2017/10/13 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にチェシャ=ベルベットさんが現れました。
チェシャ=ベルベット > 先日、ル・リエーの水遊場へ遊びに行った際、ふざけて溺れかけてしまったチェシャ。
連れてきてくれたパトリックが居たから助かったものの、
海でも泳ぎの練習をしたのに情けない限りだと落ち込んでしまったのだ。

だからまぁ水になれるために嫌いな風呂場を借りて
水に慣れようとしているわけで、温めの混浴露天風呂にて
一人肩まで浸かっては顔を水につけようとしてみたりする。

が、駄目。どうしても水が苦手で顔をつけるのをためらってしまう。

チェシャ=ベルベット > 猫は生来水嫌いだ。それは猫のミレーであるチェシャも変わらない。
風呂でも水遊場でも本当は嫌で仕方ないのだが
綺麗に身支度をすれば主人や多くの人にかわいがってもらえるゆえ、
しょうがなく体を洗うために湯に浸かる。

まぁでも、この温泉の温度は比較的心地よい。
水に顔をつけられないことをとりあえず棚上げしぐでーと湯の中に浮かぶ。
いっそ猫の姿になって泳いでやろうかとも思ったが
それはマナーのなっていないどこぞのバカ犬っぽく見えるから止めておく。

チェシャ=ベルベット > ぶくぶくぶく、と湯の中に沈みかけてはっと身を起こす。
危うく土左衛門になるところだった。
猫の水死体なんぞ出たら、ここの温泉宿にもいい迷惑だろう。

結局水に慣れることはあんまりできなかったのだが、
とりあえず長湯しても仕方なし、すたすたと風呂から上がって去っていった。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からチェシャ=ベルベットさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にシドさんが現れました。
シド > 獅子の形に掘られたレリーフは滔々と湯を注ぐ。綺麗にカットされた岩棚で囲まれた温泉へと流れていく。
そこに浸かるは一人の青年。
長い銀の髪房を後頭部で縛り上げたポニーテール姿にて、筋骨盛り上がる肩と腕を湯縁にと預けてゆったりと背を預けていた。
葡萄色の眸が眺める先は暗雲から時折顔を覗かせる琥珀の如き輝き放つ月。
時折唇にと運ぶのは東方で造られた清酒。徳利という珍しき形の容器から、小さな銚子へと注ぎながら月を肴に酒を嗜む。

「ふぅ……。」

吐く息も熱い。日々の政務に疲れた身ではこの湯殿が癒やしの一つ。今は何もかも忘れて静かに憩いの時を過ごすのみ。