2019/10/19 のログ
ティネ > 「…………」

 ざば。仰向けに浮かぶのをやめて、浮き出た岩につかまる。
 ぶるる。湯の中で小さく震える。

「……どうしよ。おしっこしたくなってきちゃった。」

 しかし、外はなんだか風が冷たい。すぐに外に出るのはごめんだ。

「……ここでしちゃう?」

 幸い、周囲には人の姿が見えないし。
 いたとしても、自分は小さいし……問題ないのでは?

ティネ >  そして……

「んん……っ」

 ふるふる、と全身を痙攣させ、はぁぁ、と解放感に包まれる。

「……ふぅ。
 って、よく考えたらこんなことしたお湯にいつまでも使ってられないなぁ……
 ハハハ……」

 多幸感もわずかな間で、力なく笑って、
 さほどの時間をおかず、結局ティネは飛び去ってしまった。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からティネさんが去りました。