2019/12/18 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にイグナスさんが現れました。
イグナス > 風呂、風呂は実によい。一日の疲れ――仮に疲れていないにしても、だ。
そういうものを押し流すし、いろいろ言わずとも、なにせ気持ちがいい。

「ぷ、は、…ぁー………溶ける……。」

混浴の露天風呂。夜と星空、なにはともあれ、実にいいシチュエーションである。
だいぶ長い間、湯に浸かっている気もする。
ゆらゆらと流れる湯気の中で、ひたり、と岩づくりの浴槽に身体を突っ伏させた。
そこだけひんやりとした感触が気持ちいい
傍目には、大男が浴槽に引っかかって倒れている様にも見えるかもしれないが。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」にユキさんが現れました。
ユキ > そっと歩む音。
白い髪を湿らせたまま、歩めば。
ふと、湯けむりの向こうに人影を見つめて。

小さく首を傾げてから。

「……お邪魔……致しまする……」

そっと声をかけた。

イグナス > 声に、ふと顔を向ける。知らん姿で、初めて聞く声。
物言いは珍しく、古風だ。

「ン、——おう?ああ、ドーゾ。
 客なら、誰だってここにゃ入っていーンだから。」

湯気の奥からひらひらと手招きする。
折角だから、もう少し近くで入るといい、と。
相手が女というのもあって、下心たっぷり込みで声を掛けて。

ユキ > 「……はい……」

ちゃぷん、と湯に浸かれば、真紅の瞳を向けて。
その立派な体躯、そして、その視線にこめられた下心。
如実に感じ取りながらまた、小さく首を傾げた。
この御方も望んでいるのだろうか、と。

イグナス > ――真紅の瞳に、じっと見据えられたような気持になる。
は、と息を吐いて、口元を笑みにゆがめる。

「………、まだ、こどもにも見えるが。
 お前、名前は。おれはイグナス、冒険者をして、いる。」

軽く舌を覗かせながら名前を問う。
はあ、と落とす呼吸は欲望がしっかり混ざってる。
隠しもしない…、というよりはむしろ、ぶつけてる。

ユキ > 「……私は、ユキ、と申し上げまする」

小柄な体躯、けれど十二分に実った胸、細くくびれた腰、ふくよなか尻。
背以外は最早女として十二分以上に成熟したいやらしさすら覚える骸。
ぶつけられた下心、欲望に少し身じろぎしてから。

「……孕巫女を、しておりまする」

イグナス > 「ユキ。………孕、巫女?」

一瞬、子供かとも思ったけど、小柄な体躯ながらしっかりと成熟した女の、メスの体躯だ。
ぞくりと背筋が愉悦し、は、と軽く息を吐き出す。
その職業に首を傾げはするけれど、でもどこか響きは淫靡で、欲望を刺激する。

「……そりゃあ、どんな仕事なんだ?
 面白そうだ、ゆっくり、聞いてみたいモンだが。」

場所を移して、というのを暗に。もちろんそんなものは建前で、この男が何をしたがっているなんて、わかりきることだが。

ユキ > 「……?」

どういう仕事か、と問われれば。
またこてん、と首を傾げてしまい。
何故問われるのだろうか、と言う疑問。
そして、この職業は一般的ではないのだろうか、と言う世間知らず。

「……神の子を孕むことを生業、としておりまする」

イグナス > 「……んッ”」

もう少し、それでもなにか反応があるかとも思ってたけど。
まさかここまでストレートに、当たり前のことですとばかりに返されてると思わなかった。
よって言葉にちょっと詰まる。なるほどなあ、って頷いて。
ちょっとの逡巡の後。

「それは誰の――あー、例えば俺の子でも、孕むのか。」

むしろもう少しずつ、気になってきた。
かくりと首を傾げて、もう少し詳しく教えろと問いかけていく。
ずいと身体を寄せて、上から見下ろす格好で。

ユキ > 「……」

俺の子でも孕むのか、と問われて見下されては。
癖なのだろうか、また小さくかくん、と首を傾げてから。
こくん、と頷いて。

「……相応のお代金は、頂きまする」

イグナス > 「なるほど。」

実に、わかりやすい。結局それにどういう意味があるかなんてわからないが。
金で、つまりは使う方は、相手を買うことだけを考えればいいわけだ。
少しばかり不思議そうな表情から、に、と口元を笑みに戻した。

「ああそれじゃあ、ユキ、っつったか。
 今日は、お前をその金ではらませたい。いいか。」

ユキ > 「…………」

じぃ、と赤い瞳が見上げて。
かくん、と首を傾げてから。

「……孕んだ御子は……どうなさいまするか」

使うのならばいざ知らず。
孕ませたいと望まれればこの身は孕む。
孕むが、孕ませた後はどうするのか、と問いかけて。

イグナス > 「お前の方で必要とするわけではないあのか。
 ……まァ、いい。引き取る、それ相応の道がある。
 もちろん―――。」

欲望たっぷりの笑みがふいと消える。
相手の意を見抜こうとでもするように、じいと見つめた。

「――愛情を以て俺が育てよというなら、それはできんが。」

きっぱりと言い放つ、そこまでこの女は気にするところであろうか。
どんな反応があるか、今までどこか無垢…あるいは無関心気な女の表情に、変化はあるだろうかと。

ユキ > 「……なれば、構いませぬ」

引き取らぬ、と言うなれば、育てるのに必要な額を貰い受けるだけで。
引き取る、と言うのなれば、使われ、そして孕む。それだけの額を貰い受けるのみ。
特になんらかの感慨の色も見えず。
まるで生み慣れてるかの如く。
否、そこにあるのはただ役目を果たす為の機械じみた態度ばかり。

イグナス > 「ああ。そうか。」

ク、と笑みがまた現れた。
これで変化がないのなら、それはそれで、いい。
抱いて変わるのか、変わらんのか。ただの機能――子を孕むという機能めいた女が、どうなるか。
その態度も気味が良いというように、ククと楽しんで。

「わかった。それじゃあ、代金を支払う。孕んでもらえるか。」

ユキ > 「……ん……はい」

その湯着をはらり、と落とせば。
白い染みのない肌を晒し、小柄な割に魅惑的なまでに成熟した体を晒す。
その身体は数多のものを迎え入れ、産み落とした身体。
されど、その割にはあまりにも無垢のようにも見える身体。
産み落とす度に、膜以外のそれをありのままに戻す回帰魔術の施されたその骸を晒す。

イグナス > 小柄な体に触れる。その無機質な言葉とは異なり豊潤で、いかにも雄が貪りたくなる体躯だ。
胸下から腰にかけて指を滑らせて、がちりと掴む。
ふれて、貪ればそれだけ反応してくれそうな身体だ。

「それじゃあ、いただきます。」

言葉としてこれが合ってるかはわからないが。
楽し気に声にして――そして開始、むさぼりはじめたのだった。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からユキさんが去りました。