2018/01/10 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にアリルネージュさんが現れました。
■アリルネージュ > ぱしゃり、ぱしゃりと水音が響く。
赴いた酒場などで稼いだ日銭でこの宿を選ぶ。
すでに何度か来ているのか慣れた様子で身体を流している。
特徴的な褐色の肌は水に濡れ、妖しい色香を含んでいるものの、今は見るものもいない。
冷える空気を避けたのか、今宵の露天風呂には人は他にいなかった。
そんな中で黙々と身体を流していく一人の女。
身体は資本、というのはこの女にとっては働くための身体と言うだけではなく、
身体を魅せるという仕事であればこそ、磨く事に余念はないようだった。
…尤も、単に汗に汚れている事を嫌っただけかもしれないが。
そうやって少々の時間、身体を流し続けているだろう。
闖入者がやってくればその褐色の背中が薄い明りに見えるに違いない…。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にジュンさんが現れました。
■ジュン > 「ふいーようやく着いたなんだかんだ来てしまうな」
そこへ一人の青年がやってくる何度かここに訪れるうちに気に入ったようで今回も訪れたようだ
「しかし人がいないのが…おや?どうもこんばんは」
今回もまた人がいないと思っていたため見えた人影に少し驚きつつ
その人影に声を掛ける
■アリルネージュ > ひたひたという足音と、かけられる声。
それに半眼を向けるように振り向くと、歳若い男性がそこにいた。
混浴だしそういう事もあるだろう。
そんな風に考えれば、小さく会釈するように。
「こんばんは。」
甘さを含んだ声で挨拶を返せば、さぁっと身体を流していく。
褐色の肌を水滴が流れ落ちる光景は男性には少々目に毒かもしれない。
しかし、女は気にした風もなく自分の身体を流していく。
■ジュン > 「おぉう女性だったか、しかしそうか混浴かよく見てなかったな」
遠目からでは湯気で気づかなかったのか近づいて姿を確認すると
少しばつの悪そうに頭を掻きつつも、その扇情的な光景に目を奪われつつ
洗い場に移動して体を流し始める
■アリルネージュ > よく見ていないとは少し呆れるというか。
間違えて女湯に入ったりするのではないだろうかと頭をかすめる。
…が、まぁ所詮は他人事である為そこまで深く気にしなかったようだ。
もう数回、さらさらと身体を流していけばおもむろに立ち上がって湯船へ。
熱さを気にした風もなく、その身体を沈めていく。
その間も男性の視線があるのだろうけれど、気にした風もなく。
「…はぁ…。」
と湯船の心地よさに艶やかにため息をつく。
今のところ、男性と一緒であるという事を気にしている様子はない。
■ジュン > 「…余り気にしてないな、そういうタイプの人なんだろうか…」
幾らか彼女を見ていたが特に隠したりする様子もない事にそんな感想を漏らしつつ
体を流した後、自身も湯へと足を運び
「ふぅぅぅぅ…」
お湯に浸かったところでそんな間延びした声があふれ出た
■アリルネージュ > いやらしい視線だこと、と気づいてはいるものの注意する様子もない。
元々身体を見られる仕事でもあるのだ。
逆に、その肢体や仕草は無意識に視線を誘う。男性どころか、女性までも。
人ではない種族故か、他人を誘惑し、魅了し、惹きつける事が心身共に癖づいているという事でもある。
ぱしゃり、ぱしゃり。
そんな風な音を立てながら手ですくった湯を首筋にかけていく。
わずかに濁った湯では中を覗き見る事はできないだろうが、
豊かな乳房は半球をのぞかせているし、角度によってはうなじも露わに見る事ができるだろう。
■ジュン > はっと自身が彼女を眺めていることに気付けば
一度首を振って空を仰ぐ
…しかしやがて無意識のうちにかすぐさま彼女の方へと視線が向いてしまい
「もう少しで…よく…見えそう…」
なんて言葉が漏れ出る始末で
ふらふらと彼女の方へ近づいて行っている
■アリルネージュ > 見つめている事の自覚があるらしく、時折目線を離してはいる。
しかし、男性の視線は気を抜けばすぐに自分へと移っている。
その様子を内心で愉快に思いながら、気づいていないフリは続く。
小さな呟きと共に徐々に男性が近づいてくる事にも勿論気が付いている。
ちゃぷ、ちゃぷ、という音と共に水面が揺れる。
そうする事でわずかに濁った湯から胸の先端が見えそう…で見えない。
じれったいその光景に、男性はすぐ近くまで来ているだろう。
唇をすぼめ、隙だらけになっている男性の耳に、ふぅ~っと細く絞った息を吹きかけてあげる。
そのまま意識を惑乱させられるか…はたまた吐息に含まれた甘いフェロモンに陶酔するか…
通常の男性であればこの時点で理性は蕩けて女に心身を委ねてしまうものだが。
■ジュン > 「くっ…これは焦らさ…うっひゃぁ!?」
なんとか女性の体を見ようと色々試していたが
その間に耳に息を吹きかけられたとたんに変な声が上がってしまう
「あ、あぁす、すみませんねつい肢体に見惚れてしまって」
と謝罪を述べる…フェロモンによって特に理性が失われたような感じはしないが
下半身に目を向ければ彼の性器自体はしっかりと反応を示しているようで…
■アリルネージュ > ふん?と少し不思議そう。
どうやら魅了効果に対する耐性だろうか?
くす、と小さく笑みを浮かべれば、その蠱惑的な唇を開く。
「謝るくらいならそんな間近でジロジロと見るのはよせばいいのに。」
逆に女は男性の性器を眺めたりはしなかった。
そもそも湯が濁っているので見てもしょうがないと思っているのかもしれない。
ちゃぷり、と湯船の縁に背を預けて胸をわずかに突き出すように。
けれど、やっぱり焦らしているようでそれがちゃんと見える事もなく…。
■ジュン > 「いやぁ…どうも無意識に視線が、それほど…その、綺麗なもので」
そんなふうに誤魔化しながら自身も彼女の隣で縁に背を預ける
「しかしあー…ここ、良い所ですよねぇゆっくりできて…」
少し冷静になったところで自身の状態気付き
それを悟られないようにか、たわいのない話題を出していく
■アリルネージュ > 「ふふ、ありがとう。」
男性の世辞に一応と言った風に返答する。
ちゃぷり、と腕を上げればまとわりついた銀髪を後ろへ払う。
真横からであれば匂い立つような首筋が見えるだろう。
「…そうね、とても。湯もいいわ。
汗も流せて、温まれて。」
他愛ない話題に真面目に返答する。
男性の状態に気づいていなさそうな雰囲気。
けれどもちゃぷちゃぷと音を立てて腕が、指先が動いて湯を自らの身体に流す。
その仕草だけで視線が誘われ、いつの間にか豊かな半球を見ているかもしれない。