2019/04/19 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からカインさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からレチュアさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場 温泉」にシスター・マルレーンさんが現れました。
シスター・マルレーン > 必殺技というのは、反動があるものだ。
彼女の必殺技は、武器を失った時に発動する手袋エンチャントパンチ。
石壁を削り取る威力のあるそれであるが、中の手がその衝撃からしっかり守られるわけでもなく。

そして、それを放った上でなお敗北を喫した。
右の手と肘を軽く傷めて、今日は療養中である。
事情を話したところ、報告書だけ書いたら本日は療養と言われました、わーい。

明日から仕事です。やったね。
死んだ目で温泉に浸かる金髪の女性。
長い髪を頭の上にまとめて、ふぃー、と肩まで浸かってのんびりさん。

シスター・マルレーン > 「しかし、ちょっと不覚を取りましたね………。 何とかなる、なんて少し過信しすぎましたか。」

一対一では久々の敗戦である。
あの闘技場で堂々と敗戦して、無事に帰ってこれているだけ幸運ではあるけれど、それはそれとして悔しくないわけでもない。
傷めた手と肘をお湯の中で軽くなぜれば、うーん、ズキズキとちょっと痛む。

はー、っと溜息をつきながら、露天風呂の岩のそば、外の風景をのんびりと眺める。
修道服を着ないのは、自分の部屋とお風呂くらいなものだ、少しだけ開放感があるのか、んー、っと伸びをして。

「……まあ、せっかくですから、今日はのんびりとするのもいいかもですけど。」

なんだかんだ毎日毎日飽きもせず仕事を続けているのだから、疲労はじわじわとは蓄積されている。
珍しい温泉に入れる時間なのだし、長湯も悪くないだろう。
今の時間はきっと女湯だったはずだし。

ふわー、とゆるんだ顔で欠伸まで。 うーん、気が緩む。

シスター・マルレーン > 肘にそっと手をあてれば、少しだけ聖なる力を浴びせる。
彼女は急速な回復能力は無く、どちらかといえば自然治癒力を高めるもの。

だからまあ、明日から仕事と言われてもできるっちゃできるんだけど。

「………うーん、あったかいせいか少しぼーっとしてきましたね。」

流石にちょっと暑くなってきたのか、湯船から上がれば岩場に腰かけて足湯のように。
割と健康的な肢体を晒……いや晒してはいないですね、露天風呂とは言え風呂場ですし。

「……またあの闘技場に行かなきゃいけないのは憂鬱ですねー。」

とほほ、と小さく呟いて。

シスター・マルレーン > 「………んー、ここはそろそろ上がりますか。」

すっかりほこほこになった桃色の素肌。肘の痛みもほどほどに引いたのだから、と、お風呂から上がって脱衣場へ。
珍しくも修道服ではない白いバスローブを身に纏えば、いくつもの温泉への入り口ともなっている休憩室へと戻ってくる。

自由にソファに腰かけたり、販売している飲み物を購入したりと、多くの人が行きかう場所。
修道服を身に着けていなければ誰もシスターとわかるまい、なんて思いながら、ソファにどっかと腰掛ける。

ご案内:「九頭龍の水浴び場 温泉」からシスター・マルレーンさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場 休憩室」にシスター・マルレーンさんが現れました。
シスター・マルレーン > 基本的にずーっと、毎日のようにあくせくと仕事をする金髪シスター。
今はバスローブだからシスターだとは分からないだろうけれど、こうやってぼんやりとソファに座って何もしないのは久々のこと。

「………………何か、すごく悪いことをしている気分になりますね」

久々に怠惰をむさぼりながら、くぁ、と一欠伸。
甘いドリンクも手元のテーブルに置いて、完全リラックスムード。

マッサージチェアーは少し、こう、くすぐったくて合わなかった。

シスター・マルレーン > ………うつら、と僅かに目の焦点がぼやける。
これは疲れが出たのかしらん、なんて頭のどこかで思いながら、目をごしごしと擦って。

「こんなところで、寝たらダメですよね。」

当たり前のことを口走りながら、それでも心地の良いソファの感触と、湯上りの程よい暖かさが眠気を誘う。
何度も目をこすりながら起き上がれば、続けて入ろうと思っていたお風呂もキャンセルして、よたよたよた、と休憩室を歩いて。
普段は何を持ってもよろめかないのだけれど、今やお酒に酔ったかのよう。

ちゃんと部屋にたどり着けるのか、それとも全く別のところで寝てしまうのか。

ご案内:「九頭龍の水浴び場 休憩室」からシスター・マルレーンさんが去りました。