2018/08/17 のログ
紅月 > 「東の系統の建物、ふすま多いから…城攻め対策には有用なんだけどなー…」

クスクスと何処か楽しげに、懐かしげに笑う。
若干引いた男の表情にも気付いているのか、いないのか…たぶん、ほぼほぼ、気付いてない。

「……え、っ?……あぁ…」

不思議そうな表情で、ゆるやかに男の指の先を辿れば…窓。
ひょいっと軽々抱きかかえられ、風をきる感触…窓に頭をぶつけないよう、角のある時の習慣でしっかりと頭を引っ込めつつに。
室内に入れば下駄を抱え、運ばれるままに布団の上へコロリと。
とりあえず下駄を亜空間に片付けて、大の字…は、さすがに避けるが。
男の方から何かゴソゴソと音がする…のも気になりはするものの、何よりふわふわしている残念なこの頭をどうにか休ませねば。

「……んぅ…あつい……」

腕を目の上に置いて、視界からの情報を一度遮る。
吐き出す息が熱い…あの興奮剤入りの風呂は随分と良く効いてしまったらしい。

「……どうか、した…?」

…溜め息が、聞こえた。
目を開いてモソモソと、布団の上にうつ伏せに…肘をついて顔を支え、ゴロゴロしながら男を眺める。

セイン=ディバン > 「おいおい……」

自身の言葉を理解してくれているのかいないのか。
何か呟く相手に、男はどうしたものか、と困り顔だ。

「ったく。世話の焼ける……」

と口にしつつも知人の世話を見るのは苦にならないタイプの男。
これが赤の他人なら見捨てるが、この男は知り合いには甘いのだ。
相手を布団に寝かせ、書類を確認し、さぁじゃあどうするよ、と自問自答するも。
まずは水でも飲ませるか、と相手に振り返るのだが。

「あー、ちっと待ってろ」

熱い、と言われれば、男は慌てて水を用意するのだが。

「どうかも何も。無用心に罠に嵌って欲情しちゃってるお前さんのことを。
 どうしたもんだかな、と思ってる」

ごろごろしながら自分を見つめる相手に、男は歯に衣着せずに言う。
そのまま冷たい水を差し出し、相手の頭を撫でる。

「あのまま中庭に居たら客に犯されてたぞ。
 ったく。人妻なんだから気をつけろよ~?」

紅月 > 「…んぅ?よくじょー…?
罠、わな…うーん?お風呂、入っただけだよー?
前に来たときの媚薬風呂とは別のトコだったしさー。
後、ちょっと……あー…こっちは内緒」

男の言葉にポヤポヤと、不思議そうな顔で首を傾げれば…だらしない格好のまま腕を伸ばして水を受け取る。
…飲むよりも先に頬に当てる辺り、自身が火照っている自覚はあるようだ。
頭を撫でる男の掌の感触に、ほぅ、と熱い息を吐く。

「えー…?
いやまぁ、そりゃあ…なんか魔力やら精気やらから旨そうな匂いするって、この間悪魔に言われたけどさー?
わざわざ手を出したくなるモンかね~?」

やはり不思議そうに、眉を寄せて懐疑的な様子。
捕食者が"匂いが旨そうだから覚えてた"なんて言うほどなのだから、まぁ間違いないのだろう…けれど自分からは仄甘い花の香しかしない。
しかも、どちらかといえば落ち着く系。
…今は風呂の、やけに甘い匂いはしているけれども。

セイン=ディバン > 「それが罠なんだっつー。多分、媚薬が強かったんだろう。
 それか……強められたか、まぁどちらにせよ大差は無いだろうがな。
 ふむ。内緒ね。ま、別にいいんだが」

やはりいつもよりものんびりとした様子に、男は呆れたように言う。
相手は自分なんかよりもよほど強いのかもしれないが。さすがに無警戒が過ぎる。

「そりゃあ居るだろ。お紅は美人だからな。
 オレだってお前さんにはメロメロだったわけだし……。
 あぁもう。しっかりと寝てろ。服が肌蹴てるだろうが」

自身の魅力に気づいていない相手に、男はやれやれ、と頭を振りつつ。
男もまた、水を口にするのだが。相手のだらしない格好は咎めておく。
あまり目の前で肌を出されれば、自分の理性が持つ自信が無かったからだ。
実際、着流しの中の息子はむくむくと勃起し始めている。

紅月 > 「…あー…なら、強められた方、っぽい~?
なんかほら、ここ、ちょっぴりえっちぃお仕事…コッソリさせたりするしー?
……ってか、大浴場がいっつも"大盛況"だし~…」

彼は情報屋よろしく情報処理に長けたタイプの人種だ…それこそふわふわした口調でも、何となく察してくれるだろうと。
と、いうか…まんま彼の能力の高さへの信用ありきの丸投げであるが。
それに、万が一気が乗らない男に無理矢理組み敷かれようものなら呪詛のひとつくらいくれてやるところである…タダでは寝ない、色々な意味で。

「セインはおだて上手だなぁ…んふ、"だった"ってことは~、今はメロメロじゃないんだ?
……あーあ、今日はワンピースで来てたから…着替える前ならもうちょい可愛げあったのになー…?」

ケラケラと笑いながら愉快げに男を見上げ、冗談を投げて寄越す。
まぁ、ワンピースは一番の御気に入りだから…全部が全部冗談という訳ではないのだが。

セイン=ディバン > 「狙い撃ちされた、って訳か。
 いや、こっそりじゃないっぽいぞ。オレも頼んでないのに客を回されたこともあるし。
 あー、あれな……リラックスして風呂入れないんだよな」

相手のことを撫でつつ、淡々と語る男。
ちなみに風呂に関して言えば、大浴場でそういったことをした経験もあるが。
それとそれが好みであるかは別の話、である。

「前言わなかったか? オレぁ世辞は言わねぇって。
 ……あのなぁ? 人妻相手に『今もメロメロなんだ。頼む、一発ハメさせてくれ』とか言うと思うか?
 ましてやお前、旦那さんはあのワルセイさんじゃねぇか。
 知り合いの妻を寝取るとかできねぇっつー」

相手の冗談にはげんなり、といった様子で答える男。
しかし、実際肉体は反応してしまっているのは事実。
とはいえだからといって軽々しく相手に手を出すのはどうにもためらわれ。かといえ悶々とはしているので、仕方無しに相手の頭から、頬へと撫でる手を移動。

紅月 > 「かも?なんか前にネタで来たとき"出来がいい"とか何とかって言ってたんだよね~。
えぇ…そんな、キャッチセールスでもあるまいし。
……ふふっ、同感…お風呂はゆっくりしたい。
っていうか、見られながらとか恥ずかしく無いの、か…いや、それがいい人達なのかなぁ」

髪を撫でられ呑気にうっとりしている様は、愛玩動物か何かのような様相であるかもしれない。
…この紅娘に関していえば、致すときは相手に集中したい派である。
故に他人の視線なんかは論外で、当然乱交など考えもしないところである。

「…ふふっ、言われたねぇ?
……っ…あっははは!ックク、確かにそりゃあ言えんわ!
ほんっとこの国変わってるわぁー…ピンかキリしか人種が居ないんだもん!」

ケラケラと腹を抱えて転がる。
ピンかキリ、つまりは性のアレコレがマトモか否か。
とは言え…頬を撫でてくる辺り、健全な男性というか何というか。
なんとも愉快げに、頬を撫でる手に手を重ねる。

「そういやセインは種族に頓着しない人だっけか…ねーねー血ぃくれなぁい?たまぁに。偶然会った時とか。特に朔望の月の日にーっ。
前に私が混ぜ物だって話したでしょー?
それでー…身体の具合調整するのに血と精が要るみたいでね~?
精はともかく、ソッチはホントお腹すいちゃうからなー。
……、…なぁんちゃって、ね!」

ふわふわした頭のまま、ポロっと、ある意味欲の赴くままに。
…けれど、言ってしまってから冷静になったようで。
さも"冗談ですよ?"といった顔で軌道修正しようとしてみる。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」から紅月さんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からセイン=ディバンさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にキュリオさんが現れました。
キュリオ > 多様な身分が逗留している、旅籠の一室。
異国の食事と酒が食い散らかされ、隣の部屋に敷かれた布団の上で折り重なる様に密着する2つの影がある。
一方の影が腰を振り、床へと縫い付ける様に重たい音を鳴り響かせ。
男女の営み、と言えば聞こえは良いが、男の下で身を横たえる女は明らかに意識を失っていた。

乱れた浴衣の隙間から覗く肌は汗や粘液に濡れ、力なく布団の上に落ちる腕。
足はひっくり返ったカエルの様にだらしなく膝を曲げて広げられ、腰を打ち付けられる度に、びくんっ、と声無く跳ね動いていた。

「…ちっ、気付けしてやってるというのに、もう反応を無くしおった…!
 おい、別の女はまだか…!あぁクソがっ、穴も緩んできおったぞ…!」

憤懣やるせないとばかりに、部屋の隅に控えるメイド――浴衣姿だ――に声を発し。
モノ扱いと言っても差し支えの無い態度で、バツンッ、と体重を乗せた一撃を女へと見舞うと、
ひぎゅっ、と艶の欠片も無い声とも音ともつかぬものが口から零れた。

追加の女を連れてこいと、メイドと共に連れて来た下男へと命を下してから幾何かの時が経つ。
旅籠の客でも構わん、と強権を発動するように言い含められた下男は今頃、必死に眼鏡に叶う女を探しているのだろう。
メイドを使う手もあるが、アレは基本、犯すのではなく奉仕をさせるのが主な仕事だ。
現在犯している女の締まりが余りに悪くなるようであれば、口奉仕でも命じようと。
今は、新たな女の都合が付くまでこうして、気を失った女の胎を突き、肉棒を慰めて。

キュリオ > その後、新たな獲物が現れるまで苛立ちをぶつける様に肉棒を打ち込み続けた。
只の穴としか見ていないその行為は、まだまだ続くのだった―――

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からキュリオさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にティネさんが現れました。
ティネ > 誰も居ない露天風呂、誰かが忘れていったらしい
酒を乗せるためのお盆がぷかぷかと浮かんでいる。
その上に手のひらサイズの小さな女の子が寝そべっていた。
先程まで湯に使っていたらしく、ほんのりと肌が赤い。

「これ、便利だな~。湯あたりしないですむ~」

ころんと寝返るとお盆が揺れて、湯の上をふらふらと移動する。