2018/01/30 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にマイさんが現れました。
マイ > 「む~ん……」

九頭龍の水浴び場にあるサウナの中。
湿気対策を施した木材による和風の室内は、かまどによるむわっとした熱気に包まれている。
時間故かマイ一人しか利用していないため、股を隠すことなくタオルを頭の上に乗せて汗を滲ませていた。
沐浴というのはあまりしたことがないが、確かに気持ちよいもののあまり長居するものでもなさそうだ。
冒険者としてはなかなかの功績を挙げてはいるものの、怪盗業はどうにも休み続き。
雪のおかげで黒い衣装が目立つことこの上ないし、屋根の上の氷で滑ったりして危ないし。
やっと雪も解けかけて、そろそろ活動を再開しないとなぁなんて考えながら、ほどほどに汗をかいたら外に出ようかと思う。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」にトールさんが現れました。
トール > たまにはとやって来た温泉宿。
そこの主に珍しい施設があると聞いてやって来たのは木製の施設。
湿ったドアを開くと中からむわっと湿気が噴き出し、おおと声が漏れた。

「おや、先客がいたのかね?これは失礼。」

中にはタオルを頭に載せただけの黒髪の少年の姿。
股間に垂れたモノも露わなその姿に一瞬驚くも口元に微笑みを浮かべしばしの間そのまま佇む。
少年と対照的な銀髪の少女は身体の前をタオルで隠してはいるもののその豊かな凹凸は隠しきれておらず、ひどく性的な印象を与えるだろう。
そして、その頭の上には紙と同じ銀色の狐耳。
普段は隠しているそれを軽くぴこぴこと揺らす。

「ご一緒してもよいかね?
 邪魔なら少し待つが。」

中の熱気を思えばそれほど長い時間滞在する場所でもないのだろう、外で温泉にでも遣って待とうかと一糸まとわぬ少年へと小首を傾げてみせる。
異性の裸を見ているにもかかわらず、特に気にしている様子もない。

マイ > 「おぅ…」

ふとドアの開く音が聞こえ、外の空気が混じって少し室内の温度が下がったような気がするが、ドアを閉めてしまえばまたすぐ元に戻りそうな程度。
誰か入ってきたのだとわかると、頭からぽとっとタオルを股間に落としてガード…したつもりだが、しっかりばっちり見られてしまったような気がする。
相手は女性、しかもタオルに映るボディラインはやたら色っぽいもの。
その魅力的な肢体に釘付けになりそうだが、ちらっと目に入ったのは銀の狐耳。

「ご遠慮なく…構わないよ、狐のお姉さん」

少年は見た目のわりに落ち着いた様子で微笑み、礼儀正しそうに振舞う。
その頬がほんのり染まっているのはサウナの熱気だけではなさそう。
タオルで隠された股間もぴくんと反応し始める。

トール > 「いや、すまないね。」

少年の招待を受けると嬉しそうな笑顔を浮かべる。
それは途端に少し幼さを感じさせる表情。
ドアを閉めて外の冷たい空気を遮断し、身体の前を隠したまま少年から少し離れた場所へと腰掛ける。
なるほど、汗を掻くのが目的なのか、じっとりと全身が汗ばむのを感じながら施設の目的を理解する。

「いつもは見せないようにしているのだがね、不快であれば隠すよ。」

ぴこぴこと揺れる狐耳は奴隷種族の証。
慌てた様子で股間を隠した少年へと微笑みを浮かべたまま小首を傾げて見せる。
隠す……と言っても身体に掛けたタオルくらいしかなさそうではあるが。

「しかし、面白い施設だね。
 汗を掻くのにそれが不快ではないとは。
 君はよく利用するのかね?」

肩に掛かる銀髪を掻き上げながら、ふぅとひとつ息を吐いた。