2018/06/20 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にフィル=クォーレンスさんが現れました。
フィル=クォーレンス > 日々暖かくなる気温の中でも、夜風が冷たい中でも、どちらでも心地の良い温泉。
旅籠の名物とも言えるだけあって、この時期の夜にも人気が途絶えることはなく。
大浴場へと進む道を見れば、行きかう人々も休憩所で休んでいる人々も多いようである。
そんな中、多少慣れた足取りで受付を通り抜け、大浴場より奥の通路を進んでいく少年。
やがて、中規模な浴場の入り口が見えてくれば、入り込んでいき。

「こっちは今日も、人気が少ないかな…」

静まり返った脱衣所へと、軽く走らせていく視線。
手近の空いている棚へ、脱衣籠に衣服をそそくさと脱いで畳み、しまい込んでいけば頭にタオルを乗せ。
そのまま扉を開ければ広がる湯気に目を細めながら、浴室へと進めていく足。
まずはかけ湯をし、そしてしっかりと身体を洗ってから、といった順序を守る様に手早くかけ湯をすれば、洗い場に腰を下ろして体を頭から洗い始めていき。

フィル=クォーレンス > 頭を洗い体を洗い、最後に顔を洗い。
手探りでお湯を汲んだ桶を手に取れば、一気に頭から被って流していく泡。
そのまま二度三度と繰り返し、しっかりと流し切れれば、お湯を切る様に軽く顔を揺すり。
顔のお湯を払いきれば、タオルで拭うようにしてやがて眼を開けて零す一息。
そのままタオルのお湯を絞れば、あらためとばかりに頭にそっと乗せ直し。

「っ~…ふぅ…」

お待ちかねとばかりに、湯船の方に歩いていけば、飛び込んだりはすることはなく。
足先で何度かお湯の温度を確かめる様に、突くようにしてからゆっくりと沈めていく足。
そのまま太腿まで沈めこめば、一端動きを止めてから一気に肩まで湯船に沈めていき。
全身を包み込む湯の熱さに一つ身を震わせれば、背を壁に預けるようにしながらも湯の心地よさに脱力していき。

フィル=クォーレンス > 湯船に身を預けることしばらく。
程よく暖かさに混じって眠気がやってくれば、軽く頭を揺すって眠気を払い。
体を起こすようにして、湯船の縁に腰かける様にすれば、少しぼーっとしてしまうのは、暖まりすぎてのぼせかけていたのだろう。
足だけお湯につけたまま、少し頭の上のタオルを手に取って、仰ぐ様にしていき。

「そろそろ上がろうかな…」

段々とぼーっとした感覚が抜けてくれば、ゆっくりとそのまま立ち上がり。
湯船から上がり、脱衣所へと向かって歩いていく少年。
ちゃんと脱衣所に戻る前に、タオルでお湯を拭うようにして落としてから、タオルをしっかりと絞り。
脱衣所で湯冷めする前に、体をちゃんと拭いたらすぐに衣服を着こんでから、一息を付き。
やがて程よく休んだところで、帰路へとついていったか―

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からフィル=クォーレンスさんが去りました。