2018/06/11 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場 奥の浴場」にフィル=クォーレンスさんが現れました。
フィル=クォーレンス > 段々と日に日に上がっていく気温。
それでも、雨が降り注ぐ日等は夜風が肌寒さを感じさせるときもあり。
暖かくなっても人足が途絶えることはない旅籠は、肌寒いとなれば人足は増えて賑わいを見せいる。
そんな中をローブのフードを目深に被った少年は、受付を通り抜け。
慣れた足取りで大浴場より少し奥の浴場へと、通路を進んでいけばやがて見えてくる脱衣所へと入って行き。

「冷えちゃった時は…やっぱりここだよね」

人気のない脱衣所を見回すように、軽く走らせていく視線。
未だに賑わっている大浴場に比べれば人は少なく、ゆっくりと入るには適していると言える場所であり。
少し雨水に濡れたローブの水を払い、テキパキと手近な脱衣所の籠に服を畳んでしまい込み。
タオルを頭に乗せ、浴場への扉を開ければ溢れてくる湯気に一つ目を細め。
足元に気を付けながら、湯船を楽しむ前にまずする事と、かけ湯を肩から行い。
ポタポタと水音を響かせながらも、そのまま洗い場へと進んで腰を下ろし。
頭からしっかりと身体を洗い始めていき。

フィル=クォーレンス > 暫く響く頭を洗う音にタオルで体を擦る音。
やがて全身しっかりと、洗い終わった事を確認すれば、頭から何度も桶に汲んだお湯を流しかけ。
滴り落ちる水音が静かになってから、頭を軽く振ってしっかりときっていくお湯。
まだ軽く顔を伝っていくお湯を、絞ったタオルで脱ぐいきっていき。

「っ~…はぁ…」

改めて、といった様子で立ち上がれば向かうのは当然湯船である。
温度を確かめるように、何度か指先で表面を突き。
やがて一気に足首から太腿まで、沈み込めていけば下半身まで湯船に沈めたところで零す一息。
絞ったタオルを畳み、ちょこんと頭に乗せればそのまま肩まで再び沈み込ませていき。
全身を包み込む湯の熱さに身を震わせながらも、体に染みわたっていく温泉の心地よさに脱力していく少年。
そのまま湯船の縁に背を預けるようにして、心地よいお湯に体を任せていけば、気の抜けた様子で目を細めてゆったりとしていき。

フィル=クォーレンス > 浸かり続けること暫く、全身もしっかりと暖まりかけた頃に腰を上げ。
湯船の縁に腰を掛けるようにして、少しのぼせかけた体を涼ませて一息。
涼しい日はもちろんながら、暑い日にもであっても入りたくなる気分になるのであろう。

「あったまったし…のぼせる前に出ないと」

これから更に気温が上がっていっても、また来ようと考えているようであり。
湯船から軽く出たことで、心地よい涼しさを感じるままに少しの間湯船に腰を掛けたままの少年。
湯船にいれたままの足を何度か揺らめかせ、湯船をかき回したり。
時折そうやって静まり返った浴場に水音を響かせていくが。
やがて、湯船から完全に上がって湯冷めしないうちに、脱衣所でしっかりと身体を拭き。
少し脱衣所で一息ついてからやがて帰路へとついていったか―

ご案内:「九頭龍の水浴び場 奥の浴場」からフィル=クォーレンスさんが去りました。