2018/11/04 のログ
■ホアジャオ > (哦…むしゃくしゃする!)
湯煙の中裸体を隠す気もなく、タオルを片手にやや乱暴に歩いて来る。
地元を出奔してからこっち、喧嘩…もとい、身体を十分に動かしていない。
(可愛い子は沢山いるから、目の保養にはなってるけどさ…)
先客がいるとも知らず、辿り着いた湯船にばしゃんと浸かる
■フォール > 客であろうかなにやらトゲトゲとした空気をまき散らしながら湯船に勢いよく漬かる相手。
自分からは少し離れているが、湯船に波が立ち、桶を揺らす。
水面で揺れる桶を男は下から支え。
「む…。もう少し静かに入ってもらえると嬉しいものだ。
もし、むしゃくしゃしているならこちらに来て飲むか?」
と、男は小さく笑いながら湯気の奥の相手へと声をかける。
■ホアジャオ > 思いもかけず聞こえてきた男の声。
イライラしたままきっと振り返るが、物腰柔らかな言葉に眦を弱める。
「ごめんよ、気付かなくってさ…ご相伴してもいいのかい?」
何だかよく見えないが、敵意は無さそうなことは解る。丁度飲んだくれたい気分でもある…
■フォール > 向けられた怒気も自身の声によって幾分か和らげば、見えずとも小さく頷く。
「あぁ、構わない。 冷やした少し甘口の酒で良ければな。
一人で飲むのも良いが、人と飲むのも悪くない。」
男は小さく笑いながらそんな言葉を返し、どこからともなく猪口を一つ。
相手が来るまで冷やしておこうと、氷の桶の中に潜り込ませる。
■ホアジャオ > 「ありがと。悪いね」
にっと笑って湯船の中、声の主の方へ近寄っていく。
相手の姿が視認できれば大層な体躯の持ち主。髪も瞳もまだ見慣れない色で、細い目を何度か瞬かせる。
「でか…」
思わず零れ落ちる言葉
■フォール > 血を思わせるような赤毛をオールバックにしている男。
湯気のヴェールから現れたその目は何度も瞬いて、つぶやかれた正直な言葉。
「壮健な体に生んでくれた親と、たゆまぬ努力を怠らなかった俺のお陰でな。」
等と悪戯っぽく笑い氷で満たされた桶から小さな猪口を手に取り相手に差し出す。
湯船につかったばかりとは言え、熱い体には心地よいだろう。
「呑まないのか?」
等と猛禽のように鋭い金色の瞳は今は穏やかな笑みを相手に向けていた。
■ホアジャオ > 男社会の中で暮らしてきたが、これほどの体躯は見たことがなかった。多少の事では驚かないつもりだったが
(まあ世の中、まだまだ広い…)
「悪いね、ちょっと驚いちまって…有難く、いただくよ」
穏やかな視線と、差し出されたお猪口に直ぐに笑顔になって、冷えたそれを受け取る。少し熱めに感じる湯と、手からの冷気が心地よい…
「…いい趣味してるね」
乾杯?と少しお猪口を掲げて
■フォール > 「うむ。 まぁ驚かれるのにも慣れているからな。」
相手の言葉に別に憤慨するわけでもなく男は鷹揚に頷き、冷えた猪口を相手が受け取ればそのまま冷えた酒を注ぐ。
東洋のほうでコメというものから作った酒は氷の桶によって程よく冷やされている。
「あぁ。 こうして飲むのも美味いと聞いてみてな、やってみたらなかなか良かった。」
男の大きな指で隠れてしまいそうな猪口を軽く掲げ、一口。
口の中から食道、そして胃へと流れ落ちるそれは甘みと冷たさで外で飲むよりもおいしく感じ、男は満足げ。
空になった自分の猪口に酒を注いでから相手の猪口が空になれば酒を進める様に徳利の口を相手に向ける。
■ホアジャオ > 一口飲むと、美味…と呟いて残りを一気にあおる。
「初めて飲む種類だね…良いにおいがする…」
湯の温度だけでなく、頬が火照っていく。徳利を向けられれば谢谢…と小さく呟いて、素直に次を注いでもらう。
「アンタ…ここら辺のひと?…ただモンじゃァなさそうだけど…」
何となく金持ちそうだ、と思いながら首を傾げ、細い目で見透かすように見つめる。
■フォール > 一機にあおる様を見やれば、いける口かと男も楽しそうに笑みを浮かべ、相手の言葉にうなずく
「東の方の酒と聞いたな。あぁ果実酒ほど甘くなくエール程苦くないかと思えば、酒精もそれなりに強くなかなかうまい。」
素直に猪口を差し出されれば、男も応じて酒を注ぎ再び桶の中に。
氷が温泉の熱で溶けていれば魔法を使って小ぶりの氷を幾つか作り補充をする。
「ははは。 難しい質問だな。 この辺にも住んでるが遠くにも住んでいる。 村人でこの体を維持するのは大変だろうな。 だが、今はただの裸の魔法使いだ。」
等とさらりとはぐらかしながらこちらを見やる相手を男は見つめ返して、筋肉鎧は悪戯っぽい笑みを浮かべる。
「そういう君はシェンヤンからかな? ただの旅人にしては随分と鍛えているようだな。」
湯から出ているのは肩や首だけとはいえ女性の体あまりじろじろ見すぎないように視線をさらっと流し相手に問いかけた。
■ホアジャオ > 眼の端で、桶に足される氷に気付いて少し警戒する。(魔術使いだね…)自分の知らない理を扱われるのは苦手だ…
相手の回答は要領得ない。如実にはぐらかされて、紅い唇をとがらせる。相手の問いには素直に頷いて
「…だいぶ、田舎の方だけどね…色々事情があって、喧嘩ばっかしてたんだよ」
そこまで言って、いらいらしていた理由を思い出して少し顔をしかめる。
「ねえ…ここら辺で、思う存分叩きのめして良い相手っていない?身体、なまっちまって…」
酒の勢いもあって、あけすけに問うてみる
■フォール > ちらりと向けられる警戒心をも男は愉しみながら酒を味わう。
そして、はぐらかされたことに唇を尖らせる相手を男は愉しそうに笑いながら、続く言葉に皿に楽しそうな笑みを浮かべる。
「なるほど、むしゃくしゃして飛び出して、腕試しをしながらぶらりと渡ってきたのか?」
まぁいろいろとあるのだろう。他人からしたら小さなことかもしれないし大きなことかもしれないが、当人にとっては大きなことであるのは確か。
顔をしかめる相手が問うた言葉には苦笑い。
「そうだな。 貧民地区の不良どもか。後腐れないのは。
まぁそのもう少し上は、手を出すにはハチの巣と同じでぶんぶんたかられるのが面倒だな。…
そうなると、冒険者酒場でただ黙って飲むだけでもいいな。君の様に魅力的な女性なら下品な男も入れ食いだ。」
等と、男はそんな言葉をさらりと呟いてから猪口の中の酒を一口飲みにやりと、猛禽の様な笑みを浮かべ、自身の猪口の中に酒を注ぎ、相手の方へと再び向ける。
「私も立候補するのもやぶさかではないが…、入れ食いの下品な男に自分も含めるのはな…」
等と言葉を紡ぎ、楽しそうに笑う男。
■ホアジャオ > 「まあ、そんなとこ」
ニッっと笑って目を細める。2杯目をくいっと半分呷り
「やったことあるけど、酒場で引っ掛けて、骨のあるやつに当たったことないよ…」
不満げにこぼすと、相手が徳利を向けたのにお猪口の残りを飲み干して、再び受けようと差し出す。
「なあに、アンタ、相手してくれるってえの?」
一瞬で顔が明るくなり、身を乗り出すが直ぐに警戒するように身を引く。
「でも、魔法は御免だよ…」言っておいて、我儘だなあと解っている。拗ねたような物言いになってしまって、多少気まずそうな顔。
■フォール > 相手が目を細めにっと笑えば、男も楽し気に笑う。
自分は当の昔に消えてしまった若さゆえの特権。
どこか羨ましく持感じれば、長い時を過ごしてきたものだとやや感慨深いものを感じる。
そして差し出されたグラスに酒を注ぎ。
「ふ。目的はそいつではなく、被害を拡大して酒場中の荒くれを巻き込むことだ。 楽しいぞ?
その酒場に追い出されてもしれっと又飲みに行く面の皮の厚さは必要だがな。」
はっはっはっとチャプチャプ波を作りながら笑い、顔を明るくしたり、警戒したりとすねたような物言いに男は愉しそうに笑いながら酒を注ぐ。
「安心するといい。 身体強化の魔法ですら使ったら喧嘩では無くなるからな。」
身体強化を自分で付与して薙ぎ払い魔法も飛び出る。
男の本質は魔法戦士ではあるが、長く生きて修練を積んでる分だけ暇つぶしに自身に縛りを与えて戦い抜いてきた男を示す様に湯で火照った太い首に鍛え抜かれた太い腕やら分厚い胸板。
男女も交わることもあるという場所であるのに、今から交えるのが拳はというのは中々に面白い。
■ホアジャオ > 酒場を巻き込む、男の話にへえ…と瞬いてくすりと笑う。「そいつは楽しそうだね」
いっぺんやってみる価値はありそうだ。いらいらは奇麗に解消されたようで、快活に笑ってありがと、とまた酒を呷る。
「え…いいの?」
都合のいい話で、てっきり断られると思っていた。再び身を乗り出して「じゃあどうしよ、アンタの都合は?ここ出てすぐにする?日を改める?」
体躯からすると中々に骨がありそうだ。もともと細い目を嬉しそうに更に細め、矢継ぎ早に問う。
■フォール > 「運が良ければ中には当たりもいる。」
等と、人の悪い笑みを浮かべてうなずき。
男も男で楽しそうに酒を口にする。
「あぁ構わない。 レディからのお誘いだしな。」
平民地区でもあり、貴族と言うのを隠してもいるが、変なところでボロを出しそうになる。
「ふふ。喧嘩は時と場合を選ばず。後腐れなくな…。今、ココで。 でも俺は良いぞ?」
矢継ぎ早に問う相手に一度掌を向け落ち着かせてからすいっと人差し指で下を示す。
「ここをのぞき見しているなんて言う話もあるからな、たまには違う裸の付き合いを見せてやるのも一興だろう。」
等と、ものすごく人の悪い、楽しそうな笑みを相手に向けた。
剛で行くか柔で行くか。 相手の頭を撫でて終わりにするのであれば柔であろうが、相手が求めるのは剛の方であろうか等と考えながら男はちびりと酒を煽る。猪口が空になれば桶に戻し、相手にも猪口をその中に戻せば湯船から離す様に少し遠くへ魔法で運ぶだろう。
■ホアジャオ > 楽しみだよ、とけらっと笑ってお猪口を空にする。相手の丁寧な口調には外国人特有の言い回しだろう、と気づかずに頷いて
「?下?」
拳に瞬いてから、指につられて下を向く、が(お湯しかない…よね?)はてと首をひねって
「なあに…魔法の話?」ふくれっ面で見上げる。
「いいから…アンタは今やりたいの、後にしたいの?」
ぐいっともう一度お猪口を呷って、男と同じように桶に戻す。
■フォール > 「意外なところで恍けた言葉だな。」
ここでやろうといったのに小首を傾げられれば苦笑いでふくれっ面をする相手を見つめ、その膨れた頬を突いてみようと人差し指を向けていく。
「安心しろ。 俺は今、ここで、君としたい。」
鷹の様に鋭い目が相手をまっすぐに見つめ甘く囁く。
猪口を戻しててもらえば、魔法でふわりと浮かし離れた場所に。
「まぁ細かい事は抜きにして、やろうか。」
セリフはまっすぐに相手に向けつつっと相手から1m程離れ、真っ裸のまま立ち上がる。
ざばぁぁぁっと湯をはじきながら水中から現れる体は上半身から下半身に至るまで鍛え抜かれ、湯を浴びキラキラと光る。
■ホアジャオ > 「???…解んないンだから、仕方ないだろ」
不機嫌そうに相手をにらむ。頬を突かれそうになると、いっと歯を剥いて噛みつく素振り。
立ち上がった相手の体躯を認めると、紅い唇でにいっと笑う。酒と期待とで、ツリ上がり気味の眼の端が染まっていく…
「獲物は、無しだね?」
さぱっと立ち上がり、湯で温まってほのかに桜色の裸身を晒す。細身だが鍛えられた身体。恥じることなど微塵もなく、身体を低く構えて。
「…いくよ?」
■フォール > 「はっはっはっ」
相手がいっと歯を向いて睨みながら噛みつく素振りをすればその手はすっと戻っていく。
「うむ。 獲物は拳と互いの体のみ。もちろん魔法も無しだ。」
惜しげもなくさらされる裸体。細みながらも鍛えられた体は芸術品のようでもある。
「あぁ、来い。 全力で相手になろう。」
一度力を抜きこきっと首を鳴らすと、男は拳を握り相手へと向ける。
力を抜くのは相手に対する無礼と男は拳を握り半身の構えで相手に拳を向ける。
■ホアジャオ > 拳を向けられれば笑みが深くなる。
「じゃァ…遠慮なく!」
ほぼ至近距離。
素早く更に身体を低くして相手の足を狙って回し蹴りを放ち
「―ィヤッ!」
回転するその勢いのまま、頭を狙った蹴りを放つ!
■フォール > 互いに笑みを深くする。
そして至近距離へと近づきまわし蹴りを放ってくる相手。
足を狙い放たれる蹴りに男は打点をずらす様にさらに間合いをつぶすように前へ進む。
ガツッと響く鈍い音が響き、相手がその回転の力を使い高く足を上げれば男は相手の蹴りを額で受ける。
太い首から、背筋、腰、膝と力を逃がすも中々に鋭い一撃ではあったが体重差もあり男も対応していたため意識まで持っていかれる事は無かった。
男は器用に肘を折りたたみ、攻撃を放った後の相手の背に向けショートフックを放つ。
「うらぁぁ!」
密着するような体勢ではあるが男の肘から腰は連動し拳に力を伝える。
■ホアジャオ > 勢いを乗せた頭を狙った蹴りが受けられる。
(不味い!)
対格差は歴然、このままの間合いは不利と咄嗟に間合いを取ろうと身体をひねり
「!く…」
男のショートフックを躱しきれず、左腕のガードで何とかしのぐが、湯の中を後ろへ数歩、たたらを踏む。
―その足をまたぐいと踏み込んで
「はッ!」
フックを打った脇腹を狙った回し蹴りを回転する要領で、2度放つ
■フォール > 自身の額を撃ち引き戻しながら咄嗟に体をひねる相手。
男のショートフックは容赦なくそのガードの上から相手の体を打ち抜く。
踏鞴を踏みながら再び前へと出てわき腹を狙った回し蹴り。
跳ね上げられる飛沫が男の腹筋で弾け、ショートフックを売っていた肘をそのまま戻し相手の脛に肘をぶつけに行く。
「来いっ!」
一度目のけりをその肘で受け、二度目の回し蹴りはその威力であれば耐えらえると脇腹に力を入れながら相打ち上等で相手の開かれた腹に向け、巻きこむような打ち上げ気味のフックが空気を切りながら放つ。
■ホアジャオ > (没办法(そんな)!)
1度目、2度目の回し蹴りが両方とも受けられる。直ぐに相手の気が自分の脇腹を狙っているのに気づくが
(―避けられない―)
再び痺れが残る左腕で脇腹を庇うが、一撃の重さに軽く打ち上げられる。ばしゃんと湯へ何とか着地して…
「…やっぱり、やるね、アンタ…」うっすら笑いながら再び構えようとするが、フラッと足がもつれる
(不味いね…お酒と…ちょっとのぼせてきた)
相手を睨む目がとろんと融けそうになる…
(次で、最後かな…)
■フォール > 「ははは。 この体とも長い付き合いだからな。
酒を飲んでそんなに動き回ると酔いが回るのが早いぞ?」
事実男の動きは相手と比べれば地味で小さいものである。
それは相手の様に蹴りに威力を持たすために体を回す必要がない為も大きい事もあるが…。
足をもつれさせる相手にそんな言葉を投げかけ、鷹のように鋭い目で相手の動きを見ながら男は力を抜き、じりじりとすり足で距離を詰めていく。
「そら、早くこないと…、捕まえて食べてしまうぞ?」
油断や手加減などは無く、唇の端を持ち上げ、男は悪戯っぽく笑いかける。
相手の最後の仕掛けを心底楽しみにしながら鋭い気を相手にぶつけ圧を強めていく。
■ホアジャオ > 状態を言い当てられた上に、明らかにからかっている様子の男。こちらから売った喧嘩とはいえ…
「…你很讨厌(むかつく)…!」
ぐっと足を踏みしめて素早く相手の懐深くまで踏み込むと
「―ィヤァッ!」
後ろ宙返りの要領で顎目掛けて蹴り上げる!
■フォール > うむうむ。若い。
技は鋭いが未だ角がある。
少しからかい、気を当てれば大技に頼る。
苛立ちを抑えきれないとばかりに爆発した相手、懐深くまで踏み込みその場で宙返りをして蹴り上げて来れば男はそこで、ふわりと片側の膝の力を抜き体を斜めに落とす。
それだけで相手の足先は男の胸をかすり空へと向かっていく。
目の前にあるのは無防備な相手の体。
男はその背に先程力を抜いた膝に前へと進むように力を籠め、体ごと胸をぶち当て相手が吹き飛ばないように木の幹の様に太い腕で相手の腰を捕まえようとした。
■ホアジャオ > (また…!)
攻撃が今度はほぼ宙を切る。背中に迫る気配に対処の仕様もなく
「…ッ!」
腰を捕まえられれば、そもそも軽い自分の打撃など通用しないと解っている。次の手の打ちようもなかったが、空しくばたばたと暴れて
「释放我!…はなして!」
そうしていながら段々と目が回ってくる…
■フォール > 基本的に男は筋肉には頼らない老練な足さばきや打撃、組技を使い、魔法を使い脳筋と油断した相手を笑いながら翻弄するある意味で趣味の悪い戦い方をとる男であった。
「と、そんなに暴れまわると酔いが回るぞ?」
じたばたする相手、男は声を掛けながらお姫様抱っこをして湯船に腰掛ける。
「少しは楽しめたか?」
と、問いかけながら酒の入っていた桶を魔法で引き寄せ、その中から氷を幾つか手に取り、男の拳を何度か受け止めた腕に押し当てようとする。
■ホアジャオ > 「…味道不好(悪趣味)…」
腕に氷を当ててもらいながら肩で荒い息。紅潮した顔で男を睨みつけるが、酔いとのぼせで吊り上がり気味の眦がどうしても融けてしまう。
楽しめたか、との問いには不承不承、頷いて「まあね」と小さな声で言ってから、ぷいとそっぽを向く。
「…勉強ンなった」
■フォール > 相手がつぶやくシェンヤンの言葉…。
意味は分からないがおそらく悪口であろう。
ではあるが、男はにやりと楽し気に笑う。
釣りあがり鋭い目が融ける表情を楽し気に眺め、
「あぁ、よかった。 若さをぶつけられて俺も楽しかったぞ。
因みに、俺の引き出しは柔も剛もあるからな…むしゃくしゃしたらいつでも受けてたとう。
君が全力を出しても壊れない玩具だ。」
等と言葉を返しながらそっぽをむき勉強になったという相手の頭を大きな手が撫で、新しい氷を一つ摘まむと、荒い息の相手の唇に押し当てる様に撫でようとする。
■ホアジャオ > 「馬鹿にしないでよ…もう21だかンね、アタシ」
むっつりとした声音で言ってから、はあっと息を吐いて気を取り直す。…正直、ここへ来た当初の気はすっかり晴れた。
「ありがと…本気にするよ?ソレ」
撫でる大きな手に細い目を更に細めて、紅い唇に氷が当てられると、少し笑ってうっすら口を開き、氷をぱくりと食べようと
■フォール > 「外からでは中は分からないものだ。 樽の中の酒が20年ものか10年物かは…」
等と回りくどく言いながらも子供っぽさを男は指摘して。
「はははは。 安心するといい。口だけの男じゃないのは証明しただろう?」
と、小さく笑いながら相手がうっすらと口を開ければその口の中に氷を沈めていき、男も少し体の中を冷やしたくなったのか桶から氷を一つ取り出し口に含みコロコロ。
「む。 やはり心地よいな…。
温泉で見ず知らずの女と拳を交わして今は腕の中に…か。
しかも美人であって尚良しだな。」
等と満足気に笑い、氷を口の中で転がす相手の頬を男の大きな掌が包み込む様に撫でていく。
■ホアジャオ > 「ちょッと…10はひどいよ」
幾ら何でも、と口を尖らせる。
確かに口だけではなかったし十分身体も動かせた。頬の火照りに口の氷が気持ちいい。
男の手が頬を包み込めば心地よさげに目を閉じて…
「うン…ごめん…アタシ、もう寝そう…」
その身体から無防備に力が抜けつつある。帰ンないと…と言葉が漏れて、立ち上がろうと力がこもる。
■フォール > 「はっはっはっ 確かに10は言いすぎたな…。」
口をとがらせる相手を撫でれば帰るという相手に男は頷き。
「そうか。では少し硬いだろうが俺の腕の中で眠るといい。 止まっている所さえ教えてくれればそこまで送ろう。」
言うや否や立ち上がろうと力を籠める相手を軽く揺らし、力をいなしながら男が立ち上がり、眠りそうな相手を脱衣所へと運んでいく。
■ホアジャオ > 軽く揺らされるとまたかくんと力が抜ける。もう瞼が上がりそうにない…
「宿…何処だったかなァ…」
服のポケットに書き付けを入れておいた気がするが。
「取り敢えず今…ちょっと、寝かせて…」と男の腕の中で寝息を立て始めてしまう。
■フォール > 「うむ 今はゆっくりと休むといい。」
21歳というには素直に男の腕の中で眠りに落ちた相手。
その無防備さに小さく笑いながら男は相手を連れ温泉を後にしていくのであった。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からホアジャオさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からフォールさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にキュリオさんが現れました。
■キュリオ > 多様な身分が逗留している、旅籠の一室。
異国の食事と酒が食い散らかされ、隣の部屋に敷かれた布団の上で折り重なる様に密着する2つの影がある。
一方の影が腰を振り、床へと縫い付ける様に重たい音を鳴り響かせ。
男女の営み、と言えば聞こえは良いが、男の下で身を横たえる女は明らかに意識を失っていた。
乱れた浴衣の隙間から覗く肌は汗や粘液に濡れ、力なく布団の上に落ちる腕。
足はひっくり返ったカエルの様にだらしなく膝を曲げて広げられ、腰を打ち付けられる度に、びくんっ、と声無く跳ね動いていた。
「…ちっ、気付けしてやってるというのに、もう反応を無くしおった…!
おい、別の女はまだか…!あぁクソがっ、穴も緩んできおったぞ…!」
憤懣やるせないとばかりに、部屋の隅に控えるメイド――浴衣姿だ――に声を発し。
モノ扱いと言っても差し支えの無い態度で、バツンッ、と体重を乗せた一撃を女へと見舞うと、
ひぎゅっ、と艶の欠片も無い声とも音ともつかぬものが口から零れた。
追加の女を連れてこいと、メイドと共に連れて来た下男へと命を下してから幾何かの時が経つ。
旅籠の客でも構わん、と強権を発動するように言い含められた下男は今頃、必死に眼鏡に叶う女を探しているのだろう。
メイドを使う手もあるが、アレは基本、犯すのではなく奉仕をさせるのが主な仕事だ。
現在犯している女の締まりが余りに悪くなるようであれば、口奉仕でも命じようと。
今は、新たな女の都合が付くまでこうして、気を失った女の胎を突き、肉棒を慰めて。
■キュリオ > 肉欲をぶつける行為はそのまま続く。
次の獲物はさて、やってくることがあるのだろうか―――
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からキュリオさんが去りました。