2018/08/13 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にシドさんが現れました。
シド > 下半身湯がない半身浴に物足りなさを憶えていた。
が、しばらくすると少しずつ体の奥に熱を憶えて熱い息を零し始める。
今は下から体の奥に温もりが上りあがる感覚に晒している肌にも玉の汗が浮かんでしまう。
肩に張り付く銀髪を持ち上げ直しては熱を持ち始める腹部の古傷を指先でなぞりあげ。

「刃傷に効くと聞いたが想像以上だな。」

額に伝う汗を手で拭いあげて微笑み腰の座りを直した。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」にキュリオさんが現れました。
キュリオ > 多様な身分が逗留している、旅籠の一室。
異国の食事と酒が食い散らかされ、隣の部屋に敷かれた布団の上で折り重なる様に密着する2つの影がある。
一方の影が腰を振り、床へと縫い付ける様に重たい音を鳴り響かせ。
男女の営み、と言えば聞こえは良いが、男の下で身を横たえる女は明らかに意識を失っていた。

乱れた浴衣の隙間から覗く肌は汗や粘液に濡れ、力なく布団の上に落ちる腕。
足はひっくり返ったカエルの様にだらしなく膝を曲げて広げられ、腰を打ち付けられる度に、びくんっ、と声無く跳ね動いていた。

「…ちっ、気付けしてやってるというのに、もう反応を無くしおった…!
 おい、別の女はまだか…!あぁクソがっ、穴も緩んできおったぞ…!」

憤懣やるせないとばかりに、部屋の隅に控えるメイド――浴衣姿だ――に声を発し。
モノ扱いと言っても差し支えの無い態度で、バツンッ、と体重を乗せた一撃を女へと見舞うと、
ひぎゅっ、と艶の欠片も無い声とも音ともつかぬものが口から零れた。

追加の女を連れてこいと、メイドと共に連れて来た下男へと命を下してから幾何かの時が経つ。
旅籠の客でも構わん、と強権を発動するように言い含められた下男は今頃、必死に眼鏡に叶う女を探しているのだろう。
メイドを使う手もあるが、アレは基本、犯すのではなく奉仕をさせるのが主な仕事だ。
現在犯している女の締まりが余りに悪くなるようであれば、口奉仕でも命じようと。
今は、新たな女の都合が付くまでこうして、気を失った女の胎を突き暇を潰していた。

キュリオ > 部屋からはその後も腰を打ち付ける音と、女の唸る様な声が、響き続けるのだった―――
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からキュリオさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にリュシーさんが現れました。
リュシー > (―――――祭りのあと、宴のあと。
平素の姿を取り戻した王都の一角、異国情緒に満ちた旅籠の露天風呂に浸かり、
ぼんやりと立ちのぼる湯気を眺めてため息を吐く。
洗ったばかりの濡れ髪を軽くお団子にまとめ、背中を湯船の縁へ預けて座り、
両腕はやや後ろ手気味に、湯船のうちに突き出た岩へ引っかけて。
ぼう、と身体の芯が熱を点したように感じるのは、――――たぶん、風呂のせいだと思いたいところ。)

……お祭り、終わった、とかいっても……実感、ないかなぁ。

(そもそも、この国は普段から、狂乱のなかに在るような気がする。
かつての己のような性癖の者が、ふつうに楽しめる機会に恵まれていたし。
女性たちや弱者にとっては、昔から、安心して歩けないようなところもあったし、と。)

リュシー > (己は、といえば、祭の終わった今朝、気がつけば平民地区の広場の片隅で、
ぼうっと佇んでいた、という、わけのわからない終焉を迎えていた。
しかも、そのとき身に着けていたのは修道衣だった、という。

どうせろくなことにはなっていないのだろうから、記憶はなくても構わなかった。
ただ、―――――誰かの、何かの記憶に残っているとしたら、それはやはりちょっとだけ怖い。
ふううう、と虚空に熱の籠った呼気を長く散らし、ふるりと左右へ首を振って)

………ま、考えても仕方ないんだけどさ。

(もしそういう誰か、か何か、が現れたら、そのとき考えよう、などと。
―――――あっさり記憶の探索を諦め、右手でそっと乳白色の湯を掬う。
なめらかな手触りのそれを、ぱしゃん、と肩口へかけて)

そういえば、……ここ、入ってくるとき、なんか変な広告あったなぁ。
ただのバイト募集、って感じじゃなかったけども……。

(金は欲しいが、妙なバイトはしたくない。
それぐらいならギャンブルで荒稼ぎするほうが、まだ性に合っている気もした。)