2018/05/23 のログ
紅月/コウゲツ > ぱしゃりとお湯の跳ねる音…男の胸に抱き寄せられれば、ビクリと体が揺れる。

「ん、っ……
…よ、喜んで頂けそうで、なにより」

抱き締められ口付けされれば、体に小さく熱が灯り。
「宜しくお願いします…」
と、やはり赤い顔のまま言うのだろう。

そして、きっと、男の半歩後ろを歩いて部屋へと向かうのだ。

エイブラ > 「…とても、悦んでますよ?ええ、こちらこそ宜しく
お願い致しますね、紅月…」

(抱きしめた相手、キスをすれば顔の赤いままに宜しく、と言
われて嬉しそうに頷いて。お湯を出て、何故か半歩下がって歩
くのを見て不思議そうにして部屋へ向かっていった)

ご案内:「九頭龍の水浴び場/混浴露天風呂」からエイブラさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場/混浴露天風呂」から紅月/コウゲツさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場 奥の浴場」にフィル=クォーレンスさんが現れました。
フィル=クォーレンス > 人気の少なくなる夜更けになっても、人の出入りが完全に途切れる様子はない旅籠。
少しずつ暖かい日も増えてきているとはいえ、温泉というのは人を惹きつけるものがあるのだろう。
まだ疎らに人が行きかう受付を抜け、慣れた足取りで廊下を進んでいけば、やがて見えてくる脱衣所へと踏み踏み込み。
ガランと空いている手近な脱衣籠へと、そそくさと衣服を畳んでしまいこんで、タオルを一つ肩にかければそのまま浴室へと進んでいく。

「さっきの人が…最後だったのかな?」

少しの音が響きそうなほどに、静まり返っている浴場。
廊下ですれ違った人を思い返せば、ぽつりとこぼしながら、湯気の中を足元に気を付けて進んでいく。
かけ湯をして、体をしっかりと洗って、それから入浴。ちゃんと段取りを守る様に、テキパキとこなし。
やがて湯を掛ける音を響かせ、体も洗い終わったといった様子を見せれば、湯船へと楽しそうな様子で向かっていき。

フィル=クォーレンス > 「っ…ふぅ」

足先をお湯につけること数回、湯の温度を確かめるようにしてから一息に沈めていく体。
腰まで沈めたところで少しだけ止まりそうになりながらも、肩口までしっかりと沈めれば身を震わせ。
少しのじっとしてものの、湯の温度に慣れてくれば背を壁に預け、息をゆっくりと零していくのに合わせて脱力していき。
そのまま体をほぐすように足を伸ばし、手も伸びをするように大きく一つ伸ばし。

「寒いときもいいけど、暖かくなっても…これはやっぱりいいかも」

寒いときはもちろん、暖かくなってきたとはいえ変わらぬリラックス感を味わえる温泉。
改めてその心地よさに、気の抜けた吐息とともにポツリと零していき。
何度かそのまま温泉のお湯を顔に掛けるようにして、両手も完全に湯に預けるようにしていけば、完全にぐったりとした様子で至福そうな表情を浮かべているようである。

フィル=クォーレンス > 「っと…」

湯の心地よさに身を預け続けていれば、気が付いたころには包まれている眠気。
少し船を漕いでいたものの、大きく船を漕ぎかけたところで意識は引き戻されたようである。
一つ溢れる欠伸を抑えるように口に手をあて、眠気を再び振り払うように何度か顔を揺さぶり。

「程々で上がらないと…」

以前に眠りこけかけ、湯船に顔を突っ込んだことを思い出したようであり。
湯船からゆっくりと体を起こして立ち上れば、一度湯船の縁へと下ろす腰。
湯船に比べれば涼しい、浴室の空気に触れていれば眠気も覚めてくるのであろう。
少しだけそうしてから、やがて完全に湯船から上がり。しっかりと水気を切ってから、脱衣所に戻って軽く涼しんでから帰路へとついていったであろうか―

ご案内:「九頭龍の水浴び場 奥の浴場」からフィル=クォーレンスさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にフラストさんが現れました。
フラスト > 昼下がりの午後。
というには今にも雨でも降りそうな曇り空。
どんよりとした灰色の視界を見上げながら、露天風呂の透明な湯に浸かる男。
「あー。おてんとさんだけはどうしようもないかぁ
 まぁそんなもんだよねぇ世の中」
口笛を吹きながら、背を反らすのは、鍛え上げられた裸体を惜しげもなくさらす、褐色の肌の男。
ため息をひとつつきながらゆっくりと深くまで体を沈めて。

フラスト > 「ま、こんな時は早く帰るにかぎるかねっと」
そのまま立ち上がると露天風呂を後にする。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からフラストさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にミリエスさんが現れました。
ミリエス > 神出鬼没。そんな言葉が似合う妖魔。長い銀色の髪がさらりと風になぞられ揺れていく。

周囲に洋服を脱いだ痕跡こそ無いが月に照らされる白い肌、全身身を包む物が一切無い事は間違いなかった。
そのままゆらりと岩場を歩き、足の先からゆっくりと湯船に体をつけて行く。

「――こう言うのも悪くないかしら?」

そんな独り言を呟きながら肩まで体をつけて行く。
誰か人が来たり、別の楽しみが出来たのならまたその時考えれば良い。
今は心地良い湯船に体を委ねながら空を見上げていたりした。

ミリエス > ゆるりゆるり…時間だけが過ぎていく。
無駄な時間なんて存在しない、このただぼんやりしている間も有意義な時間。

人間にとって心地が良い事が全て自身に当てはまるとは限らないが、それでも温泉に漬かっているこの時間は幸福感がある。
性格や気分の問題ではなくこればっかりはやはり生れ付きだった。
「んんー、でも流石に少し退屈…誰か来ないかしら」

時折立ち上がり、伸びをするように体を伸ばせば湯船から露出した全身に風が触れてそれはそれで心地良い。そして再び湯船に漬かる。こんな事を繰り返してみたりしていた。