2019/04/20 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にイグナスさんが現れました。
イグナス > 「……いや困った。」

どっかりと、湯屋の前、腕を組んで仁王立ちする大男がひとり。
パッと見れば厳つい顔つきにいかにもな風体、そんなのがしかし、ちょっとばかし困ったような表情だ。
男の立つ湯屋の前には”清掃中”の看板がどてんと鎮座。
この男ばりの存在感だった。

「――んんん。……あっちァ、ちょっとちっさいしなァ。」

別にこの宿はここ以外の風呂場はあるのだけれど。
一番この露店大浴場がお気に入りだった故に、さて、どうしたものか。
うんうん、と唸っていて。