2018/08/19 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にミケ・ファムトさんが現れました。
ミケ・ファムト > 騎士団の先輩たちから勧められた温泉?なるもの。
昼下がりの露天風呂も気持ち良しと聞けば、興味も出て紛れ込んだのはここの本質を知らぬ少年。

脱衣所で服を脱ぎ現れる少年は青い空の下夏にもかかわらず湯気立ち景観の為に置かれた資格の多いながらも美しい露天風呂に素直に感動する。

「水練場みたい。 あ、でも泳いじゃ駄目なんだよね…。
追いかけっことか、水遊びする人とかいないのかな…。」

広い場所を見るとうずうずするのはまだ童心が残っているからか…。

手順によると最初に汗や汚れを洗い落としてから、湯あみをしてゆっくり浸かるらしい。
長風呂はのぼせたりするので要注意。

そんな手順をそらんじながらまずは体を洗おうと、洗い場で椅子に座り体を濡らしてから洗い始める。

夏の盛りを過ぎて少し涼しくなった気もするがまだ熱く、ここに来るまでに汗ばんだ体にはぬるめの湯が心地よく感じる。

ミケ・ファムト > 体を洗い終えれば、露天風呂の傍で軽く屈み、手桶に湯をため、体を流していく。

先程の温めのシャワーで暖まった体。
流れ落ちていく、お湯に目を細め、体や指の先が鳴れたところで、湯船の中に入っていく。
一度肩まで浸かり、深い吐息を漏らす。
「ふぁぁ…」
そんな安堵の吐息を漏らしながら、穏やかな表情になり湯の中で寛ぎ始める。

ミケ・ファムト > 「奥何があるんだろう…。」

露天風呂の奥、石などで死角になっている所があれば、
なんだか気になってくる。
ソワソワし始める。
大人しくしておこうと思ったがやはり気になる。

一寸探検気分できらりと目を光らせ湯の中に使ったまま、進み始める。

ミケ・ファムト > そのまま少年は奥へと消えていくのであった。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からミケ・ファムトさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にセイン=ディバンさんが現れました。
セイン=ディバン > 「よいしょおおおおおおおおおお!」

九頭龍の水浴び場、大浴場にて叫びながら走り回る男が一人。
その両手がしっかりと持つのはブラシ。男の通った後には白い泡の道。
いわゆる、風呂掃除、である。

「だあああありゃああああああああ!」

現在この男はこの宿のお仕事を手伝っており。本日の業務は大浴場の清掃であった。
なにせこの宿の大浴場は広く、しかも汚れがとても多い。
……そもそも風呂が乱交会場のような場所なのだから。そりゃあ汚れてしかるべし、である。

「くっ、そっ、結構しんどいぞ!?」

本日は昼から大浴場を一人で清掃中。それもどうにか、夕日が沈む頃合になって終わりが近づいてきた。
男は数個の桶に溜めておいた水を浴場の床めがけてぶちまけ、泡を流していく。

「そろそろ清掃中の看板を片付けるか。
 宿の目玉の大浴場が入れない、ってんじゃ宿に迷惑だし」

後は軽く仕上げるだけだし、そろそろお客さんに入ってもらってもいいかもな。
そう思う男は、脱衣場へと向かうと、清掃中を示す看板を片付け、また浴場内へと戻る。
床に溜まる水を、ざざざ、と排水溝へと流し。また水を汲み、流し、排水溝へ。
次第に浴場内に輝きが戻るのを見れば、男はにっこりと笑顔になる。

セイン=ディバン > ざっぱー。じゃばばばば、ざっぱー。
床一面の泡をとにかく流し、大浴場を見事に綺麗にしてみせる。

「っとっとっと」

そこで男はあることに気づき、一時大浴場を離れる。

しばしの後、男が戻ってくると同時に、大浴場の各湯船にお湯が流れ始める。

「危ないところだったな。湯の無い風呂なんぞ飾り以下だ」

掃除の為に止めて貰っていた湯を放出してもらい、湯船にしっかりと湯を張る。
これでようやく、本当にお客様を迎えられるというものだ。

「……従業員さんに、今日の仕事は終わりでいいって言ってもらったし。
 オレも入浴しようかなぁ」

各湯船を確認しつつそう呟く男。役得、というものであった。

セイン=ディバン > そうして、男は仕事の報酬として、一番風呂を堪能するのだった……。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からセイン=ディバンさんが去りました。