2019/07/23 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にロロさんが現れました。
■ロロ > …生き返る…~……
(例え、この宿で最低レベルの、安上がりな場所だとはいえ。温泉は温泉、露天風呂は露天風呂。
温かな湯に包まれ、鉱泉の効き目を味わう入浴は、充分に心地良い。
何より、傷に効くという効能が有難い。
脱走ミレーという立ち位置は、公的な病院に掛かるのも難しい。
地道に治していくしかない分、少しでも、完治を早めてくれる物が有るのなら。何でも利用したくなる。)
…此処に来るまで。のっけから…大変すぎだろ――。
(切欠となった負傷しかり。入浴代の元手となった…胎に仕込まれた生き物然り。
独りで生きるという事が、どれだけ危険で不穏なのかを。即日思い知らされた気がする。
…躰以上に。気疲れが著しい。鼻の辺り迄湯船に潜り、半目加減。
いっそ、この侭眠りに落ちかねない程疲れきっていた。)
■ロロ > (鼻先すれすれの水面から、湯気が昇る。呼吸と共に、薬効を含んだ湿度が、躰の中まで染み渡って来る心地良さ。
内側からの感覚に集中すべく。とうとう、瞼を落としきってしまい。
…数分、経過。)
―――― ……っ!? っげほ、っ、かは、けほ…!
(当たり前の様に。落ちた。意識が、続いて頭が。
湯の中へとずり落ち、物の見事に水を飲み。溺れかけて飛び上がる。
窒息しかけた涙目の侭、喉を押さえて噎せ返り。
それはもう苛立つのだが――有る意味、自業自得。誰を責められるでもない為に。
憤懣のやる方なさは。結局、何処へも向けられずに。)
…あぁ。あぁ、もう…もうちょい、うまく、いけよ…ぉ…
(世の中だとか。生き方だとか、それはもう諸々が。
ぐすりと染みる鼻を啜りつつ。改めて、湯治に励む事とする。
…最終的に湯を上がったのは。当分後の事になるのだろうか。)
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からロロさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にシャルティアさんが現れました。
■シャルティア > ぬるい、湯けむりが立ち上る透明な露天温泉
旅館から少し離れた其処を、独り占めしてる天使がいる
小さな羽根を背中に背負った、まだ幼い少年だ。見ようによっては少女にも見える幼子が、一人でふゆふゆと、温泉に足を伸ばしてる
「おーんせん、おーんせん♪」
■シャルティア > じゃば、と温まったら温泉から出る
身体をタオルで乱暴に拭って、いつものローブを着込んで、街へと飛び立つ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からシャルティアさんが去りました。