2018/02/19 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にマリアージュさんが現れました。
■マリアージュ >
とてとてと。何度かお伺いしておりますから道を間違える事もなく。
お買い出しのついでの寄り道。
また、大声を出す方とか病人とか出ていませんかと、そういうお伺いです。
そうすると時々、お菓子をいただけたりするからですけれど。
「こんにちはですわ?」
日もまだ高い昼を少し過ぎた頃の時間の事です。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にブレイドさんが現れました。
■ブレイド > すたすたと、少女の隣を荷物を持った少年が通り過ぎていく。
フードを目深にかぶっているせいか、知り合いにも気づかない。
「おぉい、冒険者ギルドから来た冒険者だけど
届けもんの依頼があって…」
旅館のものに声をかける。
荷物はどうやらたくさんの酒瓶。
二言三言会話をかわせば、依頼達成を確認する書類を手渡される。
これをギルドに持ち帰れば報酬が出るといった感じだ。
少女の前でそのようなやり取りを行う声に聞き覚えがあるかもしれない。
■マリアージュ >
入り口から奥へと顔を覗かしていましたら、横を通ります人。
顔ごと目で追いかけまして。
何か引っかかるものがあって、首を少し傾げさせます。
目をぱちくりとさせてますと、その人が出す声に目をちょっと大きくしまして。
とてとて、と後ろから近づきまして。
「ブレイド・・・お兄ちゃん?」
横から身体を傾けて、顔を覗き込もうとする仕草。
両手をお尻の後ろに重ねておいて、身体を傾けますと。
長い髪がさらりと垂れるのです。
■ブレイド > フードを横から覗く影。
思わず視線をそちらに向けて。
そこに映るのは整った顔に美しい銀糸のような髪。
そしてその声は、忘れるわけもない。
「んぉ、マリアージュか?
こんなとこで何してんだ?」
思わぬところで思わぬ人物。
寝床があるのに旅館で見かけるとは思うわけもなく。
目を丸くして覗き込む顔を見つめる金色の瞳。
■マリアージュ >
こちらを向いて視線が合いますと。
ぱぁっと花が咲くような温かい満面の笑顔で。
目を細めますと、ぴょんっと軽く跳ねるようにして斜め前に。
ふわりと柔らかく髪やスカートの裾が空気を含んで広がり揺れます。
体をまっすぐにしまして、お尻の後ろに重ねていた手を、
胸の前で揃えた指先を軽く合わせる様な仕草。
「やっぱり、ブレイドお兄ちゃんですわ。
こんにちはですの・・・ナワバリ?ミマワリ?みたいなことですの」
嬉しそうにしながら小さく頷きます。
「お兄ちゃんは・・・ジュース持ってきましたの?」
荷物を興味津々と目を向けるのです。
■ブレイド > 女の子らしい仕草と言うか
可愛らしい仕草と言うか。
笑顔のマリアージュからお兄ちゃんと呼ばれれば、少しくすぐったいような気恥ずかしいような。
周囲から見てもおおよそ兄妹には見えないだろうに。
「おう…って、縄張り?
えーっと、お前…なんかしてたっけ?
騎士とか、そういう…」
少女の口から飛び出た縄張りという言葉に首を傾げる。
「や、それはいいか。えっと、オレは荷物の配達だな。
これは、酒だ。マリアージュにはちょっとはええやつ」
ケラケラ笑いながら親指で荷物を指し示す。
「ま、それも終わってあとは帰るだけーってとこなんだがな」
■マリアージュ >
「ん~、と。ほら、あれですわ・・・。
にゃんこさんがお家を回るみたいなものですかしら?」
下唇に人差し指を当てて宙を少し見て考えるのです。
そしてなんとか説明しようとするのですが、いい言葉が思いつかず
首を小さく傾げさせてブレイド様に尋ねる言葉。
でも、なにかしてたっけ、と言われますと。
ちょっと唇を尖らせまして、胸を張ってみます。
「ほら、これですわ。わたくし、きちんとした騎士ですのっ」
少しむくれて言うものの。
お酒、と聞きますと瓶から少し急いで離れてブレイド様の後ろに隠れようとするのです。
「あの臭いの・・・。
は、早くなんてありませんけれど。
――ブレイドお兄ちゃんが悪い人になりましたの・・・?」
お酒にどんなことを思ったのか、少し心配そうな視線を向けてしまうのですけれど。
もう帰っちゃいますの?、とブレイド様のお洋服をちょこんとつまんでしまいます。
■ブレイド > 「ああ、家猫っぽいもんな。
やたらと人懐っこいしよ」
マリアージュの説明に納得したように。
気まぐれさの無い人なれした猫といえば、それに近いようにも見える。
猫のような可愛らしさもあるし、おそらくは皆に可愛がられているのだろう。
それはあえて口に出さなくてもいいかと、いわずにいるが。
「あー、そうだっけ。
それっぽくなくて忘れてたぜ。
妹分がそんな立派な立場だと、にーちゃんの立つ瀬もねぇや」
むくれるマリアージュに対して楽しそうな笑顔。
だが、マリアージュが酒から身を隠すのを見れば、少しキョトンとして。
「ん?マリアージュは酒は苦手か。
まぁ、のまねーやつにゃ酔っぱらいのイメージしかねぇか…
そもそもいい人であるつもりもねぇけど、酒の配達は悪いことじゃねぇはずだぜ?」
マリアージュに服をつままれながら、優しくなでて落ち着かせようと。
そのままスタスタと歩いていくわけにもいかず、立ち止まり。
■マリアージュ >
「え?。にゃんこさん・・・?」
猫と言われると、つい、近くにいるのかときょろきょろとしてしまうのです。
ふと、また宙を見て少し考えますと。
自分のことを言われたのだと気づきまして。
ぷくっと次は頬が柔らかそうに少し膨らみます。
「わたくし、警戒たくさんしてますわ。隙なんてみせたりしませんのっ。
ほらほら、きちんと騎士っぽいでしょうっ!」
きゃんきゃん、と胸の前の手を握りしめて小さく上下に動かして。
澄んだ小鳥の様な声で抗議をあげるのですけど。
「・・・時々来ていたおじ様たちが飲んだりしてましたけど。
声が大きくなって息が臭くて。
それに、乱暴に頭を撫でたりしてましたもの・・・」
単に酔いながら可愛がられただけなのですけど。
普段の優しい感じの方が好きだったというだけ。
頭を撫でられますと、目を細めて表情を緩めてしまいます。
「・・・お兄ちゃんは悪い方ですの・・・?」
目をぱちくり、「?」という表情でまっすぐにブレイド様のお顔を、目を覗き込むのです。
■ブレイド > 「気ぃ悪くすんなよ。
猫ってな可愛いもんだろ?
マリアージュだって皆に可愛がられてんだろうしさ」
直接可愛いというのは気恥ずかしくて。
ついついごまかすように、はぐらかすように。
膨れた頬を、ゆるーくぷにっとつついて。
「そうだな。騎士っぽい騎士っぽい。
声に凄みがねぇけど」
からかいながらマリアージュの仕草を見つめる金の瞳。
すきだらけだし、可愛らしい声のせいで全く迫力がない。
思わず笑顔になってしまうのもしかたない。
「あー、酔っ払うとそういうもんだな。
マリアージュのそばでは飲まねぇことにするか。
怖がられたり、嫌がられんのはごめんだしな」
銀糸のような髪をさらりさらりと弄び
引き止めるマリアージュに何かあてがあるのかと周囲を見回す。
「んー?自分で自分を良い奴とはいえねぇからな。
良いか悪いかは…そうだな、マリアージュが決めりゃ良い」
やや露悪趣味があるものの、悪を好んでなすようなことはしない。
覗き込む瞳にには笑顔が映るだろう。
■マリアージュ >
柔らかさと程よい弾力を持つ、瑞々しいほっぺ。
ブライド様の指先に吸い付くような質感です。
「・・・にゃんこさんはとても可愛いですけど・・・」
隙なんてないんですからね?、と訴えかけるように上目遣いでブレイド様を見るのです。
でも、騎士っぽいと褒められますと、ふにゃり、と笑顔になってしまいます。
「そうでしょう?。
わたくし、沢山花丸とか頂いておりますのよ?」
えっへん、とした自慢げなお花畑な雰囲気を見せるのです。
ブレイド様の笑顔も見れば、くすくす、と小さく笑ったりもするのですけれど。
「わたくしがいなくても、飲んだらダメですわ・・・。
――まさか、ブレイドお兄ちゃんはお酒なんて飲んだこと、ありますのっ!?」
がーん、と目を大きくして驚愕の表情。
開いた口元を軽く握った手の甲で隠すのです。
「――?。そうですの?。
わたくしは、良い子にしてますわ。
良い子にしてますから・・・?」
首を少し傾げさせて、少し動きが止まってしまいますが。
ブレイド様の笑顔を見て、再起動です。
「でしたら、ブレイドお兄ちゃんはいい子ですの。
良い子良い子ですわ♪」
ちょっと背伸びをしまして、ブライド様の頭を優しく撫でようとしてみます。
■ブレイド > 「わーってるって、偉いな。
ほっぺたも柔らかいしよ」
緩んだ笑顔。
はっきり言えば好きだらけだが、蒸し返しはせず
むしろ褒めていく方向にシフトした。
撫でたりじゃれ合ったり、旅館の玄関でするようなことではないかもしれないが…。
「無い、とはいえねぇな…。
冒険者にとっちゃたしなみみてぇなもんだし。
悪酔いはしないようにはしてるけどよ…」
流石にショックを受けているマリアージュを目の前にすると
胸を張って『飲んでる』とは言い切れない。
かと言って、嘘をつくのも忍びなくて…なんだかんだ歯切れ悪い感じで肯定することに。
「にーちゃんのこと嫌いになったか?
いや、しかたねぇけど…まぁ、マリアージュは胸を張っていい子って言えばいいと思うぜ?
オレはオレのこと良い子とは言えねぇってだけだし」
それでも撫でてくれるマリアージュ。
少し屈んで高さを合わせる。
「えっと、別にギルドに行くのはあとでも良いけどよ
ここで立ち話ってのもなんだろ?」
■マリアージュ >
隙がないのが判ってくださった、と。
ほくほくとした胸なのです。
人前でじゃれつくのが普通なので、お店の方がほっこりと見ているのも気にしてないのです。
「・・・そうしましたら。
ブレイド様も大声で笑いましたり、泣きましたり。
歌を歌いましたろ、上着を脱いだりしてしまってますの・・・?」
ちょっと汚いオトナを見てしまった子供のような目をブレイド様に向けてしまいます。
悪いオトナになります前に、良いオトナになりますように『めっ』しませんと、と。
ちょっとだけ思ったりもしまいます。
「ダメですわ?。
きちんと良い子でいようとしませんと、良い子になれませんわよ?」
頭をなーでなーでと、優しく撫でるのですが。
・・・「?」と少し不思議そうな表情を浮かべまして、ブレイド様のお耳のあたりを撫でるのです。
「ギルドって・・・?」
首を少し傾げさせながら、頭の上、フードの下のふくらみが気になるのか。
ふにふに、とくすぐるようになでてしまいます。
■ブレイド > 店側の温かい視線が逆に恥ずかしい気もする。
だが、嬉しそうなマリアージュをほっておくわけにもいかず
おとなしく撫でられている。
「流石にそこまではしねぇよ。
飲むにしたって節度を持って、だ。
周りに迷惑かけねぇ酒ってのもあるんだよ」
マリアージュの話を聞けば、おそらくマリアージュが見てしまったのは
それこそ悪い酒の飲み方をした大人たちなのだろう。
酒そのものに罪はないので、一応そこは伝わると良いのだがと説明してみる。
「はは、んじゃマリアージュはずっといい子でいてくれよ?
いい子はマリアージュに任せるからよ。
ま、わりいことはしねぇから…そうだな、ふつーの子でいいんだよ、オレは」
フードの耳を寝かせつつ、おとなしく撫でられるも
マリアージュの表情で、耳に気づかれたことに勘付く。
いや、気づかれたというか、不思議に思われているというか。
「ん、ギルドだ。冒険者ギルド。
しらねぇか?ええっと、冒険者の寄り合い見てぇなもんだ。
あと、その頭のそれはあれだ。寝癖だ」
少し無理があるかもしれないが、これでごまかせるだろうか?
■マリアージュ >
「そんなお酒がありますの・・・?
ジュースみたいなの・・・?」
疑わし気な声をこぼしますが、両手で撫でようとしますと。
ちょっとふらついてしまうのです。
頭の上のふくらみを不思議そうに思いながら、
わんこさんの耳元を搔いてあげるような手つきになってしまいます。
「うんっ!。わたくし、ずっと良い子でお父様やお母様が帰ってきますの。
待っておりますの・・・待っていましたの?
もう少し頭、下げてくださいまし」
あやふやな記憶の部分に首をちょっと傾げさせるのですが。
ブレイド様の頭を撫でるのが楽しそうです。
頭を下げますと、胸の前に頭が着てしまうでしょうけれど。
「――ううん?。
冒険者さんギルドって・・・知らない路地に入ってみたりしますの・・・?」
小さく首を横に振りますが。
寝ぐせ、だとききますと。納得したのか、目を大きくしまして。
小さく何度か頷きます。
「水浴びとかしたあと、きちんと髪を拭かないとそうなりますの。
だめですわ?。
風邪を引いたりしてしまいますわよ?」
ぽんぽんっ、と軽く頭を両手で抑えるように叩くのです。
■ブレイド > 「さけっつーか……まぁ、周りに迷惑かけるのは酒のせいじゃねぇ
飲みすぎたやつがわりぃんだよ。
ようはあれだ、飲み方がわりぃやつが飲めば悪い酔っぱらいになるって感じにな」
マリアージュに撫でられて
少し気持ち良さげな表情を見せてしまう。
かりかりと耳元を書かれれば目を細めて。
「ん、そっか。マリアージュはいい子だしよ。大丈夫だろ
可愛い娘をおっぽりだすような親もいねぇって
っと、わりぃ。えーっと、こうか?」
事情はよくわからない。
だが、マリアージュはとても素直で良い子だ。
下手なことを言って悲しませたくはない。
言われるがままに頭を下げれば、マリアージュのこぶりな胸元。
公園での出来事を少し思い出してしまう。
「んえ、っと…
一応大きな施設があるんだけど…まぁ、平民地区の話だしな…
しらねぇよなぁ。
あー、わり…風邪は…そうだな、気をつける」
ちょっと心苦しいが、流石にミレー族であることを言うわけにも行かず
おとなしく叩かれるまま。
■マリアージュ >
「・・・それでしたら、飲まなければいいのではありませんの?
~~~♪」
何故か、大きな大きなわんこさんを撫でている気分になるのです。
ちょっと鼻歌をこぼしそうになってしまうように、目じりを少し桜色に。
嬉しそうな笑顔になってしまいます。
「はいっ!。
すぐに、帰ってきてくれるはず、なのですけれど・・・」
頭の下がったブレイド様の頭を見下ろしまして。
つま先立ちにならずに済んで、ちょっと楽になりました。
胸の奥が少し穴が開いたような寂しさが急に湧いてきまして。
ちょっと胸でその頭を抱きかかえるようにしまして、優しく撫でるのです。
「うん・・・そんなところが王都にはありますのね・・・。
一度、行ってみませんと」
ぽんぽん、とブレイド様の頭を抱えて軽く叩きますと。
ちょっと、ほっとした気分になります。
人の温度を感じたゆえの安心なのですが、それを意識してもいないのでした。
■ブレイド > 「まぁ、他人に迷惑かけない程度に飲むなら
ふわふわして気持ちよくなるもんなんだよ。
ん、ぉ…犬じゃねぇんだから…」
そう言いながらも笑顔を見せる。
嬉しそうなマリアージュにつられるように。
だが、続く言葉が徐々に寂しさを含んでいて。
「うぉっ、あーえっと…その…だ、大丈夫だって。
帰ってくるまではあれだ。にーちゃんがいるからよ」
胸に抱かれると少し声が上ずってしまうが、マリアージュに頭をあずけて。
少女の寂しさを慰めることができればと、抱かれるがままに。
ささやかな胸ではあるが柔らかさを感じる。
ドキドキしてしまうが、抱き返すには体勢が悪い。
「まぁ、行くだけならいいけどよ
一応冒険者の仕事斡旋とかしてるから…
荒くれ者もいるだろうし、気をつけろよ?」
ぽふんぽふん。
耳の感触を伝え、ゆる~く叩かれる。
こういうのもスキンシップ…というのだろうか?
■マリアージュ >
「ふわふわして気持ちよく・・・。
ん~と・・・治療してますとき、ふわふわしたら「きもちいいか?」と尋ねられますけれど。
そんな感じ・・・?」
首を傾げさせるのですけれど、想像が上手くできなくて。
ブレイド様がいる、というのに。
こくり、と小さく頷く動作をすれば。
胸をお顔に少しすりつけるような振動です。
「――?。
知らない場所、一人でいけませんわ?」
道に迷ってしまう自信たっぷりなのです。
少しブレイド様の頭を離しまして、少し膝を曲げまして顔を下ろしましたら。
鼻の頭がこすれるような近さで。
菫色の瞳が『ご案内してくださいませんの?』と不思議そうに思っている視線をブレイド様に向けるのです
■ブレイド > 「それは…その、ちょっとちがう…」
できるだけ意識しないようにしていたのに
思い出してしまった。
擦り付けられる胸の感触も含めて、マリアージュとの交わりを想起させてしまい
顔を赤くしてしまう。
「…あー、そうだな。
今度連れてってやるから…その、近い…」
顔が少しあつい。
赤面してしまっているのがわかるので、少し視線をそらし。
美しい菫色に映された自分の姿すらも見てられない。
■マリアージュ >
「違いますの・・・?」
う~ん、と目を細めて考えてみるのですけれど。
やっぱり判らないのです。
顔を下げてブレイド様の顔を近くに、澄んだ瞳をまっすぐに見せまして。
瞬きをぱちぱちと、不思議そうな視線を向けるのです。
ブレイド様のお顔が少し赤いかしら、と思いまして。
自分の額をこつん、とブレイド様の額に当ててみるのです。
「絶対ですわ?。
約束ですわよ?」
目を反らすブレイド様の金色の瞳を、じーっと目の奥まで見るように見つめるのでした。
■ブレイド > 「まぁ、気持ちいいにも色々ある…
っお!?なっ…んだ!?」
説明は難しい。
難しいので、なんとか納得できそうなところで落ち着けようと。
だが、こんなに近いところで見つめられるのも恥ずかしいが
むしろ、この状況を周囲に見られてるのが恥ずかしい。
綺麗なマリアージュの瞳が近くでまばたきをしている。
額が合わされば、さらにマリアージュとの距離が近くなる。
唇まで重なりそうなほどに。
「おう、約束だ
絶対だから…えっと…あー…」
当たった額に熱を伝えながら、吸い込まれるような菫色に金の視線を重ねるように見つめてしまい。
■マリアージュ >
「そうなのですのね・・・気持ちいいのかって尋ねられますの。
判ると思いましたのですけれど・・・」
まっすぐな、性的な事とは判っていない澄んだ瞳。
くりくり、と額を合わせましたら、ちょっとブレイド様が熱い気がするのです。
「きちんと、髪を拭かないからですわ。
暖かくしてお休みしませんといけませんわよ?。
――はいっ!。お約束です♪」
約束してくださったら、花が開くような温かい満面の笑顔でして。
そして、顔を近付けてブレイド様の唇の端に、軽く触れるだけのついばむようなキスをしようとして。
顔をゆっくりと離すのです。
■ブレイド > 「まぁ、そればっかりは飲んでみねぇとわかんねぇっつーか…
でも、マリアージュは飲むなよ?お前は酒弱そうだし…」
額をあわせたまま、少し座った目ですんだ瞳を見つめる。
この娘が酒なんて飲んだら、危ういじゃすまないレベルだ。
そんな少女から聞かされる性を思わせる言葉。
そりゃ気恥ずかしくもなる。
「あぁ、できればそうする…。
ま、約束だ。
指切りするか?……んっ…む……!?」
間近に咲く花のような笑顔。
思わず見惚れたそのすきに、唇を奪われてしまう。
指切り以上の約束の儀式と言うか…忘れさせないという点では効果的だろう。
■マリアージュ >
「わ、わたくし。弱くありませんもの・・・。
木の棒だって、3回ぐらいなら振れますもの」
ちょっとだけ唇が尖ってしまえば、危うく触れそうなぐらいなのですが。
前よりは強くなっている?という自信です。
お酒はなにも関係ありません。
軽く約束のキスに。
嬉しそうににこにこしながら顔を離します。
『王都では挨拶とかにキスは当たり前』と教えられているので、
何も性的な意味をもたない、お礼の挨拶でしたが。
離した顔は、ブレイド様の様子に少し首を傾げさせまして。
そして、はっ、とした表情をしますと。眉尻を下げて心配そうな表情になります。
「あの、お風邪の具合。悪くなってますの・・・?。
今日は、きちんと暖かくしてお休みにならないといけませんわ」
てけてけっとブレイド様の背中側に行けば、帰らないと、と背中を押すのでした。
■ブレイド > 「そういう問題じゃなくてな…
いや、まぁ、いいか。
つか、頑張ってんだな」
褒めて伸ばす。
間近に迫る唇にドキドキしっぱなしではあるものの
銀髪を優しく撫でてマリアージュの努力をねぎらう。
「あーえー…まぁ、お、おう……
ちょっとぽーっとするけど…
風邪とは違ってだな。まぁ、いいけどよ」
マリアージュのせいでこうなってるとはいえずに背中を押されて。
と言うか、帰って休まねば少女も納得しなさそうだし、そのまま帰路につくだろう。
マリアージュが思わぬところまでついてこなければ、帰り道ついでに報酬を受け取りに行かねば…。