2018/11/26 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にタイロンさんが現れました。
■タイロン > 湯気が多く立ち上る露天の風呂。
岩肌の湯船は故郷の国には無かったもので、それだけでも珍しい。
タオルすら持たずに足を踏み入れ、首を傾げながらも、入る前の説明にあった体を洗ってから、という言葉に従うべく。
洗い場へと向かえばそこに設置された椅子と桶を見て、ンン?と首を傾げ立ち竦む。
かけ流しの湯が訥々と流れ、其処から湯を掬い、備え付けの石鹸類で身を洗う、というのは判る。
判るのだが―――。
「これ、手で洗うカ?」
タオルを自前で用意するとは思っていなかった。
■タイロン > 洗体用の道具なんぞ持ち込んでは居ない訳で。
このまま手で洗うのが良いのかどうかが悩みどころ。
眉を寄せ、小さく唸り声を上げると視線を周囲へと巡らせて。
湯気で最初は気付かなったが、どうやら先客が居たらしい。
少し距離はあったが、都合よく洗い場に座っている人影を見つけると、ぱっと表情を輝かせ。
「ヘイ!そこのアナタ!お背中、流しマース?」
ここでの洗い方を教えてくれ、というつもりの質問であったのだが。
微妙に言葉の使い方が間違っていた。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にタピオカさんが現れました。
■タピオカ > 混浴の露天風呂にて。褐色肌の巨漢がタオルを持ち忘れ、自らの肉体を手で洗うか、それとも他の方法で洗うのかを湯けむりの中で迷っている頃。
「……♪」
のんきな鼻歌が洗い場にて小さく響いていた。
ピエロが草原の向こうから歩いてくるよな軽快な曲。
こちらも褐色肌の遊牧民は、たまたま湯浴みに来ていたのだった。
そこへ聞き慣れないけれど妙にノリのいい声音をかけられ。
「えっ……!?あ……っ……、ああぁ、……、えと。
僕の背中を……?
はっ、……、はい、よろしく……!?」
振り向いてまず目についたのは筋肉質な巨躯。
そしてまっぱだか。
かあっと頬が赤らむ上に、かけられた質問に両目がグルグルになった。
彼の正体は「背中を流してくれる親切な人か水浴び場の従業員」あたりなんだろうと混乱した頭で結論づけると、胸に巻いたタオルを解いて小さな背を彼に向けるのだった。
■タイロン > 声をかけた先にいる少女の反応は、挙動不審と言うべきか。
こちらとしては体の洗い方を聞いたつもりではあったのだが、戻ってきた声は「よろしくどうぞ」というもので。
タオルを外して背を向けた相手の前で首を傾げる事暫し。
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最終的には相手のタオルを借りて、互いの背を流すことになる、筈だ。
少女との触れ合いを楽しんで、お礼の言葉と共に全裸ではあるが、ハグを一つ。
アリガトネー♡と終始明るい声で告げてから、お湯を楽しみその場を去っていくのだった。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からタイロンさんが去りました。
■タピオカ > 「……?」
首を傾げる相手と一緒になって、一緒に首を傾げて。
彼の言葉の意図を推し量ろうとする。
どうやら、台詞と尋ねたかった意味とが違う模様らしい。
しばらくの間、妙な間を持った2人が向かい合っている独特な空間が繰り広げられた事と。
数刻後、どうやら相手はこの場所での洗い方について聞きたかったのだといくつかの問答と身振り手振りとで意思疎通。
やがて納得がいったようにタオルを貸すのだった。
その後はあれこれお話しながらお互いの身体をすすいで。
「じゃあね!」と笑顔で手を振って露天風呂を立ち去り――
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からタピオカさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にゼナさんが現れました。
■ゼナ > すんすん…。
むっちりと肉付きのいい裸身を小さなタオルで危なっかしく守りつつ、犬か何かの様に中に鼻先を付き出しくんくんしながら浴室に入り込む不審人物。
「―――やっぱり! これ、タピオカちゃんの匂いですよねっ!」
南国の果実めいたその香り。
彼女のとの出会いは精々数度。
それでもゼナの嗅覚に残る鮮烈な記憶と共に残るその香りを忘れはしない。
長年会っていなかった友人を探す様な、期待に輝く蒼瞳があちこちに向けられる。
――――が、目的の人物は見当たらない。
舐め回すかの視線を向けられ、痴女扱いの不審な目を向けられて、隅々まで探したつもりなのだけれど、探し人は見つからず
「しょぼんです……」
肩を落として掛け湯をし、不埒な裸身を湯船に沈めた。
■ゼナ > 「あの子、遊牧民って言ってたっけ。冒険者みたいな事もしてるって言ってたけど……元気にしてるのかなぁ……」
掘り風呂の浴槽縁に両腕重ね、その上に乗せた頭部を傾けさせてぼんやり想う。快活な笑顔に小さな体躯。そしてしなやかな剣舞。
ゼナ的にはとうに友人のつもりでいるので、一緒にご飯を食べたり買い物したり、一緒に冒険なんかも出来るといいなと思ってもいた。
多くの人間が住まう王都であるため、そうした想いだけではすれ違う事ばかりが目立って実際にその機会には恵まれて来なかったけれども――――それでも彼女が元気だといいなと思う。
「――――って、ひゃわ! い、いけません、わたしこんなにのんびりしてる余裕ないんでした! 早く帰らないと……っ」
仕事を終えての帰り道。
途中で弟妹がお世話になっているトゥルネソル商会の従業員寮に寄るつもりで歩いていたら、ふわりと嗅ぎ覚えのある匂いに気付き、そのままふらふらとお風呂にまで来てしまっていたのである。
でも、せっかくだからこのままもうしばらくのんびり……などという誘惑に必死に抗い立ち上がる。
湯濡れの艶に淫靡さを際立たせた裸身が、たわわな豊乳をぱゆんっと揺らした。
―――温泉の誘惑に後ろ髪をぐいぐい引かれつつ、小走りで帰路を急いだ女冒険者が弟妹達の元へとたどり着いたのは、彼らが寝付く直前となったらしい。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からゼナさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にジーグルーンさんが現れました。
■ジーグルーン > 「はー…溶けるわァ」
ぶくぶくと、白く濁るお湯に鼻先まで浸かるのはくるくると特徴的な白銀の濡れた巻毛をぷっくりとした頬に貼り付けた一人の女。
ざばりと湯から手を出して、ぐー、っと大きく伸びをするように体をそらせば、湯の中から豊かな双丘がとろりと湯を纏って姿を表して
「…はぁ…、これでお酒でもあれば完璧なんやけども」
でもまぁ、贅沢は敵やし、とつぶやきながら、天井を見上げてもう一度、はーっ、と深くとろけるような吐息をついて
「そういえば、この宿、なんや怪しい噂もいろいろあるんやったっけ…」
美味しい話につながっとらんかなぁ、と指折りしながら、取らぬ狸の皮算用をする女の表情は、お湯の効果もあってとても楽しそうに上気していて
■ジーグルーン > 「それにしても、ここのお湯はホント、肌に効く感じ、するわ」
濁ったお湯の中で爪の先まで整えられた白い指先を遊ばせれば、指の間に感じる温泉のとろみに、ふふ、と相好を崩して。
掬った湯を胸元にかけて湯から半分覗く双丘を湯が滑り落ちる感覚にうっとりと目を細める。
「このお湯なぁ、詰めて売ったりしたら結構ええと思うんやけど」
でもそんな誰でも考えること、今更やっても美味しくないよなァ、なんてとりとめのない思考に浸りながら、湯の中に、ずりずりと伸ばした身体を沈めていく。頭だけ湯船の端にかけて身体から力を抜いてしまえば、ぷかりと浮く身体は、その双丘だけが湯から覗いていて…
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にエズラさんが現れました。
■ジーグルーン > 「あかん、眠ぅなってきた…」
うとりうとりとそのままの体勢でうたた寝をする女。
んんん、と頭を振れば、ぽん、と一瞬で身体を包み込む白銀の羊毛。
まどろみながら身体を丸めればそれはきれいな球体となってお湯に浮かび…掃除の人が来るまで、ぷかりぷかりと浮かんでいたのだとか
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からエズラさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からジーグルーンさんが去りました。