2019/05/14 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にタン・フィールさんが現れました。
タン・フィール > 九頭龍の水浴び場の運営から
「広大な浴場の一角に、心身の疲れをとり、精力を高め、安眠できる薬湯を設けて欲しい」
との依頼を受けた少年薬師。

試作の体験も兼ねての一番風呂や、悪くない報酬の額に浮き浮きとその依頼を引き受けた。

浴場の一角に、新しく新設された天然温泉に、
少年自身が調合した香草や木の実やお茶などを詰めた麻布を沈めて…
じんわりと、薬効成分豊富な芳香が漂ってくる。

「―――うん、じょうずに、できてるみたい!
さて、と、おためし、おためし…っ♪」

ぱしゃぱしゃと湯船に入る前に、行儀よく自分の体にお湯をかけて清めて、自分でこしらえた一番風呂に入る準備をし、

「あ、熱くないと…いいんだけど…っ」

あつすぎるおんせんは、にがて、と慎重にそろ、そろ…と足の指先を湯船に近づけて…

タン・フィール > 「―――っ… あつい…」

案の定、少年の柔肌には、熱い。

「…オトナのひとだったら、これ、平気なのかな…
 うう~っ…どうせなら、ぬるま湯のところだったら良かったのに…」

と、足先をちゃぷちゃぷお湯につける。
足湯としてならば心地が良いが、全身となると尻込みしてしまう少年。
ゆっくりと、足首から脹脛…膝…ふともも…と、
お湯の熱さに慣らしていきながら、まだあどけなく細い肢体を徐々に湯に沈めていき

「~~~~~~っ…っく~~~がんば、れ~。」

タン・フィール > そのまま湯船と格闘し、
ひいひい言いながらも薬湯を堪能していく…。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からタン・フィールさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にタン・フィールさんが現れました。
タン・フィール > 「―――っふーーーーっ…
温泉のキモチよさ、ちょっぴり、わかってきちゃったかも…♪」

最初は苦手だった熱い温泉と、ぬるい温泉、水風呂…とローテーションで浸かっていくうちに、
徐々にどのお風呂も楽しめるようになってきた少年。
湯船に肩まで浸かりながら、のぼせない程度にくつろいでいた。

様々な効能のお風呂に浸かった肌は、若い…というよりは幼いハリや照りを見事に磨き抜いて、
つやつや、てかてかと、ゆでたまごのように滑らかなのが、お湯に使っていてもなおわかる。

「おふろでたら、何か飲も…♪ オトナの人は、こういうとき、おさけなんだねー。」

と、まだまだ自分にはわからない世界に思いを馳せながら、
まだまだ先になる風呂上がりの飲食を楽しみにしていた。

タン・フィール > 「うーん…冷やしたミルク…アルコール抜きワイン…サイダー… なやんじゃうな。

ごはんも、なんにしよ…っ…」

うと…うとと、薬湯温泉の温もりと、
抜け出ていく疲れに気持ちよさそうにまどろんで、
このまま寝てしまってはいけない、と思いつつも、
眠気よりも心地よさ由来の意識のうつろい。

「…いっけない… ねるなら、ねるで、ちゃんと温泉宿の方にいかなきゃ…! っふぁあああああ…♪」

と、湯船の中でアクビと、いっぱいのせのび。