。それはさておき相手に技術があるのは確かなのだ。
 乳首を攻められ、時折悶えながらも奉仕を続けていると限界が近いと相手は言う。舌先で相手の目を見ながら先端をなぶっていた動きは緩慢になる。

「んぶ……じゅる……んーっ」

 これを喉奥で受けるのしんどくないか、と思ったのは一瞬。
 正直こぼさない自信がない、とは言えなかった。
 唾液で念入りにコーティングした後、はばりは口淫を中断した。
 口許を拭い、舌先で唇を舐める。

「それならわっちゃの胎を満たしておくんなし。孕ませるつもりでびゅーって。
 ほとが疼いて仕方ないんでありやす。ぎゅーってしながらびゅーってして」

 彼の体へ抱きつくようにしながら、己の女性の部分を彼の逸物にピタリと当てて、鎮めようとする。

セイン=ディバン > 「……なんか、凄い深いこと言うね」

おいおい、オレよりずいぶんと大人っぽいこと言うじゃないか、と。
男は、相手の言葉に驚いたような様子だが。
それはそれとして、男もテクには自信がある。
なので、お互い、相手を感じさせていくという形には無事なっているようで。

「お、おぉっ……!」

相手が口での奉仕をゆったりとしつつ、しっかりと自身を見てくる辺り。
この子、やり手だなぁ、と正直感心してしまうのだが。
なんとか、奉仕が止まれば、男は再度、安堵のため息を吐いた。
なにせ、男の射精量は尋常ではない。
このまま出していたら、相手の口から溢れ、湯を汚してしまっていたことだろう。

「わわわぁっ……。は、はばりちゃん。大胆でエロティックだなぁ……。
 あぁでも、そう言われて応えないのは男の名折れだなぁ。
 ……よし。じゃあ、まずはこのまま、な?」

抱きつかれれば、嬉しくないはずがない。
男は、相手の体を抱きしめ、相手の腰使いを受け入れる体勢。
相手が腰を落としていくのなら、湯とは違った熱さを、男の股間が感じることになり。
また、男がちょっと仰け反って快楽に呻くかもしれない。

はばり > 「……って、勤め先の爺がいってたんでありやすよ」

 虎の威を借る狐ここにあり。お後がよろしいようで。
 湯殿を汚さないようにするならバックのほうが都合は良いが、せっかく暖まった互いの体を一発目で冷やすわけには行かない。雰囲気的にここは湯船の中とはいえ座位が良かろうとそのまま挿入をする。

「くひっ……ぃん……あつぃぃ……火傷しそうでありんす……!」

杭のように堅く大きなそれを腹の中へと納めていく。処女かと間違うほどにきつい膣壁は彼のものを優しく締め上げ快感に呻く声に同調するよう嬌声が漏れる。

「ひぃん! っ……あ、ふ……奥……こつこつって……」

 根本までは入りきらないが、ほんのりと腹が膨れた状態で最奥に彼の逸物が子宮口まで突破した。彼の乳首を指先でいじくりながら悪戯っぽく笑む。彼に身を寄せながら、耳元で「じっとしてて」と囁いた。
ゆっくりと抽送を開始する。

「んぁ……あんっ! あっ……っやっぱり……大きくて素敵……ぃん!!」」

セイン=ディバン > 「……はははっ! そうなのか?」

自分の言葉じゃないのか、と笑いつつも。それを身につけ、適切に使えているのなら。
まぁ、それは相手自身の言葉だよなぁ、と思いつつ。
相手の挿入しようとする動きに、男はじっとしていて。

「くぉぉぉっ……い、いやいや。
 はばりの中も、とろとろで、あっついぜ……?」

じりじりとした挿入に、男は仰け反り、快楽を味わう。
肺から、焼けそうなほどの熱さの息が漏れる感覚。
キツい締め付けは、しかし痛くはなく。
まるで初物を奪ったかのような、背徳感と高揚感を男にもたらした。

「く、う、うぅっ……。あぁ、奥、当たってるな……」

先端に、相手の子宮口との接吻の感触を感じる男であったが。
腰を動かそうとした瞬間、じっとしているよう言われれば。
相手の奉仕に身を委ねる。目の前の、ちょっと悪戯っぽい笑み。
胸に触れる手。それらが、酷く淫靡で、魅力的に見えた。

「あ、っぐっ……。はばり、すっげぇ……。あ、あぁっ……!」

相手の腰使い。早くはない。だが、だからこそキモチイイ。
男もまた、喘ぎ声を漏らしつつ。相手の体を優しく抱きしめる。

はばり > 「は、はっ……わっちゃのナカはようごさんすか?
 ならいっぱい気持ちよくしてあげやす……!」

 この熱はお湯だけのものでなく、互いの熱を共有しあって得られるものである。意識することはないが雌としてかくあるべしとしている最中も己の片割れの逸物もぴんとそそり勃っていた。はばりが腰を振る度に湯の中で共に喘ぐ。

「ぁ、旦那、旦那! おっきな手で抱きしめられるの嬉しいっ。
 ひ、ぁぁっ、あ……ぁぁ! ふぁ、ああ!
 いつでも好きなときにイッてくりゃしゃんせ。わっちゃはもう待ちわびててすぐイキそうでありやす!
 おっきい魔羅が出入りしてて、気持ちよくて支配されてて。
 もうイク、イク! イク、ぁ、ゃあああ!」

 がくっと仰け反ると共に女の部分がけいれんした。彼の逸物を包み込む膣壁がいっそううねるように収縮をして白濁した体液を絞り取ろうとしていく。
 果てた事実に己の雄からどろりとした体液が放出されていた。

セイン=ディバン > 「いい、なんてもんじゃねぇぜ……。
 こりゃあ、たまんねぇ……っ、うおぉぉっ!」

キツイ締め付けを幹全体で味わいつつ。その熱さと、腰使いに呻く男。
湯の中で、というのは。これはまた中々、オツなもんである。

「あ、ははっ。はばりの体、すべすべで、イイなぁ……。
 く、ぁ、うっ、あっ。
 そ、れ、じゃあ、お言葉に、甘え……って、おぁああっ。
 マ~、ジ~、でっ、やっべぇ……!」

相手が激しく動き、感極まった声を出すのを聞けば。
男の余裕も一気に目減りしていく。
そのまま、相手が達したのであれば。男もまた、同時に達してしまう。
締め付けられ、絞り上げられた瞬間。男の股間から、大量の白濁が溢れる。
尋常ならざる量が。相手の中へと、びゅるびゅると音を立てて注がれていく。

「……く、お、おっ……」

快感にうめきつつ。男は、視界の端で。相手もまた、白濁を溢れさせているのを見て。
よいしょ、と。体を動かし。ずるずるっ、と。相手ごと湯の外へと出て行く。

はばり >  打ち付けるような腰の動きは止まり、兎は肩で息をする。

「あつ……あつい……っひ……かひっ……」

 湯気でしんなりとしたうさ耳がへたっている。
 すべらかな肌もてらてらと輝いている。
 大きく息を吸い込めば湯の匂いに混じって精液の匂いが感じ取れる。獣は鼻が敏感である。それが心地よいと思ってしまうのだけど、嗚呼こんな風になったのはきっと気分がいいからに違いない。

「でていやす……わっちゃのなかにいっぱい……。
 あ、まだ出てる……」

 胎の中にどくどくと白濁が満たされる……否、満たされるというには少々語弊があり、混ぜっ返してあふれ返しそうな程の量が胎にたまっていく。少し腹が膨らんでしまった。
 呼吸を整える度になだらかな胸が膨らみ、だらしなく吐精した己の逸物のケアを怠っていたのに気づくまでラグがあった。

「……っとどうしたでありやすか」

 ずるずる。一緒に湯の外へと共連れで向かい、小首を傾げながらおろおろとする。

セイン=ディバン > 「は、ぁ、あぁっ、ったく……」

こいつぁ、凄いなぁ、などと男は囁きつつ。
男も呼吸を整えようとする。
性交の疲労は心地よいのだが。多少堪えるのは事実なので。
まずは、回復、である。

「わりぃね……。量も自慢でね。
 ふぅ、う、うぅっ……」

一息吐きつつ、相手の体をさあセル男。
目の前で相手が蕩けている様子を見つつ、さて、と考える男。
目の前。相手。チンポ。射精してる。ふむふむ。
ず~りず~り。体を湯から出しつつ。
相手の額へとキスをする。

「いやいや、そっちに動いてもらってばかりじゃ、な?
 今度は、オレが良くしてやっからさ」

すっかり温まった体に、ちょっとひんやりとした空気がキモチイイ。
そのまま、男は相手の体を抱きしめつつ、くるんっ、と体を半回転させ。
いわゆるバックの姿勢になるように。

はばり > 「あんっ……つながったままぎゅるぎゅるって……」

 汗だかお湯だか分からなくなってきた自分の体の付着物を撫でつけ、赤面する。茹だったせいでもあるのだろうが。そこへ冷えびた空気が心地よく、程良く冷静さを取り戻す。惚けた頭をふるふる振った。

「わっちゃの逸物なんかみたって……。んんっ」

 額のキスと共に、公衆の面前であることにふと気付く。

「お犬のようなこのカッコだと、わっちゃら丸見えじゃありゃせんか!?」

 いや確かにそういうのとウリではあるのだけど。実際に直面すると程々に恥ずかしくなる。バックの姿勢になると後ろ目で彼の方を見た。
 不安と期待が半分ずつ。せめてこの恥ずかしさを気を屋って、忘れさせてくれるくらい激しくしてほしい。おんな思いを込めていた。
 同時に、こんな長いモノで攻められたらわっちゃはどうなるのか、という思いもあった。射精したばかりの逸物は既に張りを取り戻し、攻められ続けていた秘密所からはダラダラと淫乱汁と白濁が零れ落ちている。

セイン=ディバン > 「ぐおっ、締め付けキッチィ!」

そらそうだ。である。繋がったまま相手の体を半回転。
思わず男の腰が引けるが。そこは気合でカバーである。
なにせ、男の物はまだまだ萎えていないのだから。

「いやいや。はばりのここも可愛いぜ。
 いや、綺麗だ、って言うほうが正しいかな」

本当に、相手の肉体に嫌悪感を持たぬ男。
なんなら男相手もしてるのだから、いまさら、である。

「ははははは、そう言ってもなぁ。
 なぁに、どうせ周りのやつらもすぐにおっぱじめるさ」

相手の訴えを笑い飛ばしながら。男が腰を動かす。
決して激しくはせず、まずは慣らし運転が如し。
注いだ精をかき混ぜるように、ぐちゅぐちゅと肉槍を突き入れていくが。
その間に、男は相手の体を抱きしめつつ、相手の幹を、右手で握り。
しゅこしゅこっ、と手コキしはじめる。

「ど~せなんだ。一緒に気持ちよくなろうぜ?」

そう相手の耳元で囁き、はむっ、と耳先を甘く噛む男。
次第に腰の動きは早まり、音が大浴場に響く。

はばり > 「くひゃ……!」

 相手の逸物は未だ健在。少しからだを揺らしただけで腹の奥から膣壁が刺激されていく。女の部分は大きなそれをかまわず受け入れ、彼に刺激を与えて離さない。

「や、ぁ……わっちゃのここを褒められることがあまりないんで……恥ずかし……」

 清濁含めて食った彼の遍歴は知る由もない。されど屈託無く彼が褒めるのだから顔を覆いたくなるほど恥ずかしくなる。
 そう恥ずかしがったところで既に始めていた人もいるし、なんなら先の一発目の途中から盛り始めた者もいるのだ。今更気にしたところで本当に笑い話にしかならない。常識ぶったところでここの常識に塗り替えた方が賢明である。
 彼の腰釜動いた。グラインドの稼働から小さく揺らされ、既に潤った肉壷は白濁と共にかき混ぜられていく。

「ふぁぁっ、ふか……ふかい……獣みたいな交尾……ィイ、ずんずん……イイっ………!?」

 体が固定化され、ドギースタイルになって密着感が増す。その上で相手の手か己の逸物をしごいてきた。

「ぁ、あああ?! や、っ……らめっ……! どうじになんて……気持ちよくて阿呆になりやす……! んっんんぅ!!
 気持ちいい……!! もっとしこしことぱんばんってしておくれやす……お情けをくりゃれ……!!」

 大きな嬌声とおねだりが響きわたった。

セイン=ディバン > 相手の体の中を刺激すれば、当然、男にも反動はある。
相手を良くするということは、すなわち男も感じてしまうということであり。
男は、なんとか集中して、射精欲をコントロールしようと努める。

「そうなのか? もったいないな……。
 せっかく付いてるんだから、ちゃんと肉体として評価すべきだと思うんだが」

事実、相手のペニスは、綺麗であった。
使い込み、淫水焼けしたような男のものと比べれば、グロテスクさもまったくない。
姿勢をしっかりと決めると、男は相手のことを貫き、揺さぶっていく。

「ふ、は、ははっ。喜んでもらえてるなら、なによりだぜ……」

相手と密着し、肉のぶつかる、ぱんぱんという音を奏でていく男。
相手が感じていることをしっかりと確認すれば、更にそこに手コキを加えていき。

「ん、いい声だぜ、はばり……。
 ふへっ。欲しいなら、しっかりやるさ。
 だから、あぁ、そうだなぁ。
 一緒に、な?」

一緒に、吐き出してしまおう、と。男は相手の耳元で囁き、スパートに入る。
左手で相手の腰をしっかりと掴み、引き寄せるようにし腰使いに激しさを増すように。
同時に、右手は相手の猛りを、根元からカリ首まで、しゅこしゅこしゅこしゅこっ! と攻め立てる。
男のモノが、相手の中で膨らんでいく。ぶくっ、と。そのまま、ぶるぶると痙攣し始めるそれは。
二度目の膣内射精が間近であることを相手に教えてしまうだろう。