2018/01/20 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にセレーナさんが現れました。
セレーナ > 「……はふぅ」

九頭龍の水浴び場、大浴場にて湯につかり、一人の少女が息を吐く。
その表情は、まさに極楽夢心地、といった様子だ。

「……ん、ん~~~~……。この、お風呂……。気持ちいいんだけど。
 いつまでも、この宿を拠点には出来ないよね……」

一つ伸びをしながらそう言う少女。朝早い時間だからか、他の客はまばらだ。
少女の懸念していることは……自分の出自、そこからくる、宿への滞在日数。
自身が何者で、どこから来たのかもわからないのに。なぜか宿には、自分の宿泊予約があり。
しかも、宿泊料は、既に大量に払ってある、という状態。
今はまだいいが、その宿泊料で泊まれる期間を超えてしまえば、宿を出るしかなくなる。

「……はやく冒険者になって。お金、稼げるようにならないと」

天井を見ながらそう言う少女。最悪……身体を売るしかないのだろうか、なんて考えながら。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」にリスさんが現れました。
リス > 朝。今日の仕事の時間までに少しばかり時間があるので、久しぶりに九頭龍さんのところで、朝風呂でもシャレこもうと思ったところ。
 いつものように代金を支払い、洗面具などを借りて脱衣所へと移動。
 それから、服を脱ぎ、タオルを体に巻いてから少女は浴場に足を踏み入れる。
 湯気がたっぷりと沸き立ち、冬だということを忘れさせるような暖かさ。
 少女は、のんびりと洗い場へと移動する。

「おじゃましまーす」

 湯気にて誰かがいるかどうかわからないので、とりあえず礼儀として言葉を放つ。
 大浴場の中に少女の落ち着いた声が響き渡るので、おそらく先客にも誰かが来たということは伝わるだろう。

セレーナ > のんびりゆったり湯に浸かりながら、これからのことを考える少女。
冒険者になる方法。お金の稼ぎ方。新しい拠点の確保。すべきことは山積みで。
そんな中、大浴場に客の声が響けば。

「……っ!」

少女は息を飲む。この宿の……そういった側面は、少女も把握している。
なにせずっとこの宿に宿泊しているのだから。
少女は頭の中、思考を切り替え。更に、口の中で呪文を呟き、自身の女性器の上に男性器を作り出す。
少なくとも、ふたなりの状態に肉体を変化させれば、ヘタな男は手を出してこない。
少女がこの宿で学んだことの一つであった。

リス > どこかで誰かが警戒している模様。
 そんなことをつゆにも知らない少女は、返答もないので、誰もいないのだろうと思ってしまう。

「ふんふ、ふんふふ~♪」

 楽しそうに鼻歌なんて奏でつつ、洗い場へと移動する。
 じゃばあ、とお湯を体にかけて石鹸で体を洗う。
 ゴシゴシアワアワ。
 泡をたっぷりと作り上げてカラダを磨くのが好きなもようで、体を充分磨いたら髪の毛へ。
 しばしの間、体を洗ってお湯を流して、泡を流しきってから、少女はのんびりと立ち上がる。
 体にタオルを巻けば、濡れた体にタオルがぺったり張り付いて体型は出てくるだろう。
 それでも流石に股間のあれは隠れてしまう。

 ぺたりぺたり、と湯船まで移動して。

「………え?あ……れ?」

 浴槽の中に先客がいた模様。
 なんも返答がなかったので誰もいないと思い込んでいたからむしろ少女は目を丸くした。
 え?
  え?
 
 先客の顔を眺めながら、少女は固まった。

セレーナ > 肉体を変化させ、思考状態を演技状態に変化させた少女は気配に集中する。
聞こえてくるのは……楽しげな鼻歌だ。

(……男の人、じゃなさそう?
 ……いや、油断しちゃダメだ。女の人でも、怖い人はいるかもしれない)

そのまま、湯船の中を移動し、浴槽の縁へと近づくと、湯気の向こうの気配、その姿を視認しようとする。
だが、上手くいかない。あまりにも湯気が濃い。
しかし、足音響けば相手は意外にも近くにまで来ていたようで。

「ひゃわっ!?」

姿が見えれば、少女はへんな声を上げてしまう。だが、すぐさま演技を再開しようとするのだが。

「……って、あれ……アンタ……リス、さん?」

その相手の姿に、思わず名を呼んでしまってからしまった、と少女は考える。
そう、少女はこの相手のことを知っている。
綺麗な髪、整ったスタイル。印象的な唇。だけど、少女は。
この相手とは、間違いなく初対面なのだ。

リス > 「ええ、はい、リスです。
 お客様、でしたかしら……?」

 驚きは、彼女からの言葉に氷解していく。
 自分のことを知っている模様、ということはどこかで出会ったことがあるということで。
 しかし、自分の記憶にはない。
 お店にいるときにお客さんとしてきたのだろうか……?トゥルネソル商会の店長でもあるし。
 お店にいる唯一の正規の店員でもあるのだ。
 自分が知らなくても相手が知っているということはママあることで。
 そこまで考えてから……

「へくち。」

 流石にお湯に濡れてからたっていたら体も冷えてしまう。

「ご一緒しても?」

 肌寒くなってきて、プルプルしながら問いかける。

セレーナ > 「あ、え、っと……」

尋ね返されれば、一度言葉に詰まるが。無言のままでも失礼だし、でもなんて説明すれば? と考え込んでしまう少女。
だが、意を決して口を開く。

「あ、アタシはいずれ伝説になる、偉大にして最強なるセレーナ様よ!
 あ、あなた、じゃなかった。アンタとは初対面だけど、アンタのことは知ってるわ!」

まずは自己紹介をしっかりとする。……演技の自己紹介、だが。
本来なら小動物的性格である。こんな高慢で向こう見ずな自己紹介は、まったくもって似合わないのだが。
相手の声を聞けば、申し訳無さそうな顔になり、縁から僅かに離れようと立ち上がる。
瞬間、股間に生やしたバケモノサイズのペニスが相手に見えてしまうだろうか。

「あ、ご、ごめんなさい。どうぞ……」

寒そうな相手の様子に、思わず地が出てしまう少女だったが。
すぐさま気を取り直し、相手に向き直る。

「じゃ、なくってぇ……!
 リス、さん? アンタ、『セイン』って名前の人物。知ってる?」

少女はそこで、相手に尋ねる。初対面、でも知ってる相手。
ならば。自分の過去の鍵を握ってるんじゃないか。
セイン、という記憶の中の名前に、聞き覚えがあるんじゃないか。そう思って。

リス > 「それはそれはっ!では、今からでもお近づきに!
 なにかお困りのことがあればトゥルネソル商会へっ!」

 伝説になるのなら、今からでも顔と名前は売っておくに越したことはない。
 ええ、有名人と懇意の商店なんてとても素晴らしいじゃないですかっ。
 自分の事を知ってる知らないは、二の次でもありました。
 というか、知っていてくれるならさらに好都合です。
 嬉しそうにというよりも本当に嬉しくて、目が輝きます。
 立ち上がり、見えるのは大きな大きな肉棒に、あらこの人もですか、とまあ自分がそうなので反応は薄かったり。

「失礼いたしますね~。」

 いそいそと、お風呂に入り込みます。相手がふたなりなので安心したのか、自分もタオルを外します。
 ぼろんと、天然物の大人顔負けのあれが出てきます。
 流石に寒かったので勃起してはいませんけども。

「セイン様、でございますか?ええ、ええ、覚えております。
 ……が、個人情報というものも商人にとっては商売の種になります。」

 尋ねる相手に、少女はうなづく。
 銃弾をたくさん買い込み、そのうえ自分を口説いてきたけど手を出さない紳士。
 今後も贔屓にしてくれると言ってくれた彼のことはすぐに思い出せる。
 でも、初対面と彼女が言っているし、簡単にはお話致しませんよ。
 ニコニコと笑顔の圧力。

セレーナ > 「え、あ、その……。は、はい……。
 ……って、そうじゃないそうじゃない……っ!
 えぇ、贔屓にしてあげるわっ! 私が伝説になったら、あなたの店にサインしたり、店頭イベントに立ってあげてもよくってよ!」

自身のボロボロの演技を目にしながら、むしろ食いついてくる相手に少女のほうが引いてしまうが。
どうせなら演技も演り通してしまえ、と。大きな声でそう言い、胸を張る少女。
もちろん、伝説になるどころか。今は冒険者にすら慣れていない見習いヘボ冒険者なのだけども。

「……っっっ!?」

相手の入浴を妨げぬようにしながら、少女が相手をちら、と見れば。
見えてしまった。相手の股間の。肉の杭が。瞬間、少女大混乱。
だが、深呼吸を二度、三度。自分にも今は生えている、というか。
身を守る為に生やしたんだけど。相手の肉体は……。自身同様、半フェイク、なのか。それとも本当にホンモノか。
悶々とした気分で、相手の股間を見てしまうが。

「……チッ、さすが商人ね。……でも、まぁいいわ。
 アタシだってタダで情報を教えてもらおうなんて思ってない。
 何が欲しいの? 金? 幾ら?」

笑顔のままの相手。しかし、その凄みはそこいらのチンピラなど相手にならない圧があった。
少女は舌打ちし、交渉を開始するが……。実は、払えるような金など持っていない。
精々子供の小遣い程度のお金しかないが。まずは金額を聞かねば話にならない、と判断する。
相手が『セイン』という名を知っているのならば、なんとしても情報を聞き出したかった。

リス > 「あら、それは嬉しい限りです。
 ふふ、ではでは、お時間さえよろしければ、契約を結んだりとかもいいかもしれませんね。
 有名な方が専属になってくれれば、商店の知名度もあがりますし?
 有名になる為の支援も投資と思えば。」

 商人、彼女のことは知らなかったがここまで言うのだ。
 実力があるのかもしれない、とはいえ先程から胸張ったり縮こまったり忙しい。
 どうしたものかしらねえ、と頭の中でそろばんが動いております。

「どうしました?」

 お湯を自分にかけて暖をとりつつ、言葉を失っている相手に首を傾ぐ。
 相手も自分と同じだし、問題がないと思っている。
 だって、相手の方が大きいし、卑屈になる理由がわからない。
 言葉にしませんでした。

「何を聞きたいか、にもよりますよ。
 情報にも鮮度というものがありますし、誰でも知っているようなものから、誰にも明かしてはいけないもの。
 それによって値段は変わりますもの。」
 
 欲しい品物が提示されなければ、値段は付けられません。
 少女はそう、問い返す。

セレーナ > 「……え゛っ。……いや、その。まぁ、アレね。
 その、時間、そう。時間がある時にね!?」

まさかの契約という単語に、少女はいよいよ焦る。
なにせ、冒険者にもなれておらず、更に実力は、「かろうじて銃が扱えるオンナノコ」程度なのだから。
これ以上は拙い。ボロが出る前に一度この話題は終わらせよう。
そう思い、少女は早口でそう告げるのだが。

「……ひゃいいいいっ!? え、いやっ。
 ……リ、リスさんの、それ。ホンモノ……?」

相手のペニスを凝視していたのがバレてしまい。慌てる少女。
混乱したまま口を開いてしまえば、そんな失礼、かつとんでもないことを聞いてしまう。
これではまるで「私のはニセモノなんですけどね」と自白しているようなものだ。

「……全部。全部よ。その『セイン』って何者なのか。
 とにかく、アタシはそれを知りたいの。……知らなきゃいけないの。
 ……ねぇ、お願い。お金は、そんなにないけど。アタシにできることなら何でもするわ。だから教えて」

実に正論な相手の言葉に、少女は苛立ち、しかし、縋るようにそう告げる。
現状、その名の人物への情報は何一つ無いのだ。
どんな些細なものでもいい。情報が欲しい、と。少女は相手を睨みながら言う。

リス > 「ふふ、では、ご来店をお待ちしておりますわ。」

 焦る相手、少女自体は普通の町娘であり、戦闘力とかそれ以前のおはなし。
 目の前の冒険者未満の女の子にでさえ、えいと殴られたら泣いてしまう感じのか弱い系。
 ただ、焦りに不審なものを感じてしまう位には、商売とか駆け引きは得意である。
 が、それを顔に出すこともなく、楽しげにニコニコ。

「偽物なんてあるのですか?
 セレーナさんだって立派なものをお持ちではないですか。」

 慌てられても困るし、質問されて返答する。
 なんで偽物とかそんな発想が出てくるのかむしろ不思議。
 そういえば、自分の伴侶を思い出せばああ、それ系なのねと納得。
 まあ、今はそんなことはどうだっていい、重要じゃない。

「なるほど。
 何やら事情があるようですね。」

 少女は彼女の言葉に、ふむふむ、と頷いてみせる。
 そしてにこやかに顔を上げる。

「商人に向かって金がないけど売ってくれというのは。
 馬鹿にしてるのと同じですわ。

 ーーー何でもするといいましたが。
 それは、どのような覚悟で仰っているのですか?

 本当に、私が貴女の覚悟に見合う情報を、持っているとも決まっていないのに。
 なんでも、と言うのは一生を棒に振る、目的も果たせない。

 ――――そういう事も、踏まえての、発言ですか?」

 商人は情では動かない。
 必要なのはいつでも【対価】であり、それを適正に扱ってこその商人。
 無謀な安売りも、暴利な設定も、商人の名折れである。
 だからこそ、今一度、彼女の覚悟を問おう。

「私が提示さえしていない情報の対価に。
 貴女の覚悟は見合うのですか?」

 それは、言い方を変えればもっと自分を大事にしろ、とも。
 睨みつける相手に、少女は視線を逸らすこともなく、青い瞳は見据える。
 ここで引いたら商売人ではない。

セレーナ > 「……えぇ、期待して待ってなさい」

笑顔を絶やさない相手。その様子に薄気味悪さ、恐ろしさを覚えながら。
少女は、そう言い、心中の汗を拭う。
なんにせよ、この相手と深く会話を続けるのは拙い気がした。

「え……。その。これは……。
 ……魔法で生やした、ニセモノ、だから」

鋭い指摘に、少女は視線を反らしながらモゴモゴと呟く。
ニセモノなのだが。そのサイズは規格外だし、当然射精なども出来る。
ニセモノでもあり、ホンモノでもある、という訳で。

「ば、バカになんかしてないですっ!
 ……それは、その。……アナタの仰る通りかもしれません。
 でも……ワタシには、何も……何も無いんです」

相手の言葉。その鋭さに身を斬られ、少女はいよいよ地金を晒す。
その様子は先ほどまでとは正反対。少女の本質。小動物らしさが溢れている。

「私……記憶が無いんです。気づいたら、この宿にいて。
 でも、アナタみたいに、初対面なのに知ってる人が何人もいて。
 ……いえ、もっと言えば。私には過去が無いんです。
 ある日突然世界から消えて、ある日突然世界に産まれた。
 ……そんな人間の気持ち、アナタにわかりますか?」

少女は相手に自身の秘密を語る。相手が真剣に言葉を向けてくれるなら。
少女もまた、隠し事などしたくないというように。

「だから。記憶の片隅にある、セインって人のこと。知らなきゃいけないんです。
 もともと過去が無いんですから。失うものもありません。覚悟はできてます。それに……。

 アナタは、非道な人じゃない、って。私の中で何かが言ってますから」

そこまで言い、少女はくすり、と笑う。しかして、覚悟こそあれど金は無い。
相手がどれだけの物を要求するか。そこを考えると、不安ではあったが。

リス > 「はい、是非。」

 にこにこにこ。商人としての少女は、おそらく彼女の思うとおりかも知れない。
 伊達にこの歳で一人で店を任されて店長をしているわけではない。
 まあ、まだ若く至らぬところも多々あるだろうが。

「もしかして、セレーナさんも、そういう趣味の方で?」

 もごもごしている相手に超ビーンボール。
 自分と同じように、女の人に欲情する……同性愛者的な判定。
 あらあら、まあまあ。少女は妖しく笑みを浮かべた。

「判りませんね。
 私には記憶を失ったこともないですし、貴女の言うような状況にも会ったことがない。
 知らない事に、想像もつかない事に対して、同意を求められても、同意できないとしか言いようありませんわ。」

 彼女の気持ちは彼女しかわからない。
 特殊であればあるほど、同意はできないし同情もできない。
 だから、それをはっきり告げるのが、商人としての少女で。
 ぬるま湯だけが優しさではないと、思っている。

「それならば、尚更先ほどのお話にはなりますが。
 私の所と契約してはいかが?
 そんなにお金がないというのなら、冒険者の道具や装備、食料。
 手がまわらないのでは無くて?
 私の店と契約してもらい、貴女は私の店の宣伝をする。
 その代わり、店として支度金を渡し、お店であなたの装備や道具を面倒を見る。
 冒険者として資金を得たら、そのお金で、うちの商品を買う。
 信頼関係さえ結べれば、私の持つ情報も渡していいでしょう。

 そうね、契約するのであれば、いくつか手付として、情報を上げましょうか。」

 さあ、どうしますか?
 商人はにこやかに、問いかける。

セレーナ > 「……」

相手の笑顔に、少女は背中に流れる冷たい汗を感じる。
だが、ここで気圧されてはいけない、と。少女は相手を見る。

「……そ、そんな訳ないでしょ!?
 ……ま、まぁ? 私のこの、お、おちんちんで?
 女の子がキャンキャン鳴くのを見るのは、気分がいいけど」

相手の直球な質問に、更に慌てて答える少女。
ちなみに、これは当然ウソ……半分。本当半分である。
少女は、エッチなことが好きではあるが、時折、どうしようもない気恥ずかしさを感じるのだ。
それがなぜかも、少女は判らない。

「……ふふ。リスさんはやっぱりイイ人ですね。
 同情しないし。哀れんだりもしない」

まるで剣で切り捨てるかのような言葉に。少女はむしろ、感謝を覚えた。
ヘタに哀れまれ、同情され、見下されるのは。ゴメンだった。

「……それ、は。……でも。
 そんなに良くしていただくわけには……」

相手からの提案。それは、破格の物。頼るもの無き少女にとっては、救いの手そのものであった。
しかし、後ろめたさや気まずさがあるのか。少女は、しばし迷いを見せていたが……。

「……わかったわ。アンタのその提案に乗らせてもらう。
 精々。好きなようにアタシを使えばいい。アタシもそうさせてもらうから」

キッ、と相手を見据え。少女はそう宣言した。そこには、演技の……自信過剰な冒険者の表情が戻ってきており。
相手と、対等な契約を結ぶ覚悟ができた、ということを示す瞳の強さがあった。

リス > 「本当に……?むしろ、愛されて組み敷かれて、トロトロに融かされる方が、好きなようにも見えますが。」

 慌てている相手、性的にはこなれてないという所を見透かすかのように少女は笑う。
 じぃ、と彼女の目を見て、本当にそう云えますか?と、問いかけるどS。

「さあ……?
 そうそう、ちゃんと契約の履行をしてくれない場合は。
 負債はちゃんと払ってもらう形になりますから、ね?」

 損はする気はない。
 彼女が契約に反することをするなら即座に資金も装備も何もかも回収して身を売ってもらうだろう。
 商人とは、損を嫌う生き物であり、そこに情はない。

「そうですね、使わせてもらいますよ。
 だから、たくさん広告して、宣伝してくださいね?
 その代わり、胸を張れるような装備を融通しますから。」

 冒険者としても頑張ってくださいね。
 少女はにこやかに笑いを浮かべよう。

「ああ、マジックアイテムに関してですが。
 鑑定士が居ないので、売り来ないでくださいね。
 あと、お約束の……。」

 情報は、セイン=ディバンの容姿と彼が自分の店に来たこと。
 あと、その際自分を口説いていたというところ。

 彼の人となりと容姿が少しはわかるだろう。
 大サービスとして、銃という珍しい武器を使う、という所も教えておこう。

 あとは、風呂から出て、正式に契約を交わすのだろう。
 リスがいつも使う、魔族にさえ効果のある契約書で。
 無論、お互いに、不正や不都合とう、無いよう、中身を確認させての上で。

セレーナ > 「……アンタ、ケンカ売ってる?」

相手の言葉に、ぎろっ、と睨むように視線を向けるが。
その声には迫力が欠けていた。……実際、犯されていると、時々どうしようもなく気持ちよくなってしまうことはある。
他の何もかもが。どうでもよくなるような感覚が。

「……。ドライ、いや、冷血?
 ……でも、商人としては間違ってはいないと思うし……」

相手の恐ろしい言葉に、小声でぶつぶつと何かを口にする少女。
当然、そういった一面を隠すことも出来るのだから。相手は、手札を晒してくれている、という考え方も出来る。

「……えぇ、えぇ。もちろん。アタシを雇ったこと。
 後悔なんてさせないわ。きっと」

相手のお願い……いや、ここまでくれば、契約内容なのだろう。
その言葉に、少女は頷き、胸を張る。……股間の大きさに比べると。
その胸は……。慎ましかった。いっそ悲しいほどに。

「あ、え、はい。わかりました。
 ……。……。なるほど。……口説く、って。女好きなのかな……」

そして、相手の補足説明に、縮こまり、説明を黙って聞く少女。
更に、念願の情報をもらえれば……。
満足そうに頷き、一歩前進、と決意を新たにする。

その後、正式に契約書にサインをすることになるのだが。
その契約書がとても強力なものであったということは。
少女にとって幸せなのか、それとも……不幸の始まりなのか。
それは、まだ判らない……。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からリスさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からセレーナさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にカレンさんが現れました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にノーチェさんが現れました。
ノーチェ > 「それもそうだな。 いや、悪い悪い。」
カサの増したモノはカレンの膣を限界まで開かせていた。
既に濡れていたのか、根元から先端まで気持ちよい体液で包まれ、温かい感触がする。


「かもな。 カレンと違って見た目が良いわけでもねーしな。
ほら、良い声聴かせてくれよ。」
ブロンドの髪を揺らし、荒い息を耳元で囁くカレン。
俺は耳元で愛撫をうけたような刺激を感じた。

カレンの脚と背を掴むと水の中で腰を動かし、快楽を求めていく。
傍から見ると力任せに下半身を動かしているだけに見えるかも知れないが、
カレンの反応がよい箇所をピンポイントで刺激するようにモノを擦り付ける。

カレン > あぁっ…このような出会いで気を使いすぎだ…

(カレンの肉襞は男のペニスを包み、
 風呂で上がった体温を直接伝えていく)

ふふ…見た目は関係ない…
んっ…私は…はあっ、そんなにいやらしい声、は…っ

(男が膣内を探るように動けば、
 最も奥の子宮に繋がる部分と、
 手前のGスポットの部分でカレンが腰をくねらせるのがわかるだろう)

ンっ…丁寧で好きだぞ、ノーチェ…

(耳を愛撫するように囁く)

ノーチェ > カレンが言うとおり、下手に気を使うことは止めにしよう。
両の手でカレンの脚を左右から掴み、支えを失った彼女の身体をモノで深々と突き刺していく。

「カレン、しっかりと捕まらないと危ないぞ?」
耳元で甘い声を響かせるカレンに声をかけると、周囲の皆に見せびらかす様にピストンのペースを上げていく。
彼女が喜ぶ、膣の奥まで激しいストロークで突き上げ、まるで獣の様に互いの身体を求めあっていく。

カレンは見た目は関係ないと言うが、やはりカレンの容姿は人並よりは綺麗なようで。
周囲の男から時折カレンに向けられる視線を感じる。
もっとも、俺が抱いている間は触らせるつもりはないが。

カレン > (脚を捕まれ、結合部だけが支点になれば、
 自ずとストロークも深く長いものになっていく)

ンぁあああっ!深い…っ…
ノーチェの…太くて…熱い…っ!

(男の背中から腕を回し、
 しっかりと肩を掴んで、
 こちらからも腰を振っていく。
 同時に力を込めて締め上げ、
 ペニスに絡む肉襞は、
 男に強い快楽をもたらすだろう)

ノーチェ > 「おお、いいなカレン。
気持ちよくって、出そうだぞ。」

先程までの探る様な、温める様なセックスから一転して
互いに絶頂に向かって一直線に突き進むようなセックスへ。

手で扱くように絡みつく肉襞に挟まれ、俺は腰を動かす度に
込みあげる感覚を耐えることになった。

自然、カレンの脚を指が強く掴む格好となっていた。

…そろそろ本気で出そうだ。
先走りの量が増えていることにカレンは気付いているだろうか。
そして、カレンの方はどうだろうか。
俺だけが一人で先にイくのは少し気まずい。

カレン > んぅっ…少し…イク…

(ガッシリと男にしがみつきながら、
 カレンの腰が僅かに痙攣する。
 膣の収縮で、男には絶頂が伝わるだろう。
 いわゆる駅弁に近い体位のまま、
 軽く絶頂したカレンは、
 ずり落ちないように男の方に爪を立てる)

ぁあっ…はっ…

ノーチェ > どうやら、カレンの方が先にイったようだ。
絡みつく肉が震える感触と、何よりカレンの口から出た言葉が証拠だ。

「なら、俺もイくぞ。」
俺は背に走る僅かな痛みに心地よさを感じつつ、抱き上げた状態のカレンの子宮口に鈴口で口づけを行う。
そして、全身の力を抜き込み上がっていた欲望の塊をカレンの子宮へと吐き出した。

モノがビクビクと震え、その度に白濁が流れていく。
最近ご無沙汰だった所為か、隙間から白いゼリー状の塊が零れ落ちて行った。

「大丈夫か、カレン。」
射精を終え、少し収まった俺はカレンと繫がったまま水場の縁へと腰掛けた。
ただ、一度出しただけではカレンの膣内に居るモノは収まらず。
白濁と愛液に塗れたまま未だ大きく、熱くなっていた。

カレン > ああああっああっ!

(子宮に精液が注ぎ込まれると、
 腰を前後にビクンビクンと痙攣させ、
 さらなる高みに絶頂する。
 結合したまま、
 女は男にうなだれかかる)

はーっ…ふふっ…
私は大丈夫だ…
君のモノはまだ衰えていないようだが…?

(きゅっきゅっと膣を締め付け、
 萎えていない男のペニスを感じる)

姿勢を変えるか?

ノーチェ > 「そうだな、次はカレンが動いてくれるかな。」

俺のザーメンを受け容れた快楽で2度目の絶頂を迎えたようだ。
カレンは感度が良くて抱いてて気持ちが良い。

「ギャラリーが喜ぶ位、嫌らしく腰を動かしてくれよ。」

別に俺の物と言うわけでもないのだが、高貴な女が下品に腰を振る姿を見るのは気持ちよい。
それが俺のモノを咥えこんでとならば尚更だ。

カレン > 私が動くのか…ふふ…
足腰が立たなくなっても知らんぞ…

(足を縁に上げ、男の腰にまたがるような体勢。
 白濁を零したまま、腰を前後にゆすり始める。
 女の快楽より男の快楽を優先した、
 搾り取るような動き)

ああ…たまらない…
一度出したのにこんなにも硬いなんて…

(男の耳に口を近づけ、
 先程のお返しとばかりに、
 耳朶をチュバチュバと舌と唇で愛撫する)

ノーチェ > 「明日も仕事だから程ほどで頼むぞ?」
こちらを見下ろして笑うカレン。
蠱惑的な表情に見え、俺の顔はひきづっていたかもしれない。

「カレンはほんとに騎士なのか?
今の姿は騎士よりも高い娼婦のようだな。」
カレンが腰を動かす度、襞肉がギュっと絡みつく。
カリ首や亀頭を刺激されると尿管に残っていた残滓が溢れ出す。

俺の耳にカレンの口が触れると、耳の端を舌が触れ、唇で挟まれる。
俺は腰の上で揺れるカレンの胸に手を伸ばし、乳房を揉みしだき乳首を摘まんで上下に扱く。

カレン > んんぅっ…そのような言い訳、ここでは通じない…

(耳元で淫魔のように囁く)

ふふ…さあ…ここでは騎士も娼婦も同じ女…ああっ!

(汗で濡れた額にプラチナブロンドの髪を貼り付け、
 全身をくねらせるように腰を振る。
 乳首を攻められれば声が出る。
 膣肉は射精を促しつつも、
 カレンの快楽も引き出すように動く)

あぁ…いいぞ…
すぐにでもイってしまいそうだ…

ノーチェ > 「まじかよ、俺はカレンみたいに体力があるわけじゃないんだぞ。」
耳元で囁くカレンに扱かれ、モノは絶頂が近付いて行った。

「今度はここ以外でのカレンを見てみたいな。
特に仕事中のカレンをな。」
乳を搾る様に扱きつつ、時々乳首に傷が出来ない程度に噛みつく。
そして、ちゅうちゅうとミルクを強請る様に吸い付く。

その間もカレンは淫らに腰を振り立て、俺は早くも二度目の絶頂を迎えてしまう。

「俺もだ…そろそろ出るぞ…。」
半ば無意識的に下腹部を突き上げると、カレンの子宮に向けて種付けを行う。
二度目も一度目と変わらぬ量と濃さのザーメンが流れ、白濁が隙間から漏れ落ちてしまう。

「流石に二度目はきついわ。 ちょっと休ませて。」
心地よい感触と、疲労の両方が全身を走る。
俺はぐったりとその場に上半身をへたり込ませていた。

カレン > セックスは体力だ…ぞっ…

(何でも屋というのだから身体が資本だろう。
 ただ体力と精力は別なのも確かである)

くっ、はぁ…戦場で会えるかもな?

(乳首を吸われれば、
 カレンも再び絶頂に近づいていく。
 男が射精を宣言し、精液を子宮に注ぎ込むと)

私もイク…イっあああああっ!

(腰の痙攣がさらに精液を搾り取る。
 ひとしきり絶頂を味わうと、
 ぬるりとペニスを抜き取り、
 カレンは浴室の床に横になった)

はーっ…はーっ…
よかったぞ、ノーチェ。
私も少し疲れた…

(荒い呼吸を整えながらそういうのであった)

ノーチェ > 「俺もだよ、今日はカレンと会えて良かった。」

互いの性器は繫がったまま、白濁はまだ結合部から溢れ出していた。
俺は脱力した身体でカレンを抱きしめると、頭を優しく撫でることにした。

「戦場なら、その時は敵同士かもしれんな。
俺が勝ったら好きにさせてもらうぞ。」

何でも屋だけに傭兵の仕事もしている。
着く陣営はその時次第だ。
カレンのような女騎士を捕まえたら、戦場のルールに従って楽しめるかもしれない。

俺は顔を突き出した。
カレンが動かないなら、そのまま唇を奪うだろう。
そして、舌を出してカレンのそれと絡みつくだろうか。

カレン > ふふ…私にとっても同じだ。
ただ、君はまだ成長株だな。
多くの女を抱いて、もっといい男になれるだろう。

(頭を撫でられれば目を細め)

…敵同士にならずとも、
味方同士が士気高揚のために交わるのは珍しくないが?

(それは、戦うのを避けたいという気持ちが込められた言葉)

んっ…ちゅ…

(キスをされれば抵抗することなく受け入れ、
 舌を絡ませあい唾液を交換しあうだろう)

ノーチェ > 「おいおい、カレン幾つだよ。

あまり年上をからかわないでくれよ?」
それほど歳は違わないが、自分よりは年下だろうと思っている。
なので俺は口をイの字に曲げ、力ない表情を浮かべていた。

「それじゃ普通にやるだけだろ?
捕虜として鎖に繋いで飼うのがいいんじゃねえか。
特にカレンみたいな品のある女をな。」

あまり宜しくない環境で育った俺は歪んだ性癖を持っている。
戦いを避けたいカレンの気持ちは伝わるが、出来ることならカレンを屈服させた上で
むちゃくちゃにしてやりたい。

「カレンは剣の腕は自信がある方か?」

互いに舌を絡ませ、交換された唾液を嚥下する。
そしてまた唾液と舌を絡ませる。
口がふやける程に濃厚な口づけを重ねつつ、カレンの豊かな髪を撫でで居た。

カレン > ふふ…自分から経験が浅いだのお手柔らかにだの言っておいて何を今更…

(たしかに男はカレンより年上だろうが、
 性経験の絶対量が足りていないように見えた。
 あくまでもカレンから見ればだが)

そういうプレイならいいが…
私も男に屈服させられるのは嫌いではないしな。

ただし、一対一での決闘ならお断りだぞ。
寄る辺ない何でも屋で身を立てている男に、
一対一で勝負を挑むほど馬鹿でもない。

(要するに、負けるから嫌だという断り。
 言葉の合間にキスは続き、
 カレンも男の腕を撫でている)

ノーチェ > 「分かってねえな。
そこははっきりと口には出さずに持ち上げてやれよ。」

単刀直入に話すカレンの頭を撫でつつ、俺は首を傾げた。
こういったことの経験はカレンに比べて少ないのは事実だが、
あまりはっきりと言われてしまうと俺の立場が無い。

「それなら、今度カレンの家に呼んでくれよ。
俺の使ってる宿は狭くて人目もあるからな。

決闘は自信がねえな。
俺が得意なのは主に闇討ちでね。」

カレンの舌を味わっている間に下半身は元気を取り戻したようだ。
俺は固くなってきたモノでカレンの子宮口をノックして。

「もう少し、やっていくか?」

カレンがその後応じたかどうか。
それは二人のみが知ることで。

カレン > ふふ…君の成長を期待してのことだ。許してくれ。

(カレンはもうひとしきり満足したので言いたい放題であった)

それなら冒険者ギルドから依頼という形になるな。

…闇討ちが得意だと宣言しては闇討ちの意味がないではないか…

(自信があるからの発言なのだろうが、
 少し首を傾げる。
 裏稼業には縁がない)

…ちょっとまってくれ、汗を流してくる。

(カレンは立ち上がって洗い場に向かう。
 その後も男が尽き果てるまで行為に付き合ったのだろう)

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からカレンさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」からノーチェさんが去りました。