2017/12/08 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にエズラさんが現れました。
エズラ > 「ふ、う、う~~……――」

夜の露天風呂。
宿泊客の姿もすっかり消えた頃合である。
湯殿に首まで浸かっている男が、喉の奥から心底気持ち良さそうな声を漏らす。

「沁みるぜ……たまらねぇな、冬の風呂はよ」

今日の仕事は酒場の用心棒。
喧嘩っ早い酔客達を適当にあしらうといった荒事は実に自分向き。
店が閉まると同時に日当を受け取り、こうして身体を温めに来たのである――