2017/08/21 のログ
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にヴァルファルニフルさんが現れました。
ヴァルファルニフル >  祝宴の時の警備に駆り出されたときの緊張感と、祝宴終了の準備とかたづけなど日常に戻るためには十日以上かかった。この数日はなにごともなく、通常の王都のパトロールと通報の整理。それと通常訓練。それだけで終わっている。一息つけた気がしてゆっくりとするために、ここの水浴場にやってきた。

 平日に休日をとれたためか、まだ明るい時間だけど人はいない。以前来た時はもうすこし雑多な感じがしたはずだけど。

 脱衣所で服をぬぐと大き目のバスタオルを体に巻き付けて歩いていく。自分では気づかないけれど、女性としては大股でガッシガッシと歩いていく。音を立てて入り口を開けると、外は開放的な露天風呂、おまわず、天を仰いで息を吸い込む。胸がバスタオルの下で張っていくような気持ちで、気持ちよく岩場を歩いていく。

ヴァルファルニフル >  周りを見回しても人がいない。バスタオルを巻いているのがバカのように思えて、バスタオルをとって岩場に置く。お湯に手を差し入れてチャポチャポと揺らすとすこし熱めのお湯で手のひらがすこし気持ちいい。

 すこし歩いて、岩場の下にお湯が小さな滝のように流れているところまでくると、そばにある湯桶にお湯をためて、肩から掛け湯を流す。この数週間の疲れが一気に癒えていくような気がする。右肩から、左肩から、順番に数度お湯を体にかけると、すこしづつ、身体がお湯の温度に慣れるように体温が上がっている。

 湯桶にためたお湯とそばにあった泡立つ液を手に取って、肩から胸にかけて塗り付けていく。乳房の下に手を入れて持ち上げるようにしながら、自分の肌理の細かい肌を感じるとうれしくなる。お腹から背中へと泡立つ液を塗り付けて、肩からまたお湯を流す。体の汚れが流れていき、触った肌はつるつるしている。

ヴァルファルニフル >  頭からザブンと湯桶でお湯をかける。金髪が体にくっついてベタっとなるのは気持ち悪いけれど、髪専用の香りの違う泡立つ液体を髪の毛先からゆっくりと泡立てながら、根本までまんべんなく塗っていく。髪を梳くようになんども丁寧に髪を傷めないように気を使いながら洗っては泡を洗い流していく。

 すこし軽く絞るような、傷めないように気を使いながら水けを取って後ろに軽く編み上げる。タオルがないのに気づいて、バスタオルよりもうすこし小さめのもの。振り向くとまた大股で歩いていく。だれも見ていないのはわかっているからなにも恥ずかしいことはない。

 岩場の入り口から少し出たところに数枚のタオルが大きさ別に並べてある。バスタオルほどじゃないけど、すこし大き目のタオルを手に取ると、髪に巻き付けながら、また岩場へと戻っていく。

ヴァルファルニフル >  透明感のあるお湯は美しくてすこし日差しにキラキラしている。濁っている温泉のほうが肌に効果があるような気がするけれど、キラキラした透明なお湯の中に体をそっと入れると、肌をお湯がやんわりと刺激しているような気持ちでその透明なお湯が体に染みていくような気持ちになりながら腰を落として体をすべてお湯の中へ。

 先ほどの泡立つ液体のおかげでつるつるの腕をそっと触るときもちいい。なんども撫でていくようしながら、なんだか日ごろ美しさなどとは無縁だと思っているあたしでも、きれいな女に今、なっているような気がする。

 岩に頭をのせて体全体をお湯の中につけると、真っ白なあたしの肌がほんのりと赤みを帯びながら、乳房がぷかりと浮かんでている。体をすこし動かしてみるとピンクの乳首の先が湯舟にすこしだけ浮いたまま重みと軽さの両方を感じて、風船のようにゆらゆらと波立っている湯舟の上で浮いている。

 お湯の中ですこし大きく脚を広げながら、うっとりした顔つきで目を閉じて、透明なお湯が肌に染みているのをじっと感じている

ヴァルファルニフル > 体がじわじわと火照ってくる感じにすこしぼうっとなりながら、お湯の中から出した手のひらで頬を少し叩いて、押さえつけるようにして頬の滑りが滑らかなことに満足している。

 体中が火照ってきて、赤みを帯びてきた。すこしぼうっとした頭のまま立ち上がると、ゆっくりと岩場に足を踏み出す。うつむき加減にゆっくりと気持ちよさをこのまま持続させていたいような、そんな気持ちでいつもより内股になりながら、岩場を歩いていく。お湯が体を流れるように伝いながら、岩場からでたところにあるタオルでゆっくりと体を拭いていく。すこしふかふかなタオルに顔を沈めて、ぎゅっと押さえる。余分な水分が染みこんでいく。

 胸の下から持ち上げるようにしながら別のタオルをとると、押し上げるようにして体を拭いていく。いつもの自分ならいら立つような緩慢な動きもお風呂上りの気持ちよさにはかなわない。

 通路はすこし胡乱な目をしたまま裸で歩いていく。脱衣所で服を着替えると、さっぱりした気持ちで水浴場をあとにした。

ご案内:「九頭龍の水浴び場」からヴァルファルニフルさんが去りました。
ご案内:「九頭龍の水浴び場」にシドさんが現れました。
シド > 夏でありながら今宵は澄んだ空気が天穹に広がる。眩いばかりに輝く琥珀の光は湯気にも遮らず湯面に水月と揺らめいた。
それを肴に飲むのは清酒。何度飲んでも咽喉焼けるかの強い刺激になれず、唇を湿らすようにしか飲めないが。
それでも肩まで浸かる湯と酒で、内外共に暖められる心地に気分は至極良い。

「ふぅ……」

空になった銚子を盆に預け。背中に纏う銀髪を纏いあげた後は、背中を預けるにいい塩梅の岩縁に身を預けて首筋まで浸す。
至福の一時は静かに。額に伝わる汗ごと前髪を無造作に掻き揚げる以外は大仰な動きをせずに彫像の如く湯に浸かっていた。